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第2章 魔ノ国の調査隊
第207話 弟と兄の差と落ちぶれたセリッジ!
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またしても転移装置で闘技場に移動してきたアレク達。今回は、観客席に観客はおらずアレク達だけが座って観戦するのだ。
「セリッジとパスクワーレ、準備はよいか?もしお互いに言いたいことがあるなら話すがよい」
パスクは、黙ったままセリッジを見据えるだけであった。
「貴様は、何故生きている?使い物にならないよう両足を切り落としたはず。それに、呪いを受けているはずだろうが!」
セリッジは、魔王に全て分かられているのなら隠す必要はないと話し始めるのであった。
「兄上、あの時は嵌めて頂きありがとうございます。まんまと騙されましたよ。何故生きているのか?兄上が再三に渡り睨みつけているアレク様に助けて頂いたからですよ」
セリッジは、観客席にいるアレクを睨みつける。
「死んでいれば良かったものを...ふぅ~なんだ?俺を倒して侯爵になろうというのか?」
パスクは、それを聞いて見当違いも甚だしいと思うのであった。復権するならまず父上であるし、そもそもパスク自体が侯爵になる気など更々ないのだ。
「何を言っているのですか?父上が侯爵として戻るに決まっているでしょう。それに私は、侯爵になる気などありませんよ。今は、アレク様に仕えることしか頭にないですから」
「き、貴様~人間に仕えるというのか!?魔族の誇りはないのかぁぁ」
ワァワァと喚き散らすセリッジに面倒臭いのと馬鹿だなと思うパスク。
「兄上...いや、お前ごときに魔族の誇りとか語って欲しくない!もういいだろ?始めよう。魔王様、始めて下さい」
それを聞いたセリッジは、こめかみに血管を浮き上がらせて怒りを露わにする。
「き、貴様ぁぁぁぁ!兄に向かってその口の聞き方はなんだぁぁぁ。許さん!殺してやる!」
ラヴァーナは、パスクとセリッジの器の差を見て大声を出して笑ってしまう。
「フフッフハハハハ、あ~なんと滑稽な。おもしろい!この戦いを提案した妾を褒めてやりたい。では、始めるとしよう。両者準備はよいな?」
「はい!いつでも大丈夫です」
「ハッ!魔王様にパスクワーレとの差を見せつけてやりましょう」
両者が、戦闘に備えて臨戦態勢を取る。ちなみに審判は、ラヴァーナが務めるとのことだ。
「では、始め!」
始めと同時にセリッジが走り出す。そして、剣でパスクに斬りかかる。
「死ねぇぇぇぇ」
だが、次の瞬間パスクが剣を軽く振るったと思いきや、セリッジの剣が折れるのだった。そして、カランカランと虚しい音を出して折れた剣が転がる。
「兄上、その遅い剣速はなんですか?鈍ったんじゃないですか?」
「きさまぁぁ、ぐほぉ...」
セリッジの隙だらけの腹に蹴りを入れるパスク。その蹴りに悶絶して跪くセリッジ。
あまりの弱さにアレク達は、逆に呆然としてしまうのだった。
「兄上、もう負けを認めたらどうですか?あまりにも弱すぎます」
「グギギギ貴様ぁぁぁぁ」
のうのうとその地位にあぐらをかいていたセリッジと研磨を積んでいたパスクとの差はあまりにも大きかったのだ。
「セリッジ、降参するか?」
ラヴァーナが、セリッジに向かって降参をするか尋ねる。
「魔王様...降参はしません!」
そう言って立ち上がったセリッジは、パスクを睨むように見据える。
「パスクワーレ!ブッハハハハ、どうだ?動けないだろう?」
パスクワーレと叫んだ瞬間、セリッジの目が緑色へと変化したのだ。
「兄上、その魔眼は効きませんよ。兄上と私とではレベルに差がありますからね」
セリッジは、パスクに対して体を硬直させる魔眼を使ったのだが、自分より弱い相手にしか通用しない魔眼なのである。
「ちくしょぉぉぉ、何故動けるんだぁぁぁ」
もうパスクの声は耳には届いていないようで、パスクは自分より弱いと思いこんでいたセリッジにとって、この状況を受け入れられないのであった。
「兄上、降参して下さい。今ならやり直せますから」
「うるさいうるさい黙れぇぇぇ」
そう言いながらセリッジは、パスクに殴りかかってくるのだ。しかし、あっさりと躱して腕を掴んで絞め上げて、そのまま骨をへし折るのであった。
「ギャァァァ」
折られたセリッジは、その場でのたうち回ったあと蹲る。
「ぎざまぁぁぁ、許さんぞぉぉ」
次に何をするかと思えば懐から魔道具を取り出して起動させたのだ。その瞬間、プシューと煙が立ち込める。
「貴様もこれで終わりだ。道連れにしてやる」
「ここまで落ちぶれていようとはな。空間結界」
ラヴァーナが、咄嗟に介入して魔道具と煙を結界内に閉じ込めたのである。
「なっ!なにを」
セリッジは、ラヴァーナの行動に驚く。
「自らの力で戦わずして恥ずかしくはないのか!貴様の負けだ。パスクワーレ、妾からの命令だ。セリッジを眠らせるのである」
「ハッ!」
そう言ったパスクは、セリッジを持ち上げて頬に往復ビンタを食らわして、腹を一発殴る。そして、場外へと投げ飛ばすのであった。セリッジは、顔を真っ赤に腫らして今度こそ気絶してしまったのである。
「フフッ、パスクワーレは甘いな。もっとやってもよかったのだぞ」
「あれで構いません。落ちぶれた兄上を見た瞬間から気が削がれてしまいました。魔王様、家族としての最後のお願いを聞いて貰えませんか?」
パスクは、復讐を誓っていたが、あまりにも自分との差があったので一気にその気がなくなってしまったのだ。
「なんだ?申してみよ」
「兄、セリッジを一生牢屋に閉じ込めて自分がしてきた行いに対して悔い改めるようにして下さい。よろしくお願いします」
パスクは、ラヴァーナに頭を下げてお願いをする。
「フフッ、よいぞ。その願い聞き届けよう。では、ジキタリスの方がどうなったか見に行くとしようか。アレク、ノックス、オレール、降りて参れ。帰るぞ」
そう言って転移装置で、また王城に戻るのであった。
「セリッジとパスクワーレ、準備はよいか?もしお互いに言いたいことがあるなら話すがよい」
パスクは、黙ったままセリッジを見据えるだけであった。
「貴様は、何故生きている?使い物にならないよう両足を切り落としたはず。それに、呪いを受けているはずだろうが!」
セリッジは、魔王に全て分かられているのなら隠す必要はないと話し始めるのであった。
「兄上、あの時は嵌めて頂きありがとうございます。まんまと騙されましたよ。何故生きているのか?兄上が再三に渡り睨みつけているアレク様に助けて頂いたからですよ」
セリッジは、観客席にいるアレクを睨みつける。
「死んでいれば良かったものを...ふぅ~なんだ?俺を倒して侯爵になろうというのか?」
パスクは、それを聞いて見当違いも甚だしいと思うのであった。復権するならまず父上であるし、そもそもパスク自体が侯爵になる気など更々ないのだ。
「何を言っているのですか?父上が侯爵として戻るに決まっているでしょう。それに私は、侯爵になる気などありませんよ。今は、アレク様に仕えることしか頭にないですから」
「き、貴様~人間に仕えるというのか!?魔族の誇りはないのかぁぁ」
ワァワァと喚き散らすセリッジに面倒臭いのと馬鹿だなと思うパスク。
「兄上...いや、お前ごときに魔族の誇りとか語って欲しくない!もういいだろ?始めよう。魔王様、始めて下さい」
それを聞いたセリッジは、こめかみに血管を浮き上がらせて怒りを露わにする。
「き、貴様ぁぁぁぁ!兄に向かってその口の聞き方はなんだぁぁぁ。許さん!殺してやる!」
ラヴァーナは、パスクとセリッジの器の差を見て大声を出して笑ってしまう。
「フフッフハハハハ、あ~なんと滑稽な。おもしろい!この戦いを提案した妾を褒めてやりたい。では、始めるとしよう。両者準備はよいな?」
「はい!いつでも大丈夫です」
「ハッ!魔王様にパスクワーレとの差を見せつけてやりましょう」
両者が、戦闘に備えて臨戦態勢を取る。ちなみに審判は、ラヴァーナが務めるとのことだ。
「では、始め!」
始めと同時にセリッジが走り出す。そして、剣でパスクに斬りかかる。
「死ねぇぇぇぇ」
だが、次の瞬間パスクが剣を軽く振るったと思いきや、セリッジの剣が折れるのだった。そして、カランカランと虚しい音を出して折れた剣が転がる。
「兄上、その遅い剣速はなんですか?鈍ったんじゃないですか?」
「きさまぁぁ、ぐほぉ...」
セリッジの隙だらけの腹に蹴りを入れるパスク。その蹴りに悶絶して跪くセリッジ。
あまりの弱さにアレク達は、逆に呆然としてしまうのだった。
「兄上、もう負けを認めたらどうですか?あまりにも弱すぎます」
「グギギギ貴様ぁぁぁぁ」
のうのうとその地位にあぐらをかいていたセリッジと研磨を積んでいたパスクとの差はあまりにも大きかったのだ。
「セリッジ、降参するか?」
ラヴァーナが、セリッジに向かって降参をするか尋ねる。
「魔王様...降参はしません!」
そう言って立ち上がったセリッジは、パスクを睨むように見据える。
「パスクワーレ!ブッハハハハ、どうだ?動けないだろう?」
パスクワーレと叫んだ瞬間、セリッジの目が緑色へと変化したのだ。
「兄上、その魔眼は効きませんよ。兄上と私とではレベルに差がありますからね」
セリッジは、パスクに対して体を硬直させる魔眼を使ったのだが、自分より弱い相手にしか通用しない魔眼なのである。
「ちくしょぉぉぉ、何故動けるんだぁぁぁ」
もうパスクの声は耳には届いていないようで、パスクは自分より弱いと思いこんでいたセリッジにとって、この状況を受け入れられないのであった。
「兄上、降参して下さい。今ならやり直せますから」
「うるさいうるさい黙れぇぇぇ」
そう言いながらセリッジは、パスクに殴りかかってくるのだ。しかし、あっさりと躱して腕を掴んで絞め上げて、そのまま骨をへし折るのであった。
「ギャァァァ」
折られたセリッジは、その場でのたうち回ったあと蹲る。
「ぎざまぁぁぁ、許さんぞぉぉ」
次に何をするかと思えば懐から魔道具を取り出して起動させたのだ。その瞬間、プシューと煙が立ち込める。
「貴様もこれで終わりだ。道連れにしてやる」
「ここまで落ちぶれていようとはな。空間結界」
ラヴァーナが、咄嗟に介入して魔道具と煙を結界内に閉じ込めたのである。
「なっ!なにを」
セリッジは、ラヴァーナの行動に驚く。
「自らの力で戦わずして恥ずかしくはないのか!貴様の負けだ。パスクワーレ、妾からの命令だ。セリッジを眠らせるのである」
「ハッ!」
そう言ったパスクは、セリッジを持ち上げて頬に往復ビンタを食らわして、腹を一発殴る。そして、場外へと投げ飛ばすのであった。セリッジは、顔を真っ赤に腫らして今度こそ気絶してしまったのである。
「フフッ、パスクワーレは甘いな。もっとやってもよかったのだぞ」
「あれで構いません。落ちぶれた兄上を見た瞬間から気が削がれてしまいました。魔王様、家族としての最後のお願いを聞いて貰えませんか?」
パスクは、復讐を誓っていたが、あまりにも自分との差があったので一気にその気がなくなってしまったのだ。
「なんだ?申してみよ」
「兄、セリッジを一生牢屋に閉じ込めて自分がしてきた行いに対して悔い改めるようにして下さい。よろしくお願いします」
パスクは、ラヴァーナに頭を下げてお願いをする。
「フフッ、よいぞ。その願い聞き届けよう。では、ジキタリスの方がどうなったか見に行くとしようか。アレク、ノックス、オレール、降りて参れ。帰るぞ」
そう言って転移装置で、また王城に戻るのであった。
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