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第3章 アレクを狙って
第559話 強くなったスベアとエロジジイ!
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オレールとロナンとスベアは、島に降りて中心へ歩いていく。魔物がいる気配はするのだが、魔物は避けるように逃げていくのだ。
「完全にこの島の支配者になっていますね!スベアを見た魔物が全員逃げていきますよ」
「師匠、支配者なんて言い方やめてくださいよ!恥ずかしいじゃないですか」
スベアは、恥ずかしさのあまり顔を赤くする。そして、そそくさと先を急いで歩いていくのだ。
「フフッ、行っちゃいましたね!ロナン、私達も先を急ぎますよ」
「はい!」
オレールとロナンは、走ってスベアを追う。しかし、風魔法で強化できるようになったスベアは、あっという間にいなくなる。
「スベアさん、いい感じですね!魔力の流れが前よりも綺麗ですよ!」
「師匠!ありがとうございます!凄く頑張った甲斐があります」
オレールは、スベアに追いつくと、すぐに褒める。すると、スベアは満面の笑みになって、やったーとガッツポーズをするのだ。
「嬉しいのはわかりますが、そろそろロナンに挨拶をしてあげてください!」
オレールは、スベアが嬉しがっているのを肌で感じていたので、敢えて言っていなかったが、これ以上蔑ろにされているロナンが可哀想に感じて指摘する。
「あっ!?ごめんなさい!私ったら久しぶりに師匠に会えた嬉しさと褒めてもらった嬉しさで舞い上がっていました。ロナンさん、スベアと申します。よろしくお願いします」
スベアは、アワアワしながら慌てて、ロナンに頭を下げて挨拶をする。ロナンは、その様子を見て、普通の可愛らしい女の子なんだなと笑顔になる。
「よろしくお願いします。こんな可愛らしい人が、あれだけの魔法を使えることに驚きました。間近で色々学ばせてくださいね」
ロナンは、手を出して握手を求める。スベアは、ローブで手を拭いて握手を返す。
「そ、そんな、私なんてまだまだ未熟です!こちらこそ、色々学ばせてください」
スベアは、謙遜した言葉をロナンに返すのだ。
「フフッ、仲良くできそうでよかったです。では、そろそろ長老を呼んで頂いてもよろしいですか?」
オレールは、親が子を見るような目で、スベアとロナンを眺めてほのぼのした気持ちになる。
「はい!待っていてくださいね」
スベアは、目の前にある平屋の戸を開けて中に入っていく。暫くすると、スベアに支えられたヨボヨボのお爺さんが姿を現す。
「オレール、もっと遅くてもよかったんじゃぞ!スベアちゃんとの甘いひと時を邪魔しよってからに」
お爺さんは、杖をオレールに向けて、少し怒った口調で話す。
「はぁ......長老は、相変わらず女性が好きですね!本当は、スベアさんを預けたくはなかったのですが、貴方しか教えられる人がいませんでしたからね」
オレールは、長老を見てため息をつきながら相変わらずだなと思う。そして、ヤレヤレと感じていると、スベアが「キャァァ」と悲鳴を上げる。
「ホッホッホッホ、今日もいいケツをしておるのぅ!これで、更に1年は長生きできるわい」
長老は、スベアに寄りかかりながらお尻を触って大満足の表情を浮かべている。ただの変態ジジイなのだ。
「はぁ~、長老そろそろ私が、あの世に送りましょうか?今の私なら、そのエロい考えを浄化して成仏させることができますよ」
オレールは、澄ました顔で、長老に向かって杖を突きつけて、いつでも成仏できるよという構えを見せる。
「や、やめんか!冗談じゃわい!今のオレールならば、本当に成仏させられそうじゃな!あぁ~くわばらくわばら」
長老は、怖い怖いといった表情をして、杖で家に入るように指示をする。オレールとロナンは、笑いながら長老に指示された通りに家の中に入るのだった。
「完全にこの島の支配者になっていますね!スベアを見た魔物が全員逃げていきますよ」
「師匠、支配者なんて言い方やめてくださいよ!恥ずかしいじゃないですか」
スベアは、恥ずかしさのあまり顔を赤くする。そして、そそくさと先を急いで歩いていくのだ。
「フフッ、行っちゃいましたね!ロナン、私達も先を急ぎますよ」
「はい!」
オレールとロナンは、走ってスベアを追う。しかし、風魔法で強化できるようになったスベアは、あっという間にいなくなる。
「スベアさん、いい感じですね!魔力の流れが前よりも綺麗ですよ!」
「師匠!ありがとうございます!凄く頑張った甲斐があります」
オレールは、スベアに追いつくと、すぐに褒める。すると、スベアは満面の笑みになって、やったーとガッツポーズをするのだ。
「嬉しいのはわかりますが、そろそろロナンに挨拶をしてあげてください!」
オレールは、スベアが嬉しがっているのを肌で感じていたので、敢えて言っていなかったが、これ以上蔑ろにされているロナンが可哀想に感じて指摘する。
「あっ!?ごめんなさい!私ったら久しぶりに師匠に会えた嬉しさと褒めてもらった嬉しさで舞い上がっていました。ロナンさん、スベアと申します。よろしくお願いします」
スベアは、アワアワしながら慌てて、ロナンに頭を下げて挨拶をする。ロナンは、その様子を見て、普通の可愛らしい女の子なんだなと笑顔になる。
「よろしくお願いします。こんな可愛らしい人が、あれだけの魔法を使えることに驚きました。間近で色々学ばせてくださいね」
ロナンは、手を出して握手を求める。スベアは、ローブで手を拭いて握手を返す。
「そ、そんな、私なんてまだまだ未熟です!こちらこそ、色々学ばせてください」
スベアは、謙遜した言葉をロナンに返すのだ。
「フフッ、仲良くできそうでよかったです。では、そろそろ長老を呼んで頂いてもよろしいですか?」
オレールは、親が子を見るような目で、スベアとロナンを眺めてほのぼのした気持ちになる。
「はい!待っていてくださいね」
スベアは、目の前にある平屋の戸を開けて中に入っていく。暫くすると、スベアに支えられたヨボヨボのお爺さんが姿を現す。
「オレール、もっと遅くてもよかったんじゃぞ!スベアちゃんとの甘いひと時を邪魔しよってからに」
お爺さんは、杖をオレールに向けて、少し怒った口調で話す。
「はぁ......長老は、相変わらず女性が好きですね!本当は、スベアさんを預けたくはなかったのですが、貴方しか教えられる人がいませんでしたからね」
オレールは、長老を見てため息をつきながら相変わらずだなと思う。そして、ヤレヤレと感じていると、スベアが「キャァァ」と悲鳴を上げる。
「ホッホッホッホ、今日もいいケツをしておるのぅ!これで、更に1年は長生きできるわい」
長老は、スベアに寄りかかりながらお尻を触って大満足の表情を浮かべている。ただの変態ジジイなのだ。
「はぁ~、長老そろそろ私が、あの世に送りましょうか?今の私なら、そのエロい考えを浄化して成仏させることができますよ」
オレールは、澄ました顔で、長老に向かって杖を突きつけて、いつでも成仏できるよという構えを見せる。
「や、やめんか!冗談じゃわい!今のオレールならば、本当に成仏させられそうじゃな!あぁ~くわばらくわばら」
長老は、怖い怖いといった表情をして、杖で家に入るように指示をする。オレールとロナンは、笑いながら長老に指示された通りに家の中に入るのだった。
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