3 / 56
第三話……契約締結 ~初任務は失敗!?~
しおりを挟む
「ところでお主、モノは相談なのだが……」
「はい、何でしょうか?」
館に戻るなり、老人に問われる。
メイドに出されたお茶の湯気が周囲に香る。
「我々解放同盟軍は、膨大な戦力を持つマーダ連邦軍に苦しめられているのだ。我々と一緒に戦って頂くわけにはいかないだろうか?」
老人は丁寧な口調で誘って来た。
先ほどの食事中に、私は兵士だと告げていたのだ。
『戦い』とは、まさに私の本業でもあった……。
しかし、念の為、副脳に確認をとる。
地球連合軍の軍規違反の可能性があるからだ。
【システム通知】……この世界での行動は、軍の規則に規定がありません。
好き勝手にしてください。
……えらく投げやりな回答が戻って来た。
よって、少し考えるも、申し出を受けることにした。
「ええ、帰るところもありませんし、構いませんよ。ただ……」
「分かっております。あの宇宙船をお返しすればよいのだな?」
意外なことに、私の愛機もクリシュナも引き渡してくれるという。
さらに、
「あと、お給料も必要だろう。高いお金は支払えぬが、とりあえずは日払いでよろしいかな?」
「ええ、構いません」
どうやら、お金もくれるらしい。
私は契約書にサインをする。
副脳が通訳してくれた文面には、どうやら日雇い傭兵契約と記されているようだった。
さらに分ったことは、この少女はライス伯爵家の当主であり、名はセーラ。
この老人は、ライス伯爵家の家宰兼執事で、名はフランツというらしい。
肝心のお給料は、一日当たり25000クレジットと書いてあった。
これは高いのだろうか、安いのだろうか?
皆目見当がつかなかった。
「……では、頼みましたぞ!」
「あ、よろしくお願いします!」
こうして私は、ライス伯爵家に雇われた傭兵となったのだった。
☆★☆★☆
――翌日。
朝食を頂いた後に、フランツさんが今日の仕事を持ってきてくれた。
「カーヴ殿、とりあえずこれをお願いしますぞ」
「なんでしょうか?」
フランツさんに要請された用件とは、この星の野生生物の排除であった。
この惑星はアーバレストといい、未開拓地がおよそ98%もあるらしいのだ。
これを排除し、農業プラントを敷設したいらしい。
「このスペース・バイソンという野生牛を狩ればいいのですね?」
「そうです! 是非お願いしますぞ!」
モニターにて説明された地図によると、この野生牛が荒野の開発を邪魔しているとの事。
初仕事が牛の退治とは拍子抜けだが、給料分の働きはするべきだった。
「武器はとりあえず、これしかありませぬが……」
「ええ、なんでも構いませんよ!」
「できれば、肉も手に入れてくだされ!」
「任せてください!」
私は、この世界でのはじめての仕事に意気揚々とする。
しかし、手渡されたのは、レトロな火薬式の小口径銃だった。
まぁ、牛を相手にするだけだ。
なんでも大丈夫だろう。
☆★☆★☆
――三時間後。
拍子抜け……、なんて思ったのが甘かった。
現地で出くわした牛は、全長12m、全高6mもある巨大なものだった。
しかも、数十頭で群れをつくっていたのだ。
――ダン
とりあえず、遠くから頭を狙って撃ったのだが、全然効いていない様子。
「モウ!?」
……げ、バレたぞ。
此方に気づいた巨大な牛たちが、土煙をあげ猛然と突進してきた。
「怖ぇぇ!」
私は慌てて乗ってきた内燃機関式のジープに飛び乗り、アクセルを底まで踏みこんだ。
流石に車の方が速いようであり、牛たちから逃げ延びたのだった。
「はっはっは! 駄目でしたか!」
「いや、その……」
どうやら予想していた様で、フランツさんは快活に笑った。
……くそう。
元・地球連合軍のベテラン兵士を舐めやがって。
私は館の中庭におかれている銀白色の愛機から、長砲身ビームライフルを一門取り外す。
そして、この対装甲車用の20mm長砲身を担ぎ上げた。
流石の私の強化繊維ボディーでも、持ち歩くのは辛い重さだった。
ビームライフルを先ほどのジープに乗せ、巨大牛たちのもとに戻った。
そして、見晴らしの良い風下の丘陵に、急場用の二脚銃架を備えた。
急ごしらえの照準器で狙いを定める。
副脳で大気温や風力を測定。
誤差修正を施し、重たいトリガーを引き絞った。
――ダンダンダン
腹の底に響くような重低音が響き、明るい紫色の光弾が巨大牛に吸い込まれる。
簡易の電磁防壁をも貫く、重粒子エネルギー徹甲弾だ。
流石の巨大牛たちも吹っ飛び、その赤赤しい肉体と体液を四散させた。
弾が無くなるまで撃ち尽くすと、高周波ブレードを構えて、弱った牛たちに止めを刺していった。
……任務完了っと!
