31 / 50
アルミス編
第29話 ご褒美?2
しおりを挟む
アストは動けずにいた
朝ご飯を食べたあとも両腕にくっついてくるアイカとテラによって
嫌でもないのだがなかなか離してくれず職員室へ行こうと廊下を歩いているときは血の涙を流しているものや嫉妬と黄色い声が至るところから聞こえてくる
この光景に苦笑するしか無かった
職員室につきアストは口を開いた
「職員室ついたから離れてもらってもいいかな?」
「今日一日離さないつもりだったんだけど」
「今だけね。わかった?」
「………」
まだするのかと戦慄した
「「返事は?」」
「はい」
肩を落としながら職員室へ入った
~~~~~~~~~~~
職員室で鍵をもらってから出るとすぐに捕まった
「…遅い」
「なんで遅かったの?」
「部屋の場所と鍵をもらったり、あと抗議したりしてたからだ」
「なんの抗議?」
「気にすんな」
二人に正直に話したら何されるか予想していたので誤魔化すことにした
「まあいいか。早く引っ越しするよ」
アストはまたくっつかれながら荷物を取りに部屋へもどった
先ほどと同じような光景が見えたのは幻と言う事にしながら
「戻ってきたはいいけど荷物どうやって持っていくんだ?」
アストの部屋には料理器具、服、ベッド、鍛錬用武器と飾っているものがほとんどないシンプルな作りになっているが結構な量のものがある
テラが待ってましたと言わんばかりに指輪のようなものを出した
「使い捨てなのだけど一度に大量にものを運ぶことができるものよ」
「それって希少な魔道具じゃなかったっけ?」
「ええ。お父さんがくれたのよ」
「いいのかよそれ使って」
「いいのよ。好きなときに使えって言ってたしこの持空の指輪をね」
「それに新しい部屋では精霊出してもいいみたいだよ」
この学校の寮では精霊を出してはいけないというルールがある
始まったばかりの頃に精霊が暴走して部屋が壊れてしまったという事件があった
その時から寮の中では出してはいけないとなっていた
精霊を出していいということは何か対策がされている部屋だということだ
「わかったから早く持っていこう」
「じゃあこの指輪をつけながら持っていくものに触れてね」
そう言われて30分で荷物を指輪の中に入れた
「二人の荷物はどうするんだ?」
「もう運んだわ」
いつの間に運んだのか考えながら新しい部屋に向かって行った
当然二人が両腕にくっついているので周りの反応に苦笑しながらだった
朝ご飯を食べたあとも両腕にくっついてくるアイカとテラによって
嫌でもないのだがなかなか離してくれず職員室へ行こうと廊下を歩いているときは血の涙を流しているものや嫉妬と黄色い声が至るところから聞こえてくる
この光景に苦笑するしか無かった
職員室につきアストは口を開いた
「職員室ついたから離れてもらってもいいかな?」
「今日一日離さないつもりだったんだけど」
「今だけね。わかった?」
「………」
まだするのかと戦慄した
「「返事は?」」
「はい」
肩を落としながら職員室へ入った
~~~~~~~~~~~
職員室で鍵をもらってから出るとすぐに捕まった
「…遅い」
「なんで遅かったの?」
「部屋の場所と鍵をもらったり、あと抗議したりしてたからだ」
「なんの抗議?」
「気にすんな」
二人に正直に話したら何されるか予想していたので誤魔化すことにした
「まあいいか。早く引っ越しするよ」
アストはまたくっつかれながら荷物を取りに部屋へもどった
先ほどと同じような光景が見えたのは幻と言う事にしながら
「戻ってきたはいいけど荷物どうやって持っていくんだ?」
アストの部屋には料理器具、服、ベッド、鍛錬用武器と飾っているものがほとんどないシンプルな作りになっているが結構な量のものがある
テラが待ってましたと言わんばかりに指輪のようなものを出した
「使い捨てなのだけど一度に大量にものを運ぶことができるものよ」
「それって希少な魔道具じゃなかったっけ?」
「ええ。お父さんがくれたのよ」
「いいのかよそれ使って」
「いいのよ。好きなときに使えって言ってたしこの持空の指輪をね」
「それに新しい部屋では精霊出してもいいみたいだよ」
この学校の寮では精霊を出してはいけないというルールがある
始まったばかりの頃に精霊が暴走して部屋が壊れてしまったという事件があった
その時から寮の中では出してはいけないとなっていた
精霊を出していいということは何か対策がされている部屋だということだ
「わかったから早く持っていこう」
「じゃあこの指輪をつけながら持っていくものに触れてね」
そう言われて30分で荷物を指輪の中に入れた
「二人の荷物はどうするんだ?」
「もう運んだわ」
いつの間に運んだのか考えながら新しい部屋に向かって行った
当然二人が両腕にくっついているので周りの反応に苦笑しながらだった
0
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説
斬られ役、異世界を征く!!
