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第3章 アレクを狙って
第704話 全ての真相と共同戦線!?
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警戒する必要がなくなったことで、パスク達に通信の魔道具を使って警戒を解くように伝えた。
そして、ノックスと豪牙とデストロイとマンテ爺にもソファーに座ってもらって、ヴィドインの話を聞く。
「改めて謝罪をさせてもらうが、地獄の王である二人が下界に迷惑をかけたことすまなかったな。トリーは、今尋問中だ。だが、あまり有益な情報は掴めていない。それから、マグルを殺してくれたこと感謝するぞ」
地獄の大王として、統率が取れていないことに情けなさも感じ、私利私欲のために下界や神界を巻き込んだことはあり得ないとさえ思っている。
「謝罪は受け取りました。それで、今回の事件の全容と精霊神の羽がある理由と地獄の人が下界に悪意を持って干渉しないようにする今後の対策を教えてください」
取り引きをしたいという内容だったが、全ての真相を知るまでは、応じられないと考えて、ヴィドインに全てを尋ねた。
「わかった。まずは、事件の真相から話そう。トリーは、大王の座を奪うため、何者かの助力を得て、精霊神の羽を奪って神の力を手に入れた。それから、マグルに取り引きを持ちかけ仲間にしたらしい......」
それから、下界に下りたトリーは、マグルの能力を使い欲望まみれのアクセルに寄生した。だが、マグルはわざと乗っ取ることはせず、アクセルの欲望にまみれた姿を見ることを楽しんだ。そして、ヴァンドームがヴィドインに説明した通りの内容をアレク達にも伝える。
「全容は理解しました。はぁ~、早期に対処できてよかったですよ。取り返しがつかない事態になっていたらと思うと......」
アレクは、ルシファーのことも控えているのに、地獄の王達が、さらなる力を手に入れていたらと考えると恐ろしくなる。
「本当に感謝している。それから、対策なんだが、前大王が各地の王の下を訪ねて逆らえないようにしてくれている。そして、下界に下りるにあたって審査を設けるといった制限をかけるつもりだ」
ヴァンドームは、大王代理として舐め腐った各地の王を叩き直しに行っているらしい。各地の王が束になってかかって来ても返り討ちにできるだけの力があるからこそ出来ることだ。
そして、前世でいう入国審査のようなものを設けて、嘘を見抜ける者を配置し、悪意ある者を地獄から出さないような仕組みを取り入れた。
「あぁ、王様が可哀想になりますね。今頃、ボロ雑巾かな。確かに、審査は必要ですね。下界としても上手くいってほしいので、是非成功を祈ってます」
ヴァンドームの得体の知れない強さを知っているアレクからすると、現状が想像できてしまい恐ろしくなった。
「本当にな。我も、ボロ雑巾に......って今はそれどころではなかった。頼む!取り引きを了承してくれ」
全責任は大王にあると言い始めて、鍛え直してやると朝から晩まで恐怖の特訓が想像できてしまい震え上がる。
「そうでしたね。どういった取り引きなのですか?」
「我と一緒に、創造神の下に出向いてほしい。このままでは、神界と地獄で全面戦争になるだろうな。その代わりに、ヴァンドームがルシファー討伐に力を貸すという条件を提示したい」
創造神の寵愛を受けているであろうアレクを連れて行くことは、良い結果にもなり得るし、悪い結果にもなり得ると考えている。しかし、連れて行かなかった場合、全面戦争は避けられないので力をどうにか借りれないかと取り引きを持ちかけた。
「全面戦争ですか!?それは、俺からしても困るので、行かないわけにはいきませんね。それに、ヴァンドームさんが力を貸してくれるのは魅力的過ぎますよ。わかりました。取り引きに同意します」
アレクは、取り引き内容としては、こっちに有利すぎる条件だと思った。難関としては、全面戦争を避けられるのかどうかだ。
「我としては、感謝しかない。早速、我は地獄に戻り、交渉の準備と日程を取り付けてくる。また、近々迎えにくるからな」
ヴィドインは、取り引きがまとまると、足早に立ち上がって、一言言ったあと、その場から消えた。
「災害みたいなやつだったな。で、全面戦争を避ける手段は考えてるのか?」
ノックスは、アレクもどうしようかと思っていることを、すぐに尋ねてきた。
「いやぁ~、それが全くなんですよ。だって、神界と地獄とか想像つかないですもん。でも、完全にルシファーを滅ぼすなら前大王の力は魅力的過ぎました。それに、みんなを失いたくないからね」
「そのヴァンドームってやつは、そんな強いのか?」
アレクは、ヴァンドームを目の前で見ているが、ここにいる他の四人は見ていないので、強さがわからず本当に必要なのか疑問に感じる。
「底が全く見えなかったよ。しかも、探知を得意にするオレールが、背後を取られたって言われてたんだ。だから、協力関係にあるなら、かなり有り難いよ」
