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第3章 アレクを狙って
第674話 見せしめ!新魔法!大爆発!
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湖から次々と出てくる毒魔虫を見たエルフは、アレクに対して暴言を吐く。
そして、離れているところから見ているエルフ達は、言葉を失って唖然とした表情になるのだ。
「おい!この野郎!俺を離せ。許さん......あぁぁぁ」
アレクが、「黙れ!」と言った直後に、エルフは話すことが出来なくなる。
アレクは使わないようにしていたが、あまりのエルフのバカさ加減に嫌気がさして、久しぶりに言霊のスキルを使ったのだ。
「このスキルは、無理矢理人を操ってるみたいで、あまり使いたくないんだよね。創造神様からも、多用するなと言われてるし。でも、君達の言動はあまりにも目に余るとこがある」
アレクは、ここに来た当初怒りを感じ次第に怒りを通り越して呆れを感じていたが、先程の王の言葉を聞いても、まだ戯言を抜かすエルフに怒りが再燃したのである。
「あぁぁぁぁぁ、ギャァァァァ!助け......」
無数の毒魔虫が、エルフの体中を這いずり回り、最後口から侵入しようとした瞬間に言霊を解除した。
一見酷い仕打ちに見えてしまうが、他のエルフ達の見せしめとしてやらなくてはならないことなのだ。
そして、アレクは即座に全員がいる場所に移動をする。
「王様、これがエルフの国を脅かした元凶です。もう暫くすると、動き始めますのでよく見ておいてください」
「な、な、なんと恐ろしい......」
アレクは、寄生されたエルフがどうなってしまうのか、全員に見て貰おうとする。
そして、寄生されたエルフは、人とは思えない動きをし始めて、首だけを反らして、赤い充血した目でこちらを見据えるのだ。
「そろそろ来ますよ!それから、あの者に見られたので、湖から大量の毒魔虫も来ます。皆さん、変に動かないでくださいね」
「あ、あぁ、アレク殿に任せる。頼んだぞ」
大量のエルフを視認した寄生されたエルフは、湖にいる毒魔虫を呼ぶ。すると、アレクの言った通りに続々と湖から陸に上がってくるのだ。
そして、覚悟を決めたライザーは、全てをアレクに任せるといい、もしもの場合に備えて、王様の盾になろうと前に出たのである。
「私達を離して!化け物が近付いてきてる」
「キャァァァァァ、離してお願い」
エルフの女性達が、ゆっくりと近付いてくる寄生されたエルフと毒魔虫を見て悲鳴を上げる。
「おい!人間!俺達を離しやがれ。野蛮な種族がぁぁぁ」
男のエルフも、怯えているが、相変わらず虚勢を張り続けている。
そうこうしていると、寄生されたエルフが狙いを定めたのか、「グァァァ」と奇声を上げながら、走って近付いてくる。
それを見たエルフ達は、悲鳴を上げて怯えるのだ。
「そろそろ戻してあげるね。少し痛いけど我慢してよ」
アレクは、突進してくる寄生されたエルフの腹を殺さない程度に殴る。すると、殴られたエルフは、「ぐふぉ」っと変な声を発して苦しそうな表情を浮かべる。
その直後に、近くにいたパスクがエルフの口にポーション瓶をねじ込んで、毒魔虫を殺す薬を飲ませるのだ。
「お、恐ろしいな......このようなものに支配されておったとは」
寄生されたエルフは、薬を飲んだ瞬間のたうち回って暴れ出す。そして、いつものように耳から毒魔虫が出ると、さっきまでの暴れっぷりが嘘のように静かになるのだ。
「王様、湖ごと吹き飛ばしてもいいですか?多分そうしないと駆除しきれないと思います」
アレクは、突拍子も無いことを口にする。それを聞いたエルフ達はまた騒ぎ始めたのだが、王は深呼吸をしてからまさかの言葉を口にする。
「お前ら黙らんか!この状況でまだ文句を垂れるか!うむ。アレク殿の思うようにしてくれて構わん。どうせやるならば、派手にやってくれんか?」
