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第二章 従う事への教育
従僕への奉仕活動(1)
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「さあ、セレンティア様。午後のお勤めは、予定を変更してお掃除に致しましたわ。
丁寧な清掃を心掛けさせる事は、使用人にさせる行いですし、貴族としては無作法……ですが、これは勝手に下着を身につけた罰則なのですから、平民の気持ちになって、お役目を果たしましょうか…」
鎮静剤の効果で力を失ったセレンティアは、引き摺られた姿のままで狭い倉庫の中に押し込まれた。
使われない調度品や工具が収められた室内は、酷く埃まみれで、レミエールは簡単な清掃を行いつつ床に備え付けられた真っ黒な鉄板の先に、セレンティアの自由を奪っている鉄棒を固定させる。
鉄板にはいくつかの窪みが有り、鉄棒を通した後で金具を差し込むと僅かな動きも取れないくらいに鉄板と鉄棒は一体となった。
その冷たい感触に、鎮静作用で思考が働かなくなっていたセレンティアは、少しだけ意識を取り戻した。
「お掃除をする際には白いブリムを頭に乗せて、髪が落ちないようにしますの。セレンティア様のお髪は長く美しいですから、簡単に紐で括って留めておきましょうか。
今、首のリード外しますから、お楽になさって」
髪を纏められ、白いカチューシャのような物が取り付けられる。唇にはルージュが塗られ、水差しを含まされて水を飲まされた。
すっかり喉が渇いていたセレンティアは、気力を失ったままそれを飲み干し、顔に皮膚を保護するパウダーが塗られていった。衣装を無理やり着させられているペットのような格好となり、上手く働かない頭を横に振って現状を理解しようと試みる。
「これから従僕をお呼びしますが、お掃除のお手伝いをして頂くだけなので、安心なさって下さい。彼らはどんな時でも冷静さを保って、公爵家の子女が話す際には言葉を遮らないように訓練をしておりますの。
もちろん、不慣れな新人もおりますので、掃除の際に無作法を働く場合も有りますが、日々のお掃除はそうした動揺を抑える役割も含まれておりますの。さあ、セレンティア様がお待ちですわ。中にお入りになって…」
レミエールが手を叩くと、それを合図に三人の従僕たちが姿を現した。三人ともまだ歳若く、その中の一人は公爵家への旅路を癒してくれた、薄茶色の髪をした青年の姿もあった。
「どんな事態でも冷静さを保ち、無闇なお喋りを行わないのが公爵家の従僕としての役割ですわ。これからセレンティア様が、一人ずつ貴方たちのお掃除を担当して下さいます。
なにぶん、初めての行いですから、お時間もかかりますし、上手にお掃除が行えない場合も有りますが、セレンティア様のために尽くす事がお役目ですから、誠意を持ってお手伝いなさってね」
言葉はなく、三人の従僕は会釈だけ行ってから、一番歳若い朱色の髪を切り揃えた少年がセレンティアの前に立った。
レミエールは、ブリキのバケツのような物を二人の前に置くと、後ろに控えて様子を見守った。
「………っ…」
顔を赤く染めた少年の従僕が、手を震わせながらセレンティアに跪き、布枷で固定された手に口付けた。
それから従僕用のフロックコートを脱いで、何度も躊躇ってからズボンのボタンを外して怒張した淫らな肉棒をセレンティアの前に曝け出した。
あまりの事態に動揺し、何も言えなくなったセレンティアの思考を無視して、少年の従僕は指示されるままにルージュの塗られた唇を押し開き、そのまま押し込んでいった。
「……がっ、っ……ひぐっ…。うくっ……」
顔を殴られるような衝撃がセレンティアを襲う、突然喉奥まで男性の肉棒を差し込まれ、喉のむせ返りと咳が出てきたがどうにもならず、静止しようにも身体は鉄板に固定されているので、どうにも動かせない。
少年は構わず、セレンティアの喉を何度も押し付けるように差し込んで、不快な臭いと苦い粘液の味が咥内を蹂躙する。
「さあ、セレンティア様。まだやり方が分からなくて、戸惑っておいでですね? 年若い従僕が、粗相を働かないように懸命に頑張っているのに、お掃除も行えないままでは淑女として無作法でしてよ」
レミエールは少年従僕の腕をつねり、思わず精を出しそうになっていた仕草を無理やり引き止めた。
口が自由になったセレンティアは、思わず胃の液を吐き出し、ブリキのバケツに不浄が流れ落ちる。
