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第二章 従う事への教育
従僕への奉仕活動(3)
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一時間ほど放置され、すっかり助けを呼ぶのを諦めていた時に、ようやく倉庫の扉は開かれた。
屋敷の警護を行なっている衛兵たちが狭い倉庫へと次々と入り、五名ほどの屈強な男たちが兜を脱いで葉巻に手をかける。
「……貴方たち、お願い。これを外して下さい。手が痛くて、もう苦しいのです」
衛兵たちは、セレンティアが見えないように振る舞い、お互いの近状を談笑しながら煙を吹かせる。
どうやらこの倉庫は、使用人の喫煙所として使われているらしく、換気のために窓が開かれて冷たい風が入ってきた。
「……寒い。凍えてしまうわ…。ねえ、聞こえているのですよね? どうか、これを外して下さいませんか…」
秋風の冷たさに、素肌を晒されたままの秘芯が寒さに震えた。身体は五人の男たちが吸う葉巻の煙に包まれ、セレンティアは何度も咳を出すが衛兵たちは見えていない風を装った。
「……ぁ、いや! 何をするの…」
そのうち、葉巻を吸い終えた一番大柄な衛兵がセレンティアのヒップを撫で回し、ズボンに手をかけて勢いよく秘芯の奥へと肉棒を突き立てた。
「……い、痛い! いや、何をなさるの…。あぁ、私は、こんな事は。お願い、これを外して。酷い事、なさらないで!」
先程の従僕とは違う、労わりの一切感じられない。まるで精を送り込むための道具のような扱いをされ、セレンティアのまだ幼い秘部は赤く腫れ上がって襞に傷を作った。
中には出さないという決まりでもあるのか、一番大柄な衛兵はブリキのバケツへと精を放ち、安堵する暇もないままに次の男がセレンティアを襲う。
「……いや、痛い…。酷いことしないで…。あぁ…、助けて、ここから、出して。こ、こんな行い、許されるはずが、ないわ…」
叫んでいた口元は別の衛兵に塞がれ、セレンティアは何も出来ない自分を呪った。
だが、衛兵たちは不思議とセレンティアの乳房や秘芯に触れようとはせずに、ただ出された精をバケツに貯めていくための行いを繰り返していく。
髪が乱れれば整えられ、口元が汚れれば拭き取ってくれる。我慢の限界まで辿り着くと水差しを含まされて、喉の中を潤された。
やがて、別の衛兵たちによる入れ替わりを続けていると、ようやく全ての男たちは部屋を出ていき、入れ替わりにレミエールが姿を見せた。
反抗する気力もないセレンティアを見て微笑み、それから軟膏と薬を傷付いた箇所に塗ってから、やうやく長く苦しめ続けた鉄板から解放された。
引き摺られながら部屋に戻ったセレンティアの身体を、小間使いのリンはバスルームで丹念に洗い上げた。
もう、言葉を出す気力もなく、何十人もの男たちに蹂躙された喉と顎は疲れ果てていた。
十三回程までは、秘芯を突かれた回数を覚えていたが、それから後は、何度犯され続けたのかわからない。時間としては数時間が過ぎていたが、そんな感覚さえも消失する程にセレンティアは汚され続けた。
貴族としての自分は消失し、昨日までは処女だったはずの身は娼婦に堕ちた。
お小水まで漏らし、最後の方には肉棒を受け入れ、何度となく快楽の喘ぎ声を出して淫らに腰を振ってしまった。
髪を洗われ、肌の色が戻ってきて、何も無かったかのように身体が潤ってきても、汚され続けた傷みは残った。
思っていたよりも普通だった薄紫の夜着を纏い、相変わらず何もない部屋の椅子に腰掛けて、夕食のカトラリーを前にする。
「……あ、ぅく。こ、これ…」
コック帽姿のスペンス料理長が、給仕用のサーブを手に室内に入ってきた。
