478 / 732
第3章 アレクを狙って
【チート薬学2巻3/20発売予定】第590話 王妃と王子の救出!オレール無慈悲!
しおりを挟む
アサシンとネルは、あれから同じやり方で敵を倒していき、文句を言う貴族を力技でねじ伏せたあと、魔物の街へ転移したのだ。
「セバンとアサシンは、うまくやっているでしょうか?それより、先程から探知の魔法を使っていますが、いくつか厳重な場所がありますね。まずは、ここに行きますか!」
オレールは、敵がいない部屋に入って、探知の魔法を使い、無駄なく探し出そうとした。
そして、二人が閉じ込められているであろう場所に行くことにしたのだ。
「廊下の角に二人と、部屋の前に四人ですか......見つからずに倒すのは、至難の業ですね!仕方ありませんか!」
オレールは、高速回転をする風の刃を出して、それを敵に向かって放つ。
すると、角にいた二人の首を一瞬にして刎ねて、そのまま部屋の前にいた四人の首も刎ねるのだ。
一瞬の出来事で、敵の兵士は一切の抵抗も出来ずに、そのまま倒れてしまうのである。
「今の私であれば、大抵の敵なら倒せますし、見つかっても問題はないでしょう」
魔法神から色々教わったことや神力を手に入れたことで、並大抵のことならば対処できるだろうと考えるようになったオレールは、大胆な行動に出るのだ。
そして、二人がいるであろう部屋に辿り着いて、トントントンと部屋をノックする。
「助けに来たのですが、ドアを開けてもよろしいですか?」
オレールは、探知の魔法を使っているので、臨戦態勢に入れば敵だと、すぐにわかるので、ここでも大胆にノックをして知らせる。
「だ、誰ですか?」
レオ第三王子は、緊張と恐怖で声を上ずらせながら答える。レイリシアは、レオを庇うように抱き寄せて守ろうとする。
「宰相様からの依頼で助けに参りましたオレールと申します。部屋の前にいた敵は一掃しておりますので、ご安心ください」
「はぁ~、よかった!伯爵なのね?助かったわ!すぐに入ってきてくれるかしら」
レイリシアは、オレールだと知ると安堵した表情を浮かべる。レオは、オレールのことを知らないので、まだ警戒はしているものの、レイリシアの安堵した表情を見て、少し安心するのだ。
「レイリシア王妃、ご無事でなによりです!早速で申し訳ございませんが、転移で魔物の街にお連れしてもよろしいですか?」
オレールは、レイリシア達に危険が及ぶ前に、早く移動をしたいと考えた。
「安心して腰が抜けてしまったわぁぁ!少し待ってちょうだいねぇ。レオ、これで安心よぉ!すぐにエリーゼにも会えるわぁ」
「え!?お母様本当ですか?えっと?ということは、もしかして貴方は魔物の街からやってきた方でしょうか?」
レイリシアは、安心したのかいつものおっとりした口調に戻ってレオの頭を撫でる。エリーゼに会えると知ったレオは思わず立ち上がって、オレールに問いかけてしまうのだ。
「はい!魔物の街から助けに参りました!今仲間が国王陛下を助けに向かっておりますよ!では、レイリシア王妃様、レオ王子様、手を繋いでください!ここは危ないですので、転移をして向こうで話しましょう」
オレールは、探知の魔法で何者かが近付いてくる気配を感じて、早くレイリシアとレオを逃がすことにした。
レイリシアは、オレールの様子から、何かを察してレオの手をすぐに握る。レオも、二人の雰囲気を察して、無駄なくことは言わずに手を握り返すのである。
そして、手を握ったのを確認したオレールは、魔物の街に転移するのである。
オレール達が、去ったあとダッダッダッと凄い勢いで走る音が聞こえた。
「クソ!どこから侵入しやがった!王妃と王子はいるか?」
「いえ!逃げられたみたいです!」
武装した数人の兵士は、見張り役の仲間が殺されているのを見て血相を変える。
そして、隊長らしき人はレイリシアとレオが逃げたことを知って怒りのあまりに壁を殴るのだ。
「お前ら、ルイス王子とカルロ王子に、このことを伝えにいけ!お前は、俺と侵入者を探すぞ!ついてこい」
「はい!」
隊長らしき人は、すぐに指示を出す。それを聞いた部下は、それぞれの指示された場所に向かうのだった。
「セバンとアサシンは、うまくやっているでしょうか?それより、先程から探知の魔法を使っていますが、いくつか厳重な場所がありますね。まずは、ここに行きますか!」
オレールは、敵がいない部屋に入って、探知の魔法を使い、無駄なく探し出そうとした。
そして、二人が閉じ込められているであろう場所に行くことにしたのだ。
「廊下の角に二人と、部屋の前に四人ですか......見つからずに倒すのは、至難の業ですね!仕方ありませんか!」
