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第2章 強敵ルシファーと新たな力を得る
第516話 ゼロが表舞台へと姿を現す!
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アレク達が、聖王国へ出向く準備をしている頃、聖王国にゼロがやってきていた。
「ゼロ様、お待ちしておりました!姿が変わられたようですが、やはり人間では安定致しませんか?」
冠を被った人物と太った教皇と黒い鎧を身に纏った人物が座っている。そして、冠を被った人物が、ゼロに問いかけるのだ。
「王よ、幾人もの人間の調達ご苦労であったな!この肉体は、No.10が用意した最高傑作である!朽ちることはないのでな。もう人間を用意せずともよいぞ」
「ほぉ~それは、素晴らしいです。これで、ゼロ様が完全復活されたということですね!やっと、この世界がゼロ様の物になる日も近いということ!本当に素晴らしい」
太った教皇は、ブッヒヒヒブッホブッホと笑いながらゼロの復活を喜ぶ。
「完全復活は、まだ先であるな!本来の力を出すには、この肉体を鍛える必要がある!だが、世界を手に入れるのも遠い未来ではないわ」
フッハハハハと笑い、有頂天になる。
「このような時に申し訳ないのですが、王国から抗議文が何通も送られてきております。どうやら、十戒が任務に失敗したようです」
聖王国の王様が、抗議文を机に出してゼロへと見せる。ゼロは、一通の抗議文を手に取り読み始める。
「フッ、宣戦布告も辞さないとは馬鹿げておるわ!暗黒騎士よ!お主は、戦争に備えよ!亡霊共をいつでも動かせるようにするのだ」
「ハッ!ゼロ様、必ずや敵を蹴散らしてご覧にいれましょう!」
暗黒騎士は、立ち上がってゼロへと一礼して、部屋を出ていく。
「ゼロ様、戻ったぞい!今回の任務年寄りには堪えるわい!すまんが、失敗してしもうた」
ゼロが、会議の続きをしてようとした時、空間から魔物の街に現れた爺さんが姿を現す。しかも、ゼロに対して畏まった口調を一切使わないのだ。
「爺よ、ご苦労であった!爺が、任務に失敗とは珍しいこともあるものだな」
「クワックワックワッ、一人の青年に全くもってワシの力が通用せんかったわい!金色のオーラで全て弾かれてしまったぞい」
ゼロも、全く気にする様子がないようで、怒る気配すら見せない。
「金色......まさか、あのクソジジイが力を与えたのか?だが、爺は生きておるとこを見るとまだ完全ではないということであるな!爺よ、そやつ以外は相手にできそうか?」
ゼロは、爺の言葉から考察を始める。そして、アレクが完全に力を使いこなせていないことを察して、勝機があることを悟る。
「問題ないんじゃ!多少の強者が集まっておったが、ワシの相手ではないわい!」
「では、青年は我が相手をしよう!爺は、有象無象を蹴散らすのだ!」
等々、ゼロ自ら戦いに出るようだ。
「仰せのままに!」
爺は、先程とは打って変わって、片膝を突いてゼロに頭を下げる。
「フッ、爺には似合わぬ!いつものようにするがよい!爺よ、NO.3とNO.10に聖王国へ来るよう伝えるのだ」
爺は、「伝えてくるわい」と言って、空間に現れた転移のゲートを潜って消える。
「王よ、聖女はどうしておる?」
「地下牢で大人しくしております。ゼロ様の呪いに抗っておりますが、じきに抵抗できなくなるでしょう」
ゼロは、聖女に呪いをかけたようだが、聖女の力によって抵抗をしている。
「あの力は、魅力的であるからな!殺すには惜しい。我の呪いにかかれば、あの力がどう作用するのか気になるのでな」
ゼロは、また良からぬことを考えているようであり、聖女の力を世界征服のために利用しようとしている。
「王と教皇よ、兵を集め決戦の時に備えるのだ!よいな」
王と教皇は、ゼロの前で片膝を突き、頭を下げながら「ハッ」と返事をするのだった。
「ゼロ様、お待ちしておりました!姿が変わられたようですが、やはり人間では安定致しませんか?」
冠を被った人物と太った教皇と黒い鎧を身に纏った人物が座っている。そして、冠を被った人物が、ゼロに問いかけるのだ。
「王よ、幾人もの人間の調達ご苦労であったな!この肉体は、No.10が用意した最高傑作である!朽ちることはないのでな。もう人間を用意せずともよいぞ」
「ほぉ~それは、素晴らしいです。これで、ゼロ様が完全復活されたということですね!やっと、この世界がゼロ様の物になる日も近いということ!本当に素晴らしい」
太った教皇は、ブッヒヒヒブッホブッホと笑いながらゼロの復活を喜ぶ。
「完全復活は、まだ先であるな!本来の力を出すには、この肉体を鍛える必要がある!だが、世界を手に入れるのも遠い未来ではないわ」
フッハハハハと笑い、有頂天になる。
「このような時に申し訳ないのですが、王国から抗議文が何通も送られてきております。どうやら、十戒が任務に失敗したようです」
聖王国の王様が、抗議文を机に出してゼロへと見せる。ゼロは、一通の抗議文を手に取り読み始める。
「フッ、宣戦布告も辞さないとは馬鹿げておるわ!暗黒騎士よ!お主は、戦争に備えよ!亡霊共をいつでも動かせるようにするのだ」
「ハッ!ゼロ様、必ずや敵を蹴散らしてご覧にいれましょう!」
暗黒騎士は、立ち上がってゼロへと一礼して、部屋を出ていく。
「ゼロ様、戻ったぞい!今回の任務年寄りには堪えるわい!すまんが、失敗してしもうた」
ゼロが、会議の続きをしてようとした時、空間から魔物の街に現れた爺さんが姿を現す。しかも、ゼロに対して畏まった口調を一切使わないのだ。
「爺よ、ご苦労であった!爺が、任務に失敗とは珍しいこともあるものだな」
「クワックワックワッ、一人の青年に全くもってワシの力が通用せんかったわい!金色のオーラで全て弾かれてしまったぞい」
ゼロも、全く気にする様子がないようで、怒る気配すら見せない。
「金色......まさか、あのクソジジイが力を与えたのか?だが、爺は生きておるとこを見るとまだ完全ではないということであるな!爺よ、そやつ以外は相手にできそうか?」
ゼロは、爺の言葉から考察を始める。そして、アレクが完全に力を使いこなせていないことを察して、勝機があることを悟る。
「問題ないんじゃ!多少の強者が集まっておったが、ワシの相手ではないわい!」
「では、青年は我が相手をしよう!爺は、有象無象を蹴散らすのだ!」
等々、ゼロ自ら戦いに出るようだ。
「仰せのままに!」
爺は、先程とは打って変わって、片膝を突いてゼロに頭を下げる。
「フッ、爺には似合わぬ!いつものようにするがよい!爺よ、NO.3とNO.10に聖王国へ来るよう伝えるのだ」
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ゼロは、また良からぬことを考えているようであり、聖女の力を世界征服のために利用しようとしている。
「王と教皇よ、兵を集め決戦の時に備えるのだ!よいな」
王と教皇は、ゼロの前で片膝を突き、頭を下げながら「ハッ」と返事をするのだった。
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