王は、エルフ達を一喝したあと、大笑いをして、アレクに好きにしろと言う。アレクも、王の豪快さに思わず笑みが溢れる。
「オレールは、絶対防壁をお願い。パスクは、あれを蹴散らしておいて。俺は、上空から吹き飛ばすから」
その言葉を聞いたオレールとパスクは、すぐに行動に移り、オレールは絶対防壁をすぐに展開して、パスクは目の前まで迫ってきていた毒魔虫を炎の魔法で薙ぎ払う。第二陣がまた湖から湧いてくる。しかし、パスクは間髪入れずに炎の魔法で次々と蹴散らしていくのだ。
その攻撃を見たエルフは、有り得ない魔法に口を半開きにして呆けてしまう。
「よし、俺も二人に負けないように新必殺技を出そうかな!業火の隕石」
アレクが、魔法名を叫ぶと、ゴゴゴッと上空から凄い音が聞こえて、音が大きくなった瞬間、雲を切り裂いて巨大な火に包まれた隕石が落下してくるのだ。
「アレクくん、成長しましたね。土魔法と火魔法を合わせたのですね。それよりも、あの短時間でこれほどの魔力を練るとは.......」
オレールは、アレクの魔法を見て冷静に分析をする。そして、子供の頃から知っているアレクの成長を心から喜ぶ。
その頃、エルフ達は目と口をこれでもかと見開いて驚愕の表情を浮かべるのだ。
「ライザーよ、あの時に逆らわなくてよかったと思わんか?人間とは、皆あのような怪物ばかりなのであろうか?」
「はい。逆らうのがどれほど愚かな行為か改めて分からされました。いや、アレク殿だからではないでしょうか?人間皆あれでは我々は、とうに殺されておりましょう」
王とライザーも、呆けて見ることしかできず、もし絶望を間近にすると、このような心境なのだろうと感じるのだ。
そして、ヤンとジアも同じく呆けるしかなかった。
「パスク、絶対防壁の中に入って!巻き込まれるよ」
アレクの言葉を聞いたパスクは、すぐさま魔法を撃つのをやめて、みんなの下に避難する。
そして次の瞬間、隕石が湖に直撃して、湖のヘドロを蒸発させたかと思った瞬間、大爆発が起こるのだった。
そして、離れているところから見ているエルフ達は、言葉を失って唖然とした表情になるのだ。
「おい!この野郎!俺を離せ。許さん......あぁぁぁ」
アレクが、「黙れ!」と言った直後に、エルフは話すことが出来なくなる。
アレクは使わないようにしていたが、あまりのエルフのバカさ加減に嫌気がさして、久しぶりに言霊のスキルを使ったのだ。
「このスキルは、無理矢理人を操ってるみたいで、あまり使いたくないんだよね。創造神様からも、多用するなと言われてるし。でも、君達の言動はあまりにも目に余るとこがある」
アレクは、ここに来た当初怒りを感じ次第に怒りを通り越して呆れを感じていたが、先程の王の言葉を聞いても、まだ戯言を抜かすエルフに怒りが再燃したのである。
「あぁぁぁぁぁ、ギャァァァァ!助け......」
無数の毒魔虫が、エルフの体中を這いずり回り、最後口から侵入しようとした瞬間に言霊を解除した。
一見酷い仕打ちに見えてしまうが、他のエルフ達の見せしめとしてやらなくてはならないことなのだ。
そして、アレクは即座に全員がいる場所に移動をする。
「王様、これがエルフの国を脅かした元凶です。もう暫くすると、動き始めますのでよく見ておいてください」
「な、な、なんと恐ろしい......」
アレクは、寄生されたエルフがどうなってしまうのか、全員に見て貰おうとする。
そして、寄生されたエルフは、人とは思えない動きをし始めて、首だけを反らして、赤い充血した目でこちらを見据えるのだ。
「そろそろ来ますよ!それから、あの者に見られたので、湖から大量の毒魔虫も来ます。皆さん、変に動かないでくださいね」
「あ、あぁ、アレク殿に任せる。頼んだぞ」
大量のエルフを視認した寄生されたエルフは、湖にいる毒魔虫を呼ぶ。すると、アレクの言った通りに続々と湖から陸に上がってくるのだ。
そして、覚悟を決めたライザーは、全てをアレクに任せるといい、もしもの場合に備えて、王様の盾になろうと前に出たのである。
「私達を離して!化け物が近付いてきてる」
「キャァァァァァ、離してお願い」
エルフの女性達が、ゆっくりと近付いてくる寄生されたエルフと毒魔虫を見て悲鳴を上げる。
「おい!人間!俺達を離しやがれ。野蛮な種族がぁぁぁ」
男のエルフも、怯えているが、相変わらず虚勢を張り続けている。
そうこうしていると、寄生されたエルフが狙いを定めたのか、「グァァァ」と奇声を上げながら、走って近付いてくる。
それを見たエルフ達は、悲鳴を上げて怯えるのだ。
「そろそろ戻してあげるね。少し痛いけど我慢してよ」
アレクは、突進してくる寄生されたエルフの腹を殺さない程度に殴る。すると、殴られたエルフは、「ぐふぉ」っと変な声を発して苦しそうな表情を浮かべる。
その直後に、近くにいたパスクがエルフの口にポーション瓶をねじ込んで、毒魔虫を殺す薬を飲ませるのだ。
「お、恐ろしいな......このようなものに支配されておったとは」
寄生されたエルフは、薬を飲んだ瞬間のたうち回って暴れ出す。そして、いつものように耳から毒魔虫が出ると、さっきまでの暴れっぷりが嘘のように静かになるのだ。
「王様、湖ごと吹き飛ばしてもいいですか?多分そうしないと駆除しきれないと思います」
アレクは、突拍子も無いことを口にする。それを聞いたエルフ達はまた騒ぎ始めたのだが、王は深呼吸をしてからまさかの言葉を口にする。
「お前ら黙らんか!この状況でまだ文句を垂れるか!うむ。アレク殿の思うようにしてくれて構わん。どうせやるならば、派手にやってくれんか?」
王は、エルフ達を一喝したあと、大笑いをして、アレクに好きにしろと言う。アレクも、王の豪快さに思わず笑みが溢れる。
「オレールは、絶対防壁をお願い。パスクは、あれを蹴散らしておいて。俺は、上空から吹き飛ばすから」
その言葉を聞いたオレールとパスクは、すぐに行動に移り、オレールは絶対防壁をすぐに展開して、パスクは目の前まで迫ってきていた毒魔虫を炎の魔法で薙ぎ払う。第二陣がまた湖から湧いてくる。しかし、パスクは間髪入れずに炎の魔法で次々と蹴散らしていくのだ。
その攻撃を見たエルフは、有り得ない魔法に口を半開きにして呆けてしまう。
「よし、俺も二人に負けないように新必殺技を出そうかな!業火の隕石」
アレクが、魔法名を叫ぶと、ゴゴゴッと上空から凄い音が聞こえて、音が大きくなった瞬間、雲を切り裂いて巨大な火に包まれた隕石が落下してくるのだ。
「アレクくん、成長しましたね。土魔法と火魔法を合わせたのですね。それよりも、あの短時間でこれほどの魔力を練るとは.......」
オレールは、アレクの魔法を見て冷静に分析をする。そして、子供の頃から知っているアレクの成長を心から喜ぶ。
その頃、エルフ達は目と口をこれでもかと見開いて驚愕の表情を浮かべるのだ。
「ライザーよ、あの時に逆らわなくてよかったと思わんか?人間とは、皆あのような怪物ばかりなのであろうか?」
「はい。逆らうのがどれほど愚かな行為か改めて分からされました。いや、アレク殿だからではないでしょうか?人間皆あれでは我々は、とうに殺されておりましょう」
王とライザーも、呆けて見ることしかできず、もし絶望を間近にすると、このような心境なのだろうと感じるのだ。
そして、ヤンとジアも同じく呆けるしかなかった。
「パスク、絶対防壁の中に入って!巻き込まれるよ」
アレクの言葉を聞いたパスクは、すぐさま魔法を撃つのをやめて、みんなの下に避難する。
そして次の瞬間、隕石が湖に直撃して、湖のヘドロを蒸発させたかと思った瞬間、大爆発が起こるのだった。
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