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第4章 新たな出会いと充実していくスローライフ
第76話 まさかの王国の貴族!? またまた面倒ごと!?
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店の厨房
タンタンタンタン!
拓哉が、白ネギ 春菊 しいたけ にんじん豆腐を切る。
切りながら鍋を用意して、昆布を用意して水を加えて強火で煮立てる。 その間に、大根をすりおろして小皿に入れる。
煮立ったところで中火にし、切った野菜と豆腐を入れて煮えるのを待つ。 そして、ポン酢を用意して湯豆腐の完成である。
拓哉が、みんなの待つホールに運ぶ。
「お待たせ致しました。 湯豆腐です。 まだ、病み上がりですし、数日食べていないということで体に優しい物にしました。 このポン酢をお好みの量だけ入れて食べてください。 それから、ちょっと辛いのでお口に合うかわかりませんが、大根おろしを入れてみてください。 お腹の調子を整える作用がありますので」
そう言って拓哉は、鍋の具材をよそって男に渡す。 男は言われた通りに、ポン酢をかける。 他の仲間も、思い思いに具材をよそい、ポン酢を入れて古参のバルト 小次郎に至っては大根おろしをすぐに入れていた。
男は食べたことがない鍋の具材を見ながら思う。 見たこともない具材ばかりだ。 普段食べるスープでもない。 そもそも暖かい食事などいつ振りだろうか? いつも、毒味が終わると冷めてしまい味気ない食事を味わっていた。 これは、湯気が立ち優しい香りが鼻口をくすぐる。 それに、魔道具なのか店内が涼しく暑い季節にも関わらず熱そうなこのゆどうふという物を食べたいと体が欲している。 もう、我慢できない。
男は、スプーンを手に取り白い(豆腐)を口に運ぶ。
「おいしい...。 何年振りだろうか。こんなにおいしいと感じたのは。 酸っぱいが嫌味のない調味料に、このほろほろと口に入れたら溶ける白い食べ物。 かすかな豆の味がするのは、豆からできた物なのだろうか? このシャキシャキとした野菜(ネギ)も中はにゅるっとしていて少し辛みはあるけど、それがいい感じでおいしい」
男は、薄ら涙を浮かべながら盛られた具材を綺麗に食べる。 拓哉は、なにも言わずに新しい具材を鍋からよそう。
受け取った男は、「ありがとうございます」と一言言ってまた食べ始める。
「このだいこんおろしというのは辛いですね。 でも、この酸っぱい調味料(ポン酢)と合わさることで不思議とおいしいと感じてしまう。 体もポカポカと暖かくなり、こんなに落ち着いた食事は初めてかもしれません。 このきのこも味はさる事ながら中からジュワッと旨みの汁が溢れ出ておいしいです」
男は、鍋が空になるまで食べ尽くして、拓哉から渡された冷たい緑茶を飲み一息つく。
「ふぅ~このお茶は火乃国のお茶でしょうか?一度だけ飲んだことはありますが、冷やして飲んだのは初めてで。 暑い日には、冷たい方がいいですね。 はぁ~落ち着きます。 本当に、何から何までありがとうございます。 なんとお礼を言えばいいのか...それに、使って頂いたポーションや呪いに使った霊薬もかなり高価なものだと思いましたが、あいにく手持ちが一切ございません。 必ずお支払いを致しますのでお待ち頂けませんでしょうか?」
男がテーブルに額をつけて懇願している。
「あの~私は食べ終わった食器を片付けてきますので、その間に、ここに来た経緯をまとめておいてください」
そう言うと拓哉は、厨房に食器を片付けに行く。 他の仲間達は、足りないというので予備にと切って置いた食材をアイテムボックスから出して渡す。
洗い物を終えて、ハーブティーを持ってホールに戻る。
「ハーブティーです。心を落ち着かせる作用がありますので、飲みながら話してください」
今回関わった、バルト 小次郎 マリーも食べながら耳を傾ける。
ハーブティーを飲んで一息吐くと、男は話し始める。
「ふぅ~まずは、私はマルクス王国で伯爵を拝命された。アレン・フォン・ヴァロワと申します。 今や、逃亡の身ですのでアレンと呼んでください。 何故、私が逃亡しているかというと、カスト男爵という人物が怪しい動きをしていると情報が入り密かに調査をしておりました。 その調査中にアヴェーヌ公爵や他の貴族派の子爵 侯爵らの繋がりを示す証拠を見つけ出すことができ、王に進言しようとした矢先に、カスト男爵の殺害犯に仕立て上げられてしまい進言は疎か逃げる他なく、妻と子を信用できる人物に託し私は命からがら逃げてきた次第です」
拓哉は思った。
本当に貴族ってめんどくさいなと。 それにカスト男爵は以前ここを寄越せときた人物だと思い出す。
「それは大変でしたね。 まず、私は拓哉と言います。お好きに呼んでください。それと以前、カスト男爵がここにきて、この地を寄越せと脅しにきましたよ。 言いにくいのですが、跡形もなく葬ってしまいました。 ですので、でっち上げられた証拠だとは思いますが、何故殺害犯にされたのでしょうか?」
「拓哉さんとお呼びします。 カスト男爵がここにですか...あの屑が!更に要求とは、貴族の風上にも置けんやつだ! あ!すいません。つい...。それにしても、跡形もなくですか、あははは!傑作ですね。 それと、捕縛は王命だったようで、裏で私の考えに賛同する者から情報を伝えられてすぐ逃げることができました。ですので、どのような証拠があったかは不明です。 ご迷惑をかけ、更には巻き込んでしまい本当に申し訳ございません。 これ以上、迷惑は掛けれません。妻と子もいますので、私はすぐここを立ち去ります」
拓哉は思う。
全くわかんないな。 王すらも関わりがあるのか? それとも、更に暗躍する何かがあるのか? もう十分巻き込まれているし、少なからずカスト男爵を跡形もなくしたのは俺だしな。 そのせいでもあるだろう。
「アレンさん、俺は王国がどうなろうと知ったこっちゃありません。 貴族が甘い汁を吸おうが、ここに危害がない限り好きにしてくれたらいい。 それを踏まえて提案があります。 家族とここで生活しませんか? 貴族のような裕福な生活はできませんし、権力もない。 だが、追われる心配は0に等しい。 提供できるのは衣食住です。 その代わり、アレンさんには、貴族時代の知識を使って内政と交渉をお願いしたいです。 まぁ発展させるつもりはあまりないので、魔国と贔屓にしている商人との少量の交易と俺の財政管理や働く者への給料等をお願いしたいです」
拓哉の本音は、他の国のやつを呼ぶ気はサラサラないので、普段は俺たちと同じような役割の仕事をしてもらって、偉い人がきたら対応してもらおうと考えた。 とりあえずは、どうやってアレンさんの家族を迎えにいくかだな。
「ぐすんぐすん。 本当によろしいのですか? 私は、正直貴族に未練はありません。 告発できなかったことは、心残りですが、家族には代えることができません。 誠心誠意お使いし助けて頂いたご恩に報います。 いつか、霊薬代もお返し致します。 何卒よろしくお願いします」
いつの間にか、椅子からおりて土下座をするアレン。
「まだ、家族を迎えに行けていません! 家族が来たら再度話しましょう。 それから、夜になると救世主が来てくれますので相談しましょう。 先に言っておきますが、驚いても攻撃したりしないでくださいね」
拓哉は、夜にくる面子を思い浮かべながらほくそ笑むのだった。
「拓哉さんのお知り合いに攻撃も驚いたりもしません。 それより本当にありがとうございます」
この時は、笑顔で握手を求めるアレンであったが、夜に来る恐ろしいお客さんに恐怖する自分を知る由もなかった。
タンタンタンタン!
拓哉が、白ネギ 春菊 しいたけ にんじん豆腐を切る。
切りながら鍋を用意して、昆布を用意して水を加えて強火で煮立てる。 その間に、大根をすりおろして小皿に入れる。
煮立ったところで中火にし、切った野菜と豆腐を入れて煮えるのを待つ。 そして、ポン酢を用意して湯豆腐の完成である。
拓哉が、みんなの待つホールに運ぶ。
「お待たせ致しました。 湯豆腐です。 まだ、病み上がりですし、数日食べていないということで体に優しい物にしました。 このポン酢をお好みの量だけ入れて食べてください。 それから、ちょっと辛いのでお口に合うかわかりませんが、大根おろしを入れてみてください。 お腹の調子を整える作用がありますので」
そう言って拓哉は、鍋の具材をよそって男に渡す。 男は言われた通りに、ポン酢をかける。 他の仲間も、思い思いに具材をよそい、ポン酢を入れて古参のバルト 小次郎に至っては大根おろしをすぐに入れていた。
男は食べたことがない鍋の具材を見ながら思う。 見たこともない具材ばかりだ。 普段食べるスープでもない。 そもそも暖かい食事などいつ振りだろうか? いつも、毒味が終わると冷めてしまい味気ない食事を味わっていた。 これは、湯気が立ち優しい香りが鼻口をくすぐる。 それに、魔道具なのか店内が涼しく暑い季節にも関わらず熱そうなこのゆどうふという物を食べたいと体が欲している。 もう、我慢できない。
男は、スプーンを手に取り白い(豆腐)を口に運ぶ。
「おいしい...。 何年振りだろうか。こんなにおいしいと感じたのは。 酸っぱいが嫌味のない調味料に、このほろほろと口に入れたら溶ける白い食べ物。 かすかな豆の味がするのは、豆からできた物なのだろうか? このシャキシャキとした野菜(ネギ)も中はにゅるっとしていて少し辛みはあるけど、それがいい感じでおいしい」
男は、薄ら涙を浮かべながら盛られた具材を綺麗に食べる。 拓哉は、なにも言わずに新しい具材を鍋からよそう。
受け取った男は、「ありがとうございます」と一言言ってまた食べ始める。
「このだいこんおろしというのは辛いですね。 でも、この酸っぱい調味料(ポン酢)と合わさることで不思議とおいしいと感じてしまう。 体もポカポカと暖かくなり、こんなに落ち着いた食事は初めてかもしれません。 このきのこも味はさる事ながら中からジュワッと旨みの汁が溢れ出ておいしいです」
男は、鍋が空になるまで食べ尽くして、拓哉から渡された冷たい緑茶を飲み一息つく。
「ふぅ~このお茶は火乃国のお茶でしょうか?一度だけ飲んだことはありますが、冷やして飲んだのは初めてで。 暑い日には、冷たい方がいいですね。 はぁ~落ち着きます。 本当に、何から何までありがとうございます。 なんとお礼を言えばいいのか...それに、使って頂いたポーションや呪いに使った霊薬もかなり高価なものだと思いましたが、あいにく手持ちが一切ございません。 必ずお支払いを致しますのでお待ち頂けませんでしょうか?」
男がテーブルに額をつけて懇願している。
「あの~私は食べ終わった食器を片付けてきますので、その間に、ここに来た経緯をまとめておいてください」
そう言うと拓哉は、厨房に食器を片付けに行く。 他の仲間達は、足りないというので予備にと切って置いた食材をアイテムボックスから出して渡す。
洗い物を終えて、ハーブティーを持ってホールに戻る。
「ハーブティーです。心を落ち着かせる作用がありますので、飲みながら話してください」
今回関わった、バルト 小次郎 マリーも食べながら耳を傾ける。
ハーブティーを飲んで一息吐くと、男は話し始める。
「ふぅ~まずは、私はマルクス王国で伯爵を拝命された。アレン・フォン・ヴァロワと申します。 今や、逃亡の身ですのでアレンと呼んでください。 何故、私が逃亡しているかというと、カスト男爵という人物が怪しい動きをしていると情報が入り密かに調査をしておりました。 その調査中にアヴェーヌ公爵や他の貴族派の子爵 侯爵らの繋がりを示す証拠を見つけ出すことができ、王に進言しようとした矢先に、カスト男爵の殺害犯に仕立て上げられてしまい進言は疎か逃げる他なく、妻と子を信用できる人物に託し私は命からがら逃げてきた次第です」
拓哉は思った。
本当に貴族ってめんどくさいなと。 それにカスト男爵は以前ここを寄越せときた人物だと思い出す。
「それは大変でしたね。 まず、私は拓哉と言います。お好きに呼んでください。それと以前、カスト男爵がここにきて、この地を寄越せと脅しにきましたよ。 言いにくいのですが、跡形もなく葬ってしまいました。 ですので、でっち上げられた証拠だとは思いますが、何故殺害犯にされたのでしょうか?」
「拓哉さんとお呼びします。 カスト男爵がここにですか...あの屑が!更に要求とは、貴族の風上にも置けんやつだ! あ!すいません。つい...。それにしても、跡形もなくですか、あははは!傑作ですね。 それと、捕縛は王命だったようで、裏で私の考えに賛同する者から情報を伝えられてすぐ逃げることができました。ですので、どのような証拠があったかは不明です。 ご迷惑をかけ、更には巻き込んでしまい本当に申し訳ございません。 これ以上、迷惑は掛けれません。妻と子もいますので、私はすぐここを立ち去ります」
拓哉は思う。
全くわかんないな。 王すらも関わりがあるのか? それとも、更に暗躍する何かがあるのか? もう十分巻き込まれているし、少なからずカスト男爵を跡形もなくしたのは俺だしな。 そのせいでもあるだろう。
「アレンさん、俺は王国がどうなろうと知ったこっちゃありません。 貴族が甘い汁を吸おうが、ここに危害がない限り好きにしてくれたらいい。 それを踏まえて提案があります。 家族とここで生活しませんか? 貴族のような裕福な生活はできませんし、権力もない。 だが、追われる心配は0に等しい。 提供できるのは衣食住です。 その代わり、アレンさんには、貴族時代の知識を使って内政と交渉をお願いしたいです。 まぁ発展させるつもりはあまりないので、魔国と贔屓にしている商人との少量の交易と俺の財政管理や働く者への給料等をお願いしたいです」
拓哉の本音は、他の国のやつを呼ぶ気はサラサラないので、普段は俺たちと同じような役割の仕事をしてもらって、偉い人がきたら対応してもらおうと考えた。 とりあえずは、どうやってアレンさんの家族を迎えにいくかだな。
「ぐすんぐすん。 本当によろしいのですか? 私は、正直貴族に未練はありません。 告発できなかったことは、心残りですが、家族には代えることができません。 誠心誠意お使いし助けて頂いたご恩に報います。 いつか、霊薬代もお返し致します。 何卒よろしくお願いします」
いつの間にか、椅子からおりて土下座をするアレン。
「まだ、家族を迎えに行けていません! 家族が来たら再度話しましょう。 それから、夜になると救世主が来てくれますので相談しましょう。 先に言っておきますが、驚いても攻撃したりしないでくださいね」
拓哉は、夜にくる面子を思い浮かべながらほくそ笑むのだった。
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