さも、熱々の料理をテーブルに乗せるかのように振る舞い、何もない空っぽの皿が飾られる。
「——こちらが本日の前菜でございます。当家で朝採りしたお野菜を使い、北方のソースと細かく刻んだ木の実で合わせました。細長いラディッシュと合わせてお召し上がり下さい」
動揺してナイフが持てなくなっていたセレンティアの手を支え、小間使いがカトラリーを持たせる。
何もない皿の料理を口にするように告げられ、味の感想を求められた。
出された食前酒だけは本物で、喉も乾き、朝からずっと空腹だったセレンティアは、飢えた獣のようにそれだけを飲み干した。
次に出される料理も何もない皿であり、大きさや求められたカトラリーの種類から何の料理なのか理解は出来たが、スペンス料理長の説明はもはや呪文にしか聞こえなかった。
スープも、メインディッシュも、デザートやパンに至るまで何もない皿がテーブルに置かれて、その度に料理を堪能する仕草を無理やりさせられて、耐え難い頭痛が彼女を襲った。
最後の紅茶と角砂糖。添えられたミルクだけは本物で、温かい紅茶と甘みがセレンティアを癒してくれた。
スペンス料理長が明日の朝食時間を告げ、丁寧なお辞儀をして退出し、セレンティアの身体は別の小間使いによって持ち込まれた大きな環によって、手首の布枷と首の枷を前にクロスさせてから繋がれる。
寝台やシーツも何もない、空虚な床に寝かされて、明日の起床時間を伝えられてからテーブルの蝋燭が片付けられた。
暖炉の灯り以外何もない、拘束された冷たい床に横たわったセレンティアは、自分がすっかり狂ってしまったのを感じた。
お腹は酷い空腹で、身体は傷付いて、心は酷く戸惑っている。
レイン侍女長が何かしてくれる、という希望こそはあったものの、もう自分自身を留めていく気力がなく、でも自死する行いでさえ許されない残酷な環境に身を置く事になった姿を恥じて、それから父や領地の者たちへ強く詫びながら、セレンティアは公爵家での二回目の就寝を迎えた。
屋敷の警護を行なっている衛兵たちが狭い倉庫へと次々と入り、五名ほどの屈強な男たちが兜を脱いで葉巻に手をかける。
「……貴方たち、お願い。これを外して下さい。手が痛くて、もう苦しいのです」
衛兵たちは、セレンティアが見えないように振る舞い、お互いの近状を談笑しながら煙を吹かせる。
どうやらこの倉庫は、使用人の喫煙所として使われているらしく、換気のために窓が開かれて冷たい風が入ってきた。
「……寒い。凍えてしまうわ…。ねえ、聞こえているのですよね? どうか、これを外して下さいませんか…」
秋風の冷たさに、素肌を晒されたままの秘芯が寒さに震えた。身体は五人の男たちが吸う葉巻の煙に包まれ、セレンティアは何度も咳を出すが衛兵たちは見えていない風を装った。
「……ぁ、いや! 何をするの…」
そのうち、葉巻を吸い終えた一番大柄な衛兵がセレンティアのヒップを撫で回し、ズボンに手をかけて勢いよく秘芯の奥へと肉棒を突き立てた。
「……い、痛い! いや、何をなさるの…。あぁ、私は、こんな事は。お願い、これを外して。酷い事、なさらないで!」
先程の従僕とは違う、労わりの一切感じられない。まるで精を送り込むための道具のような扱いをされ、セレンティアのまだ幼い秘部は赤く腫れ上がって襞に傷を作った。
中には出さないという決まりでもあるのか、一番大柄な衛兵はブリキのバケツへと精を放ち、安堵する暇もないままに次の男がセレンティアを襲う。
「……いや、痛い…。酷いことしないで…。あぁ…、助けて、ここから、出して。こ、こんな行い、許されるはずが、ないわ…」
叫んでいた口元は別の衛兵に塞がれ、セレンティアは何も出来ない自分を呪った。
