適正異世界

sazakiri

文字の大きさ
上 下
104 / 129

第91話

しおりを挟む
「ルナちゃん?いる?」
「いますよ」
「ほんとに?」
「います」
私の名前は桜川千雪。
今、私は指名手配されています!

「では…ここで問題です!」
「ちょっとっ!…チユキさん!」
「なに?」
「うるさいですよ」
「ごめんなさい」

それでは…気を取り直して、私の頭の中からお送りいたします!
私達は今!どこにいるでしょうか…?

はい!時間切れです!

正解は…………ここです!なんかの箱の中でした!

皆は分かったかな?

それでは…次回にまたお会いしましょう!ではでは~

「はぁ…」
何やってるんだろ…
ついに頭がおかしくなったのかも…

「チユキさん?」
「なに?」
「ここにずっと居る気ですか?」
「え……ま、まぁその気だけど…」
「まずくないですか……?」
「確かに…」

別に私だって、ここで永遠に逃走を続けるとは思っていない。
でも…見つかった時が怖い!
ここって異世界だからさ、処刑とかされるのかな……

「私によい策がありますよ」
「え!」
「うるさいです」
「ご、ごめん」
ルナちゃんに策?
これはなにか希望の光的なやつ?!
まぁこれは私が策なんて考えていないのがダメなんだけど…

「で、なにかあるの?」
「はい」
「どうぞ」
「私が乗って来た物があります」
「あ、なるほど」
そう。ルナちゃんはここに商売をしに来ていたのだ。
それが原因でトウマと知り合ったみたいだけど…

「ここからどれぐらい?」
「徒歩一時間ぐらいですね」
「いける!」
「うるさいです」
「ごめん」
同じパターンの繰り返し。
しかし、まさかの徒歩で行ける距離!
そして一時間!
これは絶好のチャンスと言わざるえない。

「じゃあ出版しよう!」
「え…もうですか?」
「え?なにかある?」
「いや…なんでもないです」
絶対なにかあるじゃん…
これぐらい私でも分かる
「なになに?」
「いや…そのっ…こーゆうのって夜とかが良いんじゃ?」
「あ…確かに」
「しばらく待ちましょう」
「はい」

人の数を気にするとは、ルナちゃん、頭が冴えてるなぁ!
とりあいず夜まで待って、そこから移動することにしよう。
そしてたどり着ければこっちのもんよ!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

妾の子だった転生勇者~魔力ゼロだと冷遇され悪役貴族の兄弟から虐められたので前世の知識を活かして努力していたら、回復魔術がぶっ壊れ性能になった

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
◆2024/05/31   HOTランキングで2位 ファンタジーランキング4位になりました! 第四回ファンタジーカップで21位になりました。皆様の応援のおかげです!ありがとうございます!! 『公爵の子供なのに魔力なし』 『正妻や兄弟姉妹からも虐められる出来損ない』 『公爵になれない無能』 公爵と平民の間に生まれた主人公は、魔力がゼロだからという理由で無能と呼ばれ冷遇される。 だが実は子供の中身は転生者それもこの世界を救った勇者であり、自分と母親の身を守るために、主人公は魔法と剣術を極めることに。 『魔力ゼロのハズなのになぜ魔法を!?』 『ただの剣で魔法を斬っただと!?』 『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ……?』 『あいつを無能と呼んだ奴の目は節穴か?』 やがて周囲を畏怖させるほどの貴公子として成長していく……元勇者の物語。

逃げるが価値

maruko
恋愛
侯爵家の次女として生まれたが、両親の愛は全て姉に向いていた。 姉に来た最悪の縁談の生贄にされた私は前世を思い出し家出を決行。 逃げる事に価値を見い出した私は無事に逃げ切りたい! 自分の人生のために! ★長編に変更しました★ ※作者の妄想の産物です

