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最終章 新たな門出!
第198話 ついについに娘にその時がやってきた!
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創造神の一件が無事解決をして、心置きなく営業を迎えることが出来て、楽しく多くのお客さんを迎えることができた。そして、営業が終わり片付けを始めていると桜花とカイルが訪ねてきた。桜花は17歳になり、カイルは15歳になっている。成人を迎えた立派な大人である。
カランカラン!
「いらっしゃって桜花お姉ちゃん!こんな時間にどうしたの?それにカイルお兄ちゃんまで」
昼の営業があるから夜は早く寝ているはずの二人が訪ねてきたので驚くアニカ。
桜花は、髪が腰まで伸びて後ろで一纏めにしている。どちらかというとカッコイイ系女子になっているのだ。カイルは、遺伝子がいいのだろうか?金髪のパッチリ二重で美青年になりつつある。
「アニカごめんだよ。急に来ちゃって。お父さんいる?」
「お父さん?ちょっと待っててなの。お父さ~ん!桜花お姉ちゃんとカイルお兄ちゃんが来たの~」
桜花もアニカも成長につれて、いつの間にかお父さんと呼ぶようになっている。しかも、それぞれの語尾も減ってきて普通に話すようになってきているのだ。
「おぉ~桜花とカイルくんじゃないか。こんな時間にどうした?」
拓哉も、二人がこんな時間に訪ねてくるのは珍しいなと思いどうしたかと尋ねる。
すると急にモジモジしだしたカイルのお尻を叩く桜花。その叩かれた勢いで前へ歩み出してしまうカイル。
「えっと...あの...」
「カイルくんどうしたんだい?そんな焦らずゆっくりでいいから」
拓哉の言葉を聞いてカイルは、深呼吸をしてから話し始める。
「スーハースーハー!拓哉さん、僕に桜花さんを下さい!」
「・・・・・・」
カイルの言葉に驚き過ぎて声も出ない拓哉。アニカも驚いた顔をしている。暫くして拓哉は冷静さを取り戻す。
「まさかのことに驚いたよ。二人が、それで幸せなら俺は何も言うことない。しかし、桜花を泣かせるようなことがないようにしてくれるか?まぁカイルくんなら心配は無いだろうけど。ちなみに、アレンとモニカさんには報告はしたの?」
桜花とアニカは、すでに抱き合って喜んでいる。アニカが何度も桜花に「お姉ちゃんおめとう」と言っている。
「はい!桜花さんを一生大事にします。泣かせるなんて絶対致しません。父と母には、これから報告に行くところです」
「そうか。なら早く行った方がいいな。桜花幸せにな...何か悩みがあったらいつでも話にこい」
「お父さんありがとうだよ。じゃあカイルと一緒に報告にいってきまーす」
桜花はカイルを引っ張ってアレンやモニカの所に行くのであった。
「桜花お姉ちゃんもカイルお兄ちゃんも嬉しそうだったの」
アニカは、屈託のない笑顔で拓哉に言う。その時、拓哉は親心として祝ってあげたいのと娘が去っていく寂しさとの狭間で複雑な心境であった。
「そうだね。二人を祝福してあげないとな。アニカは先上がっていいよ。あとは俺がやっておくから」
それを聞いたアニカは、一瞬何かを言おうとしたが何かを察して、何も言わずに帰り支度をして先に帰る。
「はぁ...とうとう結婚する娘が現れるとはな...嬉しくもあり悲しい心境だ。でも俺がこんな悲しい顔をしていたらいけないよな」
前祝いだと思って、酒を飲み始める。飲み始めて2時間近く経ったが、いつもならこの辺りで来るバルトもこない。久しぶりにひとり酒を楽しみながら娘達との出会いや一緒に店で働いたことや魔国やエルフの国に行ったことなどを思い出す。なんだが、自然と涙が溢れ出す拓哉。するとおもむろに立ち上がって袖で涙を拭いて厨房に行く。それから、鯛を取り出して捌いていく。手早く出汁も作って、茶碗に白米を入れて鯛の刺し身を乗せて熱い出汁をかける。出汁の熱で白く色が変わり美味しそうな湯気がフワ~と上がる。そこに、ワサビを端に添えて刻み海苔をかける。鯛茶漬けの完成である。
「めでたいと意味を込めて鯛料理を作ってみたが、ちょっとありきたり過ぎたかな?」
酔っていたので、酔い醒ましになる茶漬けにめでたい意味を込めて鯛を使った拓哉。酔っ払った勢いで作ってはみたもののちょっと恥ずかしくなっていた。
そして、シャカシャカと鯛茶漬けを一気に口に頬張る。
「うまい!さっぱりした出汁にワサビのツーンとくるこの感じが淡白な鯛の身によく合う!それに、鯛の脂が出汁に溶け出して白米に絡んでうまい。いくらでもシャカシャカ食べられるぞ」
自分で作った鯛茶漬けに満足していると後ろから急に声が聞こえた。
「うまそうな物を食っておるな...俺にもくれないか?」
「うわぁぁぁ。ゲホゲホゲホ。ってヴァレリーさん!?急に後ろから声かけないで下さいよ~」
「き、聞いてくれぇぇ拓哉ぁぁぁぁ」
なんだか、拓哉だけではなくここにも困っている人がいるようだ。ヴァレリーの身に一体何があったのだろうか?
