婚約令嬢の侍女調教

和泉葉也

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第四章 サディスト夫人の嗜虐

地下室の逢瀬(5)

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 五人の衛兵たちは、セレンティアの髪に一人づつ恭しく口付けをしてから、大柄な部隊長らしい男が手枷を外し、それから衣服を脱がせていった。
 首に掛けられた柔らかな縄以外、コルセットや髪飾りまで全てセレンティアから取り外し、衛兵たちも装備を外して牢の外へと置いていき、シャツに手をかけてそれらは籠に入れられて鉄格子の外に置かれた。

 部隊長の合図で黙祷が始まり、五人の衛兵に囲まれたセレンティアは、なるべく動いたり瞬きをしないようにしたが、こんなにも何も身に付けない男たちの姿を見せられると、内心の胸の鼓動を隠せなかった。
 酷くされる事に、心惹かれてしまっている自分が居て、それを素敵な行いと信じてる私が、残虐な行いへの逢瀬を待ち望んでいた。

 ようやく長い黙祷が終わり、部隊長は恵みに対する感謝の言葉を述べ、残りの四人もそれらを復唱してから香油のようなものや、化粧水のような瓶を開けて、全員でセレンティアの身体に塗りたくっていく。
 顔や肌はもちろん、胸や秘芯、ヒップの秘部にさえ指先は差し込まれ、摩擦される乳房と、誰かの親指と人差し指とがそれぞれセレンティアの穴の中に差し込まれては抜かれ続けていく。

「……あっ、ぁっ…。っ、んんっ…」

 ヒップに差し入れられた指が二つに増え、堪えていた喘ぎ声が出てしまった。罰せられるのではないかと怯えたが、衛兵たちは特に気にした様子もなく、身体に香油を塗り続けていた。

 充分に身体が湿り、冷たいはずの牢の床が熱を帯びたように感じられてくると、部隊長は勢いよくセレンティアの両足首を掴んで、馬にする対応のような跨い、先程差し込まれた張り型よりも2倍は有る肉棒を刺すかのように突き入れた。
 声が出そうになると首縄を引っ張られ、咥内が別の衛兵によって塞がれてしまう。右の乳房と左の乳房は、やや小柄な二人の衛兵によって弄ばれて、ヒップを大きく突き出す形で貫かれたまま、最後の一人となった衛兵は、セレンティアの後ろの秘部を唇で吸い上げた。

 男たちは何も言葉を発する事はなく、口を塞がれたセレンティアは、淫らに男女が揺り動かされる卑猥な音だけを聴き続けていく。
 突き動かされる秘芯の熱や乳房より、ヒップの秘部が蠢いているのに気を取られ、屍人として振る舞わなくてはならないのに腰を振って、それを避けようとしてしまう。

 咥内を責めていた衛兵が精を喉に放ち、部隊長もそれに続くと、セレンティアは咳をする暇も与えられずに秘部を愛撫していた衛兵に、充分に硬くなった肉棒をそっと当てがわれていく。

「……あっ、んっ。そ、そこは…。んんっ、ぐっ!  はぁ、はぁ……い、いやぁぁぁぁぁ!」

 香油をさらに塗られて、無理やり広げられた秘部は奥へと責め立てられた。身体の中を直接弄られるような、何かが這い渡るかのような不快感が襲いかかるも、他の男たちはセレンティアの秘芯の穴と、最も敏感な部分とを同時に触れていき、何度も気をやっては果ててしまう。

 ヒップを手のひらで叩かれながら突き動かされ、それからまた別の衛兵によって咥内は塞がれた。
 両手のひらは、衛兵たち自身を掴んで動かすように求められ、もう屍人の演技の時間は終わりを告げたようだ。
 仕方なく、舌先を動かして圧迫に抗いつつ掃除を行い、拙い動きで手指で衛兵たち自身を弄んだ。

 何度目かの精が放たれてもセレンティアは解放されず、床に倒されて今度はお人形のように鞭で打たれ続けた。お腹を踏まれ、髪を掴まれて泣きじゃくり、喉の渇きは精を口にする事でしか、潤しては貰えない。

 飽きるまで続くと言われた通りに、処刑後の始末は行われ、唇と足先の感覚が無くなって痺れ始めてもそれは続いた。
 気が狂うと思っても冷静に振る舞う私が居て、いつ頃か衛兵たちが恋人であるかのような気持ちになって、自分から腰を振っておねだりをし、何度も何度も深い口付けをして抱き合った。

 夕食の時間もかなり過ぎた頃になると、ようやく衛兵たちは立ち去り、セレンティアは性の余韻を抑えきれずに手慰めをしながらレイン侍女長を待った。
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