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1章 学園
10話 殺生
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そして俺もみんなの後を追う。そして、俺が4階に着くと、未来がオークと交戦中だった。未来は風魔法を使って戦っていたが、相手は3体。多勢に無勢で徐々に追い込まれている。
「未来っ!」
俺は咄嗟に持っていた剣を1匹に向かって投げる。そしてその剣で一体のオークが、頭を貫かれて死亡。そして残り2体。
『……さっき調理室にいた奴らの仲間のようですね。女ばかりで美味しそうだと思ったのでしょう』
『なるほどな。未来に発情するとは……即死刑だな』
俺は未来の後ろに停滞している全員を飛び越え、未来の横をすれ違い、さっき倒したオークから件を引き抜く。
そして、その感情の昂りのまま、2体のオークを斬り殺す。
その時に血がついてしまった。
『……ならば生活魔法のクリーンを取得することをおすすめします』
『分かった』
これは既存の魔法のようで、対して想像する必要もなかった。それに名前の通りで効果も少ないからな。
「【クリーン】」
俺は取得した魔法を早速使用していく、体についた血を払う。
そして倒したオークをインベントリに収納して、ついでに出ていた宝箱も収納する。
そして【クリーン】を使って血が着いた床を掃除する。
「よし、これでいい。ついてこい。この先の茶道室にはオークがいない。気づかれる前に急ぐぞ。でも走って音を立てるな。たったそれだけでもオークは察知してくる」
俺から言われた通りに、全員が早足だが、そこまで音は立ててない。
そして俺たちは中に入る。中は畳でこの人数で入っても問題ないくらい広かった。
『……マスター全員突然の事態に驚いて、緊張しているようです』
『そうか、なら緊張をほぐす魔法を使った方がいいな』
『……それなら【闇魔法】を取得した後に、そこから新たな技を創造した方がいいと思います』
『分かった』
俺は【闇魔法】を創造する。この魔法はヘラたちのだと、初級、中級、上級など、階級分けされているそうだ。
俺はそれを全てまとめて1つにする。内容は既存のものと同じで、相手に対するデバフ、精神に対する魔法、単純に闇系の攻撃。
俺はそれを創造する。
「【闇魔法】【マインドケア】」
そして魔法を使う。名前の通り精神をケアする魔法だ。これを全員に対して使う。勿論、未来にもね。
魔法の効果で、全員落ち着いたようだ。
「全員、一旦腰を下ろしてくれ。とりあえず、今の状況を説明したい」
俺がそう話すと、精神が落ち着いているせいか、あっさりと俺の意見を聞きいれてくれた
そして俺はゆっくりと説明を始めた。
ここは異世界なこと
神のミスでやってきたこと
オークが襲撃してきていること
レベルを1上げるとこの世界に適応できること
本当に全て説明した。流石に俺が神の一族なった話や、それ以外の関係ない話はしてないけど。
「ねぇ、質問をしていい?」
「別にいいぞ。ええと」
「桜よ。森崎桜一応あなたと同じ学年なんですけどね」
「そうなのか?それは失礼だったな」
俺は目の前にいる森崎さんを見てこの人があの人か。と納得した。
森崎さんは女子の中でも一際美人で、学年問わず、告白を受けていたとか。そして運動もできるため部活の勧誘も多いそうだ。でも森崎さんは料理部一筋だそうだ。それが更に森崎さんの女子力をあげるきっかけになったそうだ。
そして学年問わず告白を受けるだけあって、プロポーションも見事なものだ。太っているわけでもないのに体全体はムッチリしていて、綺麗な曲線美を描いている。そして顔立ちも同じ人とは思えない美しさだ。
「場違いな話なのは分かっているのだけど……。未来の肌がすべすべになっているようなんだけど、気のせいなの?よく見るとあなたもだけど……」
『な、何?そうなのか?ナギサ!』
『……はい、この世界の人間は一定の種族を覗き、無駄毛は生えていないそうです。なので違和感を無くすため、無駄毛を永久に生えてこなくしたそうです。それと、レベルが上がると、その者の適性がある魔法の色の髪の色になるそうです』
「この世界の人は基本、無駄毛は生えてないそうだ。だから、神様は調整のため、無駄毛を永久に生えてこないようにしているそうだ。それと髪の毛の色も変わる人は変わるらしい」
俺がそう言うとこの場の女子が、実質全員が食いついた。
いつの時代も女は美容のことを考えているのは本当だな。
しかし、レベル上げしたかったのはこちらも同じなので、非常に助かる。
個人的には未来と一緒にさっさと逃げてもいいのだが、そうすると未来が大好きな料理部のみんなが助けられなくなる。そうすると未来に未練が残るのは確実だ。
『……マスター、4体のオークが4階に登ってきています』
『4体……。てことはレベル上げられるのは4人か。初めは厳選しないとな』
「ここの中でVRMMO経験者はいるか?」
そう聞くと、8歳くらいのとても小さい子と森崎さん。そして森崎さんと仲よさそうにしていた人の3人が名乗りあげた。
でも少ないな。もう一度聞いてみるか。
「3人か……。この際はっきり言うが、恥ずかしいとかの感情は捨ててくれ。今は1人でも多い戦力が必要なんだ」
俺がそう言うと1人がおずおずと手を挙げた。俺はその子を見てにっこり笑う。
「ありがとう。その勇気のおかげで、救われるよ」
俺は早速全員に説明する。今回は未来には拠点の防衛を頼む。
「俺がスキルでオークを拘束する。だから、ここにある武器でオークの頭を突くんだ」
俺が渡したのは下っ端オークが使っている槍だ。【リペア】を使うと多少いいものそうに見える。後で【チェック】するか。
「ここで殺すのはいやだ、とかは言うな。ここでそんなことしたら「じゃあ私も」とか言って面倒になるのは確実だ。相手は豚だ」
俺は再三言い聞かせ、そろそろ昇ってくるオークを待った。オークは俺たちが来た道とは逆の道から現れる。
談笑をしているようで、俺たちの気配に気づいてない。それは好都合。俺は【魔糸】で4体を拘束する。突然の拘束に驚き、暴れたが、そんなことすれば糸がくい込むだけ。
そして拘束したことを確認して、俺は合図を送る。
そしてそれをいち早く感じ取ったのは例の小さい子だった。俊敏な動きで、オークの頭に槍を突き刺す。
無駄な動作もなく、迷いもない。
ここにいるのだから中学生以上は確定だが、あの身長だと中一だろう。それなのにショックも受けずに、オークを殺せるなんてな。
オークを殺した時にステータスを設定したようで、笑顔で戻ってくる。
「ん!」
そう言って頭を突き出してくる。俺はそれを情景反射でなでてにまう。
そして俺はハッと気づき、声をかける。
「お前……ヤドリギか?」
「ん、それはゲームの名前。本当の名前は松井宿木」
なんか……男っぽい名前だな。本人は幼くて可愛いのに。
そして宿木がやったならと、他の子もオークを少し腰が引けていたが、殺していた。最後に手をあげたが1番時間がかかったがどうにか倒していた。
「うん、それでいいよ。これからも躊躇しちゃダメだよ?そしたらまた殺られるのはこっちになるから」
「未来っ!」
俺は咄嗟に持っていた剣を1匹に向かって投げる。そしてその剣で一体のオークが、頭を貫かれて死亡。そして残り2体。
『……さっき調理室にいた奴らの仲間のようですね。女ばかりで美味しそうだと思ったのでしょう』
『なるほどな。未来に発情するとは……即死刑だな』
俺は未来の後ろに停滞している全員を飛び越え、未来の横をすれ違い、さっき倒したオークから件を引き抜く。
そして、その感情の昂りのまま、2体のオークを斬り殺す。
その時に血がついてしまった。
『……ならば生活魔法のクリーンを取得することをおすすめします』
『分かった』
これは既存の魔法のようで、対して想像する必要もなかった。それに名前の通りで効果も少ないからな。
「【クリーン】」
俺は取得した魔法を早速使用していく、体についた血を払う。
そして倒したオークをインベントリに収納して、ついでに出ていた宝箱も収納する。
そして【クリーン】を使って血が着いた床を掃除する。
「よし、これでいい。ついてこい。この先の茶道室にはオークがいない。気づかれる前に急ぐぞ。でも走って音を立てるな。たったそれだけでもオークは察知してくる」
俺から言われた通りに、全員が早足だが、そこまで音は立ててない。
そして俺たちは中に入る。中は畳でこの人数で入っても問題ないくらい広かった。
『……マスター全員突然の事態に驚いて、緊張しているようです』
『そうか、なら緊張をほぐす魔法を使った方がいいな』
『……それなら【闇魔法】を取得した後に、そこから新たな技を創造した方がいいと思います』
『分かった』
俺は【闇魔法】を創造する。この魔法はヘラたちのだと、初級、中級、上級など、階級分けされているそうだ。
俺はそれを全てまとめて1つにする。内容は既存のものと同じで、相手に対するデバフ、精神に対する魔法、単純に闇系の攻撃。
俺はそれを創造する。
「【闇魔法】【マインドケア】」
そして魔法を使う。名前の通り精神をケアする魔法だ。これを全員に対して使う。勿論、未来にもね。
魔法の効果で、全員落ち着いたようだ。