オレールは、高速回転をする風の刃を出して、それを敵に向かって放つ。
すると、角にいた二人の首を一瞬にして刎ねて、そのまま部屋の前にいた四人の首も刎ねるのだ。
一瞬の出来事で、敵の兵士は一切の抵抗も出来ずに、そのまま倒れてしまうのである。
「今の私であれば、大抵の敵なら倒せますし、見つかっても問題はないでしょう」
魔法神から色々教わったことや神力を手に入れたことで、並大抵のことならば対処できるだろうと考えるようになったオレールは、大胆な行動に出るのだ。
そして、二人がいるであろう部屋に辿り着いて、トントントンと部屋をノックする。
「助けに来たのですが、ドアを開けてもよろしいですか?」
オレールは、探知の魔法を使っているので、臨戦態勢に入れば敵だと、すぐにわかるので、ここでも大胆にノックをして知らせる。
「だ、誰ですか?」
レオ第三王子は、緊張と恐怖で声を上ずらせながら答える。レイリシアは、レオを庇うように抱き寄せて守ろうとする。
「宰相様からの依頼で助けに参りましたオレールと申します。部屋の前にいた敵は一掃しておりますので、ご安心ください」
「はぁ~、よかった!伯爵なのね?助かったわ!すぐに入ってきてくれるかしら」
レイリシアは、オレールだと知ると安堵した表情を浮かべる。レオは、オレールのことを知らないので、まだ警戒はしているものの、レイリシアの安堵した表情を見て、少し安心するのだ。
「レイリシア王妃、ご無事でなによりです!早速で申し訳ございませんが、転移で魔物の街にお連れしてもよろしいですか?」
オレールは、レイリシア達に危険が及ぶ前に、早く移動をしたいと考えた。
「安心して腰が抜けてしまったわぁぁ!少し待ってちょうだいねぇ。レオ、これで安心よぉ!すぐにエリーゼにも会えるわぁ」
「え!?お母様本当ですか?えっと?ということは、もしかして貴方は魔物の街からやってきた方でしょうか?」
レイリシアは、安心したのかいつものおっとりした口調に戻ってレオの頭を撫でる。エリーゼに会えると知ったレオは思わず立ち上がって、オレールに問いかけてしまうのだ。
「はい!魔物の街から助けに参りました!今仲間が国王陛下を助けに向かっておりますよ!では、レイリシア王妃様、レオ王子様、手を繋いでください!ここは危ないですので、転移をして向こうで話しましょう」
オレールは、探知の魔法で何者かが近付いてくる気配を感じて、早くレイリシアとレオを逃がすことにした。
レイリシアは、オレールの様子から、何かを察してレオの手をすぐに握る。レオも、二人の雰囲気を察して、無駄なくことは言わずに手を握り返すのである。
そして、手を握ったのを確認したオレールは、魔物の街に転移するのである。
オレール達が、去ったあとダッダッダッと凄い勢いで走る音が聞こえた。
「クソ!どこから侵入しやがった!王妃と王子はいるか?」
「いえ!逃げられたみたいです!」
武装した数人の兵士は、見張り役の仲間が殺されているのを見て血相を変える。
そして、隊長らしき人はレイリシアとレオが逃げたことを知って怒りのあまりに壁を殴るのだ。
「お前ら、ルイス王子とカルロ王子に、このことを伝えにいけ!お前は、俺と侵入者を探すぞ!ついてこい」
「はい!」
隊長らしき人は、すぐに指示を出す。それを聞いた部下は、それぞれの指示された場所に向かうのだった。
64
お気に入りに追加
5,417
あなたにおすすめの小説
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から「破壊神」と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
異世界で生き残る方法は?
ブラックベリィ
ファンタジー
第11回ファンタジー大賞が9月30日で終わりました。
投票してくれた方々、ありがとうございました。
200人乗りの飛行機で、俺達は異世界に突入してしまった。
ただし、直前にツアー客が団体様でキャンセルしたんで、乗客乗務員合わせて30名弱の終わらない異世界旅行の始まり………。
いや、これが永遠(天寿を全うするまで?)のサバイバルの始まり?
ちょっと暑さにやられて、恋愛モノを書くだけの余裕がないので………でも、何か書きたい。
と、いうコトで、ご都合主義満載の無茶苦茶ファンタジーです。
ところどころ迷走すると思いますが、ご容赦下さい。
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺若葉
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。