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第3章 アレクを狙って
第617話 事のあらましと創造神の登場!
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アレク達は、屋敷の会議室にいた。そこは、縦に長いテーブルがあって椅子が並べられている。ざっと20人は話せる場となっているのだ。
「アレク様、あのあと何があったのか、お聞かせ願えないでしょうか?」
パスクが、代表してゼロとの戦い後の話をアレクに尋ねる。
「話が長くなるけど、一つずつ話していくね!まずは、死にかけたところを薬学神様に助けてもらって、ある場所で治療を受けていたって感じかな」
アレクは、ゼロとの戦いを思い出しながら話す。しかし、薬学神が用意した場所の位置がいまだにハッキリとはわかっていないので詳しくは答えられずにいるのだ。
「薬学神様が助けてくれたのですね!しかし、下界に干渉すれば、それ相応の罰が与えられると思うのですが、大丈夫なのですか?」
パスクは、何度も神達と交流があるので、神界のルールもある程度わかっているからこそ気になって尋ねた。
「パスクの言う通り見つかったら罰を受けるね!でも、薬学神様は対策を練っていたみたいで、創造神様にも見つからないようにしているみたいだよ!現に、今転移しようとしてもうまくできないしね」
アレクは、聞き忘れたことがあったので、魔物の街に戻る前に、薬学神がいる場所へ転移を試みたが、何かに阻害されたのか転移できなかったのである。
「薬学神様しか知らない阻害をする何かを持っているのかもしれませんね!それにしても、神を捨てる覚悟でアレク様を助けて頂いたことに感謝しなくては......」
パスクにとっては、誰よりも大切な存在であるアレクを救ってくれたことに心の底から感謝するのだ。
「まぁ、色々理由があったみたいだけど助けてもらったことには違いないから感謝だね!えっと、それから色んな薬を飲まされて昼夜問わず基礎的なトレーニングをしたかな!辛かったけど、こっちにいる時に基礎を怠っていたから仕方ないんだけどさ」
アレクは、あの地獄のようなトレーニングをしていた日々を思い出して苦い顔をする。
「その顔は、相当厳しかったようだな!この数週間で、その状態までもってきてるんだから当たり前か!まぁ、俺から言わせればまだまだだからな」
ノックスは、アレクがやってきたであろうトレーニングを想像しながらニヤリと笑う。
「師匠、相当キツかったんですからね!睡眠もなく、ずっと走らされて魔物を倒すだけ!しかも、魔法も神力も武功も使ったら駄目なんですよ」
「ほぅ、流石神だな!俺がやらせたかったことをやってくれたんだな!薬学神様とは話が合いそうだ」
ノックスは、腕を組みながら筋肉やトレーニングの話ができる人物が増えたことに嬉しさを感じ、一人だけ頷いて満足気な表情を浮かべるのだ。
「少し話が脱線してしまいましたが、その後はどうなったのですか?ずっと、トレーニングをされていた感じでしょうか?」
話が、完全に逸れてしまったので、パスクが割って入って話を戻す。
「えっと、聖王国の問題を解決しに行ったかな!聖女様を助けにね!それがさ、色々あって大変だったんだよ!瘴気や呪いが、聖王国を包みこんでいたり、聖女が半神だったりさ」
「ほほぅ!それは、大変じゃったな!あれくよ、やっと戻ってきたんじゃ!話をじっくり聞かせて貰おうかのぅ」
アレクは、聖王国であったことを断片的に掻い摘んで話していると、アレクの後ろから聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「うわぁ!創造神様!!」
アレクが、振り返るとそこには、満面の笑みであるが、一切目の奥では笑っていない創造神が仁王立ちでいるのだった。
「アレク様、あのあと何があったのか、お聞かせ願えないでしょうか?」
パスクが、代表してゼロとの戦い後の話をアレクに尋ねる。
「話が長くなるけど、一つずつ話していくね!まずは、死にかけたところを薬学神様に助けてもらって、ある場所で治療を受けていたって感じかな」
アレクは、ゼロとの戦いを思い出しながら話す。しかし、薬学神が用意した場所の位置がいまだにハッキリとはわかっていないので詳しくは答えられずにいるのだ。
「薬学神様が助けてくれたのですね!しかし、下界に干渉すれば、それ相応の罰が与えられると思うのですが、大丈夫なのですか?」
パスクは、何度も神達と交流があるので、神界のルールもある程度わかっているからこそ気になって尋ねた。
「パスクの言う通り見つかったら罰を受けるね!でも、薬学神様は対策を練っていたみたいで、創造神様にも見つからないようにしているみたいだよ!現に、今転移しようとしてもうまくできないしね」
アレクは、聞き忘れたことがあったので、魔物の街に戻る前に、薬学神がいる場所へ転移を試みたが、何かに阻害されたのか転移できなかったのである。
「薬学神様しか知らない阻害をする何かを持っているのかもしれませんね!それにしても、神を捨てる覚悟でアレク様を助けて頂いたことに感謝しなくては......」
パスクにとっては、誰よりも大切な存在であるアレクを救ってくれたことに心の底から感謝するのだ。
「まぁ、色々理由があったみたいだけど助けてもらったことには違いないから感謝だね!えっと、それから色んな薬を飲まされて昼夜問わず基礎的なトレーニングをしたかな!辛かったけど、こっちにいる時に基礎を怠っていたから仕方ないんだけどさ」
アレクは、あの地獄のようなトレーニングをしていた日々を思い出して苦い顔をする。
「その顔は、相当厳しかったようだな!この数週間で、その状態までもってきてるんだから当たり前か!まぁ、俺から言わせればまだまだだからな」
ノックスは、アレクがやってきたであろうトレーニングを想像しながらニヤリと笑う。
「師匠、相当キツかったんですからね!睡眠もなく、ずっと走らされて魔物を倒すだけ!しかも、魔法も神力も武功も使ったら駄目なんですよ」
「ほぅ、流石神だな!俺がやらせたかったことをやってくれたんだな!薬学神様とは話が合いそうだ」
ノックスは、腕を組みながら筋肉やトレーニングの話ができる人物が増えたことに嬉しさを感じ、一人だけ頷いて満足気な表情を浮かべるのだ。
「少し話が脱線してしまいましたが、その後はどうなったのですか?ずっと、トレーニングをされていた感じでしょうか?」
話が、完全に逸れてしまったので、パスクが割って入って話を戻す。
「えっと、聖王国の問題を解決しに行ったかな!聖女様を助けにね!それがさ、色々あって大変だったんだよ!瘴気や呪いが、聖王国を包みこんでいたり、聖女が半神だったりさ」
「ほほぅ!それは、大変じゃったな!あれくよ、やっと戻ってきたんじゃ!話をじっくり聞かせて貰おうかのぅ」
アレクは、聖王国であったことを断片的に掻い摘んで話していると、アレクの後ろから聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「うわぁ!創造神様!!」
アレクが、振り返るとそこには、満面の笑みであるが、一切目の奥では笑っていない創造神が仁王立ちでいるのだった。
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