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助産院の章

9.わたしあかちゃん これからでようとおもうの

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 妊婦ライフ最終盤、来週は予定日だーというところで、助産院に健診へ。
 その前の週でも、順調で、予定日通りっぽいねーという見立てだったのですが、その日も予定日まで出てこないんじゃないかな~とのお言葉に安心して帰宅。
 赤ちゃん用品を作ろうかなと、アフガン作成の用意をいそいそと。
 生地をアイロンがけして、裁ち落とし、明日はミシンというところまで準備して就寝。

 目覚めの朝。
 相変わらず、鼻づまりで寝不足でだるい。
 お手洗いに行くと…。あれ?なんか茶色いのが…。
 お、おしるし?
 でも、お腹痛くないな?
 取りあえず、朝食。
 いやいや、予定日はまだ来週。
 おしるしの後、すぐに陣痛がくると限らないし……。
 ごはん食べ終わってなんかお腹が痛い気が…。
 あ、こりゃだめだ、前回に照らし合わせると、産まれるような気が~。
 入院準備品を車に積み込む準備を行う。
 どんどんお腹痛くなる。
 こりゃもうイカンなぁと、助産院に電話。
 陣痛10分毎になったら来てとのこと。

「ん~、多分まだだと思うけど~。」と助産師さん。

 私もまだだったらどんなに良いと思ったか。
 まだもう少し赤子用品作りたかったのになあ。

 さて、仕上げていないアフガン、どうしようか……。
 ホントはバイアステープで縁仕上げしたかったんだけどな。
 もう時間がねーよ、チクショーが!
 縁の直線縫いだけで仕上げ。1枚生地じゃない方式で良かったわ。三つ折り縫いやってる時間ねーもんよ。
 生地裏表にして重ねて縫って表に返して縁縫って…。
 痛む腹をだましつつ、なんとか縫い上げ、さて出来た!
 完成度低くても、出来ないよりは良いよね!
 さて、一息ついて。お茶をして。
 小仕事の次の大仕事。ぐえ~イテテテ。
「パパー10分毎になったよ~。上の子ちゃん連れて行こう~。」

 助産師に今から行くと連絡して。
 さぁて、でっけえの出しにいくぞ~~~~!
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