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13話
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そんなある日の事だった。
「あれ、黒川くん」
「は、春ちゃん!?」
授業で使う画材を補充するために画材屋に行った時の事。彼女は長い髪をばっさりとショートボブまで切った姿で偶然現れた。一瞬誰かわからず二度見してしまったが、どこからどう見ても彼女は春ちゃんだ。どうしてこんなところに、と思ったが、彼女も美大生だったことを思い出す。
「すごいイメチェンしたね……」
「まあずっと好きだった人を諦めたからね~。ケジメみたいな?」
「……時乃の事?」
春ちゃんはそう言うと力なく笑った。
「ま、時乃くんは黒川くんしか見てないのはわかってたから。あ、でも気とか使わないでよ? 私もう新しい彼氏いるし」
「え!? 早くない!?」
「自分で言うのもあれだけど私モテるから」
時乃もそうだったからモテる子はそうなのかもしれない。俺には縁は無さそうだが。
「ここで会ったのもなんかの縁だし、お茶でもしない?」
春ちゃんに引っ張られて画材屋を後にする。向かったのはチェーンのカフェだった。新作のドリンクが飲みたかったらしい。俺は珈琲を飲みながら、春ちゃんはチョコレートドリンクを飲みながら言う。
「あれから時乃くんとはどうなった?」
「いろいろあって……その……、セフレに……、しかも今険悪な仲って言うか……まともに話してなくて……」
「あら」
春ちゃんは「ふふっ」と面白い事を聞いたように吹きだして笑った。
「時乃くんと上手く行ってないんだね」
図星を突かれて一瞬固まる。上手くいっていないのは確かだ。最も、そう思っているのは自分だけかもしれないが。
「あはは……、ごめんね……。横取りしたみたみたいになったのに結果がこれで」
「ううん、あの時は私もピリピリしてた。キツく当たってごめんね」
「い、いや! あれは全部俺が悪いから! 春ちゃんは悪くないよ!」
「気にしてたからそう言ってくれると助かる~」
「うう……ほんとごめん……」
無理矢理二人に付き合ってもらおうとして、失敗して、結局彼女から時乃を寝取ってしまった。本当に彼女には申し訳ないと思っている。優しくしてくれた人を傷つけてしまうなんて最低だ。それも女の子を。
「セフレになるくらいなんだから、黒川くんは時乃くんの事を悪くは思ってないんだよね?」
「う、うん……。時乃は大切な友達だし!」
「友達はヤッたりしないんだよ~」
「それを言われると……」
セフレになったのは妥協案だ。恋人にはなりたくない。だったら飽きられたりしても友達でいられる保険のきく関係の方が都合がいい。その関係も今は壊れかけてしまっているけれど。
「……時乃とは、離れたくないんだ」
「どうして?」
「……時乃は、だめだめな俺にも優しくしてくれて、見捨てないでくれて……、本当にいいヤツなんだ。アイツが居なくなったら俺の人生なんて何にもなくなる。全部の思い出にいるくらい長く一緒に居過ぎた」
今更離れるなんてできるわけない。そんな事ができるなら、遺書通りに春ちゃんとお近づきになる為に時計を使っていた。離れられないから、「黒川肇」の人生には必要不可欠だったから。だから俺は、「ここ」に来た。それが求めていた人とは違っても、やっぱり彼から離れるなんて選択肢はなくて、なあなあな関係に収まることを良しとした。
「黒川くんはさ、自分の事ばっかりだね」
「え?」
「時乃くんの気持ち全然考えてない。そのくらい尽くしてくれる時乃くんがさ、黒川くんに対してどう思ってるとか、考えたことないでしょ」
「……あ、」
言われて初めて気が付いた。
思えば、今まで俺は全部「自分が」「自分は」でものを考えていた。
時乃はずっと俺の事を考えていてくれたのに。俺は、今まで俺に歩み寄ろうとしていた時乃の想いを、今まで否定していなかったか?
