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第6章 帝国の侵略
第271話 新強化薬と成長するアレク!
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アレク達とジキタリスが大和ノ国から王国へ転移したところまで時は遡る。
「ジキタリスさん、今どんな状況なのですか?」
王城に転移してきたアレクは、現在の状況をジキタリスに尋ねる。
「それが...」
オレールとセバスとバトラーとマクガリアスとジンで、アレクから貰った強化ポーションを全部使っても勝ち目がなく、更なる強者を連れてくるまでは手出しはしない約束をして、ここへやってきたことを伝えるジキタリス。
「化け物じゃないですか...待って下さいね」
アレクは、久し振りに全知全能薬学で調べ始める。
「これでもない...これ!いや!違うなぁ」
アレクは、画面をタッチしながら色んな強化薬を探していた。しかし、化け物に勝てる薬をなかなか見つけることが出来ずにいる。
「タカハシ伯爵様、何をなさっているのですか?」
「・・・・・・」
ジキタリスが問いかけるが、返答はない。
「昔からこうなると集中して黙るんだ。それより、そのデストロイはどんな攻撃をしてくるんだ?」
ノックスが、デストロイについてどんなやつなのか問いかける。
「化け物です。先程話した通り、強化した全員が歯が立たませんでした。攻撃は、殴りの一撃とハルバートの一撃を持っています」
「クソ厄介なやつだな。で、魔王は、以前戦ったと聞いたが、どう終わらせたんだ?」
そんなやつを相手に魔王は何故生き残っているのか気になるノックス。
「まだまだ強くなる見込みがあると言い残して急に去って行ったのです」
「へぇ~おもしろいやつだ。ただ殺すのを楽しんでいるわけではないんだな」
ノックスは、ニヤニヤしながらどう戦うのかシミュレーションしているのだった。
「あったぁぁぁぁ」
ノックスとジキタリスが話していると、急にアレクが大声をだす。
「アレク坊見つかったのか?」
「はい!1ヶ月間レベルが10になる代わりに1日だけ潜在能力を最大まで引き出して、更に最大限成長した状態になれる薬です」
要するに無理矢理限界突破させる薬なのだ。
「アレク坊とパスクは、若いからまだ見込みはあるが、俺はそこまで変わらないんじゃないか?」
「師匠が、それを言いますか?今でも成長し続けてるじゃないですか!」
何を言っているんだと思うアレクであった。
「それよりも早く行った方がいいですよね?すぐに作りますね」
「そうですね。デストロイの気がいつ変わるかわかりませんので、行きましょう。セイランさんまたお願いできますか?」
「はい!わかりました」
アレクが訪れたことのない村なので、セイランに転移を頼むのであった。アレクは、すぐさま新しい薬を作り始める。
そしてアレク達は、セイランの転移でデストロイが待つ場所に向かうのであった。
転移すると、王国軍と帝国軍が戦っていたのだが、ルーヘンとヘリオスが無双しており、もう王国軍の勝ちが見える状態であった。
「ここは、任せて大丈夫そうですね。まさか、ここまで圧勝しているとは...ジキタリスさん、セイランさんをよろしくお願いします」
「任せて下さい。それから、私の分身体がデストロイのところまで案内致します」
そう言うと、ジキタリスは分身をしてデストロイのいる場所に向かう。アレクは、マンテ爺を元の姿に戻して乗っていくのだった。
◆
「あれが、デストロイですか?」
アレク達が、着くとデストロイはまだ大の字になって寝ていたのだ。
「はい!あれがデストロイです。鎧が壊れていたのですが、直っているのをみると寝ると回復するようですね」
デストロイは、ただ待つ間、暇で寝ていたわけではなく回復していたのだ。しかし、こんな短時間でオレールの最大魔法で壊した鎧が直る時点で化け物である。
「それより、皆さんは大丈夫でしょうか?」
