24 / 65
第三章 侯爵令嬢としての心得
カースティ補佐官のレッスン(4)
しおりを挟む
「今度は、セレンティア様がお立ち下さい。深い口付けはお互いの呼吸に合わせて、相手の主導権を握って行くのです。
口の中で、果実の取り合いを致しましょう…。どちらが先に、喉に押し込めるかを競います」
マリーは菓子箱からドライフルーツを砂糖菓子で包んだ物を取り出し、舌の上に乗せてセレンティアを誘う。レッスンを疑問に思って事もすっかり忘れて、何だか楽しくなってきた。
「……ぁん、う、あっ……んくっ…」
互いに砂糖を舐め終えると、ダークチェリーの洋酒漬けが出てきた。苦味と酸っぱさに満ちた味わいと、マリーの舌の感触を味わいながら、セレンティアは秘芯の奥が熱くなってきたのを感じ取る。
顎を引き寄せ、マリーの唇を啜る。互いの髪が交わりながら、瞳に映る淫らな姿に酔いしれた。
「受け身だけではなく、相手を責めなければなりません。セレンティア様は奥方となられるのですから、公爵家のサロンを御せられるように仕上がって頂かないと…」
カースティ補佐官に見られている事を思い出し、恥ずかしさに舌を躊躇させてしまうと、マリーに喉奥へと責め上げられて、ダークチェリーを吸い取られてしまった。
「ほら、今は勝負の時間です…。ギャラリーの視線に怯えていては、甘い果実を味わえませんよ」
カートからガラス箱に入った赤い色のチェリーを取り出し、蜂蜜をかけてからセレンティアの舌の上に乗せた。
ドライフルーツとは違い、一度どこかで齧らなくては嚥下出来ない大きさのため、舐めたり吸い上げるだけでは口に収められない。
「……果物の水分を二人で吸い上げて、身体を交わせるように更に深く口付け合います。チェリーを齧ったら、中のタネを吸い上げた方が勝ちです。口付けだけではなく、手指の動きも重要な勝負ですわ」
舌に乗せられたチェリーをノックされるように唇を塞がれ、慌てて舌の裏に押し込んで果実を隠そうとするが、すぐに押しつけられて元の位置に戻されてしまった。
より深くを責められるように、マリーを抱き寄せて強く口を塞ぐと、意地悪な事にドレスの隙間から秘芯に指を差し込まれてしまった。
負けじとマリーのスカートを捲り上げて、何も身に付けていない秘芯の奥に指を這わせると、マリーの秘部も蜜に溢れていて、拙いセレンティアの指先の動きを楽しそうに受け入れた。
「……このまま、溢れてしまいそうですわ。セレンティア様の秘芯は、熱く濡れていて、んっ…。指が、溶けてしまう…」
深呼吸の時間にチェリーを齧ろうとしても、マリーの上唇に阻まれて果実を小さくする事は叶わない。
秘芯の一番敏感な場所を摘まれ、果実はマリーによって齧られてしまった。小さくなったチェリーは舌先で丸め取られるようになり、あっという間にタネはマリーの口の中に収まった。
二粒目はマリーの舌の上で始まり、今度はセレンティアが体制を上にする事でマリーの秘芯を責め上げ、喉奥から舌先を吸い上げる形で何とかチェリーを齧り、何とかタネを口に含む事が出来た。
「……私の負けですわ、セレンティア様。初めてで私から果実を取ってしまうだなんて、指導役も要らないくらいの出来栄えですわね」
「深い口付けを学ぶ事で、掃除の手順や仕草も分かって参ります。お互いの距離感、疲労や限界を知って、どのように行い、どこまでを攻めれば良いのかを身体が知っていくのです」
マリーは深いお辞儀をして、菓子箱などの片付けをすると壁に立ってギャラリーに徹した。
次はカースティ補佐官からのレッスンになるようだが、困惑していた自分は既に消え去り、セレンティアは。この屋敷での行いを受け入れる気持ちになった。
逃げ道が無いというならば、貴族らしく試練に立ち向かわなくてはならない。小さな、とても可愛らしいプライドだが、彼女なりの矜持を示すための決意だった。
「掃除を行う際は、最初は受け身の姿勢をして、段々と相手の主導権を握って行きます。男性にとって大切な器官を晒け出すのですから、絹を扱う時のように繊細に触れてから、やがては熱を込めて行くのです。娼婦のように淫らに、でも、決して貴族としての気品を損なわないように心がけて、丹念な掃除を行うのです」
マリーと同じように補佐官もソファーに腰掛け、だらんと脱力した姿勢でセレンティアの前に座る。
覚悟を決めて膝立ちとなり、ベルトを外してチャックに触れ、少しだけ怯えながらカースティ補佐官の物を取り出した。
「平静に、手を震わせずに、最初はそっと撫でて感触を覚えて行くのです…。主導権を握れなくては、相手を手玉には取れません」
熱を帯びた器官と、やや堅い感触を味わいながら、長さや太さ、肉棒の先や付け根といった部分に触れて行き、好奇心に溢れた子供のように弄り回して行くと、再び発情から来る眩暈と、淫らな吐息とが身体に溢れ出した。
口の中で、果実の取り合いを致しましょう…。どちらが先に、喉に押し込めるかを競います」
マリーは菓子箱からドライフルーツを砂糖菓子で包んだ物を取り出し、舌の上に乗せてセレンティアを誘う。レッスンを疑問に思って事もすっかり忘れて、何だか楽しくなってきた。
「……ぁん、う、あっ……んくっ…」
互いに砂糖を舐め終えると、ダークチェリーの洋酒漬けが出てきた。苦味と酸っぱさに満ちた味わいと、マリーの舌の感触を味わいながら、セレンティアは秘芯の奥が熱くなってきたのを感じ取る。