「片想いって、結構辛いよ。身体だけ重ねても心がなかったら何の意味もない、辛いだけ。私から見れば、黒川くんはずっと時乃くんを傷つけてるだけに見えるよ」
「俺が、時乃を……?」
「時乃くんはだって、何にも感じないわけじゃないんだからさ」
確かに俺は、時乃がどう思っているのかなんて考えもしなかった。幸せになってもらいたいだなんて自分の理想を押し付けたし、いざ迫られた時だって時乃を幸せにできるのは俺ではないだとか、関係を壊したくないだとかで彼の好意を否定して、結局自分の利になる方に無理矢理舵を切らせた。その行為が、時乃を傷つけていないだなんて一体誰が言いきれるだろうか?
「多分、時乃くんも黒川くんの事、不安に感じてると思うよ。いつも私と居る時いつも上の空で帰りたそうだったもん。ちゃんと話し合った方がいいよ」
「……ごめん」
時乃は俺に接するように、春ちゃんにも優しくしてくれていると思っていた。多分春ちゃんは傷ついただろう。申し訳なさそうに謝ると春ちゃんは「いいんだよー」と笑う。
「どうせ謝るんなら時乃くんに謝ってほしいな。私はずっと好きだった人と一瞬でも夢見れたからいいんだけどさ、時乃くんからしたら好きな子に『お前らくっついちゃえよ』って揶揄されたようなものなんだから」
「春ちゃんは……」
「ん?」
「時乃がなんで俺の事が好きって気づいたの。俺は気付かなかった。アイツの事、幸せにしたいってずっと思ってたのに」
ずっと隣にいた俺ですら手紙を読むまで気づかなかった。今だって時乃がなぜ自分に執着するのかわからない。そうこぼすと、彼女は笑って答えた。
「んー。って言うか見てればわかるもん」
「見てれば?」
「本当に好きなんだな、って時乃くんが黒川くんに接してるときの顔見たらすぐわかるよ」
これ言ったら多分怒られるけど。彼女は俺に耳打ちする。
「時乃くんね、デートの時でも君の話するの。アイツ絵の技術は尊敬できるほどすごいとか、優しいから変な女が寄り付かないか心配、とか、周りの女は見る目が無さすぎるとか。無意識らしいんだけどね。ほんと、嫉妬しちゃったくらい」
「そうなんだ」
「そうです」
春ちゃんは甘そうなチョコレートドリンクを口にふくむ。カップから容量が一気に減った。
「……時乃は俺を好きだって言うけど、俺には『好き』が解らないんだ」
初めて、他人にそう溢した。
「今だから言うけど、俺は春ちゃんに憧れてた。可愛いなっておもったし、優しくて女神みたいだなって思った。でも、それは多分、時乃が俺に対する……、俺に抱いてる『好き』じゃない。多分恋じゃなかった」
「うん」
「わかんないんだ。なんで皆がそんな簡単に誰かを好きになれるのか。そりゃ、時乃の事は大切にしたいし好きだけど、多分これはアイツと一緒じゃない。同じだって証明がないと、俺は時乃に応えられない……」
「いいんだよ、同じじゃなくて」
春ちゃんはドリンクに刺さったストローを弄りながら言う。
「だって違う人間だもん。何が正解とか、百点満点で一緒とかありえないじゃん」
「ありえない……」
「そうだよ。例えば黒川くんは時乃くんを『幸せにしたい』って言うけどさ、私にはそれは時乃くんの事が好きって聞こえるよ? だって、大事な人以外にそんなこと思わないもん」
にっと彼女は笑って出口を指さす。
「他人を幸せにしたいなんて大口叩くんならさ。ちゃんと向き合いなよ。じゃないと後悔するかもよ?」
『ごめん、ずっと好きだった』
前の世界の事は後悔してもしきれない。誓ったじゃないか、今度の世界では絶対に時乃を幸せにするって。絵を描く以外は何もできない俺には、そんなの無理な話かもしれない、けれど。
でも、時乃が俺を求めてくれるなら、彼の幸せに俺が必要ならば、俺は時乃の元へすぐにでも向かいたい。『俺と共に居たい』そんな彼の幸せが理解できなくても、共感できなくても。多分、それが正解だ。