私は血まみれになった服装で館まで戻り、急いで大型のトラックを借りて、牛たちの肉を館まで持ち帰った。
巨大牛が沢山なので、何往復もかけて次々に急いで運ぶ。
常温で放置しては、すぐに傷んでしまうからだ。
「……おお? やりますな!」
「あはは」
フランツさんに褒められ、私は照れ笑いを浮かべる。
人に褒められるのは嬉しいものだ。
その後は領内の精肉業者が手伝ってくれ、88頭あった牛はすべて回収された。
☆★☆★☆
「この牛の肉は固いのでね、ミンチにして食べるのですよ」
「……へぇ、そうなのですね」
見ている傍から、精肉業者が機械にて次々にミンチ肉に加工してくれる。
この惑星は砂漠と荒野がほとんどで、食糧事情はあまりよくないそうだ。
よって、肉は有難い食料だそうで、喜んで持ち帰ってくれた。
ちなみに、ライス家の大型冷凍庫にも沢山のミンチ肉が運び込まれた。
「お嬢様! しばらくは沢山の肉料理が食べれますな!」
「そうね、フランツ。そしてあのカーヴという男は使えそうね」
二人が遠くでにこやかに話すのが聞こえる。
私の耳は強化聴力が施されているのだ。
どうやら、使える奴だと評価してくれているらしい……。
――その晩。
私は愛機にビームライフルを戻し、油まみれになり愛機の整備を試みる。
【システム通知】……暫定的に飛行が可能と判別されます。
しかし、運用には代替燃料が必要です。
……どうやら、燃料さえあれば再び飛べそうではある。
が、愛機の燃料タンクには、複数の大きな破孔があったのだった。
「はい、何でしょうか?」
館に戻るなり、老人に問われる。
メイドに出されたお茶の湯気が周囲に香る。
「我々解放同盟軍は、膨大な戦力を持つマーダ連邦軍に苦しめられているのだ。我々と一緒に戦って頂くわけにはいかないだろうか?」
老人は丁寧な口調で誘って来た。
先ほどの食事中に、私は兵士だと告げていたのだ。
『戦い』とは、まさに私の本業でもあった……。
しかし、念の為、副脳に確認をとる。
地球連合軍の軍規違反の可能性があるからだ。
【システム通知】……この世界での行動は、軍の規則に規定がありません。
好き勝手にしてください。
……えらく投げやりな回答が戻って来た。
よって、少し考えるも、申し出を受けることにした。
「ええ、帰るところもありませんし、構いませんよ。ただ……」
「分かっております。あの宇宙船をお返しすればよいのだな?」
意外なことに、私の愛機もクリシュナも引き渡してくれるという。
さらに、
「あと、お給料も必要だろう。高いお金は支払えぬが、とりあえずは日払いでよろしいかな?」
「ええ、構いません」
どうやら、お金もくれるらしい。
私は契約書にサインをする。
副脳が通訳してくれた文面には、どうやら日雇い傭兵契約と記されているようだった。
さらに分ったことは、この少女はライス伯爵家の当主であり、名はセーラ。
この老人は、ライス伯爵家の家宰兼執事で、名はフランツというらしい。
肝心のお給料は、一日当たり25000クレジットと書いてあった。
これは高いのだろうか、安いのだろうか?
皆目見当がつかなかった。
「……では、頼みましたぞ!」
「あ、よろしくお願いします!」
こうして私は、ライス伯爵家に雇われた傭兵となったのだった。
☆★☆★☆
――翌日。
朝食を頂いた後に、フランツさんが今日の仕事を持ってきてくれた。
「カーヴ殿、とりあえずこれをお願いしますぞ」
「なんでしょうか?」
フランツさんに要請された用件とは、この星の野生生物の排除であった。
この惑星はアーバレストといい、未開拓地がおよそ98%もあるらしいのだ。
これを排除し、農業プラントを敷設したいらしい。
「このスペース・バイソンという野生牛を狩ればいいのですね?」
「そうです! 是非お願いしますぞ!」
モニターにて説明された地図によると、この野生牛が荒野の開発を邪魔しているとの事。
初仕事が牛の退治とは拍子抜けだが、給料分の働きはするべきだった。
「武器はとりあえず、これしかありませぬが……」
「ええ、なんでも構いませんよ!」
「できれば、肉も手に入れてくだされ!」
「任せてください!」
私は、この世界でのはじめての仕事に意気揚々とする。
しかし、手渡されたのは、レトロな火薬式の小口径銃だった。
まぁ、牛を相手にするだけだ。
なんでも大丈夫だろう。
☆★☆★☆
――三時間後。
拍子抜け……、なんて思ったのが甘かった。
現地で出くわした牛は、全長12m、全高6mもある巨大なものだった。
しかも、数十頭で群れをつくっていたのだ。
――ダン
とりあえず、遠くから頭を狙って撃ったのだが、全然効いていない様子。
「モウ!?」
……げ、バレたぞ。
此方に気づいた巨大な牛たちが、土煙をあげ猛然と突進してきた。
「怖ぇぇ!」
私は慌てて乗ってきた内燃機関式のジープに飛び乗り、アクセルを底まで踏みこんだ。
流石に車の方が速いようであり、牛たちから逃げ延びたのだった。
「はっはっは! 駄目でしたか!」
「いや、その……」
どうやら予想していた様で、フランツさんは快活に笑った。
……くそう。
元・地球連合軍のベテラン兵士を舐めやがって。
私は館の中庭におかれている銀白色の愛機から、長砲身ビームライフルを一門取り外す。
そして、この対装甲車用の20mm長砲身を担ぎ上げた。
流石の私の強化繊維ボディーでも、持ち歩くのは辛い重さだった。
ビームライフルを先ほどのジープに乗せ、巨大牛たちのもとに戻った。
そして、見晴らしの良い風下の丘陵に、急場用の二脚銃架を備えた。
急ごしらえの照準器で狙いを定める。
副脳で大気温や風力を測定。
誤差修正を施し、重たいトリガーを引き絞った。
――ダンダンダン
腹の底に響くような重低音が響き、明るい紫色の光弾が巨大牛に吸い込まれる。
簡易の電磁防壁をも貫く、重粒子エネルギー徹甲弾だ。
流石の巨大牛たちも吹っ飛び、その赤赤しい肉体と体液を四散させた。
弾が無くなるまで撃ち尽くすと、高周波ブレードを構えて、弱った牛たちに止めを刺していった。
……任務完了っと!