カランカラン!
「いらっしゃって桜花お姉ちゃん!こんな時間にどうしたの?それにカイルお兄ちゃんまで」
昼の営業があるから夜は早く寝ているはずの二人が訪ねてきたので驚くアニカ。
桜花は、髪が腰まで伸びて後ろで一纏めにしている。どちらかというとカッコイイ系女子になっているのだ。カイルは、遺伝子がいいのだろうか?金髪のパッチリ二重で美青年になりつつある。
「アニカごめんだよ。急に来ちゃって。お父さんいる?」
「お父さん?ちょっと待っててなの。お父さ~ん!桜花お姉ちゃんとカイルお兄ちゃんが来たの~」
桜花もアニカも成長につれて、いつの間にかお父さんと呼ぶようになっている。しかも、それぞれの語尾も減ってきて普通に話すようになってきているのだ。
「おぉ~桜花とカイルくんじゃないか。こんな時間にどうした?」
拓哉も、二人がこんな時間に訪ねてくるのは珍しいなと思いどうしたかと尋ねる。
すると急にモジモジしだしたカイルのお尻を叩く桜花。その叩かれた勢いで前へ歩み出してしまうカイル。
「えっと...あの...」
「カイルくんどうしたんだい?そんな焦らずゆっくりでいいから」
拓哉の言葉を聞いてカイルは、深呼吸をしてから話し始める。
「スーハースーハー!拓哉さん、僕に桜花さんを下さい!」
「・・・・・・」
カイルの言葉に驚き過ぎて声も出ない拓哉。アニカも驚いた顔をしている。暫くして拓哉は冷静さを取り戻す。
「まさかのことに驚いたよ。二人が、それで幸せなら俺は何も言うことない。しかし、桜花を泣かせるようなことがないようにしてくれるか?まぁカイルくんなら心配は無いだろうけど。ちなみに、アレンとモニカさんには報告はしたの?」
桜花とアニカは、すでに抱き合って喜んでいる。アニカが何度も桜花に「お姉ちゃんおめとう」と言っている。
「はい!桜花さんを一生大事にします。泣かせるなんて絶対致しません。父と母には、これから報告に行くところです」
「そうか。なら早く行った方がいいな。桜花幸せにな...何か悩みがあったらいつでも話にこい」
「お父さんありがとうだよ。じゃあカイルと一緒に報告にいってきまーす」
桜花はカイルを引っ張ってアレンやモニカの所に行くのであった。
「桜花お姉ちゃんもカイルお兄ちゃんも嬉しそうだったの」
アニカは、屈託のない笑顔で拓哉に言う。その時、拓哉は親心として祝ってあげたいのと娘が去っていく寂しさとの狭間で複雑な心境であった。
「そうだね。二人を祝福してあげないとな。アニカは先上がっていいよ。あとは俺がやっておくから」
それを聞いたアニカは、一瞬何かを言おうとしたが何かを察して、何も言わずに帰り支度をして先に帰る。
「はぁ...とうとう結婚する娘が現れるとはな...嬉しくもあり悲しい心境だ。でも俺がこんな悲しい顔をしていたらいけないよな」
前祝いだと思って、酒を飲み始める。飲み始めて2時間近く経ったが、いつもならこの辺りで来るバルトもこない。久しぶりにひとり酒を楽しみながら娘達との出会いや一緒に店で働いたことや魔国やエルフの国に行ったことなどを思い出す。なんだが、自然と涙が溢れ出す拓哉。するとおもむろに立ち上がって袖で涙を拭いて厨房に行く。それから、鯛を取り出して捌いていく。手早く出汁も作って、茶碗に白米を入れて鯛の刺し身を乗せて熱い出汁をかける。出汁の熱で白く色が変わり美味しそうな湯気がフワ~と上がる。そこに、ワサビを端に添えて刻み海苔をかける。鯛茶漬けの完成である。
「めでたいと意味を込めて鯛料理を作ってみたが、ちょっとありきたり過ぎたかな?」
酔っていたので、酔い醒ましになる茶漬けにめでたい意味を込めて鯛を使った拓哉。酔っ払った勢いで作ってはみたもののちょっと恥ずかしくなっていた。
そして、シャカシャカと鯛茶漬けを一気に口に頬張る。
「うまい!さっぱりした出汁にワサビのツーンとくるこの感じが淡白な鯛の身によく合う!それに、鯛の脂が出汁に溶け出して白米に絡んでうまい。いくらでもシャカシャカ食べられるぞ」
自分で作った鯛茶漬けに満足していると後ろから急に声が聞こえた。
「うまそうな物を食っておるな...俺にもくれないか?」
「うわぁぁぁ。ゲホゲホゲホ。ってヴァレリーさん!?急に後ろから声かけないで下さいよ~」
「き、聞いてくれぇぇ拓哉ぁぁぁぁ」
なんだか、拓哉だけではなくここにも困っている人がいるようだ。ヴァレリーの身に一体何があったのだろうか?
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