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第2章 強敵ルシファーと新たな力を得る
第513話 聖王国を救い出すための足がかりを知る!
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「私達に、答えられる範囲であれば、なんでもお聞きください」
「ではまず、聖王国はどのくらいゼロによって呪いをかけられていますか?」
アレクは、聖王国に向かう前に、現状把握をしなければと思い尋ねる。
「私達がいた頃になりますが、国王並びに配下の者は洗脳されていたと思います。教会内部も、全員が洗脳されているでしょう。各国にある教会へ密かに洗脳されている者を派遣して情報を収集していました」
アレクは、マーカスからの話を聞いて、手遅れ感と各国の情報が知れ渡っていることに焦りを見せる。
「やはりそうであったか......聖王国に抗議文を送ったのであるが、全くなんの反応もないのだ。それが、原因であったとはな」
陛下は、採算に渡る抗議文を送り続けてきたのだが、無視され続けているようだ。
「それは、完全に支配されていますね。マーカス隊長、民達も呪いの影響を受けているのですか?」
「私達が、王国に来る前は、洗脳を受けていなかったと思います。あれから、かなり時間が経っていますので、正直どうなっているのかわかりません」
もし、民まで呪いを受けているのなら、聖王国に攻めた際に厄介だなと感じるアレク。
「そうですか......もし、影響を受けているならば、ゼロとの対決前に神力を失ってしまうかもしれませんね。はぁ、問題が山積みですよ」
「一つだけ解決策があるのですが、成功する確率はかなり低いと思います」
マーカスが、苦い顔をしながら解決策を提案してくる。
「もし、試す価値がなるなら作戦に入れますので話してください」
「はい!聖女様が、まだ生きているのであれば、救い出してお力を借りましょう。正直、生きている保証もないですし、警備も厳重だと思います」
聖王国には、聖女がいることが判明した。しかし、アレクは一つの疑問を感じるのだ。
「本当に聖女様が実在するのですか?崇めている神様は偽物だと伺ったのですが、そんな聖王国に聖女様がいるとは考えにくいのですが......」
偽物の神を崇めるような国に聖女様が現れるはずがないと考えるアレク。
「神様が偽物!?そんなはずはございません!まさか?私達は、ずっと騙されていたのですか?ですが、聖女様は存在します!不思議な力で人々の病を治しているのをこの目で見たのですから」
マーカスもウェンデルも、聖王国が崇めている神が偽物だとは知らずに驚きを隠せずにいる。
「偽物を完璧に証明することは難しいですが、俺は創造神様のお陰でこの神力を覚醒できました?」
アレクは、その場で神力を使う。もちろん、魔法鞄からローブを出して羽織っている。
「聖女様と同じ金色のオーラ......」
マーカスとウェンデルは、神を見たかのような表情をして床に額をつけて拝み始める。
「神様!なんでもおっしゃってください!忠誠を誓います」
アレクを神様呼びするウェンデル。アレクは、その気迫に圧されて思わず後退りしてしまう。
「神様じゃないですから顔を上げてください!それよりも、その聖女様が気になりますね。金色のオーラと病の治療ですか......救い出して話を聞いてみましょう」
アレクは、もしかすると本当に手助けになるのではないかと考える。
「私どもも連れて行ってはくれませんか?聖女様がいるであろう場所に案内をさせてください」
「聖王国に詳しい人がいてくれると助かりますが、死ぬかもしれませんよ」
アレクのその言葉を聞いても、マーカスとウェンデルは、「覚悟の上です」と答えて一歩も引く姿勢を見せないのだ。
「わかりました!そこまでの覚悟があるのならばお願いします!」
マーカスとウェンデルは、「はい!」と言って意気込みを見せるのだった。
「ではまず、聖王国はどのくらいゼロによって呪いをかけられていますか?」
アレクは、聖王国に向かう前に、現状把握をしなければと思い尋ねる。
「私達がいた頃になりますが、国王並びに配下の者は洗脳されていたと思います。教会内部も、全員が洗脳されているでしょう。各国にある教会へ密かに洗脳されている者を派遣して情報を収集していました」
アレクは、マーカスからの話を聞いて、手遅れ感と各国の情報が知れ渡っていることに焦りを見せる。
「やはりそうであったか......聖王国に抗議文を送ったのであるが、全くなんの反応もないのだ。それが、原因であったとはな」
陛下は、採算に渡る抗議文を送り続けてきたのだが、無視され続けているようだ。
「それは、完全に支配されていますね。マーカス隊長、民達も呪いの影響を受けているのですか?」
「私達が、王国に来る前は、洗脳を受けていなかったと思います。あれから、かなり時間が経っていますので、正直どうなっているのかわかりません」
もし、民まで呪いを受けているのなら、聖王国に攻めた際に厄介だなと感じるアレク。
「そうですか......もし、影響を受けているならば、ゼロとの対決前に神力を失ってしまうかもしれませんね。はぁ、問題が山積みですよ」
「一つだけ解決策があるのですが、成功する確率はかなり低いと思います」
マーカスが、苦い顔をしながら解決策を提案してくる。
「もし、試す価値がなるなら作戦に入れますので話してください」
「はい!聖女様が、まだ生きているのであれば、救い出してお力を借りましょう。正直、生きている保証もないですし、警備も厳重だと思います」
聖王国には、聖女がいることが判明した。しかし、アレクは一つの疑問を感じるのだ。
「本当に聖女様が実在するのですか?崇めている神様は偽物だと伺ったのですが、そんな聖王国に聖女様がいるとは考えにくいのですが......」
偽物の神を崇めるような国に聖女様が現れるはずがないと考えるアレク。
「神様が偽物!?そんなはずはございません!まさか?私達は、ずっと騙されていたのですか?ですが、聖女様は存在します!不思議な力で人々の病を治しているのをこの目で見たのですから」
マーカスもウェンデルも、聖王国が崇めている神が偽物だとは知らずに驚きを隠せずにいる。
「偽物を完璧に証明することは難しいですが、俺は創造神様のお陰でこの神力を覚醒できました?」
アレクは、その場で神力を使う。もちろん、魔法鞄からローブを出して羽織っている。
「聖女様と同じ金色のオーラ......」
マーカスとウェンデルは、神を見たかのような表情をして床に額をつけて拝み始める。
「神様!なんでもおっしゃってください!忠誠を誓います」
アレクを神様呼びするウェンデル。アレクは、その気迫に圧されて思わず後退りしてしまう。
「神様じゃないですから顔を上げてください!それよりも、その聖女様が気になりますね。金色のオーラと病の治療ですか......救い出して話を聞いてみましょう」
アレクは、もしかすると本当に手助けになるのではないかと考える。
「私どもも連れて行ってはくれませんか?聖女様がいるであろう場所に案内をさせてください」
「聖王国に詳しい人がいてくれると助かりますが、死ぬかもしれませんよ」
アレクのその言葉を聞いても、マーカスとウェンデルは、「覚悟の上です」と答えて一歩も引く姿勢を見せないのだ。
「わかりました!そこまでの覚悟があるのならばお願いします!」
マーカスとウェンデルは、「はい!」と言って意気込みを見せるのだった。
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