アレクは、辺りを見渡すと木陰に座る5人が手を挙げて生きていることを知らせてくる。アレク達は、オレール達の下に向かうのだった。
「皆さん大丈夫ですか?」
「なんとか生きてますよ」
「やっときたか」
「アレク少年、待っていた」
「アレク様、情けない姿を晒し申し訳ございません」
「皆様の手を借りることになり申し訳ございません」
オレール・マクガリアス・ジン・セバス・バトラーの順に答える。
「マクガリアス、俺に任せておけ。借りは返してやる」
「悪いな!ノックス頼む...あいつを倒してくれ...」
ノックスが、あとは任せろと言うとマクガリアスは、悔しそうな顔をしながらもノックスに委ねるのだった。
「やっときたか!待ちくたびれたぞ」
みんなの無事を確認していると、寝ていたはずのデストロイが起き上がって話し始めたのだ。
「皆さん、この腕輪を着けてください」
ジキタリスが、腕輪を差し出す。しかも、一つだけ形状が違うものがある。
「これは助かります。もしかして、これはマンテ爺のですか?」
「はい!魔王様が、持っていくようにと」
なんとマンテ爺用の腕輪まで用意してくれていたのだ。アレクは、「ありがとうございます」と言ってマンテ爺の前足に装備するのだった。
「準備はいいか?」
律儀にもデストロイは、待ってくれていたようなのだ。
「もう少し待って貰っていいですか?楽しんで貰う為に最高のバフをかけますから」
アレクが、強化ポーションと先程作った錠剤タイプの新作強化薬を取り出して服用する。そして、ノックスとパスクも服用する。マンテ爺も魔物専用の強化薬を服用するのであった。
「ふっははは、待った甲斐があったな。まさか、成長するとはな」
なんとアレクの身長が伸びて成人した大人の姿になったのだ。更にパスクもノックスも見た目が少し変化したのである。
「えぇぇぇ...身長が伸びてる~」
薬の作用に身長が伸びるとは書いていなかったので、アレクは思わず大声を出して驚くのだった。
「ぶっははは、戦う前から笑わせてくれるとはな。だが、もう待てない!いくぞ」
そう言ってデストロイは、ハルバートを手にアレク達に迫りくるのだった。
「ジキタリスさん、今どんな状況なのですか?」
王城に転移してきたアレクは、現在の状況をジキタリスに尋ねる。
「それが...」
オレールとセバスとバトラーとマクガリアスとジンで、アレクから貰った強化ポーションを全部使っても勝ち目がなく、更なる強者を連れてくるまでは手出しはしない約束をして、ここへやってきたことを伝えるジキタリス。
「化け物じゃないですか...待って下さいね」
アレクは、久し振りに全知全能薬学で調べ始める。
「これでもない...これ!いや!違うなぁ」
アレクは、画面をタッチしながら色んな強化薬を探していた。しかし、化け物に勝てる薬をなかなか見つけることが出来ずにいる。
「タカハシ伯爵様、何をなさっているのですか?」
「・・・・・・」
ジキタリスが問いかけるが、返答はない。
「昔からこうなると集中して黙るんだ。それより、そのデストロイはどんな攻撃をしてくるんだ?」
ノックスが、デストロイについてどんなやつなのか問いかける。
「化け物です。先程話した通り、強化した全員が歯が立たませんでした。攻撃は、殴りの一撃とハルバートの一撃を持っています」
「クソ厄介なやつだな。で、魔王は、以前戦ったと聞いたが、どう終わらせたんだ?」
そんなやつを相手に魔王は何故生き残っているのか気になるノックス。
「まだまだ強くなる見込みがあると言い残して急に去って行ったのです」
「へぇ~おもしろいやつだ。ただ殺すのを楽しんでいるわけではないんだな」
ノックスは、ニヤニヤしながらどう戦うのかシミュレーションしているのだった。
「あったぁぁぁぁ」
ノックスとジキタリスが話していると、急にアレクが大声をだす。
「アレク坊見つかったのか?」
「はい!1ヶ月間レベルが10になる代わりに1日だけ潜在能力を最大まで引き出して、更に最大限成長した状態になれる薬です」
