102 / 761
第2章 魔ノ国の調査隊
第217話 宰相と陛下の驚きとアレクの功績は前代未聞!?
しおりを挟む
アレク達は、一瞬にして王国の王城前に転移してきたのだ。ちょうど、城門前だったこともあって兵士と目が合う。その瞬間、兵士が槍を向けてくるが、アレクのことを覚えていたみたいで、すぐに槍を下ろす。
「タ、タカハシ伯爵様ですか!?」
兵士は、急に現れたアレク達に驚く。
「魔ノ国から転移してきました。宰相のアントン様を呼んで頂くことは可能ですか?」
「はい!タカハシ伯爵様が訪ねてきた際は、すぐにお通しするように言われております。先触れを送りますのでお入り下さい」
そして、兵士長らしき人が一人の兵士にアントンへと伝えてくるように言っていた。その兵士は、大急ぎで城内に入っていくのであった。
「すぐにアントン様が来られると思いますので、こちらでお待ち下さい」
アレク達は、城内に入ってすぐのところで待っている。そして、暫く待っているとアントンがやってくるのだった。
「タカハシ伯爵、ご無事でなによりです。他の方々もお元気そうで何よりです。タカハシ伯爵は、陛下の下へお願いします。他の方々は、部屋を用意しましたので英気を養って下さい」
「あ!はい。わかりました」
一番爵位が高い者が呼ばれるのは分かっていたが、今は少しゆっくりしたいなと思うアレクだった。
◆
それから、アレクはアントンに連れられて陛下の下に向かう。それ以外の者は、執事が部屋に案内をするのだった。
「こんな早く戻られるとは思ってもみませんでした。正直、報告を聞くのが怖いですね」
あまりにも早く帰ってきたことと、転移で戻ってきたことから逃げてきたのではないかと思ってしまうアントン。
「色々ありましたからね。報告内容が膨大過ぎて陛下の頭が混乱しないかと思っています」
「そこまでですか...私も気合いを入れて聞く必要がありそうですね」
アントンは、気合いを入れ直してどんな報告が来ようと受け止めると心に誓うのだった。
「それより、報告書もまとめていませんが大丈夫でしょうか?」
アレクは、激動の毎日であった為に、報告書を一切書いていなかったのだ。
「構いません。書記が出来る人物を用意してあります。それでは、部屋に着きましたのでお入り下さい」
トントントン
「タカハシ伯爵をお連れ致しました」
「入りなさい」
中から返事がしたので、アントンが開けてアレクが中に入る。すると、陛下と女性がおり、女性は頭を下げる。
「タカハシ伯爵、よくぞ無事に帰ってきた。まずは、座ってくれ!」
言われた通りソファーに座るアレク。だが、大事なことを思い出す。ラヴァーナからの親書を渡し忘れるところだったのだ。
「陛下、まずはこちらをご拝読下さい」
「うむ!わかった」
陛下は親書を開けて中身を読む。そして、読むにつれて驚きの顔になり最終的には大笑いするのであった。
「フッハハハハ、これは偉業であるな...タカハシ伯爵、よくやってくれた。アントンも読むがよい」
アントンも渡された親書を読む。すると先程の陛下のように驚きの顔をしてから微笑むのだった。
「これは素晴らしいですね。まさか、ここまでのことをやってくれるとは...前代未聞です」
親書に書かれた内容を要約すると、アレクのことを大変気に入ったこと、アレク個人と繋がりを持ちたいこと。それと王国でパスク達、魔ノ国の者が世話になったこと。そして最後に、王国の民でもないパスクに爵位を与える寛容さに興味を持ったラヴァーナがウズベル王に会いたいという内容だった。
「タカハシ伯爵、よくやってくれた!出発前に話した約束以外にも褒美を渡したいが検討させてくれ。前代未聞過ぎて話し合いが必要である!それに、早速親書をこちらも書かなくてはいかんからな」
出発前の約束事とは、来年の3年次復学を希望することと、当分の間は法衣貴族のままでいるということだ。だが、それ以外にも褒美を与えようとしているらしい。
「陛下、その前に向こうで何があったのか話をお聞きしませんか?親書をしたためるのは、その後でも遅くはないかと」
「そうであるな。余もアレクが魔ノ国で何をしでかして来たのか気になるのでな。聞かせてはくれぬか?」
タカハシ伯爵からアレクに呼び名を変えたことにより、もう公式の場ではなくなったことを意味する。
「はい!まずは、ドリガン子爵の屋敷...」
話した内容は、ドリガン子爵のところでマクガリアスという四天王とノックスが戦ったこと、そして向こうに着くと魔王の子供達が病気であった為アレクが治したこと、それから四天王と親善試合を行ったこと、更には戦争のきっかけであったパスクの兄を炙り出すことに成功して見事解決したこと、そのことから魔王や四天王やドリガン子爵といった多くの人と友好関係を結べたことを話した。ちなみに、転生者との話はしていない。これだけは、まだ秘密にする必要があると感じているのだ。
「フッハハハハ、もう驚かんと思っておったが、一つ一つの内容が濃すぎて驚きと笑いしか出んぞ。改めてタカハシ伯爵、今回はご苦労であった。そして、王国を救ってくれたこと感謝する」
陛下は、アレクに対して頭を下げる。陛下が頭を下げることなど前代未聞であり、アレクは驚くしかない。
「へ、陛下、頭をお上げ下さい。陛下が簡単に頭を下げてはいけません」
「余が頭を下げたのは父上と母上以来である。それ程に、今回の件は重要であったということだ。この件でアレクを公爵にしてもよいと余は考えておるくらいだ」
アレクは、陛下に褒められたのは嬉しいが、まさかの公爵という言葉に驚くほかなかった。
「陛下、タカハシ伯爵が言葉を失っております。タカハシ伯爵も、長旅でお疲れでしょう。今日は、このくらいにして続きは後日でよろしいかと」
アントンが助け船を出す。アレクも、そろそろ休みたいと考えていたので有り難い申し出であった。
「おぉ、確かにそうであるな。アレクご苦労であった。下がってよいぞ」
そう言われたアレクは、アントンと共に部屋を出るのだった。
「ふぅ~」
やっと終わったと無意識で息を吐いたアレク。
「タカハシ伯爵、本当にお疲れ様でした。湯浴みを用意してありますので、本日は城でごゆっくりしていって下さい」
アントンが、微笑みながらアレクに語りかける。それを聞いたアレクは、改めて使節団として無事に成し遂げられたのだと感じて安堵するのだった。
「タ、タカハシ伯爵様ですか!?」
兵士は、急に現れたアレク達に驚く。
「魔ノ国から転移してきました。宰相のアントン様を呼んで頂くことは可能ですか?」
「はい!タカハシ伯爵様が訪ねてきた際は、すぐにお通しするように言われております。先触れを送りますのでお入り下さい」
そして、兵士長らしき人が一人の兵士にアントンへと伝えてくるように言っていた。その兵士は、大急ぎで城内に入っていくのであった。
「すぐにアントン様が来られると思いますので、こちらでお待ち下さい」
アレク達は、城内に入ってすぐのところで待っている。そして、暫く待っているとアントンがやってくるのだった。
「タカハシ伯爵、ご無事でなによりです。他の方々もお元気そうで何よりです。タカハシ伯爵は、陛下の下へお願いします。他の方々は、部屋を用意しましたので英気を養って下さい」
「あ!はい。わかりました」
一番爵位が高い者が呼ばれるのは分かっていたが、今は少しゆっくりしたいなと思うアレクだった。
◆
それから、アレクはアントンに連れられて陛下の下に向かう。それ以外の者は、執事が部屋に案内をするのだった。
「こんな早く戻られるとは思ってもみませんでした。正直、報告を聞くのが怖いですね」
あまりにも早く帰ってきたことと、転移で戻ってきたことから逃げてきたのではないかと思ってしまうアントン。
「色々ありましたからね。報告内容が膨大過ぎて陛下の頭が混乱しないかと思っています」
「そこまでですか...私も気合いを入れて聞く必要がありそうですね」
アントンは、気合いを入れ直してどんな報告が来ようと受け止めると心に誓うのだった。
「それより、報告書もまとめていませんが大丈夫でしょうか?」
アレクは、激動の毎日であった為に、報告書を一切書いていなかったのだ。
「構いません。書記が出来る人物を用意してあります。それでは、部屋に着きましたのでお入り下さい」
トントントン
「タカハシ伯爵をお連れ致しました」
「入りなさい」
中から返事がしたので、アントンが開けてアレクが中に入る。すると、陛下と女性がおり、女性は頭を下げる。
「タカハシ伯爵、よくぞ無事に帰ってきた。まずは、座ってくれ!」
言われた通りソファーに座るアレク。だが、大事なことを思い出す。ラヴァーナからの親書を渡し忘れるところだったのだ。
「陛下、まずはこちらをご拝読下さい」
「うむ!わかった」
陛下は親書を開けて中身を読む。そして、読むにつれて驚きの顔になり最終的には大笑いするのであった。
「フッハハハハ、これは偉業であるな...タカハシ伯爵、よくやってくれた。アントンも読むがよい」
アントンも渡された親書を読む。すると先程の陛下のように驚きの顔をしてから微笑むのだった。
「これは素晴らしいですね。まさか、ここまでのことをやってくれるとは...前代未聞です」
親書に書かれた内容を要約すると、アレクのことを大変気に入ったこと、アレク個人と繋がりを持ちたいこと。それと王国でパスク達、魔ノ国の者が世話になったこと。そして最後に、王国の民でもないパスクに爵位を与える寛容さに興味を持ったラヴァーナがウズベル王に会いたいという内容だった。
「タカハシ伯爵、よくやってくれた!出発前に話した約束以外にも褒美を渡したいが検討させてくれ。前代未聞過ぎて話し合いが必要である!それに、早速親書をこちらも書かなくてはいかんからな」
出発前の約束事とは、来年の3年次復学を希望することと、当分の間は法衣貴族のままでいるということだ。だが、それ以外にも褒美を与えようとしているらしい。
「陛下、その前に向こうで何があったのか話をお聞きしませんか?親書をしたためるのは、その後でも遅くはないかと」
「そうであるな。余もアレクが魔ノ国で何をしでかして来たのか気になるのでな。聞かせてはくれぬか?」
タカハシ伯爵からアレクに呼び名を変えたことにより、もう公式の場ではなくなったことを意味する。
「はい!まずは、ドリガン子爵の屋敷...」
話した内容は、ドリガン子爵のところでマクガリアスという四天王とノックスが戦ったこと、そして向こうに着くと魔王の子供達が病気であった為アレクが治したこと、それから四天王と親善試合を行ったこと、更には戦争のきっかけであったパスクの兄を炙り出すことに成功して見事解決したこと、そのことから魔王や四天王やドリガン子爵といった多くの人と友好関係を結べたことを話した。ちなみに、転生者との話はしていない。これだけは、まだ秘密にする必要があると感じているのだ。
「フッハハハハ、もう驚かんと思っておったが、一つ一つの内容が濃すぎて驚きと笑いしか出んぞ。改めてタカハシ伯爵、今回はご苦労であった。そして、王国を救ってくれたこと感謝する」
陛下は、アレクに対して頭を下げる。陛下が頭を下げることなど前代未聞であり、アレクは驚くしかない。
「へ、陛下、頭をお上げ下さい。陛下が簡単に頭を下げてはいけません」
「余が頭を下げたのは父上と母上以来である。それ程に、今回の件は重要であったということだ。この件でアレクを公爵にしてもよいと余は考えておるくらいだ」
アレクは、陛下に褒められたのは嬉しいが、まさかの公爵という言葉に驚くほかなかった。
「陛下、タカハシ伯爵が言葉を失っております。タカハシ伯爵も、長旅でお疲れでしょう。今日は、このくらいにして続きは後日でよろしいかと」
アントンが助け船を出す。アレクも、そろそろ休みたいと考えていたので有り難い申し出であった。
「おぉ、確かにそうであるな。アレクご苦労であった。下がってよいぞ」
そう言われたアレクは、アントンと共に部屋を出るのだった。
「ふぅ~」
やっと終わったと無意識で息を吐いたアレク。
「タカハシ伯爵、本当にお疲れ様でした。湯浴みを用意してありますので、本日は城でごゆっくりしていって下さい」
アントンが、微笑みながらアレクに語りかける。それを聞いたアレクは、改めて使節団として無事に成し遂げられたのだと感じて安堵するのだった。
134
お気に入りに追加
6,126
あなたにおすすめの小説
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
令嬢に転生してよかった!〜婚約者を取られても強く生きます。〜
三月べに
ファンタジー
令嬢に転生してよかった〜!!!
素朴な令嬢に婚約者である王子を取られたショックで学園を飛び出したが、前世の記憶を思い出す。
少女漫画や小説大好き人間だった前世。
転生先は、魔法溢れるファンタジーな世界だった。リディーは十分すぎるほど愛されて育ったことに喜ぶも、婚約破棄の事実を知った家族の反応と、貴族内の自分の立場の危うさを恐れる。
そして家出を決意。そのまま旅をしながら、冒険者になるリディーだったのだが?
【連載再開しました! 二章 冒険編。】
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。