後ろに控えた従僕が新しいバケツを持ち出し、セレンティアの口を清潔な布で拭いて咥内を清めると、息をつく暇もなく、再び少年従僕によって、口の自由は奪われた。
丁寧な清掃を心掛けさせる事は、使用人にさせる行いですし、貴族としては無作法……ですが、これは勝手に下着を身につけた罰則なのですから、平民の気持ちになって、お役目を果たしましょうか…」
鎮静剤の効果で力を失ったセレンティアは、引き摺られた姿のままで狭い倉庫の中に押し込まれた。
使われない調度品や工具が収められた室内は、酷く埃まみれで、レミエールは簡単な清掃を行いつつ床に備え付けられた真っ黒な鉄板の先に、セレンティアの自由を奪っている鉄棒を固定させる。
鉄板にはいくつかの窪みが有り、鉄棒を通した後で金具を差し込むと僅かな動きも取れないくらいに鉄板と鉄棒は一体となった。
その冷たい感触に、鎮静作用で思考が働かなくなっていたセレンティアは、少しだけ意識を取り戻した。
「お掃除をする際には白いブリムを頭に乗せて、髪が落ちないようにしますの。セレンティア様のお髪は長く美しいですから、簡単に紐で括って留めておきましょうか。
今、首のリード外しますから、お楽になさって」
髪を纏められ、白いカチューシャのような物が取り付けられる。唇にはルージュが塗られ、水差しを含まされて水を飲まされた。
すっかり喉が渇いていたセレンティアは、気力を失ったままそれを飲み干し、顔に皮膚を保護するパウダーが塗られていった。衣装を無理やり着させられているペットのような格好となり、上手く働かない頭を横に振って現状を理解しようと試みる。
「これから従僕をお呼びしますが、お掃除のお手伝いをして頂くだけなので、安心なさって下さい。彼らはどんな時でも冷静さを保って、公爵家の子女が話す際には言葉を遮らないように訓練をしておりますの。
もちろん、不慣れな新人もおりますので、掃除の際に無作法を働く場合も有りますが、日々のお掃除はそうした動揺を抑える役割も含まれておりますの。さあ、セレンティア様がお待ちですわ。中にお入りになって…」
レミエールが手を叩くと、それを合図に三人の従僕たちが姿を現した。三人ともまだ歳若く、その中の一人は公爵家への旅路を癒してくれた、薄茶色の髪をした青年の姿もあった。
「どんな事態でも冷静さを保ち、無闇なお喋りを行わないのが公爵家の従僕としての役割ですわ。これからセレンティア様が、一人ずつ貴方たちのお掃除を担当して下さいます。
なにぶん、初めての行いですから、お時間もかかりますし、上手にお掃除が行えない場合も有りますが、セレンティア様のために尽くす事がお役目ですから、誠意を持ってお手伝いなさってね」
言葉はなく、三人の従僕は会釈だけ行ってから、一番歳若い朱色の髪を切り揃えた少年がセレンティアの前に立った。
レミエールは、ブリキのバケツのような物を二人の前に置くと、後ろに控えて様子を見守った。
「………っ…」
顔を赤く染めた少年の従僕が、手を震わせながらセレンティアに跪き、布枷で固定された手に口付けた。
それから従僕用のフロックコートを脱いで、何度も躊躇ってからズボンのボタンを外して怒張した淫らな肉棒をセレンティアの前に曝け出した。
あまりの事態に動揺し、何も言えなくなったセレンティアの思考を無視して、少年の従僕は指示されるままにルージュの塗られた唇を押し開き、そのまま押し込んでいった。
「……がっ、っ……ひぐっ…。うくっ……」
顔を殴られるような衝撃がセレンティアを襲う、突然喉奥まで男性の肉棒を差し込まれ、喉のむせ返りと咳が出てきたがどうにもならず、静止しようにも身体は鉄板に固定されているので、どうにも動かせない。
少年は構わず、セレンティアの喉を何度も押し付けるように差し込んで、不快な臭いと苦い粘液の味が咥内を蹂躙する。
「さあ、セレンティア様。まだやり方が分からなくて、戸惑っておいでですね? 年若い従僕が、粗相を働かないように懸命に頑張っているのに、お掃除も行えないままでは淑女として無作法でしてよ」
レミエールは少年従僕の腕をつねり、思わず精を出しそうになっていた仕草を無理やり引き止めた。
口が自由になったセレンティアは、思わず胃の液を吐き出し、ブリキのバケツに不浄が流れ落ちる。
後ろに控えた従僕が新しいバケツを持ち出し、セレンティアの口を清潔な布で拭いて咥内を清めると、息をつく暇もなく、再び少年従僕によって、口の自由は奪われた。
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