僕が僕である為に!

音無闇夫

文字の大きさ
上 下
6 / 13

しばらく入院になりました。

しおりを挟む
あのあと、雫さんは、退院を許してくれない
彰は、脳神経外科で治療を受けていた相変わらず世界は灰色のままだ、ただ違うのは教室からの風景でなく病室からの風景だ脳が極限で処理する。きっとそれは山田も同じなのだろ?過敏に神経を研ぎ澄まし過剰にアドレナリンを分泌させバーサーカーになるそして心臓に負担をかけ過呼吸に、落ちて意識を失い一時的に昏睡状態になるこれが、雫さんの見解だが、アドレナリンの過剰分泌は、薬で抑制出来るが、脳の働きに制限をかける薬だけは、まだ無い。こればかりは、どうすればいいのやら?こんなことなら、あの時に、死んでたらどんだけ楽だったろうな?と、また、黒い自分がでてしまう、気分転換に、病院の屋上で体を動かそうと、病室う抜け出し屋上に、向かった。屋上についた彰は深呼吸をして精神を統一し我流の形の構えを取りゆっくりとした。動きで、形を一つ一つ確認していく、いつの間にか?目の前にいるはずも無い相手しかも複数の敵に囲まれた妄想が、頭に映りこんだ!次第にシャドウスパーリングになっていた。動きが限界を超えてバーサーカーモードに入って更に加速して衝撃波が、雫さんの横を、かすめた。雫さんは「病室に居ないと思ったらここでなにやってるかな?」彰「雫さん?なぜここに?」といいながら意識が薄れて行った、雫さんは、「言わんこっちゃない!過呼吸を起こしているじゃないか?」と抱えて病室に運ばれた。最近昏睡状態の時間が長くなっている脳に酸素の供給が追いついていないのだろう?後、どのくらい生きていられるのだろう?
その前に退院出来るのだろうか?彰はうわ言とで「山田を助けないと、こんなとこで、寝てられない、俺が生きている間に助けなければ、雫さん山田を助けてくれ、あいつは、俺の世界にいちゃいけない奴なんだ!だから、たのむ!」と言いつずけたらしい。あいつは幼馴染なだけなのに何であいつのことを助けて欲しいと願ったのだろうか?自分は、何であいつのことを考えた?分からない?俺は俺であるために、死を受け止めて誰かを残したい、そうねがっても良いじゃないか?闇に染った俺なんかよりあいつが残る方が世のためだサイコパスみたいな俺より全然マシだ。その為に、モルモットでも何にでもなってやる。彰は「雫さん俺は、いつまでここに居ればいいんですか?」雫さんは「明日には退院!と言いたいところだけど来週だな」全国模試には、まだ間に合うか?何の勉強しなくても大学生並の頭脳なだけに、これも異常な脳処理能力のせいか?たぶん、正常なら進学校なんて、言ってなかっただろうし普通高校生と同じか?それ以下だったであろう?良くも悪くもこのへんな病のせいだ。自分の成果では無いのだ、時折山田と刃が見舞いに来てくれるがひまでしょうがない体力を戻るように兎に角基礎体力を戻すしかないか?と病室内で出来るトレーニングを始めた看護師にはリハビリテーションと言う名目で形以外のトレーニングとなれば「筋トレか?」病室前には、警備がいるランニングは昼間にしてと、1日のメニューを作成し雫さんに承諾を得ようとメニューを見せた一応監視付きでの承諾を取り付けたあくまで形をさせない為の監視なのだろう?ランニングとプールは、心肺強化の為筋力アップは、その分補助的なものでしかない。戦闘型が出来ないのは痛いが仕方が無い、脳内で将棋のように戦術のトレーニングにはなるだろう?とあぐらを組み瞑想した。つぶった瞼の裏側に映るは盤上コマでなく敵と自分あいたいする敵をイメージで倒す。
それでも過呼吸を起こすしかし、混濁する意識の時間は短くて済むこれならなんとか雫さんにばれないで済む、これも、全部自分のためだ
常時酸素を、供給出来れば、回復も出来るこれで、俺の、命も少しは、伸びるはずだなら迷う必要無いだろう1%でもあるなら藁をも掴む気持ちで手を伸ばすしかないんだ。手を伸ばせ細い糸を掴め、手繰り寄せる。手繰り寄せるんだ!暗い深い闇の中だろうが手を伸ばせば必ず届くはずなんだ!手を伸ばせ、掴み取れ!その先に何があるか分からないが、今できるすべてを手を伸ばしそれを手繰り寄せて、掴み取るんだ!
ダメならこの命はくれてやるよ。だから頼む!限界を越えろ、限界をっこえろ!はじめてだこんな感覚これが生きたいと願うきもちなのか?それも、悪くは無いなと笑いながら、手を伸ばした。どうせ治せないなら、この力を最大限に生かすのみだ信じろ己を壊せ己の殻を、爆発させろくはつさせろ己の魂を、そこに、勝機がある、だから、終わらせようぜと自分に自分で言い聞かせた!制御できれば、俺の勝ち制御できなければ、俺の負けこの勝負は、俺の勝負だ!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

【ショートショート】雨のおはなし

樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
青春
◆こちらは声劇、朗読用台本になりますが普通に読んで頂ける作品になっています。 声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。 ⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠ ・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します) ・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。 その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

朝起きたら女体化してました

たいが
恋愛
主人公の早乙女駿、朝起きると体が... ⚠誤字脱字等、めちゃくちゃあります

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

性転換マッサージ2

廣瀬純一
ファンタジー
性転換マッサージに通う夫婦の話

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...