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第64話
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「ここか?」
「そうよ」
しばらく歩いたあと、目的地に到達することができた。
普通の人なら、それぐらいで大袈裟と思うかもしれない
しかし俺はたどり着いたことに感動している。
やっぱりリングって有能だな。
まじでこの方向音痴を導いたの偉すぎる。
お陰でこっちも今日は早く休息がとれそうだ。
「じゃあ私が受付の人に聞いてくるから」
「「了解」」
俺とルナは桜川に返事をかえす。
つまり、俺とルナはここで待ってるってことだ。
しかし、あいつはこういう時には役に立つよな。
俺は人と話すのはそんなに得意じゃないからな…
こんな感じで率先してやれるやつが居ると助かる。
「トウマさん?」
「なんだ?」
「あの…」
「なんだよ?」
ルナがなにか言いたそうな感じをみせる。
「これって1人一部屋なんですかね?」
「そうじゃね?」
「そうですか…」
「あぁ…」
え?どうしたの?ルナさん
これあれか?一緒に寝てください的なやつか?
まぁルナもまだ幼いからな…
一人で寝るのは怖いのかもしれない。
「どうしたんだ?」
「いやっ…その」
「なにかあるのか?」
「私ですね…」
「あぁ」
「ギル持ってないんですよ…」
「知ってる」
「えぇ?!」
驚いた表情を見せるルナ
まぁでも本当のことだしな…
いきなりこんな冒険始まってるんだから、しょうがない
ん?でも待てよ…
こいつ最初から家出しにきたんだよな?
なのに持ち金ゼロ?
えぇ…そんなことある?
あれですか?かわいい見た目して策略家なのか?
でもこいつの家って農家だったはず…
つまり所持金をそんなに持っていなくても怪しくないと
しかもだ。これは俺が早とちりしているだけなのでは?
ルナは一言もギルがゼロとは言っていない。
もしかしたら…ホテルに泊まれる金額がない。
って言うことなのかもしれないのだ。
まぁこんなの俺の憶測にしか過ぎないが
「トウマさん?」
「なんだ?」
「私のこと勘違いしてません?」
「してないよ」
こいつ心読んでるだろ。
悟っとるて…
「ほんとに?」
「おう」
「ならいいですけど…」
こいつ絶対信用してねぇ…
意外と勘が良いのが怖いところだ。
「お待たせ~」
そんな話をしていたら、桜川はこちらに向かってくる。
「部屋はとれたか?」
「とれたはとれたんだけど…」
「なんだ?」
これ絶対なんかあるじゃん…
部屋が一つ系ですか?ラブコメかよこれ
でも休息はとらないと、明日からの旅が…
「そうよ」
しばらく歩いたあと、目的地に到達することができた。
普通の人なら、それぐらいで大袈裟と思うかもしれない
しかし俺はたどり着いたことに感動している。
やっぱりリングって有能だな。
まじでこの方向音痴を導いたの偉すぎる。
お陰でこっちも今日は早く休息がとれそうだ。
「じゃあ私が受付の人に聞いてくるから」
「「了解」」
俺とルナは桜川に返事をかえす。
つまり、俺とルナはここで待ってるってことだ。
しかし、あいつはこういう時には役に立つよな。
俺は人と話すのはそんなに得意じゃないからな…
こんな感じで率先してやれるやつが居ると助かる。
「トウマさん?」
「なんだ?」
「あの…」
「なんだよ?」
ルナがなにか言いたそうな感じをみせる。
「これって1人一部屋なんですかね?」
「そうじゃね?」
「そうですか…」
「あぁ…」
え?どうしたの?ルナさん
これあれか?一緒に寝てください的なやつか?
まぁルナもまだ幼いからな…
一人で寝るのは怖いのかもしれない。
「どうしたんだ?」
「いやっ…その」
「なにかあるのか?」
「私ですね…」
「あぁ」
「ギル持ってないんですよ…」
「知ってる」
「えぇ?!」
驚いた表情を見せるルナ
まぁでも本当のことだしな…
いきなりこんな冒険始まってるんだから、しょうがない
ん?でも待てよ…
こいつ最初から家出しにきたんだよな?
なのに持ち金ゼロ?
えぇ…そんなことある?
あれですか?かわいい見た目して策略家なのか?
でもこいつの家って農家だったはず…
つまり所持金をそんなに持っていなくても怪しくないと
しかもだ。これは俺が早とちりしているだけなのでは?
ルナは一言もギルがゼロとは言っていない。
もしかしたら…ホテルに泊まれる金額がない。
って言うことなのかもしれないのだ。
まぁこんなの俺の憶測にしか過ぎないが
「トウマさん?」
「なんだ?」
「私のこと勘違いしてません?」
「してないよ」
こいつ心読んでるだろ。
悟っとるて…
「ほんとに?」
「おう」
「ならいいですけど…」
こいつ絶対信用してねぇ…
意外と勘が良いのが怖いところだ。
「お待たせ~」
そんな話をしていたら、桜川はこちらに向かってくる。
「部屋はとれたか?」
「とれたはとれたんだけど…」
「なんだ?」
これ絶対なんかあるじゃん…
部屋が一つ系ですか?ラブコメかよこれ
でも休息はとらないと、明日からの旅が…
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