顎を引き寄せ、マリーの唇を啜る。互いの髪が交わりながら、瞳に映る淫らな姿に酔いしれた。
「受け身だけではなく、相手を責めなければなりません。セレンティア様は奥方となられるのですから、公爵家のサロンを御せられるように仕上がって頂かないと…」
カースティ補佐官に見られている事を思い出し、恥ずかしさに舌を躊躇させてしまうと、マリーに喉奥へと責め上げられて、ダークチェリーを吸い取られてしまった。
「ほら、今は勝負の時間です…。ギャラリーの視線に怯えていては、甘い果実を味わえませんよ」
カートからガラス箱に入った赤い色のチェリーを取り出し、蜂蜜をかけてからセレンティアの舌の上に乗せた。
ドライフルーツとは違い、一度どこかで齧らなくては嚥下出来ない大きさのため、舐めたり吸い上げるだけでは口に収められない。
「……果物の水分を二人で吸い上げて、身体を交わせるように更に深く口付け合います。チェリーを齧ったら、中のタネを吸い上げた方が勝ちです。口付けだけではなく、手指の動きも重要な勝負ですわ」
舌に乗せられたチェリーをノックされるように唇を塞がれ、慌てて舌の裏に押し込んで果実を隠そうとするが、すぐに押しつけられて元の位置に戻されてしまった。
より深くを責められるように、マリーを抱き寄せて強く口を塞ぐと、意地悪な事にドレスの隙間から秘芯に指を差し込まれてしまった。
負けじとマリーのスカートを捲り上げて、何も身に付けていない秘芯の奥に指を這わせると、マリーの秘部も蜜に溢れていて、拙いセレンティアの指先の動きを楽しそうに受け入れた。
「……このまま、溢れてしまいそうですわ。セレンティア様の秘芯は、熱く濡れていて、んっ…。指が、溶けてしまう…」
深呼吸の時間にチェリーを齧ろうとしても、マリーの上唇に阻まれて果実を小さくする事は叶わない。
秘芯の一番敏感な場所を摘まれ、果実はマリーによって齧られてしまった。小さくなったチェリーは舌先で丸め取られるようになり、あっという間にタネはマリーの口の中に収まった。
二粒目はマリーの舌の上で始まり、今度はセレンティアが体制を上にする事でマリーの秘芯を責め上げ、喉奥から舌先を吸い上げる形で何とかチェリーを齧り、何とかタネを口に含む事が出来た。
「……私の負けですわ、セレンティア様。初めてで私から果実を取ってしまうだなんて、指導役も要らないくらいの出来栄えですわね」
「深い口付けを学ぶ事で、掃除の手順や仕草も分かって参ります。お互いの距離感、疲労や限界を知って、どのように行い、どこまでを攻めれば良いのかを身体が知っていくのです」
マリーは深いお辞儀をして、菓子箱などの片付けをすると壁に立ってギャラリーに徹した。
次はカースティ補佐官からのレッスンになるようだが、困惑していた自分は既に消え去り、セレンティアは。この屋敷での行いを受け入れる気持ちになった。
逃げ道が無いというならば、貴族らしく試練に立ち向かわなくてはならない。小さな、とても可愛らしいプライドだが、彼女なりの矜持を示すための決意だった。
「掃除を行う際は、最初は受け身の姿勢をして、段々と相手の主導権を握って行きます。男性にとって大切な器官を晒け出すのですから、絹を扱う時のように繊細に触れてから、やがては熱を込めて行くのです。娼婦のように淫らに、でも、決して貴族としての気品を損なわないように心がけて、丹念な掃除を行うのです」
マリーと同じように補佐官もソファーに腰掛け、だらんと脱力した姿勢でセレンティアの前に座る。
覚悟を決めて膝立ちとなり、ベルトを外してチャックに触れ、少しだけ怯えながらカースティ補佐官の物を取り出した。
「平静に、手を震わせずに、最初はそっと撫でて感触を覚えて行くのです…。主導権を握れなくては、相手を手玉には取れません」
熱を帯びた器官と、やや堅い感触を味わいながら、長さや太さ、肉棒の先や付け根といった部分に触れて行き、好奇心に溢れた子供のように弄り回して行くと、再び発情から来る眩暈と、淫らな吐息とが身体に溢れ出した。
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。

赤い部屋
山根利広
ホラー
YouTubeの動画広告の中に、「決してスキップしてはいけない」広告があるという。
真っ赤な背景に「あなたは好きですか?」と書かれたその広告をスキップすると、死ぬと言われている。
東京都内のある高校でも、「赤い部屋」の噂がひとり歩きしていた。
そんな中、2年生の天根凛花は「赤い部屋」の内容が自分のみた夢の内容そっくりであることに気づく。
が、クラスメイトの黒河内莉子は、噂話を一蹴し、誰かの作り話だと言う。
だが、「呪い」は実在した。
「赤い部屋」の手によって残酷な死に方をする犠牲者が、続々現れる。
凛花と莉子は、死の連鎖に歯止めをかけるため、「解決策」を見出そうとする。
そんな中、凛花のスマートフォンにも「あなたは好きですか?」という広告が表示されてしまう。
「赤い部屋」から逃れる方法はあるのか?
誰がこの「呪い」を生み出したのか?
そして彼らはなぜ、呪われたのか?
徐々に明かされる「赤い部屋」の真相。
その先にふたりが見たものは——。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる