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第6章 新たな仲間
第455話 子供達の奮闘とレティとスローの新魔法!
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「一撃で終わらせてやる!」
リッドが、走り出してゴブリンキングに一撃を入れようとする。しかし、大量のゴブリンが行く手を阻む。
「クソ!多すぎるだろ!」
リッドは、ゴブリンに阻まれてなかなか前へ進めない。あとから、ゼフとリンとラミリスも合流するが、一切突破できる様子ではないのだ。
「全員そこから離れてください!俺達三人で突破口を開きます」
ランスが、大声で叫んで夜明けの雫を離れさそうとする。夜明けの雫は、気付くとすぐにその場から離れる。
「ファイ、力を貸してくれ!最大級の魔法を放つぞ!」
ファイは、ランスを覆いランスの体が炎に包まれたようになる。
「ハク、僕達の力を試す時だよ」
ハクは、ワンワンと言いながら、セトの横に並び立つ。
「クドラ、魔力が尽きる前に一発で仕留めてください」
「言われなくてもわかっている!情けないお前のために、一瞬で終わらせてやろう」
作戦としては、ランスとセトで突破口を開いた瞬間に、クドラが仕留めることで話がまとまった。
「爆炎」
「双牙月狼」
ランスとファイが力を合わせて、ゴブリンのいる場所に大きな爆発を起こす。そして、セトとハクが重なり合って回転し、竜巻のようになり、ゴブリンジェネラルに襲いかかる。
「俺もそろそろ行くとしよう」
クドラは、爪を伸ばして背中から黒い翼をだして、一直線にゴブリンキングへと飛んでいく。そして、ゴブリンキングが反応できないまま首を吹っ飛ばす。
「もう時間か!この程度で倒れるとはやはり情けない」
レオナードは、その場に倒れ込み、クドラは元いた場所に戻るように姿が消えていく。
「僕ちんも、そろそろ消えちゃうね。バイバ~イ」
「ワンワン!」
ランスとセトが、魔力切れで力尽きるとファイもセトも姿が消えていく。
「リン、セトを救出してこい!ここまで、子供達が頑張ったんだ!残りのゴブリンくらい俺達で倒せなかったら笑い者になる!行くぞ」
セトが、ゴブリンジェネラルを2体倒して、敵のど真ん中で倒れているので、一番素早いリンが救出に向う。そして、残った1体のゴブリンジェネラルと生き残った数匹のゴブリンを倒そうと、リッドとゼフとラミリスが動き出す。
「セトには指一本触れさせないよぉ!」
リンが、倒れているセトに斬りかかろうとしたゴブリンの腕をナイフで切り落として、心臓にナイフを突き刺して倒す。その時、ラミリスは数匹のゴブリンを魔法で倒して、リッドとゼフは、ゴブリンジェネラルと対峙する。
「ゼフ、防御は頼んだ!隙をついて俺が攻撃を仕掛ける」
「おう!任せとけ」
棍棒を振りかざしてくるゴブリンジェネラルに対して、真っ向から盾を構えて受け止めるゼフ。振りかざして次の攻撃へ、すぐ移れないゴブリンジェネラルを見て、リッドが火球を顔に数発撃ち込んで、目くらましをしている隙に、剣で首と胴体を斬る。
「本当にゴブリンジェネラルか!?クソ硬いな!致命傷すら与えられない......」
「リッド、ラミリスの氷魔法に頼るしかないと思うぞ」
この森の影響なのか?普通のゴブリンジェネラルより硬い皮膚に覆われている。
「そうだな!ラミリス、最大の氷魔法を放ってくれ」
「わかったわ!でも、詠唱している間は、無防備になるから守ってくれるかしら?」
「任せろ!全力で守ってやる」
ラミリスは、静かに詠唱を始める。ゴブリンジェネラルは、何か嫌な予感がしたのか?「ギギギギャァァァ」と雄叫びをあげて、ラミリスに向かって走り出して棍棒を振り回して暴れ出す。
「クソッ!急に暴れ出しやがった!間に合わねぇ」
急に暴れ出したゴブリンジェネラルに、遅れをとるリッドとゼフは、慌てて追いかけるが間に合わない。
「縛鎖陣ずっと僕達も遊んでいたわけじゃない」
スローとレティは、間一髪のところで、土魔法でゴブリンジェネラルを捕縛する。どんな魔法かというと、地面から伸びたチェーンが、首や腕や足に絡みつき動きを止めたのだ。
「リッドさん、ゼフさん、僕達の魔力量だとあまり長くは持ちません!解けたあと頼みます」
二人とも力いっぱい魔法を放っているのだが、強化されたゴブリンジェネラルの抵抗の強さから時間がないことを察する。
「ゼフ、全力で守るぞ!」
「あぁ、このままだと情けない大人になるからな!」
リッドとゼフは、ここまで一切いいところを見せることが出来ず不甲斐ないと感じている。それを払拭しようと気合いを入れ直すのだった。
リッドが、走り出してゴブリンキングに一撃を入れようとする。しかし、大量のゴブリンが行く手を阻む。
「クソ!多すぎるだろ!」
リッドは、ゴブリンに阻まれてなかなか前へ進めない。あとから、ゼフとリンとラミリスも合流するが、一切突破できる様子ではないのだ。
「全員そこから離れてください!俺達三人で突破口を開きます」
ランスが、大声で叫んで夜明けの雫を離れさそうとする。夜明けの雫は、気付くとすぐにその場から離れる。
「ファイ、力を貸してくれ!最大級の魔法を放つぞ!」
ファイは、ランスを覆いランスの体が炎に包まれたようになる。
「ハク、僕達の力を試す時だよ」
ハクは、ワンワンと言いながら、セトの横に並び立つ。
「クドラ、魔力が尽きる前に一発で仕留めてください」
「言われなくてもわかっている!情けないお前のために、一瞬で終わらせてやろう」
作戦としては、ランスとセトで突破口を開いた瞬間に、クドラが仕留めることで話がまとまった。
「爆炎」
「双牙月狼」
ランスとファイが力を合わせて、ゴブリンのいる場所に大きな爆発を起こす。そして、セトとハクが重なり合って回転し、竜巻のようになり、ゴブリンジェネラルに襲いかかる。
「俺もそろそろ行くとしよう」
クドラは、爪を伸ばして背中から黒い翼をだして、一直線にゴブリンキングへと飛んでいく。そして、ゴブリンキングが反応できないまま首を吹っ飛ばす。
「もう時間か!この程度で倒れるとはやはり情けない」
レオナードは、その場に倒れ込み、クドラは元いた場所に戻るように姿が消えていく。
「僕ちんも、そろそろ消えちゃうね。バイバ~イ」
「ワンワン!」
ランスとセトが、魔力切れで力尽きるとファイもセトも姿が消えていく。
「リン、セトを救出してこい!ここまで、子供達が頑張ったんだ!残りのゴブリンくらい俺達で倒せなかったら笑い者になる!行くぞ」
セトが、ゴブリンジェネラルを2体倒して、敵のど真ん中で倒れているので、一番素早いリンが救出に向う。そして、残った1体のゴブリンジェネラルと生き残った数匹のゴブリンを倒そうと、リッドとゼフとラミリスが動き出す。
「セトには指一本触れさせないよぉ!」
リンが、倒れているセトに斬りかかろうとしたゴブリンの腕をナイフで切り落として、心臓にナイフを突き刺して倒す。その時、ラミリスは数匹のゴブリンを魔法で倒して、リッドとゼフは、ゴブリンジェネラルと対峙する。
「ゼフ、防御は頼んだ!隙をついて俺が攻撃を仕掛ける」
「おう!任せとけ」
棍棒を振りかざしてくるゴブリンジェネラルに対して、真っ向から盾を構えて受け止めるゼフ。振りかざして次の攻撃へ、すぐ移れないゴブリンジェネラルを見て、リッドが火球を顔に数発撃ち込んで、目くらましをしている隙に、剣で首と胴体を斬る。
「本当にゴブリンジェネラルか!?クソ硬いな!致命傷すら与えられない......」
「リッド、ラミリスの氷魔法に頼るしかないと思うぞ」
この森の影響なのか?普通のゴブリンジェネラルより硬い皮膚に覆われている。
「そうだな!ラミリス、最大の氷魔法を放ってくれ」
「わかったわ!でも、詠唱している間は、無防備になるから守ってくれるかしら?」
「任せろ!全力で守ってやる」
ラミリスは、静かに詠唱を始める。ゴブリンジェネラルは、何か嫌な予感がしたのか?「ギギギギャァァァ」と雄叫びをあげて、ラミリスに向かって走り出して棍棒を振り回して暴れ出す。
「クソッ!急に暴れ出しやがった!間に合わねぇ」
急に暴れ出したゴブリンジェネラルに、遅れをとるリッドとゼフは、慌てて追いかけるが間に合わない。
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「リッドさん、ゼフさん、僕達の魔力量だとあまり長くは持ちません!解けたあと頼みます」
二人とも力いっぱい魔法を放っているのだが、強化されたゴブリンジェネラルの抵抗の強さから時間がないことを察する。
「ゼフ、全力で守るぞ!」
「あぁ、このままだと情けない大人になるからな!」
リッドとゼフは、ここまで一切いいところを見せることが出来ず不甲斐ないと感じている。それを払拭しようと気合いを入れ直すのだった。
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