「……ありがと、ちゃんと話してくる!」
「行ってらっしゃい」
ひらひらと手を振る彼女に背を向けて走る。時乃は今日は家に居るはずだ。ちゃんと話そう。俺たちのこれからについて。
「あれ、黒川くん」
「は、春ちゃん!?」
授業で使う画材を補充するために画材屋に行った時の事。彼女は長い髪をばっさりとショートボブまで切った姿で偶然現れた。一瞬誰かわからず二度見してしまったが、どこからどう見ても彼女は春ちゃんだ。どうしてこんなところに、と思ったが、彼女も美大生だったことを思い出す。
「すごいイメチェンしたね……」
「まあずっと好きだった人を諦めたからね~。ケジメみたいな?」
「……時乃の事?」
春ちゃんはそう言うと力なく笑った。
「ま、時乃くんは黒川くんしか見てないのはわかってたから。あ、でも気とか使わないでよ? 私もう新しい彼氏いるし」
「え!? 早くない!?」
「自分で言うのもあれだけど私モテるから」
時乃もそうだったからモテる子はそうなのかもしれない。俺には縁は無さそうだが。
「ここで会ったのもなんかの縁だし、お茶でもしない?」
春ちゃんに引っ張られて画材屋を後にする。向かったのはチェーンのカフェだった。新作のドリンクが飲みたかったらしい。俺は珈琲を飲みながら、春ちゃんはチョコレートドリンクを飲みながら言う。
「あれから時乃くんとはどうなった?」
「いろいろあって……その……、セフレに……、しかも今険悪な仲って言うか……まともに話してなくて……」
「あら」
春ちゃんは「ふふっ」と面白い事を聞いたように吹きだして笑った。
「時乃くんと上手く行ってないんだね」
図星を突かれて一瞬固まる。上手くいっていないのは確かだ。最も、そう思っているのは自分だけかもしれないが。
「あはは……、ごめんね……。横取りしたみたみたいになったのに結果がこれで」
「ううん、あの時は私もピリピリしてた。キツく当たってごめんね」
「い、いや! あれは全部俺が悪いから! 春ちゃんは悪くないよ!」
「気にしてたからそう言ってくれると助かる~」
「うう……ほんとごめん……」
無理矢理二人に付き合ってもらおうとして、失敗して、結局彼女から時乃を寝取ってしまった。本当に彼女には申し訳ないと思っている。優しくしてくれた人を傷つけてしまうなんて最低だ。それも女の子を。
「セフレになるくらいなんだから、黒川くんは時乃くんの事を悪くは思ってないんだよね?」
「う、うん……。時乃は大切な友達だし!」
「友達はヤッたりしないんだよ~」
「それを言われると……」
セフレになったのは妥協案だ。恋人にはなりたくない。だったら飽きられたりしても友達でいられる保険のきく関係の方が都合がいい。その関係も今は壊れかけてしまっているけれど。
「……時乃とは、離れたくないんだ」
「どうして?」
「……時乃は、だめだめな俺にも優しくしてくれて、見捨てないでくれて……、本当にいいヤツなんだ。アイツが居なくなったら俺の人生なんて何にもなくなる。全部の思い出にいるくらい長く一緒に居過ぎた」
今更離れるなんてできるわけない。そんな事ができるなら、遺書通りに春ちゃんとお近づきになる為に時計を使っていた。離れられないから、「黒川肇」の人生には必要不可欠だったから。だから俺は、「ここ」に来た。それが求めていた人とは違っても、やっぱり彼から離れるなんて選択肢はなくて、なあなあな関係に収まることを良しとした。
「黒川くんはさ、自分の事ばっかりだね」
「え?」
「時乃くんの気持ち全然考えてない。そのくらい尽くしてくれる時乃くんがさ、黒川くんに対してどう思ってるとか、考えたことないでしょ」
「……あ、」
言われて初めて気が付いた。
思えば、今まで俺は全部「自分が」「自分は」でものを考えていた。
時乃はずっと俺の事を考えていてくれたのに。俺は、今まで俺に歩み寄ろうとしていた時乃の想いを、今まで否定していなかったか?
