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ゴブリンの集落
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ユリとともにゴブリンの集落に乗り込んだ僕は、近くにいるゴブリンに片っ端から魔法を打ち込む。
「«闇魔弾»」
弱いゴブリン達は一掃したが、上位種達はまだピンピンしている。
ホブゴブリン達が僕達を囲むように包囲した。
が、
「させません!«▢▢■▢»」
ユリがすかさず魔法を使いホブゴブリン達を片付けていく。
倒しても倒しても次から次へとゴブリンが押し寄せてくる。
「チッ!キリがない!」
僕は思わず舌打ちをする。
一体どれくらい戦ってたのだろうか。
僕の魔力も尽きてきた。
Cランクの魔物のゴブリンソルジャーを魔法で捻った所でゴブリン達が、急に撤退していった。
デカい体躯のゴブリンが姿を見せる。
その手には大きな大剣が握られており頭には王冠が乗せられている。
「ようやくボスの登場ってことか」
「ポポポ、マスター気をつけて」
大きなゴブリン元い、ゴブリンキングが雄叫びをら上げ突貫してくる。
想像の何倍も速く動いたゴブリンキングは一瞬で肉薄し僕に袈裟斬りを放つ。
僕はギリギリの所でバックステップでその攻撃を避ける。
「あ、危なかった・・・」
冷や汗をかく。
避けたと思ったら今度は横薙の一撃を放ってくる。
またも攻撃をギリギリで回避する。
そこから僕はゴブリンキングの攻撃をひたすら避けていった。
時間にして数分経ったころ。
「ユリ!」
僕は囮、僕がゴブリンキングの気を引いている間にユリが魔法の準備をする作戦である。
準備が出来たのかユリは、僕とゴブリンキングの間に打って出る。
「喰らいなさい!«■■▢▢»!」
僕には聞き取れない言語で何かを唱えたユリから半径四メートルの間の地面が闇に覆われた。
ゴブリン達はその闇に沈んで行った。いや、飲み込まれた。
ゴブリンキングも抵抗していたが、闇には抗えないのか直に沈んで行った。
コロンっと大きな魔石が地面に落ちる。
僕達がゴブリンキングを討伐したなんて未だに実感を持てないけど、僕達はやったのだ。
その場にはおびただしい程の魔石が落ちている。
一息つきながら話す。
「後は残党だけど、これはギルドに報告して他の冒険者に任せようと思う」
僕達は帰路に着く。勿論魔石は全て回収したが。
拾うの大変だったな。
ギルドに到着し、レティさんに大量の魔石を見せたらまたびっくりして腰を抜かしていた。
僕達はゴブリンの集落を制圧した功績でEランクに昇格した。
報酬もたんまりもらいホクホクである。
ゴブリン騒動で色々あったせいでオーク討伐のことが完全に頭から抜けていた。
ふ、不覚。
そうそう、ステータスプレートを改めて確認したら怪異魔法が四レベルになっていたんだよね。
三レベルを越したからまた怪異召喚を使えるようになった。
これは感覚のはなしだが、次は十レベルで怪異召喚ができる、と分かった。
僕達は一旦桜亭に戻り、一週間分の宿泊費を払いそのまま部屋で怪異を召喚することにした。
「«闇魔弾»」
弱いゴブリン達は一掃したが、上位種達はまだピンピンしている。
ホブゴブリン達が僕達を囲むように包囲した。
が、
「させません!«▢▢■▢»」
ユリがすかさず魔法を使いホブゴブリン達を片付けていく。
倒しても倒しても次から次へとゴブリンが押し寄せてくる。
「チッ!キリがない!」
僕は思わず舌打ちをする。
一体どれくらい戦ってたのだろうか。
僕の魔力も尽きてきた。
Cランクの魔物のゴブリンソルジャーを魔法で捻った所でゴブリン達が、急に撤退していった。
デカい体躯のゴブリンが姿を見せる。
その手には大きな大剣が握られており頭には王冠が乗せられている。
「ようやくボスの登場ってことか」
「ポポポ、マスター気をつけて」
大きなゴブリン元い、ゴブリンキングが雄叫びをら上げ突貫してくる。
想像の何倍も速く動いたゴブリンキングは一瞬で肉薄し僕に袈裟斬りを放つ。
僕はギリギリの所でバックステップでその攻撃を避ける。
「あ、危なかった・・・」
冷や汗をかく。
避けたと思ったら今度は横薙の一撃を放ってくる。
またも攻撃をギリギリで回避する。
そこから僕はゴブリンキングの攻撃をひたすら避けていった。
時間にして数分経ったころ。
「ユリ!」
僕は囮、僕がゴブリンキングの気を引いている間にユリが魔法の準備をする作戦である。
準備が出来たのかユリは、僕とゴブリンキングの間に打って出る。
「喰らいなさい!«■■▢▢»!」
僕には聞き取れない言語で何かを唱えたユリから半径四メートルの間の地面が闇に覆われた。
ゴブリン達はその闇に沈んで行った。いや、飲み込まれた。
ゴブリンキングも抵抗していたが、闇には抗えないのか直に沈んで行った。
コロンっと大きな魔石が地面に落ちる。
僕達がゴブリンキングを討伐したなんて未だに実感を持てないけど、僕達はやったのだ。
その場にはおびただしい程の魔石が落ちている。
一息つきながら話す。
「後は残党だけど、これはギルドに報告して他の冒険者に任せようと思う」
僕達は帰路に着く。勿論魔石は全て回収したが。
拾うの大変だったな。
ギルドに到着し、レティさんに大量の魔石を見せたらまたびっくりして腰を抜かしていた。
僕達はゴブリンの集落を制圧した功績でEランクに昇格した。
報酬もたんまりもらいホクホクである。
ゴブリン騒動で色々あったせいでオーク討伐のことが完全に頭から抜けていた。
ふ、不覚。
そうそう、ステータスプレートを改めて確認したら怪異魔法が四レベルになっていたんだよね。
三レベルを越したからまた怪異召喚を使えるようになった。
これは感覚のはなしだが、次は十レベルで怪異召喚ができる、と分かった。
僕達は一旦桜亭に戻り、一週間分の宿泊費を払いそのまま部屋で怪異を召喚することにした。
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