要するに無理矢理限界突破させる薬なのだ。
「アレク坊とパスクは、若いからまだ見込みはあるが、俺はそこまで変わらないんじゃないか?」
「師匠が、それを言いますか?今でも成長し続けてるじゃないですか!」
何を言っているんだと思うアレクであった。
「それよりも早く行った方がいいですよね?すぐに作りますね」
「そうですね。デストロイの気がいつ変わるかわかりませんので、行きましょう。セイランさんまたお願いできますか?」
「はい!わかりました」
アレクが訪れたことのない村なので、セイランに転移を頼むのであった。アレクは、すぐさま新しい薬を作り始める。
そしてアレク達は、セイランの転移でデストロイが待つ場所に向かうのであった。
転移すると、王国軍と帝国軍が戦っていたのだが、ルーヘンとヘリオスが無双しており、もう王国軍の勝ちが見える状態であった。
「ここは、任せて大丈夫そうですね。まさか、ここまで圧勝しているとは...ジキタリスさん、セイランさんをよろしくお願いします」
「任せて下さい。それから、私の分身体がデストロイのところまで案内致します」
そう言うと、ジキタリスは分身をしてデストロイのいる場所に向かう。アレクは、マンテ爺を元の姿に戻して乗っていくのだった。
◆
「あれが、デストロイですか?」
アレク達が、着くとデストロイはまだ大の字になって寝ていたのだ。
「はい!あれがデストロイです。鎧が壊れていたのですが、直っているのをみると寝ると回復するようですね」
デストロイは、ただ待つ間、暇で寝ていたわけではなく回復していたのだ。しかし、こんな短時間でオレールの最大魔法で壊した鎧が直る時点で化け物である。
「それより、皆さんは大丈夫でしょうか?」
アレクは、辺りを見渡すと木陰に座る5人が手を挙げて生きていることを知らせてくる。アレク達は、オレール達の下に向かうのだった。
「皆さん大丈夫ですか?」
「なんとか生きてますよ」
「やっときたか」
「アレク少年、待っていた」
「アレク様、情けない姿を晒し申し訳ございません」
「皆様の手を借りることになり申し訳ございません」
オレール・マクガリアス・ジン・セバス・バトラーの順に答える。
「マクガリアス、俺に任せておけ。借りは返してやる」
「悪いな!ノックス頼む...あいつを倒してくれ...」
ノックスが、あとは任せろと言うとマクガリアスは、悔しそうな顔をしながらもノックスに委ねるのだった。
「やっときたか!待ちくたびれたぞ」
みんなの無事を確認していると、寝ていたはずのデストロイが起き上がって話し始めたのだ。
「皆さん、この腕輪を着けてください」
ジキタリスが、腕輪を差し出す。しかも、一つだけ形状が違うものがある。
「これは助かります。もしかして、これはマンテ爺のですか?」
「はい!魔王様が、持っていくようにと」
なんとマンテ爺用の腕輪まで用意してくれていたのだ。アレクは、「ありがとうございます」と言ってマンテ爺の前足に装備するのだった。
「準備はいいか?」
律儀にもデストロイは、待ってくれていたようなのだ。
「もう少し待って貰っていいですか?楽しんで貰う為に最高のバフをかけますから」
アレクが、強化ポーションと先程作った錠剤タイプの新作強化薬を取り出して服用する。そして、ノックスとパスクも服用する。マンテ爺も魔物専用の強化薬を服用するのであった。
「ふっははは、待った甲斐があったな。まさか、成長するとはな」
なんとアレクの身長が伸びて成人した大人の姿になったのだ。更にパスクもノックスも見た目が少し変化したのである。
「えぇぇぇ...身長が伸びてる~」
薬の作用に身長が伸びるとは書いていなかったので、アレクは思わず大声を出して驚くのだった。
「ぶっははは、戦う前から笑わせてくれるとはな。だが、もう待てない!いくぞ」
そう言ってデストロイは、ハルバートを手にアレク達に迫りくるのだった。
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