適正異世界

sazakiri

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第24話

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「あったぞ…」
ついに武器屋を見つけたのだ。
この街はバカ広いせいで見つけるのにはかなり時間がかかった。

「いらっしゃい!」と店主が迎えてくれる
「大将!この店で一番強い武器をくれ!」
「一番強い武器?」
「そうだ」
「あんた役職は?」
「役職?」
「役職を知らねぇのか?」
「あぁ」
「役職を知らねぇやつがいるとはな…」
「教えてくれ役職ってやつを」
「しょうがねぇな」
「恩にきる」

大将の説明を受けて俺は初めて役職の存在をしった。
簡単に説明するとこうだ。

この世界には主に二つの分類に分けられる。

一つ目は家業職

これは農業など自分で作ったものを店に出し、お金を稼ぐという仕事だ。

二つ目が護衛職

これは街の住民の安全を守るために警護にあたる仕事だ。

そしてこの護衛職の中に魔術師や剣士という役職があるのだ。

「話しは分かった」
「で、お前さんの役職はなんだ?」
「俺は役職には属していない」
「……どうゆうことだ?」
これはこいつはなにを言ってるんだという顔だな。
「おれは旅人だ。」
「旅人?」
「ある魔物を殺さなきゃならないんだ」
「なるほどな…」
納得してくれた様子だ。
「じゃあ武器を譲ってくれ」
「それはできねぇ」
「なんでだ?」
「俺は同じ武器は作らねぇ」
「つまりどうゆうことだ?」
「客の顔を見てから作るってことだ」
なるほど、この店主は個人にあった武器をそれぞれ作ってくれるということか。
「じゃあ大将!俺に合った武器をたのむ」
「おう!」
「ちなみに時間はどれくらいかかるんだ?」
「最低で1日だ」
「1日か…」
まぁ予想は出来ていた。
武器を作るために1日なら早い方でもあるだろう。
「お前さん名前は何て言うんだ?」
「透真だ」
「トウマか」
「あぁ」
「ちなみにギルはどれくらいある?」
「ギルなら心配はいらない」
「なに?」
「最高の武器を作ってくれ」
「面白いやつだな」
「じゃあ頼むぜ大将!」
「おう!」
大将に武器の依頼をすることに成功した。学校
そして店を出ようとしたその時

「ごめんくださいー」と誰かが入ってきた。

「いらっしゃい」と大将が返す
「へー結構人来るんだな」
と俺は関心する。

「え?!」と俺は驚く。なぜなら

店に入ってきたやつは俺と同じ学校の制服を着ていたからだ。
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