適正異世界

sazakiri

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第66話

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「ここって心霊スポットだっけ?」
とりあいず再確認してみる
「知らないわよ」
「てか…本当にでるの?」
「でるらしいよ」
「まじか…」
「怖いですね…」
「お前らは大丈夫だろ」
「まーね」
他人事すぎるだろこいつ。
状況整理を行おう。
まず、俺は新しい方の部屋を選んだ。
そして、そこが心霊スポットだった。終わり

「じゃあ私たち行くわね」
桜川とルナが立ち去ろうとする。
「待てよ」
「なに?」
「あの…そのゴーストさんは穏便な方なの?」
「さぁ?」
「知らないと?」
「一つ聞いた話だけど…」
「なんだ?」
「結構騒がしいらしいよ」
「騒がしい?」
「そう」

騒がしいってなんだよ?
普通、幽霊的なやつって暗い静かな所が定番だろ?
もう真逆の攻め方してきてるじゃん…

「じゃあ私たち行くから」
「おう…」
「どうしたの?元気ないわね」
「そりゃそうだろ」
「大丈夫よ!私が保証するわ」
「期待しないでおく」
「じゃあまた明日ここで」
「了解だ」

そうして俺たちは分散する。
明日の朝はここのロビー集合らしい。

まぁ今日は色々あったし、早く寝るか…

「ここか…」
エレベーターを使って6階についた。
てか思い返してみると…エレベーター?
この世界にもあるのかよ…

この世界は発展しているのか分からん所がしばしある。

「部屋番号は226号室っと」
俺が今から泊まる部屋は226号室だ。
そう。ここが噂のゴーストルームってやつだ。

「おじゃまします」
とりあいず、居られることは聞いているので挨拶をする
まぁ普通に考えたら何してんだ?って感じだけど…
俺はこういうのはちゃんとやるタイプだ。

「ん?」
ちょっと待て。
荷物をおいて少し冷静になる。

なんで俺怖がらないの?

普通に考えたらそうじゃね?
わざわざゴーストさんに挨拶しに行くバカいる?
まぁ俺なんだけど…

多分疲れすぎてそこまで頭が回らなかったのだろう…
そんなことある?とは俺も思うが…

ドンドン

ドアの外からノック音が聞こえる。
もしかしてゴースト様がお帰りになられた?
なら開けない方がいいのでは…?

でもこーゆうのってに怒らせないようにしないと…
あとで何されるか分からんからなぁ



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