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第3章 アレクを狙って
第582話 デストロイ将軍復活!?ノックス更に人外に!?
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「普通の魔物じゃないぞ!」
「なんで、魔物が武装してるんだ!ぐぁぁぁ」
デストロイと魔物達は、門を突破して王都に入ると、兵士達が引っ切り無しに押し寄せてきた。
しかし、デストロイと魔物達は、一歩も引くことなく、むしろ虐殺に近い形で、敵をどんどんと蹴散らしていく。
「こんなことになるなら、初めから......ぐぁぁぁ」
追放された貴族の兵士や雇われた兵士は、次々になぎ倒されて、あちらこちらから悲鳴が聞こえる。
「おい!デストロイ、周りに被害が出過ぎだろ?最小限で抑えろよ」
ノックス達が、あとから追ってくると、デストロイ達のせいで建物は崩壊していた。
王都の住人は、騒ぎと魔物が来たことで、大急ぎで逃げたので人的被害はない。
「仕方ねぇだろ?わらわらと湧いて来やがるからよ!吹き飛ばすほかなかったんだ」
「はぁ、ほどほどにしてくれよ!陛下は、何も言わないだろうが、魔物の恐怖を払拭させられないだろ?余計に、怖がられるだろうしな」
ノックスは、アレクの夢である人と魔物の共存を考えていた。そして、今回のように無差別に近い破壊を繰り返していたら、人は恐怖するだけで、何も変わらないと感じたのだ。
「あぁぁぁ!わかった!お前らも、聞いたな!今からひとりひとり確実に殺すぞ」
デストロイは、大声で魔物達に被害が出ないように言い聞かせる。
魔物達も、全員が頷いて誰一人として魔法を使わずに、武器で切り倒して行くのだ。
「ノックス、これでいいか?」
「あぁ、流石元将軍だな!これから、魔物部隊の将軍もいいんじゃないか?」
ノックスは、ニヤリとしながらデストロイに言うと、「めんどくせぇ」と言って敵に向かって走っていく。しかし、ノックスからは本気で嫌がっているようには見えず、ただの照れ隠しだと思うのだ。
「お、おい!お前ら、止まらねぇとこいつらがどうなってもいいのか?」
ノックスも、応戦しようと剣を抜こうとした時、別の道から住民に対して、ナイフや剣を突き付けたやつらが現れた。
「俺達が、大人しくしたら、解放してくれるのか?」
ノックスは、解放するなどとは思っておらず、一瞬の隙を狙っていた。
「武器を捨てて大人しくするならな!ってどこに行きやがった」
「ここだ!もう振り向くことすらできないがな」
ノックスが、反発せず大人しく言う事を聞きそうだったので、敵に一瞬だが、隙ができた。その隙を見逃さず、常人の目には見えない速さで移動して斬りつけたのだ。
敵は、斬られたことを認識すらできず、言われて初めて視界が歪み、そのまま崩れ落ちる。
「スベアさん、見えましたか?」
「いえ、一瞬過ぎて何がなんだか......」
ロナンもスベアも、あまりの出来事に、開いた口が塞がらない状態になる。
ちなみに、ロナンはスベアに様を付けていたのだが、さん呼びにしてほしいとスベアから言われて、様付けをやめたのだ。
「ロナンとスベア、いつまでの呆けてないで、この人達を安全な場所に避難させてやれ!頼んだぞ」
住民は、脅されていたこと斬られて血を見たことで、怯えていた。
そして、ノックスは怯える住民を、このままにしておくわけにはいかないと思うのだ。
「は、はい!わかりました!ロナンさん、行きましょう」
「はい!」
スベアは、すぐに我に返って、ロナンとともに住民を避難させる。
「よし!そろそろ俺も、気を使わずに戦えそうだな」
ノックスは、オレールから頼まれた手前、ロナンとスベアを気にしながら行動していたが、一人になった今、気にする必要がないので、デストロイを同じように暴れまわろうと考えたのである。
◆
