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第6章 帝国の侵略
第270話 絶体絶命の大ピンチからの提案!
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「クソがぁぁぁ!」
そう言った瞬間、ジンの竜の息吹が掻き消される。そして、竜の息吹で服は全部燃えて素っ裸になったのだが、全身赤い鎧のような物を装備していたのだ。
「オレールさん、私のナイフに付与を頼みます」
「わかりました」
間髪入れずにバトラーが、ナイフを投げる。そこに、強化された炎の付与がされて燃えたナイフがデストロイに向かって飛んでいく。
「こんな物で倒せると思ったかァァァ」
しかし、全て鎧に弾かれて、バトラーに向かってハルバートを振り下ろす。
「囮ですよ!オレールさん、頼みます」
しかし、強化されたスライス化によってハルバートの攻撃は無効化される。それにより、次の行動が遅れたデストロイに対してオレールの最大魔法を打ち込むように指示するバトラー。
「光源の滅却領域」
デストロイだけが光のフィールドで包まれる。
「なんだ?」
デストロイが、言葉を発した瞬間、頭上から巨大なレーザー光線のようなものが降り注ぐ!
「ぐぁぁぁぁ!くっ...ぐぁぁぁぁ!」
デストロイは、なんとか抜け出そうともがくが、降り注ぐレーザー光線に動く余裕すらなくなる。その後も、レーザー光線が止むことがなくずっと放たれ続けるのだ。
「これはいつまで続くんだ?」
マクガリアスが尋ねる。
「ハァハァハァ、消滅するまでです!ぐっはぁ...強化していてもこれですか...」
無理矢理放ち魔力を枯渇するまで使った一撃である為、オレールは限界を迎えるのだった。
「常時魔力回復があるのでは?」
バトラーが、尋ねるがオレールが首を横に振る。
「今放たれている魔法自体が常時魔力を使うものなのです。ですから回復が追い付いていません」
魔法発動時も大量の魔力を使うにも関わらず発動してからも回復と同時に魔力を使い、常に枯渇状態に陥る究極だがリスクのある魔法なのだ。
「それにしても長くないか?」
「ぐはぁっ、こんなはずは...」
オレールの回復が追い付かずゆっくりとレーザー光線は止み、光のフィールドも消えていくのだ。
「化け物...」
誰が呟いたかわからないが、ポロっと声が漏れる。
全員が目にした物は、ハルバートを盾にしてアーマーらしきものもボロボロになりながらも仁王立ちしているデストロイであった。
「ジン・バトラー・セバス、あいつの動きが止まっている間に、一斉攻撃するぞ」
マクガリアスが、このタイミングを逃せば一生チャンスはないと思い、声を上げる。そして、一斉にデストロイに近付いて攻撃を仕掛けるのだが、触れる前に全員が吹き飛ぶ。
「ぐはぁっ...」
何が起きたかわからないまま、立つことさえ出来ないダメージを負う4人。
「ここまで、本気にさせられたのは久し振りだ。早く掛かってこい」
4人は、エクストラポーションを飲んで回復し、残り1分もない時間でケリをつけようと立ち上がる。
「防御力の高いジン様とバトラーが、攻撃をして下さい。やられるとは思いますが、勝機を見出したところに素早さで勝る私とマクガリアス様で攻撃をします」
このまま攻撃しても、またやられるだけと考えたセバスは、作戦を提案する。
「わかった」
「畏まりました」
二人は、セバスの案を了承してデストロイに突っ込んで行く。
すると、また近付いた瞬間吹き飛ばされるのだ。