だが、衛兵たちは不思議とセレンティアの乳房や秘芯に触れようとはせずに、ただ出された精をバケツに貯めていくための行いを繰り返していく。
髪が乱れれば整えられ、口元が汚れれば拭き取ってくれる。我慢の限界まで辿り着くと水差しを含まされて、喉の中を潤された。
やがて、別の衛兵たちによる入れ替わりを続けていると、ようやく全ての男たちは部屋を出ていき、入れ替わりにレミエールが姿を見せた。
反抗する気力もないセレンティアを見て微笑み、それから軟膏と薬を傷付いた箇所に塗ってから、やうやく長く苦しめ続けた鉄板から解放された。
引き摺られながら部屋に戻ったセレンティアの身体を、小間使いのリンはバスルームで丹念に洗い上げた。
もう、言葉を出す気力もなく、何十人もの男たちに蹂躙された喉と顎は疲れ果てていた。
十三回程までは、秘芯を突かれた回数を覚えていたが、それから後は、何度犯され続けたのかわからない。時間としては数時間が過ぎていたが、そんな感覚さえも消失する程にセレンティアは汚され続けた。
貴族としての自分は消失し、昨日までは処女だったはずの身は娼婦に堕ちた。
お小水まで漏らし、最後の方には肉棒を受け入れ、何度となく快楽の喘ぎ声を出して淫らに腰を振ってしまった。
髪を洗われ、肌の色が戻ってきて、何も無かったかのように身体が潤ってきても、汚され続けた傷みは残った。
思っていたよりも普通だった薄紫の夜着を纏い、相変わらず何もない部屋の椅子に腰掛けて、夕食のカトラリーを前にする。
「……あ、ぅく。こ、これ…」
コック帽姿のスペンス料理長が、給仕用のサーブを手に室内に入ってきた。
さも、熱々の料理をテーブルに乗せるかのように振る舞い、何もない空っぽの皿が飾られる。
「——こちらが本日の前菜でございます。当家で朝採りしたお野菜を使い、北方のソースと細かく刻んだ木の実で合わせました。細長いラディッシュと合わせてお召し上がり下さい」
動揺してナイフが持てなくなっていたセレンティアの手を支え、小間使いがカトラリーを持たせる。
何もない皿の料理を口にするように告げられ、味の感想を求められた。
出された食前酒だけは本物で、喉も乾き、朝からずっと空腹だったセレンティアは、飢えた獣のようにそれだけを飲み干した。
次に出される料理も何もない皿であり、大きさや求められたカトラリーの種類から何の料理なのか理解は出来たが、スペンス料理長の説明はもはや呪文にしか聞こえなかった。
スープも、メインディッシュも、デザートやパンに至るまで何もない皿がテーブルに置かれて、その度に料理を堪能する仕草を無理やりさせられて、耐え難い頭痛が彼女を襲った。
最後の紅茶と角砂糖。添えられたミルクだけは本物で、温かい紅茶と甘みがセレンティアを癒してくれた。
スペンス料理長が明日の朝食時間を告げ、丁寧なお辞儀をして退出し、セレンティアの身体は別の小間使いによって持ち込まれた大きな環によって、手首の布枷と首の枷を前にクロスさせてから繋がれる。
寝台やシーツも何もない、空虚な床に寝かされて、明日の起床時間を伝えられてからテーブルの蝋燭が片付けられた。
暖炉の灯り以外何もない、拘束された冷たい床に横たわったセレンティアは、自分がすっかり狂ってしまったのを感じた。
お腹は酷い空腹で、身体は傷付いて、心は酷く戸惑っている。
レイン侍女長が何かしてくれる、という希望こそはあったものの、もう自分自身を留めていく気力がなく、でも自死する行いでさえ許されない残酷な環境に身を置く事になった姿を恥じて、それから父や領地の者たちへ強く詫びながら、セレンティアは公爵家での二回目の就寝を迎えた。
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