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第4章 新たな出会いと充実していくスローライフ
第107話 子供達から大人達に感謝を!!
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18時開店
「いらっしゃいませ!」
4人だけではなく、カイルとヤナとヤミンも加わって挨拶をする。 お客さんも、驚くほどの声量だ。
「今日は、子供達が作ったハンバーグという料理を無料で提供致します。 大人達に日頃の感謝を込めて作った物なので出来れば1回は頼んでみてください。 和風おろし チーズ入り デミグラスソースの3種類から選べます。 では、楽しんでください」
そう拓哉が言うと、「それは、頼まないといけないな」と全員が言ってくれている。
拓哉は厨房に行って子供達に指示を出す。
おじさん達は、和風おろしが多くて女性や一部の男性がチーズ入りとデミグラスソースを半々頼んだ感じである。
ラリサとアニカとヤミンが、それぞれのテーブルで言う。
「お待たせしましたぁぁ。 ご注文の料理です。 日頃いつも優しくしてくれてありがとう(なの)(ございます)」
大人達は、感謝の言葉とかわいい給仕達、そして子供達が自分の為に作ってくれたことを聞いているからか自然と笑顔が溢れている。
「ほほぅ子供らもやるもんじゃな。 早速食べてみようかのぅ。 お、おぉ!! こりゃ、さっぱりしてうまいわい。 肉汁たっぷりで大根おろしとポン酢のピリっとさっぱりした感じがええわい。 もっと食いたくなるのぅ」
バルトは長いこと憩い亭で料理を食べているからか、大根おろしもポン酢の味も知っており、日本人のように箸で和風おろしハンバーグを食べている。
「これを、子供達が作ったとは驚きだな。 ミノタウロスの肉と書いてあったが、以前王城で食べたより柔らかい。 この形状がそうさせているのか?焼肉と同じで部位が決め手なのか? それにしても、バルトの言う通り俺達の年齢になるとさっぱりした物がうまく感じるな」
バルトと同じでヴァレリーも、口が肥えてきたり知識が付いたからか!? 以前とは視点の違う見方をするようになっている。
「アレンさんとモニカさん、息子さんが作ったらしいですよ。 子供達が感謝してくれるだけで、涙が...って私は、骨だから出ませんが、気持ちは大洪水ものですよ.....近々私も引っ越してきて、カイルくんに最高の魔法を伝授しましょうかね??」
ボーンが、涙は出ないけど感謝感激しているようだ。 涙は出ないのに、食事はできる...異世界の七不思議の1つである。
「不味くても食べるつもりでしたが、王都で食べる料理よりおいしいとは驚きですよ。 今こうして幸せな日々を送れるのは、ボーン殿とフェン殿のお陰です。 本当にありがとうございます。 これからも、カイルをよろしくお願いします」
人間の元貴族が、ノーライフキングとフェンリルと食事をして手を握り合い感謝を述べて、大事な息子をお願いするあり得ない光景が広がっている。
「とろとろのチーズ溢れ出して甘いトマトのソースと柔らかいお肉とよく合っておいしいわぁぁぁ。 これを、カイルとヤナくんが作ったって天才ね! 私たちの二人の息子は最高だわぁぁ。 貴方、明日にでもヤナくんを息子にしましょう??」
モニカの中では、よくカイルの面倒を見てくれる兄の印象で、カイルもかなり慕っている所を見て、養子にしようと考えていたが、あまりにもおいしい料理を作れることを知って、より一層息子にしたくなったモニカ。 意外に打算的である。
「アハハハそうだな。 家が今以上に賑やかになるしいいんじゃないかぁぁ?? 明日にでも、村長に許可を貰おう」
アレンの中で、拓哉は村長になっている。 拓哉は認めていないが...
「デミグラスソースも、おいしいよぉ。 ワインが入っているのかなぁ? 凄い濃厚なソースになってて、肉汁たっぷりのお肉に合うね。 ボーンは、この村で魔法の先生になるつもりなのかい??」
そう言われて、顎に手を置きながら考えるボーン。
「先生も悪くはありませんね。 ですが、今はカイルくんの個人授業でしょうね。 将来的には、子供の可能性を伸ばしてあげたいですよ」
フェンは、ボーンならうまくやれると思うよと思うのだった。 だが、ノーライフキングが、授業をしてるなど一般人が聞いたら100人中100人が信じないだろう。
「マリーさん、ヤミンくんが貴方に食べてほしいと言って作ってましたよ。 息子みたいですね。 一層養子にしてみますか??」
ヤミンはマリーさんのことを慕っているし、半分本気で提案する拓哉。
「ふふっ。 誰かに想ってもらいながら作って貰えるのって幸せだわ。 人間の時もリッチになってからも錬金術ばかりで、人との関わりとか考えてなかったもの。 結婚もしたことがない私が子供を持つって変じゃない??」
昔のことと今の環境を思い比べながら色々考えるマリー。
「俺も結婚せずに、娘が3人いますよ。 変なことはありませんよ。 あとは、マリーさんとヤミンくんが決めることです」
マリーは「そっか....そうね!!」と言って料理を口にするのであった!
今回の子供達から大人達に向けての感謝の料理で、すぐ何かあるわけではないが、素直に嬉しい気持ちになる大人達や子供達に思うことがあっても、踏み出せなかった一歩を今回のイベントで踏み出そうとする大人達! いろんな変化を生んだイベントになったのではないだろうか??
「いらっしゃいませ!」
4人だけではなく、カイルとヤナとヤミンも加わって挨拶をする。 お客さんも、驚くほどの声量だ。
「今日は、子供達が作ったハンバーグという料理を無料で提供致します。 大人達に日頃の感謝を込めて作った物なので出来れば1回は頼んでみてください。 和風おろし チーズ入り デミグラスソースの3種類から選べます。 では、楽しんでください」
そう拓哉が言うと、「それは、頼まないといけないな」と全員が言ってくれている。
拓哉は厨房に行って子供達に指示を出す。
おじさん達は、和風おろしが多くて女性や一部の男性がチーズ入りとデミグラスソースを半々頼んだ感じである。
ラリサとアニカとヤミンが、それぞれのテーブルで言う。
「お待たせしましたぁぁ。 ご注文の料理です。 日頃いつも優しくしてくれてありがとう(なの)(ございます)」
大人達は、感謝の言葉とかわいい給仕達、そして子供達が自分の為に作ってくれたことを聞いているからか自然と笑顔が溢れている。
「ほほぅ子供らもやるもんじゃな。 早速食べてみようかのぅ。 お、おぉ!! こりゃ、さっぱりしてうまいわい。 肉汁たっぷりで大根おろしとポン酢のピリっとさっぱりした感じがええわい。 もっと食いたくなるのぅ」
バルトは長いこと憩い亭で料理を食べているからか、大根おろしもポン酢の味も知っており、日本人のように箸で和風おろしハンバーグを食べている。
「これを、子供達が作ったとは驚きだな。 ミノタウロスの肉と書いてあったが、以前王城で食べたより柔らかい。 この形状がそうさせているのか?焼肉と同じで部位が決め手なのか? それにしても、バルトの言う通り俺達の年齢になるとさっぱりした物がうまく感じるな」
バルトと同じでヴァレリーも、口が肥えてきたり知識が付いたからか!? 以前とは視点の違う見方をするようになっている。
「アレンさんとモニカさん、息子さんが作ったらしいですよ。 子供達が感謝してくれるだけで、涙が...って私は、骨だから出ませんが、気持ちは大洪水ものですよ.....近々私も引っ越してきて、カイルくんに最高の魔法を伝授しましょうかね??」
ボーンが、涙は出ないけど感謝感激しているようだ。 涙は出ないのに、食事はできる...異世界の七不思議の1つである。
「不味くても食べるつもりでしたが、王都で食べる料理よりおいしいとは驚きですよ。 今こうして幸せな日々を送れるのは、ボーン殿とフェン殿のお陰です。 本当にありがとうございます。 これからも、カイルをよろしくお願いします」
人間の元貴族が、ノーライフキングとフェンリルと食事をして手を握り合い感謝を述べて、大事な息子をお願いするあり得ない光景が広がっている。
「とろとろのチーズ溢れ出して甘いトマトのソースと柔らかいお肉とよく合っておいしいわぁぁぁ。 これを、カイルとヤナくんが作ったって天才ね! 私たちの二人の息子は最高だわぁぁ。 貴方、明日にでもヤナくんを息子にしましょう??」
モニカの中では、よくカイルの面倒を見てくれる兄の印象で、カイルもかなり慕っている所を見て、養子にしようと考えていたが、あまりにもおいしい料理を作れることを知って、より一層息子にしたくなったモニカ。 意外に打算的である。
「アハハハそうだな。 家が今以上に賑やかになるしいいんじゃないかぁぁ?? 明日にでも、村長に許可を貰おう」
アレンの中で、拓哉は村長になっている。 拓哉は認めていないが...
「デミグラスソースも、おいしいよぉ。 ワインが入っているのかなぁ? 凄い濃厚なソースになってて、肉汁たっぷりのお肉に合うね。 ボーンは、この村で魔法の先生になるつもりなのかい??」
そう言われて、顎に手を置きながら考えるボーン。
「先生も悪くはありませんね。 ですが、今はカイルくんの個人授業でしょうね。 将来的には、子供の可能性を伸ばしてあげたいですよ」
フェンは、ボーンならうまくやれると思うよと思うのだった。 だが、ノーライフキングが、授業をしてるなど一般人が聞いたら100人中100人が信じないだろう。
「マリーさん、ヤミンくんが貴方に食べてほしいと言って作ってましたよ。 息子みたいですね。 一層養子にしてみますか??」
ヤミンはマリーさんのことを慕っているし、半分本気で提案する拓哉。
「ふふっ。 誰かに想ってもらいながら作って貰えるのって幸せだわ。 人間の時もリッチになってからも錬金術ばかりで、人との関わりとか考えてなかったもの。 結婚もしたことがない私が子供を持つって変じゃない??」
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今回の子供達から大人達に向けての感謝の料理で、すぐ何かあるわけではないが、素直に嬉しい気持ちになる大人達や子供達に思うことがあっても、踏み出せなかった一歩を今回のイベントで踏み出そうとする大人達! いろんな変化を生んだイベントになったのではないだろうか??
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