型録通販から始まる、追放令嬢のスローライフ

呑兵衛和尚
ファンタジー
旧題:型録通販から始まる、追放された侯爵令嬢のスローライフ 第15回ファンタジー小説大賞【ユニーク異世界ライフ賞】受賞作です。 8月下旬に第一巻が発売されます。 300年前に世界を救った勇者達がいた。 その勇者達の血筋は、三百年経った今も受け継がれている。 勇者の血筋の一つ『アーレスト侯爵家』に生まれたクリスティン・アーレストは、ある日突然、家を追い出されてしまう。 「はぁ……あの継母の差し金ですよね……どうしましょうか」 侯爵家を放逐された時に、父から譲り受けた一つの指輪。 それは、クリスティンの中に眠っていた力を目覚めさせた。 「これは……型録通販? 勇者の力?」 クリスティンは、異世界からさまざまなアイテムをお取り寄せできる『型録通販』スキルを駆使して、大商人への道を歩み始める。 一方同じ頃、新たに召喚された勇者は、窮地に陥っていた。 「米が食いたい」 「チョコレート食べたい」 「スマホのバッテリーが切れそう」 「銃(チャカ)の弾が足りない」 果たして勇者達は、クリスティンと出会うことができるのか? ・毎週水曜日と土曜日の更新ですが、それ以外にも不定期に更新しますのでご了承ください。  

転移したらダンジョンの下層だった

Gai
ファンタジー
交通事故で死んでしまった坂崎総助は本来なら自分が生きていた世界とは別世界の一般家庭に転生できるはずだったが神側の都合により異世界にあるダンジョンの下層に飛ばされることになった。 もちろん総助を転生させる転生神は出来る限りの援助をした。 そして総助は援助を受け取るとダンジョンの下層に転移してそこからとりあえずダンジョンを冒険して地上を目指すといった物語です。

司書ですが、何か?

みつまめ つぼみ
ファンタジー
 16歳の小さな司書ヴィルマが、王侯貴族が通う王立魔導学院付属図書館で仲間と一緒に仕事を頑張るお話です。  ほのぼの日常系と思わせつつ、ちょこちょこドラマティックなことも起こります。ロマンスはふんわり。

死亡エンドしかない悪役令息に転生してしまったみたいだが、全力で死亡フラグを回避する!

柚希乃愁
ファンタジー
『Blessing Blossom』という大人向けの恋愛シミュレーションRPGゲームがあった。 いわゆるエロゲ―だ。 その中に登場する公爵家長男レオナルド=クルームハイト。 あるときゲーム内のキャラクターであるはずの彼は、今の自分ではないもう一つの記憶を思い出す。 それはこの世界とは別の世界のもの。 その記憶の中で、彼は今自分がいるのがゲームの世界だということを知る。 しかもレオナルドは、ヒロインのどのルートに進んでも最後は死亡してしまう悪役令息で……。 ゲーム本編開始までにはまだ時間がある。 レオナルドは記憶を頼りに死亡回避のために動き出す。 自分にできることをしよう、と。 そんなレオナルドの行動は少なからず周囲に影響を与えていく。 自身の死亡回避、そして悠々自適なスローライフという目標に向かって順調に進んでいるかに見えたレオナルドだが、ある事件が起きる。 それはゲームにはなかったもので……。 ゲームと今レオナルドが生きている現実で展開が違っているのだ。 この事件をきっかけにレオナルドの考え方は変わっていくこととなる。 果たしてレオナルドは死亡エンドを回避できるのか―――。 *念のためのセルフレイティングです。 10/10 男性向けHOTランキング3位! 10/11 男性向けHOTランキング2位! 10/13 男性向けHOTランキング1位! 皆様お読みくださりありがとうございますm(__)m 11/4 第一章完結 11/7 第二章開始

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

二人の転生伯爵令嬢の比較

紅禰
ファンタジー
中世の考えや方向性が強く残る世界に転生した二人の少女。 同じ家に双子として生まれ、全く同じ教育を受ける二人の違いは容姿や考え方、努力するかしないか。 そして、ゲームの世界だと思い込むか、中世らしき不思議な世界と捉えるか。 片手で足りる違いだけ、後は全く同じ環境で育つ二人が成長と共に周りにどう思われるのか、その比較をご覧ください。 処女作になりますので、おかしなところや拙いところがあるかと思いますが、よろしければご覧になってみてください。

処理中です...