「俺も、そろそろ人化して楽しむぜ!ん!?あっちに弱った人間が複数いるな!行ってみるか」
レッドドラゴンは、もう陽動する必要がないと感じて、参戦しようとしたが、王都外に複数の人間がいることを感知して、そちらへ向かうのだった。
「なんで、魔物が武装してるんだ!ぐぁぁぁ」
デストロイと魔物達は、門を突破して王都に入ると、兵士達が引っ切り無しに押し寄せてきた。
しかし、デストロイと魔物達は、一歩も引くことなく、むしろ虐殺に近い形で、敵をどんどんと蹴散らしていく。
「こんなことになるなら、初めから......ぐぁぁぁ」
追放された貴族の兵士や雇われた兵士は、次々になぎ倒されて、あちらこちらから悲鳴が聞こえる。
「おい!デストロイ、周りに被害が出過ぎだろ?最小限で抑えろよ」
ノックス達が、あとから追ってくると、デストロイ達のせいで建物は崩壊していた。
王都の住人は、騒ぎと魔物が来たことで、大急ぎで逃げたので人的被害はない。
「仕方ねぇだろ?わらわらと湧いて来やがるからよ!吹き飛ばすほかなかったんだ」
「はぁ、ほどほどにしてくれよ!陛下は、何も言わないだろうが、魔物の恐怖を払拭させられないだろ?余計に、怖がられるだろうしな」
ノックスは、アレクの夢である人と魔物の共存を考えていた。そして、今回のように無差別に近い破壊を繰り返していたら、人は恐怖するだけで、何も変わらないと感じたのだ。
「あぁぁぁ!わかった!お前らも、聞いたな!今からひとりひとり確実に殺すぞ」
デストロイは、大声で魔物達に被害が出ないように言い聞かせる。
魔物達も、全員が頷いて誰一人として魔法を使わずに、武器で切り倒して行くのだ。
「ノックス、これでいいか?」
「あぁ、流石元将軍だな!これから、魔物部隊の将軍もいいんじゃないか?」
ノックスは、ニヤリとしながらデストロイに言うと、「めんどくせぇ」と言って敵に向かって走っていく。しかし、ノックスからは本気で嫌がっているようには見えず、ただの照れ隠しだと思うのだ。
「お、おい!お前ら、止まらねぇとこいつらがどうなってもいいのか?」
ノックスも、応戦しようと剣を抜こうとした時、別の道から住民に対して、ナイフや剣を突き付けたやつらが現れた。
「俺達が、大人しくしたら、解放してくれるのか?」
ノックスは、解放するなどとは思っておらず、一瞬の隙を狙っていた。
「武器を捨てて大人しくするならな!ってどこに行きやがった」
「ここだ!もう振り向くことすらできないがな」
ノックスが、反発せず大人しく言う事を聞きそうだったので、敵に一瞬だが、隙ができた。その隙を見逃さず、常人の目には見えない速さで移動して斬りつけたのだ。
敵は、斬られたことを認識すらできず、言われて初めて視界が歪み、そのまま崩れ落ちる。
「スベアさん、見えましたか?」
「いえ、一瞬過ぎて何がなんだか......」
ロナンもスベアも、あまりの出来事に、開いた口が塞がらない状態になる。
ちなみに、ロナンはスベアに様を付けていたのだが、さん呼びにしてほしいとスベアから言われて、様付けをやめたのだ。
「ロナンとスベア、いつまでの呆けてないで、この人達を安全な場所に避難させてやれ!頼んだぞ」
住民は、脅されていたこと斬られて血を見たことで、怯えていた。
そして、ノックスは怯える住民を、このままにしておくわけにはいかないと思うのだ。
「は、はい!わかりました!ロナンさん、行きましょう」
「はい!」
スベアは、すぐに我に返って、ロナンとともに住民を避難させる。
「よし!そろそろ俺も、気を使わずに戦えそうだな」
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◆
「俺も、そろそろ人化して楽しむぜ!ん!?あっちに弱った人間が複数いるな!行ってみるか」
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