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帝都に向けて
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「帝都にですか?」
「そうだ」
なんか知らない間に帝王陛下に気に入られていたらしい。
「分かりました。帝都に同行します。出発はいつですか?」
「出来れば今から出発しておきたい」
今から!?
「少し準備をしたいので、二時間程待ってくれますか?」
「もちろん構わないよ」
僕たちは急いで家に戻り、旅支度を済ませた。
ギルドマスターのゾルトさんにも帝都に行くことを伝え、ライナー公爵邸に向かう。
「お兄ちゃん、陛下に気に入られたってさすがだね!」
「失礼のないようにしないと・・・・・・」
今からとても緊張する。
ライナー公爵邸に行くと馬車の準備が出来ていた。
出発した僕達はライナー公爵様やエレナと様々な話をした。
「じゃあアルス君は元々貴族だったんだね」
「アルス様を追放するなんて愚かな人達です」
僕の実家のことでエレナは怒ってくれた。
「ありがとうエレナ。僕のために怒ってくれて・・・・・・」
「当然ですよ!アルス様は私の大切なお友達なんですから!」
「私はお兄ちゃんのお父さん嫌いかな~」
「ポポ、私もです」
他にも、僕のスキルや魔法についても話した。
「アルス様は自分で考えた魔法を使えるってことですよね!!凄すぎます!!」
「魔法創造がなければスタンピードで僕は死んだだろうね」
「とんでもない加護だね。僕達以外に言わない方がいいと思うよ」
ライナー公爵様に釘を刺された。
まあ、当然だよね、こんなとんでもない加護があると知られたら悪用されるからな。
帝都まで、特に問題もなくすんなり到着した。
帝都はオストガルドと比べてとても大きな建物が多い。
「大きい~!!」
メリーも大はしゃぎである。
「陛下との謁見は午後にあるからそれまで観光でもしたらどうだ?」
「私が案内しますよ?」
「エレナが案内してくれるの?助かる!」
エレナ案内のもと帝都を観光することになった。
帝都は商業地区、観光地区、一般地区、貴族地区、の四つの地区に分かれている。
僕達は観光地区にある水族館に行くことにした。
もちろんメリーの提案だ。
「凄い!オストガルドより魚の数が多いー!」
「確かにオストガルドより広いな」
「ポポポ、メリーは本当に水族館が好きですよね」
「うん!大好き!!」
水族館を満喫した後、昼食で肉の串焼きを食べた。
絶品だった。
帝都を観光していると、路地裏のほうで叫び声が聞こえた気がした。
「今の・・・・・・」
「マスター・・・・・・」
「ユリも聞こえた?」
「はい」
「どうしたの?お兄ちゃん?」
「そこの路地裏から悲鳴が聞こえて」
「助けに行かないと!!」
メリーは路地裏に向かってはしっていってしまった。
僕達も後を追う。
路地裏を何回か曲がった先、不審な男達が身なりの綺麗な女の子を連れ去ろうとする現場に遭遇した。
「そうだ」
なんか知らない間に帝王陛下に気に入られていたらしい。
「分かりました。帝都に同行します。出発はいつですか?」
「出来れば今から出発しておきたい」
今から!?
「少し準備をしたいので、二時間程待ってくれますか?」
「もちろん構わないよ」
僕たちは急いで家に戻り、旅支度を済ませた。
ギルドマスターのゾルトさんにも帝都に行くことを伝え、ライナー公爵邸に向かう。
「お兄ちゃん、陛下に気に入られたってさすがだね!」
「失礼のないようにしないと・・・・・・」
今からとても緊張する。
ライナー公爵邸に行くと馬車の準備が出来ていた。
出発した僕達はライナー公爵様やエレナと様々な話をした。
「じゃあアルス君は元々貴族だったんだね」
「アルス様を追放するなんて愚かな人達です」
僕の実家のことでエレナは怒ってくれた。
「ありがとうエレナ。僕のために怒ってくれて・・・・・・」
「当然ですよ!アルス様は私の大切なお友達なんですから!」
「私はお兄ちゃんのお父さん嫌いかな~」
「ポポ、私もです」
他にも、僕のスキルや魔法についても話した。
「アルス様は自分で考えた魔法を使えるってことですよね!!凄すぎます!!」
「魔法創造がなければスタンピードで僕は死んだだろうね」
「とんでもない加護だね。僕達以外に言わない方がいいと思うよ」
ライナー公爵様に釘を刺された。
まあ、当然だよね、こんなとんでもない加護があると知られたら悪用されるからな。
帝都まで、特に問題もなくすんなり到着した。
帝都はオストガルドと比べてとても大きな建物が多い。
「大きい~!!」
メリーも大はしゃぎである。
「陛下との謁見は午後にあるからそれまで観光でもしたらどうだ?」
「私が案内しますよ?」
「エレナが案内してくれるの?助かる!」
エレナ案内のもと帝都を観光することになった。
帝都は商業地区、観光地区、一般地区、貴族地区、の四つの地区に分かれている。
僕達は観光地区にある水族館に行くことにした。
もちろんメリーの提案だ。
「凄い!オストガルドより魚の数が多いー!」
「確かにオストガルドより広いな」
「ポポポ、メリーは本当に水族館が好きですよね」
「うん!大好き!!」
水族館を満喫した後、昼食で肉の串焼きを食べた。
絶品だった。
帝都を観光していると、路地裏のほうで叫び声が聞こえた気がした。
「今の・・・・・・」
「マスター・・・・・・」
「ユリも聞こえた?」
「はい」
「どうしたの?お兄ちゃん?」
「そこの路地裏から悲鳴が聞こえて」
「助けに行かないと!!」
メリーは路地裏に向かってはしっていってしまった。
僕達も後を追う。
路地裏を何回か曲がった先、不審な男達が身なりの綺麗な女の子を連れ去ろうとする現場に遭遇した。
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