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第1章 森の長による開拓
第375話 この世界のダンジョンはおかしい!
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「着きましたよ!ここが、ダンジョンの入り口です」
オーバーテイカーの転移によってダンジョンの入り口に辿り着く。アレクは、マンテ爺に薬を与えて元の姿に戻す。
「久しぶりに暴れられるわい。アレク、遅れをとるでないぞい」
マンテ爺は、最近戦いから離れていた所為もあり、やる気満々の様子。
「やっと斬り刻めるだな。ウズウズするぜ」
目をギラギラさせながら、今にも走り出しそうなノックス。
「二人共、ちょっと待ってね。オーバーテイカー、ダンジョンの魔物は奥に行く程、強くなる感じかな?」
前世の記憶が正しければ、奥に進むにつれてレベルの高い魔物が現れるのが王道なので一応確認する。
「いいえ!そんなことはありません。入った瞬間あらゆる魔物が無差別に襲いかかってきます。レッドドラゴン様でさえ最奥には辿り着いたことはありません」
それを聞いたアレクは、そんなのダンジョンじゃねぇよと思う。
「アレク坊、だからこそ王国のダンジョンは禁止指定区域なんだ。無駄に命を落としに行くようなもんだからな」
そんなところに、四人だけで行こうと発案した自分を呪う。しかし、来たからには行ってみたい欲が勝る。
「四人だけ大丈夫かな?」
アレクは、欲はあるものの少し躊躇してしまう。
「大丈夫だろう。オーバーテイカー、危なくなったら転移で逃げられるんだろ?それに、アレクの転移もあるしな」
「いいえ!ダンジョン内では、転移を阻害されているのか?使うことが出来ません。自力での脱出になります。それに、魔物は無限生成されます」
アレクは、絶望しかないじゃないかと思う。
「おいおい!そりゃ、気合い入れないとまずいな」
「ちょっと待って下さいね。あるものを作りますから」
アレクは、スキルを使って人数分のポーションを作製する。
「これを飲んで下さい。半日は体力気力共に自動回復するポーションです」
これなら、どれだけ魔物が襲ってこようがどうにか出来るのではと考える。
「流石だな。これがあれば余裕だろう」
「流石!森の長様です!」
「ワシの分もあるのか?こりゃええわい」
三人共が、これならどうにか出来ると考える。
「あ!食料調達が目的だから食える魔物は、消し炭にしないで下さいね」
アレクは、前回の森での経験から語る。三人共、「わかっている」と答えるが、本当かなと思うのだ。
「早速、行くとするか!」
ノックスが、先陣をきって中に突入する。見た目は、前世のイメージ通りの洞窟の入り口のようだ。アレク達も、ノックスの後を着いていく。
「おいおい!早速お出ましのようだな。しかも、オーガにミノタウロスにオークか!しかも、どれも上位種じゃねぇか」
明らかに大きさが通常の倍はある。しかも、ゾロゾロと湧き出てきている。
「行くぞ!」
ノックスの合図と共に、各個撃破して回る四人!ノックスは、「書類仕事の憂さ晴らしだ」とか言いながら大剣を振り回して、どんどん切っていく。マンテ爺は、爪と風魔法の組み合わせで首を跳ねていく。アレクは、殴る蹴るの応酬で敵を倒していく。オーバーテイカーに至っては、水魔法の球体を幾つも作って首から上に被せて窒息死させている。しかも、背後を取られた際は、防御魔法を展開しているのか?すべてを弾き返すのだ。
「粗方片付いたはいいが、魔物の山が出来たな。これで、入り口かよ」
流石のノックスも、スタンピード並に襲いかかってくる魔物の数に驚きを隠せずにいる。しかも、まだ入り口なのだ。
「アレク坊、どうする?先へ行くか?一度引き返すか?」
ノックスにも、理性は残っており、この場においては領主であるアレクに判断を仰ぐ。
「今日の食材は手に入りましたし、一度引き返しましょう。最大戦力でダンジョン攻略に挑むべきだと思います」
「よし!わかった。なら魔物を集めるぞ!オーバーテイカーとマンテ爺は、湧いてくる魔物の足止めを頼む」
「任された」と言って、二人はどんどん湧いてくる魔物を殲滅していく。その間に、アレクとノックスは、魔法鞄に魔物を詰めていく。
「マンテ爺、オーバーテイカー集め終わったし行くよ~!」
「畏まりました。炎熱」
「わかったわい」
オーバーテイカーは、湧いてくる魔物が前進できないように、通路に炎の壁を作り出す。