私は血まみれになった服装で館まで戻り、急いで大型のトラックを借りて、牛たちの肉を館まで持ち帰った。
巨大牛が沢山なので、何往復もかけて次々に急いで運ぶ。
常温で放置しては、すぐに傷んでしまうからだ。
「……おお? やりますな!」
「あはは」
フランツさんに褒められ、私は照れ笑いを浮かべる。
人に褒められるのは嬉しいものだ。
その後は領内の精肉業者が手伝ってくれ、88頭あった牛はすべて回収された。
☆★☆★☆
「この牛の肉は固いのでね、ミンチにして食べるのですよ」
「……へぇ、そうなのですね」
見ている傍から、精肉業者が機械にて次々にミンチ肉に加工してくれる。
この惑星は砂漠と荒野がほとんどで、食糧事情はあまりよくないそうだ。
よって、肉は有難い食料だそうで、喜んで持ち帰ってくれた。
ちなみに、ライス家の大型冷凍庫にも沢山のミンチ肉が運び込まれた。
「お嬢様! しばらくは沢山の肉料理が食べれますな!」
「そうね、フランツ。そしてあのカーヴという男は使えそうね」
二人が遠くでにこやかに話すのが聞こえる。
私の耳は強化聴力が施されているのだ。
どうやら、使える奴だと評価してくれているらしい……。
――その晩。
私は愛機にビームライフルを戻し、油まみれになり愛機の整備を試みる。
【システム通知】……暫定的に飛行が可能と判別されます。
しかし、運用には代替燃料が必要です。
……どうやら、燃料さえあれば再び飛べそうではある。
が、愛機の燃料タンクには、複数の大きな破孔があったのだった。
10
お気に入りに追加
82
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
「メジャー・インフラトン」序章1/ 7(太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!)
あおっち
SF
脈々と続く宇宙の無数の文明。その中でより高度に発展した高高度文明があった。その文明の流通、移動を支え光速を超えて遥か彼方の銀河や銀河内を瞬時に移動できるジャンプ技術。それを可能にしたジャンプ血清。
その血清は生体(人間)へのダメージをコントロールする血清、ワクチンなのだ。そのジャンプ血清をめぐり遥か大昔、大銀河戦争が起こり多くの高高度文明が滅びた。
その生き残りの文明が新たに見つけた地、ネイジェア星域。私達、天の川銀河の反対の宙域だった。そこで再び高高度文明が栄えたが、再びジャンプ血清供給に陰りが。天の川銀河レベルで再び紛争が勃発しかけていた。
そして紛争の火種は地球へ。
その地球では強大な軍事組織、中華帝国連邦、通称「AXIS」とそれに対抗する為、日本を中心とした加盟国軍組織「シーラス」が対峙していたのだ。
近未来の地球と太古から続くネイジェア星域皇国との交流、天然ジャンプ血清保持者の椎葉清らが居る日本と、高高度文明異星人(シーラス皇国)の末裔、マズル家のポーランド家族を描いたSF大河小説「メジャー・インフラトン」の前章譚、7部作。
第1部「太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!」。
ジャンプ血清は保持者の傷ついた体を異例のスピードで回復させた。また血清のオリジナル保持者(ゼロ・スターター)は、独自の能力を飛躍的に引き上げる事が出来たのだ。
第2次大戦時、無敵兵士と言われた舩坂弘氏をモデルに御舩大(ミフネヒロシ)の無敵ふりと、近代世界のジャンプ血清保持者、椎葉きよし(通称:お子ちゃまきよし)の現在と過去。
ジャンプ血清の力、そして人類の未来をかけた壮大な戦いが、いま、始まる――。
彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。
本格的な戦闘シーンもあり、面白い場面も増えます。
是非、ご覧あれ。
※加筆や修正が予告なしにあります。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる