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アルミス編
第32話 五大貴族二人との試合2
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水の矢がアストめがけて飛んできた
その矢が分裂し始め壁になって迫ってきている
「柊流 四の型 『魔蜘蛛の巣』」
アストは冷静に呟いた
その直後矢がすべて空中で止まった
よく見れば魔力の糸に引っ掛かっていた
水の矢はその糸に魔力を吸われ消えていく
止められるのが分かっていたかのようにゼフが雷を纏った剣で斬りかかりサラは黒く染まった拳で連撃を入れた
しかし当たった感触が無く、自分の手が動かなかった
殴った方の手を見ると凍っていた
ゼフも同様凍っていたがサラとは違い全身が凍らされていた
「闇の精霊とよく契約できたね」
「私の家に受け継がれてきた最上級精霊よ。その拳撃を止めるなんて」
「言ってなかったけど俺も闇の精霊と契約してるんだ」
「え?」
サラが目を大きく見開いた瞬間周りが霧に覆われた
「この話の続きは試合が終わってからしようか。『霧限氷爪斬』」
アストは斬から離れてすぐに舞うように爪を動かした
霧が氷の刃となってサラに襲いかかる
最初は抵抗していたがあまりにも数が多く切り刻まれていく
切られた場所から凍っていき体を拘束された
「降参よ。化物と戦ってるように感じるわ」
「一つ言っておくけどこの爪、武装だから」
「なんだ。早くそれを言ってよ」
「『氷絶獄爪』(ヒョウゼツゴクソウ)相手に触れれば凍って動きを奪う。神獣精霊の炎でしか溶けないし俺が解くまで溶けないようになっているんだ」
「獣人みたいな体になってまで使う必要あったの?」
「一心同体したほうが普通に武装したときより強力だからね」
「聞きたいんだけど遠距離攻撃してた人ほっといていいの?」
「いや、もう仕留めたよ」
そう言われたサラは仲間がいるはずの場所を見ると弓を構えながら凍っていた
よく見ると周りには霧があり、切られた跡がある
「そろそろ霧と君は解くね」
アストは魔力を解きサラを拘束していた氷と霧が消え、アストの一心同体も解かれた
「アスト、アイカ、テラチームの勝利です」
その声が聞こえた
そしてサラの仲間の氷を消した
「今日あなたの部屋でさっきの話の続き聞いてもいい?」
「あそこで見学してた二人に聞いてくれ。勝手に許可出すと何されるか分からん」
アストが指を指した方向にはジト目でこちらを見ているアイカとテラの姿があった
「一緒の部屋なの?」
「部屋っていうかほぼ家だな」
「ちょっと言ってくる」
サラは小走りで二人の所へ行き数分後、笑顔で戻ってきた
「いいって言ってたよ。今日からよろしくね?」
アストは苦笑した
その矢が分裂し始め壁になって迫ってきている
「柊流 四の型 『魔蜘蛛の巣』」
アストは冷静に呟いた
その直後矢がすべて空中で止まった
よく見れば魔力の糸に引っ掛かっていた
水の矢はその糸に魔力を吸われ消えていく
止められるのが分かっていたかのようにゼフが雷を纏った剣で斬りかかりサラは黒く染まった拳で連撃を入れた
しかし当たった感触が無く、自分の手が動かなかった
殴った方の手を見ると凍っていた
ゼフも同様凍っていたがサラとは違い全身が凍らされていた
「闇の精霊とよく契約できたね」
「私の家に受け継がれてきた最上級精霊よ。その拳撃を止めるなんて」
「言ってなかったけど俺も闇の精霊と契約してるんだ」
「え?」
サラが目を大きく見開いた瞬間周りが霧に覆われた
「この話の続きは試合が終わってからしようか。『霧限氷爪斬』」
アストは斬から離れてすぐに舞うように爪を動かした
霧が氷の刃となってサラに襲いかかる
最初は抵抗していたがあまりにも数が多く切り刻まれていく
切られた場所から凍っていき体を拘束された
「降参よ。化物と戦ってるように感じるわ」
「一つ言っておくけどこの爪、武装だから」
「なんだ。早くそれを言ってよ」
「『氷絶獄爪』(ヒョウゼツゴクソウ)相手に触れれば凍って動きを奪う。神獣精霊の炎でしか溶けないし俺が解くまで溶けないようになっているんだ」
「獣人みたいな体になってまで使う必要あったの?」
「一心同体したほうが普通に武装したときより強力だからね」
「聞きたいんだけど遠距離攻撃してた人ほっといていいの?」
「いや、もう仕留めたよ」
そう言われたサラは仲間がいるはずの場所を見ると弓を構えながら凍っていた
よく見ると周りには霧があり、切られた跡がある
「そろそろ霧と君は解くね」
アストは魔力を解きサラを拘束していた氷と霧が消え、アストの一心同体も解かれた
「アスト、アイカ、テラチームの勝利です」
その声が聞こえた
そしてサラの仲間の氷を消した
「今日あなたの部屋でさっきの話の続き聞いてもいい?」
「あそこで見学してた二人に聞いてくれ。勝手に許可出すと何されるか分からん」
アストが指を指した方向にはジト目でこちらを見ているアイカとテラの姿があった
「一緒の部屋なの?」
「部屋っていうかほぼ家だな」
「ちょっと言ってくる」
サラは小走りで二人の所へ行き数分後、笑顔で戻ってきた
「いいって言ってたよ。今日からよろしくね?」
アストは苦笑した
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