「オーバーテイカーナイス!」
そうして、アレク達はダンジョンから出るのだった。
オーバーテイカーの転移によってダンジョンの入り口に辿り着く。アレクは、マンテ爺に薬を与えて元の姿に戻す。
「久しぶりに暴れられるわい。アレク、遅れをとるでないぞい」
マンテ爺は、最近戦いから離れていた所為もあり、やる気満々の様子。
「やっと斬り刻めるだな。ウズウズするぜ」
目をギラギラさせながら、今にも走り出しそうなノックス。
「二人共、ちょっと待ってね。オーバーテイカー、ダンジョンの魔物は奥に行く程、強くなる感じかな?」
前世の記憶が正しければ、奥に進むにつれてレベルの高い魔物が現れるのが王道なので一応確認する。
「いいえ!そんなことはありません。入った瞬間あらゆる魔物が無差別に襲いかかってきます。レッドドラゴン様でさえ最奥には辿り着いたことはありません」
それを聞いたアレクは、そんなのダンジョンじゃねぇよと思う。
「アレク坊、だからこそ王国のダンジョンは禁止指定区域なんだ。無駄に命を落としに行くようなもんだからな」
そんなところに、四人だけで行こうと発案した自分を呪う。しかし、来たからには行ってみたい欲が勝る。
「四人だけ大丈夫かな?」
アレクは、欲はあるものの少し躊躇してしまう。
「大丈夫だろう。オーバーテイカー、危なくなったら転移で逃げられるんだろ?それに、アレクの転移もあるしな」
「いいえ!ダンジョン内では、転移を阻害されているのか?使うことが出来ません。自力での脱出になります。それに、魔物は無限生成されます」
アレクは、絶望しかないじゃないかと思う。
「おいおい!そりゃ、気合い入れないとまずいな」
「ちょっと待って下さいね。あるものを作りますから」
アレクは、スキルを使って人数分のポーションを作製する。
「これを飲んで下さい。半日は体力気力共に自動回復するポーションです」
これなら、どれだけ魔物が襲ってこようがどうにか出来るのではと考える。
「流石だな。これがあれば余裕だろう」
「流石!森の長様です!」
「ワシの分もあるのか?こりゃええわい」
三人共が、これならどうにか出来ると考える。
「あ!食料調達が目的だから食える魔物は、消し炭にしないで下さいね」
アレクは、前回の森での経験から語る。三人共、「わかっている」と答えるが、本当かなと思うのだ。
「早速、行くとするか!」
ノックスが、先陣をきって中に突入する。見た目は、前世のイメージ通りの洞窟の入り口のようだ。アレク達も、ノックスの後を着いていく。
「おいおい!早速お出ましのようだな。しかも、オーガにミノタウロスにオークか!しかも、どれも上位種じゃねぇか」
明らかに大きさが通常の倍はある。しかも、ゾロゾロと湧き出てきている。
「行くぞ!」
ノックスの合図と共に、各個撃破して回る四人!ノックスは、「書類仕事の憂さ晴らしだ」とか言いながら大剣を振り回して、どんどん切っていく。マンテ爺は、爪と風魔法の組み合わせで首を跳ねていく。アレクは、殴る蹴るの応酬で敵を倒していく。オーバーテイカーに至っては、水魔法の球体を幾つも作って首から上に被せて窒息死させている。しかも、背後を取られた際は、防御魔法を展開しているのか?すべてを弾き返すのだ。
「粗方片付いたはいいが、魔物の山が出来たな。これで、入り口かよ」
流石のノックスも、スタンピード並に襲いかかってくる魔物の数に驚きを隠せずにいる。しかも、まだ入り口なのだ。
「アレク坊、どうする?先へ行くか?一度引き返すか?」
ノックスにも、理性は残っており、この場においては領主であるアレクに判断を仰ぐ。
「今日の食材は手に入りましたし、一度引き返しましょう。最大戦力でダンジョン攻略に挑むべきだと思います」
「よし!わかった。なら魔物を集めるぞ!オーバーテイカーとマンテ爺は、湧いてくる魔物の足止めを頼む」
「任された」と言って、二人はどんどん湧いてくる魔物を殲滅していく。その間に、アレクとノックスは、魔法鞄に魔物を詰めていく。
「マンテ爺、オーバーテイカー集め終わったし行くよ~!」
「畏まりました。炎熱」
「わかったわい」
オーバーテイカーは、湧いてくる魔物が前進できないように、通路に炎の壁を作り出す。
「オーバーテイカーナイス!」
そうして、アレク達はダンジョンから出るのだった。
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