「マクガリアス様、見えましたか?」
「何をしたかわかったが、どうしようもないな」
デストロイは、目に見えないスピードでパンチを繰り出して風圧だけで攻撃をしていたのだ。
「こないならこっちから行くぞ」
手をこまねいているとデストロイが、一瞬で二人の目の前にやってきて殴り飛ばす。二人は、反応出来ずやられるがまま吹き飛ばされる。
「所詮、こんなものか...」
デストロイは、ため息をついて悲しい表情をする。せっかく本気になれる相手が見つかったと思ったにも関わらず蓋を開けてみれば、いつもと同じ状況なのだ。
「ぐぁぁぁぁ...」
しかも、5分という時間が過ぎてオレール達は副作用を発症する。だが、腕輪のお陰ですぐに回復するのであった。
「おい!殺す前に聞くが、お前らより強いやつはいるのか?」
デストロイは、普段ならすぐ殺しているのだが、ここまで楽しませてくれたやつらはいないなと、ふと感じて気まぐれではあるが尋ねるのだった。
「いますよ!遠くにいますがね」
オレールが、アレク達のことを考えて言う。
「すぐに連れてこい!もし楽しめるやつなら今後、俺は王国に手を出さないと誓ってやる」
「え...!?そ、その約束は、必ず守ってもらえるのですか?」
デストロイから突拍子もない提案が出されてオレールは一瞬戸惑う。
「あぁ、約束してやる!だが、楽しめなければ全て破壊する!おい!ずっと見ているお前降りてこい」
木を見つめながら話すデストロイ。すると、木の葉が揺れて、あの人物が姿を現す。
「デストロイさん、お久しぶりですね。やはり見つかっていましたか...あはは」
苦笑いを浮かべながら木から下りてくるジキタリス。
「ん?あぁ~お前か!なら話は早いな!こいつらを人質にする。だから、強い者を今すぐ呼んでこい」
ジキタリスは、困った表情を浮かべるが、脳内をフル回転させて、すぐに答えを出す。
「わかりました。その代わりに、来るまでは王国そしてその者達に手を出さないと誓って下さい!それが条件です」
「安心しろ!俺は寝て待っててやるから早く連れてこい」
そう言ってデストロイは、その場で大の字になってイビキをかいて寝始めるのだった。
「はぁ~なんとか一時ですが、危機は脱しましたね。今すぐにタカハシ伯爵様達をお連れしますので、お待ち下さい」
そう言い残すと分身体のジキタリスは消えて本体に戻るのだった。
「セイランさん、今すぐに王城に転移をお願いします」
ニコッと笑いながらセイランにお願いをするジキタリス。
「あ、はい!わかりました」
セイランは、すぐに返事を返して王城へ転移するのだった。
そう言った瞬間、ジンの竜の息吹が掻き消される。そして、竜の息吹で服は全部燃えて素っ裸になったのだが、全身赤い鎧のような物を装備していたのだ。
「オレールさん、私のナイフに付与を頼みます」
「わかりました」
間髪入れずにバトラーが、ナイフを投げる。そこに、強化された炎の付与がされて燃えたナイフがデストロイに向かって飛んでいく。
「こんな物で倒せると思ったかァァァ」
しかし、全て鎧に弾かれて、バトラーに向かってハルバートを振り下ろす。
「囮ですよ!オレールさん、頼みます」
しかし、強化されたスライス化によってハルバートの攻撃は無効化される。それにより、次の行動が遅れたデストロイに対してオレールの最大魔法を打ち込むように指示するバトラー。
「光源の滅却領域」
デストロイだけが光のフィールドで包まれる。
「なんだ?」
デストロイが、言葉を発した瞬間、頭上から巨大なレーザー光線のようなものが降り注ぐ!