「片想いって、結構辛いよ。身体だけ重ねても心がなかったら何の意味もない、辛いだけ。私から見れば、黒川くんはずっと時乃くんを傷つけてるだけに見えるよ」
「俺が、時乃を……?」
「時乃くんはだって、何にも感じないわけじゃないんだからさ」
確かに俺は、時乃がどう思っているのかなんて考えもしなかった。幸せになってもらいたいだなんて自分の理想を押し付けたし、いざ迫られた時だって時乃を幸せにできるのは俺ではないだとか、関係を壊したくないだとかで彼の好意を否定して、結局自分の利になる方に無理矢理舵を切らせた。その行為が、時乃を傷つけていないだなんて一体誰が言いきれるだろうか?
「多分、時乃くんも黒川くんの事、不安に感じてると思うよ。いつも私と居る時いつも上の空で帰りたそうだったもん。ちゃんと話し合った方がいいよ」
「……ごめん」
時乃は俺に接するように、春ちゃんにも優しくしてくれていると思っていた。多分春ちゃんは傷ついただろう。申し訳なさそうに謝ると春ちゃんは「いいんだよー」と笑う。
「どうせ謝るんなら時乃くんに謝ってほしいな。私はずっと好きだった人と一瞬でも夢見れたからいいんだけどさ、時乃くんからしたら好きな子に『お前らくっついちゃえよ』って揶揄されたようなものなんだから」
「春ちゃんは……」
「ん?」
「時乃がなんで俺の事が好きって気づいたの。俺は気付かなかった。アイツの事、幸せにしたいってずっと思ってたのに」
ずっと隣にいた俺ですら手紙を読むまで気づかなかった。今だって時乃がなぜ自分に執着するのかわからない。そうこぼすと、彼女は笑って答えた。
「んー。って言うか見てればわかるもん」
「見てれば?」
「本当に好きなんだな、って時乃くんが黒川くんに接してるときの顔見たらすぐわかるよ」
これ言ったら多分怒られるけど。彼女は俺に耳打ちする。
「時乃くんね、デートの時でも君の話するの。アイツ絵の技術は尊敬できるほどすごいとか、優しいから変な女が寄り付かないか心配、とか、周りの女は見る目が無さすぎるとか。無意識らしいんだけどね。ほんと、嫉妬しちゃったくらい」
「そうなんだ」
「そうです」
春ちゃんは甘そうなチョコレートドリンクを口にふくむ。カップから容量が一気に減った。
「……時乃は俺を好きだって言うけど、俺には『好き』が解らないんだ」
初めて、他人にそう溢した。
「今だから言うけど、俺は春ちゃんに憧れてた。可愛いなっておもったし、優しくて女神みたいだなって思った。でも、それは多分、時乃が俺に対する……、俺に抱いてる『好き』じゃない。多分恋じゃなかった」
「うん」
「わかんないんだ。なんで皆がそんな簡単に誰かを好きになれるのか。そりゃ、時乃の事は大切にしたいし好きだけど、多分これはアイツと一緒じゃない。同じだって証明がないと、俺は時乃に応えられない……」
「いいんだよ、同じじゃなくて」
春ちゃんはドリンクに刺さったストローを弄りながら言う。
「だって違う人間だもん。何が正解とか、百点満点で一緒とかありえないじゃん」
「ありえない……」
「そうだよ。例えば黒川くんは時乃くんを『幸せにしたい』って言うけどさ、私にはそれは時乃くんの事が好きって聞こえるよ? だって、大事な人以外にそんなこと思わないもん」
にっと彼女は笑って出口を指さす。
「他人を幸せにしたいなんて大口叩くんならさ。ちゃんと向き合いなよ。じゃないと後悔するかもよ?」
『ごめん、ずっと好きだった』
前の世界の事は後悔してもしきれない。誓ったじゃないか、今度の世界では絶対に時乃を幸せにするって。絵を描く以外は何もできない俺には、そんなの無理な話かもしれない、けれど。
でも、時乃が俺を求めてくれるなら、彼の幸せに俺が必要ならば、俺は時乃の元へすぐにでも向かいたい。『俺と共に居たい』そんな彼の幸せが理解できなくても、共感できなくても。多分、それが正解だ。
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