「オレールが、言ってたやつか!アレク坊が、力を測りきれないって相当だな。まぁ、今話しても仕方ないか。会ってからのお楽しみだな」
ノックスは、王都の時に聞いた話を思い出す。そこまで強い相手なら会った時に燃えるだろうなと楽しみになるのだった。
そして、ノックスと豪牙とデストロイとマンテ爺にもソファーに座ってもらって、ヴィドインの話を聞く。
「改めて謝罪をさせてもらうが、地獄の王である二人が下界に迷惑をかけたことすまなかったな。トリーは、今尋問中だ。だが、あまり有益な情報は掴めていない。それから、マグルを殺してくれたこと感謝するぞ」
地獄の大王として、統率が取れていないことに情けなさも感じ、私利私欲のために下界や神界を巻き込んだことはあり得ないとさえ思っている。
「謝罪は受け取りました。それで、今回の事件の全容と精霊神の羽がある理由と地獄の人が下界に悪意を持って干渉しないようにする今後の対策を教えてください」
取り引きをしたいという内容だったが、全ての真相を知るまでは、応じられないと考えて、ヴィドインに全てを尋ねた。
「わかった。まずは、事件の真相から話そう。トリーは、大王の座を奪うため、何者かの助力を得て、精霊神の羽を奪って神の力を手に入れた。それから、マグルに取り引きを持ちかけ仲間にしたらしい......」
それから、下界に下りたトリーは、マグルの能力を使い欲望まみれのアクセルに寄生した。だが、マグルはわざと乗っ取ることはせず、アクセルの欲望にまみれた姿を見ることを楽しんだ。そして、ヴァンドームがヴィドインに説明した通りの内容をアレク達にも伝える。
「全容は理解しました。はぁ~、早期に対処できてよかったですよ。取り返しがつかない事態になっていたらと思うと......」
アレクは、ルシファーのことも控えているのに、地獄の王達が、さらなる力を手に入れていたらと考えると恐ろしくなる。
「本当に感謝している。それから、対策なんだが、前大王が各地の王の下を訪ねて逆らえないようにしてくれている。そして、下界に下りるにあたって審査を設けるといった制限をかけるつもりだ」
ヴァンドームは、大王代理として舐め腐った各地の王を叩き直しに行っているらしい。各地の王が束になってかかって来ても返り討ちにできるだけの力があるからこそ出来ることだ。
そして、前世でいう入国審査のようなものを設けて、嘘を見抜ける者を配置し、悪意ある者を地獄から出さないような仕組みを取り入れた。
「あぁ、王様が可哀想になりますね。今頃、ボロ雑巾かな。確かに、審査は必要ですね。下界としても上手くいってほしいので、是非成功を祈ってます」
ヴァンドームの得体の知れない強さを知っているアレクからすると、現状が想像できてしまい恐ろしくなった。
「本当にな。我も、ボロ雑巾に......って今はそれどころではなかった。頼む!取り引きを了承してくれ」
全責任は大王にあると言い始めて、鍛え直してやると朝から晩まで恐怖の特訓が想像できてしまい震え上がる。
「そうでしたね。どういった取り引きなのですか?」
「我と一緒に、創造神の下に出向いてほしい。このままでは、神界と地獄で全面戦争になるだろうな。その代わりに、ヴァンドームがルシファー討伐に力を貸すという条件を提示したい」
創造神の寵愛を受けているであろうアレクを連れて行くことは、良い結果にもなり得るし、悪い結果にもなり得ると考えている。しかし、連れて行かなかった場合、全面戦争は避けられないので力をどうにか借りれないかと取り引きを持ちかけた。
「全面戦争ですか!?それは、俺からしても困るので、行かないわけにはいきませんね。それに、ヴァンドームさんが力を貸してくれるのは魅力的過ぎますよ。わかりました。取り引きに同意します」
アレクは、取り引き内容としては、こっちに有利すぎる条件だと思った。難関としては、全面戦争を避けられるのかどうかだ。
「我としては、感謝しかない。早速、我は地獄に戻り、交渉の準備と日程を取り付けてくる。また、近々迎えにくるからな」
ヴィドインは、取り引きがまとまると、足早に立ち上がって、一言言ったあと、その場から消えた。
「災害みたいなやつだったな。で、全面戦争を避ける手段は考えてるのか?」
ノックスは、アレクもどうしようかと思っていることを、すぐに尋ねてきた。
「いやぁ~、それが全くなんですよ。だって、神界と地獄とか想像つかないですもん。でも、完全にルシファーを滅ぼすなら前大王の力は魅力的過ぎました。それに、みんなを失いたくないからね」
「そのヴァンドームってやつは、そんな強いのか?」
アレクは、ヴァンドームを目の前で見ているが、ここにいる他の四人は見ていないので、強さがわからず本当に必要なのか疑問に感じる。
「底が全く見えなかったよ。しかも、探知を得意にするオレールが、背後を取られたって言われてたんだ。だから、協力関係にあるなら、かなり有り難いよ」
「オレールが、言ってたやつか!アレク坊が、力を測りきれないって相当だな。まぁ、今話しても仕方ないか。会ってからのお楽しみだな」
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