通 行人(とおり ゆきひと)
ファンタジー
剣の腕を見込まれ、復活した古の魔王を討伐する為に勇者として異世界に召喚された男、唐観武光(からみたけみつ)……
しかし、武光は勇者でも何でもない、斬られてばかりの時代劇俳優だった!!
とんだ勘違いで異世界に召喚された男は、果たして元の世界に帰る事が出来るのか!?
愛と!! 友情と!! 笑いで綴る!! 7000万パワーすっとこファンタジー、今ここに開幕ッッッ!!
かの世界この世界
武者走走九郎or大橋むつお
ファンタジー
人生のミス、ちょっとしたミスや、とんでもないミス、でも、人類全体、あるいは、地球的規模で見ると、どうでもいい些細な事。それを修正しようとすると異世界にぶっ飛んで、宇宙的規模で世界をひっくり返すことになるかもしれない。
異世界修学旅行で人狼になりました。
ていぞう
ファンタジー
修学旅行中の飛行機が不時着。
かろうじて生きながらえた学生達。
遭難場所の海岸で夜空を見上げれば、そこには二つの月が。
ここはどこだろう?
異世界に漂着した主人公は、とあることをきっかけに、人狼へと変化を遂げる。
魔法の力に目覚め、仲間を増やし自らの国を作り上げる。
はたして主人公は帰ることができるのだろうか?
はるか遠くの地球へ。
魔双戦記アスガルドディーオ 神々の系譜
蒼井肇
ファンタジー
手に紋章が浮かび上がった。それは魔神イフリートの紋章だった。魔剣イフリートの継承者ファイは魔神剣士として、三大世界構造アスガルドに侵攻してくる魔王アガスラーマとの戦いの日々が仲間たちと始まる。
第三シリーズ始動。闇の王の戦いの末、魔族フォライーが現る。エトワル帝国の皇太子が復活の書というものを持っているのだが。
バトルファンタジー。
主人公ファイ、美剣士ヒョウ、魔法騎士キュラ。天才魔法使いエリュー、
戦いの絵巻は続いていきます。
連載再開です。応援よろしくお願いします。
(更新、滞っていましたが、毎日更新していきます。応援よろしくお願いします。キャラ、物語など気に入ってもらえたら、お気に入りお願いします)お気に入りありがとうございます。
読者様の応援が頼りです。読者様の応援が作者の書く気力にかわります。
第十章スタート! 復活するのか!
更新滞っていましたが、更新していきます。
*表紙キャラ、ファイ。
(ファウストプリンセス、∞インフィニティナイツにもファイ出てます。魔双戦記サイドストーリー)
魔双戦記とリンクしています。
異世界ライフの楽しみ方
呑兵衛和尚
ファンタジー
それはよくあるファンタジー小説みたいな出来事だった。
ラノベ好きの調理師である俺【水無瀬真央《ミナセ・マオ》】と、同じく友人の接骨医にしてボディビルダーの【三三矢善《サミヤ・ゼン》】は、この信じられない現実に戸惑っていた。
俺たち二人は、創造神とかいう神様に選ばれて異世界に転生することになってしまったのだが、神様が言うには、本当なら選ばれて転生するのは俺か善のどちらか一人だけだったらしい。
ちょっとした神様の手違いで、俺たち二人が同時に異世界に転生してしまった。
しかもだ、一人で転生するところが二人になったので、加護は半分ずつってどういうことだよ!!
神様との交渉の結果、それほど強くないチートスキルを俺たちは授かった。
ネットゲームで使っていた自分のキャラクターのデータを神様が読み取り、それを異世界でも使えるようにしてくれたらしい。
『オンラインゲームのアバターに変化する能力』
『どんな敵でも、そこそこなんとか勝てる能力』
アバター変更後のスキルとかも使えるので、それなりには異世界でも通用しそうではある。
ということで、俺達は神様から与えられた【魂の修練】というものを終わらせなくてはならない。
終わったら元の世界、元の時間に帰れるということだが。
それだけを告げて神様はスッと消えてしまった。
「神様、【魂の修練】って一体何?」
そう聞きたかったが、俺達の転生は開始された。
しかも一緒に落ちた相棒は、まったく別の場所に落ちてしまったらしい。
おいおい、これからどうなるんだ俺達。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる