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第2章 新たなお客様登場
第24話 焼き豚改め焼きオーク!あり得ないうまさ!
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香菜は、圧縮鍋の蓋を開ける。すると、おいしそうなブロック状の焼き豚が現れるのだ。
「ん~!おいしそ~!ちょっと味見しちゃおっと」
香菜は、生姜焼きを作る前に、焼き豚を仕込んでいたのだ。オークの肉は、脂が多いのか?包丁で切ると肉汁がドバっと溢れ出して切っている感覚がないくらい柔らかいのである。それから香菜は、分厚く切った焼き豚を味見する。
「ん!?え?なにこれ~!口に入れた瞬間、スッて溶けて甘い肉汁が口の中で暴れてるよぉぉ!この焼き豚は、凶器だよぉぉ」
香菜は、両手をほっぺたに当てて大満足といった顔をする。そんな香菜の足元をウロウロしている者がいるが、香菜は焼き豚に夢中で全く気付いていない。そして、気付かれないことに痺れを切らせたフェンリルは、香菜の足を鼻でツンツンする。
「ん!?リルちゃん!どうしたの?」
「俺にも、そのうまそうな物を寄越すのだ!香菜だけ食べるとはズルいではないか!」
フェンリルは、怒っているような口調をしながらも、焼き豚のいい匂いでヨダレが垂れているのだ。
「もう~仕方ないなぁ。一口だけだからね」
香菜は、フェンリルのために一口サイズに焼き豚を切って、口に放り込む。フェンリルは、モグモグと口を動かして二噛みくらいした瞬間、目を大きく見開く。
「あっという間に無くなったぞ!だが、何故あとの余韻まで、こんなにもうまいのだ?」
すぐ無くなったにも関わらず、口の中に残ったオーク肉の焼き豚は、終わること無くうまさを主張してくるのだ。
「リルちゃんは、すっかり美食家になっちゃったみたいだね!それにしても、このお肉本当に凄いよね!」
フェンリルは、もう香菜以外の料理は受け付けない体になってしまったのだ。
「うむ!生姜焼きにも驚いたが、これには更に驚かされてしまったぞ!それで、あやつらにはこれを出すのだな?」
「違うよ!この焼き豚を使ってチャーハンを作るの」
香菜は、簡単に作れて、尚且つ老若男女に愛されるチャーハンを作ろうと思ったのである。
「チャーハンとはなんだ?」
フェンリルは、またまた初めて聞く料理名に、どんな料理なのかと期待を膨らませる。
「あのね~!あのご飯に色んな味付けをして、この焼き豚をいっぱい乗せた料理だよ」
料理の説明は、どうやら下手なようだ。しかし、フェンリルには伝わったみたいで、またしても口の端からヨダレが垂れそうになっている。
「そのままでも甘みがあったうまいご飯に、香菜のひと手間とこの焼き豚が、加わるというのだな!そんな物、不味いわけがないではないか!」
フェンリルは、大きな声を出して力説する。だが、フェンリルの言う通り不味いわけがないのだ。
「えへへ!楽しみでしょ!じゃあ、早速作っていこう~」
香菜は、チャーハンの材料と調味料を出して作り始めるのであった。
「ん~!おいしそ~!ちょっと味見しちゃおっと」
香菜は、生姜焼きを作る前に、焼き豚を仕込んでいたのだ。オークの肉は、脂が多いのか?包丁で切ると肉汁がドバっと溢れ出して切っている感覚がないくらい柔らかいのである。それから香菜は、分厚く切った焼き豚を味見する。
「ん!?え?なにこれ~!口に入れた瞬間、スッて溶けて甘い肉汁が口の中で暴れてるよぉぉ!この焼き豚は、凶器だよぉぉ」
香菜は、両手をほっぺたに当てて大満足といった顔をする。そんな香菜の足元をウロウロしている者がいるが、香菜は焼き豚に夢中で全く気付いていない。そして、気付かれないことに痺れを切らせたフェンリルは、香菜の足を鼻でツンツンする。
「ん!?リルちゃん!どうしたの?」
「俺にも、そのうまそうな物を寄越すのだ!香菜だけ食べるとはズルいではないか!」
フェンリルは、怒っているような口調をしながらも、焼き豚のいい匂いでヨダレが垂れているのだ。
「もう~仕方ないなぁ。一口だけだからね」
香菜は、フェンリルのために一口サイズに焼き豚を切って、口に放り込む。フェンリルは、モグモグと口を動かして二噛みくらいした瞬間、目を大きく見開く。
「あっという間に無くなったぞ!だが、何故あとの余韻まで、こんなにもうまいのだ?」
すぐ無くなったにも関わらず、口の中に残ったオーク肉の焼き豚は、終わること無くうまさを主張してくるのだ。
「リルちゃんは、すっかり美食家になっちゃったみたいだね!それにしても、このお肉本当に凄いよね!」
フェンリルは、もう香菜以外の料理は受け付けない体になってしまったのだ。
「うむ!生姜焼きにも驚いたが、これには更に驚かされてしまったぞ!それで、あやつらにはこれを出すのだな?」
「違うよ!この焼き豚を使ってチャーハンを作るの」
香菜は、簡単に作れて、尚且つ老若男女に愛されるチャーハンを作ろうと思ったのである。
「チャーハンとはなんだ?」
フェンリルは、またまた初めて聞く料理名に、どんな料理なのかと期待を膨らませる。
「あのね~!あのご飯に色んな味付けをして、この焼き豚をいっぱい乗せた料理だよ」
料理の説明は、どうやら下手なようだ。しかし、フェンリルには伝わったみたいで、またしても口の端からヨダレが垂れそうになっている。
「そのままでも甘みがあったうまいご飯に、香菜のひと手間とこの焼き豚が、加わるというのだな!そんな物、不味いわけがないではないか!」
フェンリルは、大きな声を出して力説する。だが、フェンリルの言う通り不味いわけがないのだ。
「えへへ!楽しみでしょ!じゃあ、早速作っていこう~」
香菜は、チャーハンの材料と調味料を出して作り始めるのであった。
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