「ぐぁぁぁぁ!くっ...ぐぁぁぁぁ!」
デストロイは、なんとか抜け出そうともがくが、降り注ぐレーザー光線に動く余裕すらなくなる。その後も、レーザー光線が止むことがなくずっと放たれ続けるのだ。
「これはいつまで続くんだ?」
マクガリアスが尋ねる。
「ハァハァハァ、消滅するまでです!ぐっはぁ...強化していてもこれですか...」
無理矢理放ち魔力を枯渇するまで使った一撃である為、オレールは限界を迎えるのだった。
「常時魔力回復があるのでは?」
バトラーが、尋ねるがオレールが首を横に振る。
「今放たれている魔法自体が常時魔力を使うものなのです。ですから回復が追い付いていません」
魔法発動時も大量の魔力を使うにも関わらず発動してからも回復と同時に魔力を使い、常に枯渇状態に陥る究極だがリスクのある魔法なのだ。
「それにしても長くないか?」
「ぐはぁっ、こんなはずは...」
オレールの回復が追い付かずゆっくりとレーザー光線は止み、光のフィールドも消えていくのだ。
「化け物...」
誰が呟いたかわからないが、ポロっと声が漏れる。
全員が目にした物は、ハルバートを盾にしてアーマーらしきものもボロボロになりながらも仁王立ちしているデストロイであった。
「ジン・バトラー・セバス、あいつの動きが止まっている間に、一斉攻撃するぞ」
マクガリアスが、このタイミングを逃せば一生チャンスはないと思い、声を上げる。そして、一斉にデストロイに近付いて攻撃を仕掛けるのだが、触れる前に全員が吹き飛ぶ。
「ぐはぁっ...」
何が起きたかわからないまま、立つことさえ出来ないダメージを負う4人。
「ここまで、本気にさせられたのは久し振りだ。早く掛かってこい」
4人は、エクストラポーションを飲んで回復し、残り1分もない時間でケリをつけようと立ち上がる。
「防御力の高いジン様とバトラーが、攻撃をして下さい。やられるとは思いますが、勝機を見出したところに素早さで勝る私とマクガリアス様で攻撃をします」
このまま攻撃しても、またやられるだけと考えたセバスは、作戦を提案する。
「わかった」
「畏まりました」
二人は、セバスの案を了承してデストロイに突っ込んで行く。
すると、また近付いた瞬間吹き飛ばされるのだ。
「マクガリアス様、見えましたか?」
「何をしたかわかったが、どうしようもないな」
デストロイは、目に見えないスピードでパンチを繰り出して風圧だけで攻撃をしていたのだ。
「こないならこっちから行くぞ」
手をこまねいているとデストロイが、一瞬で二人の目の前にやってきて殴り飛ばす。二人は、反応出来ずやられるがまま吹き飛ばされる。
「所詮、こんなものか...」
デストロイは、ため息をついて悲しい表情をする。せっかく本気になれる相手が見つかったと思ったにも関わらず蓋を開けてみれば、いつもと同じ状況なのだ。
「ぐぁぁぁぁ...」
しかも、5分という時間が過ぎてオレール達は副作用を発症する。だが、腕輪のお陰ですぐに回復するのであった。
「おい!殺す前に聞くが、お前らより強いやつはいるのか?」
デストロイは、普段ならすぐ殺しているのだが、ここまで楽しませてくれたやつらはいないなと、ふと感じて気まぐれではあるが尋ねるのだった。
「いますよ!遠くにいますがね」
オレールが、アレク達のことを考えて言う。
「すぐに連れてこい!もし楽しめるやつなら今後、俺は王国に手を出さないと誓ってやる」
「え...!?そ、その約束は、必ず守ってもらえるのですか?」
デストロイから突拍子もない提案が出されてオレールは一瞬戸惑う。
「あぁ、約束してやる!だが、楽しめなければ全て破壊する!おい!ずっと見ているお前降りてこい」
木を見つめながら話すデストロイ。すると、木の葉が揺れて、あの人物が姿を現す。
「デストロイさん、お久しぶりですね。やはり見つかっていましたか...あはは」
苦笑いを浮かべながら木から下りてくるジキタリス。
「ん?あぁ~お前か!なら話は早いな!こいつらを人質にする。だから、強い者を今すぐ呼んでこい」
ジキタリスは、困った表情を浮かべるが、脳内をフル回転させて、すぐに答えを出す。
「わかりました。その代わりに、来るまでは王国そしてその者達に手を出さないと誓って下さい!それが条件です」
「安心しろ!俺は寝て待っててやるから早く連れてこい」
そう言ってデストロイは、その場で大の字になってイビキをかいて寝始めるのだった。
「はぁ~なんとか一時ですが、危機は脱しましたね。今すぐにタカハシ伯爵様達をお連れしますので、お待ち下さい」
そう言い残すと分身体のジキタリスは消えて本体に戻るのだった。
「セイランさん、今すぐに王城に転移をお願いします」
ニコッと笑いながらセイランにお願いをするジキタリス。
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