「全員、一旦腰を下ろしてくれ。とりあえず、今の状況を説明したい」
俺がそう話すと、精神が落ち着いているせいか、あっさりと俺の意見を聞きいれてくれた
そして俺はゆっくりと説明を始めた。
ここは異世界なこと
神のミスでやってきたこと
オークが襲撃してきていること
レベルを1上げるとこの世界に適応できること
本当に全て説明した。流石に俺が神の一族なった話や、それ以外の関係ない話はしてないけど。
「ねぇ、質問をしていい?」
「別にいいぞ。ええと」
「桜よ。森崎桜一応あなたと同じ学年なんですけどね」
「そうなのか?それは失礼だったな」
俺は目の前にいる森崎さんを見てこの人があの人か。と納得した。
森崎さんは女子の中でも一際美人で、学年問わず、告白を受けていたとか。そして運動もできるため部活の勧誘も多いそうだ。でも森崎さんは料理部一筋だそうだ。それが更に森崎さんの女子力をあげるきっかけになったそうだ。
そして学年問わず告白を受けるだけあって、プロポーションも見事なものだ。太っているわけでもないのに体全体はムッチリしていて、綺麗な曲線美を描いている。そして顔立ちも同じ人とは思えない美しさだ。
「場違いな話なのは分かっているのだけど……。未来の肌がすべすべになっているようなんだけど、気のせいなの?よく見るとあなたもだけど……」
『な、何?そうなのか?ナギサ!』
『……はい、この世界の人間は一定の種族を覗き、無駄毛は生えていないそうです。なので違和感を無くすため、無駄毛を永久に生えてこなくしたそうです。それと、レベルが上がると、その者の適性がある魔法の色の髪の色になるそうです』
「この世界の人は基本、無駄毛は生えてないそうだ。だから、神様は調整のため、無駄毛を永久に生えてこないようにしているそうだ。それと髪の毛の色も変わる人は変わるらしい」
俺がそう言うとこの場の女子が、実質全員が食いついた。
いつの時代も女は美容のことを考えているのは本当だな。
しかし、レベル上げしたかったのはこちらも同じなので、非常に助かる。
個人的には未来と一緒にさっさと逃げてもいいのだが、そうすると未来が大好きな料理部のみんなが助けられなくなる。そうすると未来に未練が残るのは確実だ。
『……マスター、4体のオークが4階に登ってきています』
『4体……。てことはレベル上げられるのは4人か。初めは厳選しないとな』
「ここの中でVRMMO経験者はいるか?」
そう聞くと、8歳くらいのとても小さい子と森崎さん。そして森崎さんと仲よさそうにしていた人の3人が名乗りあげた。
でも少ないな。もう一度聞いてみるか。
「3人か……。この際はっきり言うが、恥ずかしいとかの感情は捨ててくれ。今は1人でも多い戦力が必要なんだ」
俺がそう言うと1人がおずおずと手を挙げた。俺はその子を見てにっこり笑う。
「ありがとう。その勇気のおかげで、救われるよ」
俺は早速全員に説明する。今回は未来には拠点の防衛を頼む。
「俺がスキルでオークを拘束する。だから、ここにある武器でオークの頭を突くんだ」
俺が渡したのは下っ端オークが使っている槍だ。【リペア】を使うと多少いいものそうに見える。後で【チェック】するか。
「ここで殺すのはいやだ、とかは言うな。ここでそんなことしたら「じゃあ私も」とか言って面倒になるのは確実だ。相手は豚だ」
俺は再三言い聞かせ、そろそろ昇ってくるオークを待った。オークは俺たちが来た道とは逆の道から現れる。
談笑をしているようで、俺たちの気配に気づいてない。それは好都合。俺は【魔糸】で4体を拘束する。突然の拘束に驚き、暴れたが、そんなことすれば糸がくい込むだけ。
そして拘束したことを確認して、俺は合図を送る。
そしてそれをいち早く感じ取ったのは例の小さい子だった。俊敏な動きで、オークの頭に槍を突き刺す。
無駄な動作もなく、迷いもない。
ここにいるのだから中学生以上は確定だが、あの身長だと中一だろう。それなのにショックも受けずに、オークを殺せるなんてな。
オークを殺した時にステータスを設定したようで、笑顔で戻ってくる。
「ん!」
そう言って頭を突き出してくる。俺はそれを情景反射でなでてにまう。
そして俺はハッと気づき、声をかける。
「お前……ヤドリギか?」
「ん、それはゲームの名前。本当の名前は松井宿木」
なんか……男っぽい名前だな。本人は幼くて可愛いのに。
そして宿木がやったならと、他の子もオークを少し腰が引けていたが、殺していた。最後に手をあげたが1番時間がかかったがどうにか倒していた。
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