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第3章 魔国での一幕
第67話 ヘルカの父と拓哉!! 何故この2人が一緒にいるの!?
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城の中庭
盛大な結婚式から一夜明けて、朝5時から剣の素振りをしている。 何故、こんな早くから素振りをしているかというと、結婚式の食事中にラリサと桜花が不機嫌になってしまい、どう解決しようかと悩んでいたところに、ヴィクトリアさんが来て3人を連れて行ってしまった。 それにより、拓哉は久々に1人で過ごすことになり、やる事が無く早く寝てしまったせいか、朝早くに起きてしまい素振りをしているのだ。
昨日のことがあり無心になり切れない拓哉は、自然とため息が漏れる。
「はぁ~昨日の何が行けなかったんだろう? 俺はそんなに結婚ができない程、酷いのかな?」
額に手を当てながら独り言を話す拓哉。 そこにある男がやってきた。
「こんな朝早くに誰かいるのかとやってきたらまさか人間とはな。 そのバッジをつけているところを見ると魔王様の招待客か?」
急に話しかけられてパッと振り返ると、そこには昨日アドルフに殴りかかったヘルカの父ゼーランがいた。
「あなたは、ゼーランさんでしたっけ?」
「むむ? 何故私の名前を...あぁ、そう言えば、昨日魔王様が私の名前を言っていたのか。 君の言う通りゼーランだ。 君の名前はなんと言うのだ?」
「名乗らずに失礼しました。 私は、拓哉と言います。 先程の問いですが、ヴァレリーさんとは友人で今回の結婚式に招待して頂きました」
あれだけ激高したゼーランに対して、アドルフとヘルカに招待されたとは言い出せない拓哉。
「そうだったか。 魔王様をさん付けで呼ぶとは、ただの友人関係では無さそうだな。 深くは聞かんから安心してくれ。 にしても、ため息を吐いて独り言を言っていたみたいだがどうしたんだ?」
先程の拓哉のため息の原因を聞くゼーラン。
「えっ!?聞かれていたとは...お恥ずかしいです。 昨日こういうことがありまして...」
昨日起こったヴァレリーとラリサと桜花との一幕を説明する拓哉。
ゼーランは、真剣な顔で話を聞いてくれていた。 拓哉が話し終わると、ゼーランが座りながら話をしようと言ってくる。2人が腰を下ろすと、一呼吸してゼーランが話し始める。
「男女とは難しいものだ。 それから、ワシがその答えを伝えたところで、今の貴殿では困るか何を言ってるのかとなるはずだ。 いずれ時が経てば自ずと答えが見え決断せざるを得ない時がくるだろう。 その時に、ワシが言った困るか何を言っているのかと言う意味がわかるだろう。 今は、貴殿らしくしていればいい。 世界は広いまだ若いのだから色々見聞きし、幸せになる最善の答えを見つけるといい」
拓哉は、前半部分は分からないながらも、ゼーランの後半部分の言葉が刺さり、この世界をもっと知ってらないと行けないなと感じる。
「ゼーランさん、正直まだ私には分からないことばかりですが、いつか先程言っていただいた意味がわかる日がくるように努力したいと思います。 それより、ゼーランさん昨日のことは大丈夫ですか?こんな私が聞くのはおかしな話なのですが」
昨日の殴ったことについて聞く拓哉。
「あぁ、あれか!まずは、見苦しいとこを見せたな。頭では娘を祝福しないといけないのはわかっているんだが、どうしても可愛い娘が嫁に行くことを認められない自分がいるんだ。 あの後、魔王様からもお叱りを受けて娘と妻からも愛想を尽かされたのか、口すら聞いて貰えない始末なんだ...」
どういう心境だったのかと、あれから何があったか話してくれたゼーラン。
「私の娘は、まだ嫁に行く年齢ではないので、ゼーランさんの気持ちを完全には理解できません。ですが、魔王様と昨日話した時に自分の娘が嫁に行ったら、魔王様は相手を殺してしまうと言っていました。私も同じ気持ちになるかもしれません。少なからず父親とは大事な娘が、どこかへ行ってしまうのは寂しいって事です。でも、大事な娘だからこそゆっくりでいいので歩み寄ってあげましょうよ。アドルフさんも知り合いですが、決して悪い人ではないので今すぐにとは言いませんが、2人で話す時間をいつか作ってみるのもいいかもしれませんよ。それに、先程言っていた幸せになる最善の答えを娘さんが見つけたんじゃないでしょうか?」
拓哉も、ゼーランに対して真剣に答える。
ゼーランは、空を見上げながら話しだす。
「ぶははは、魔王様もそう言ったのか。 確かに、あの場の行動を叱っただけで、理由に対しては何も言われなかった。それに、幸せか...そうかもしれないな。ワシも意地になっていたのかもしれんな。婿殿に悪いことをしてしまった。今夜にでも、酒を呑みながら話してみるとする」
正面を向いたゼーランは、少し晴れやかな表情をしていた。そうしていると、ぐぅ~という大きな音が鳴る。
ゼーランは、恥ずかしそうに話す。
「いや~すまん!昨日から何も食ってないものでな」
「そうだったのですね。 もしよろしければ簡単な物ですが食べますか? こう見えても私は料理人なんですよ」
拓哉が、アイテムボックスから七輪を出しながら話す。
「おっ!そうなのか。 まさか料理人とはな。 剣を振っていたから貴族か冒険者かと思ったぞ。 是非、食べさせてくれ」
「では準備をしますね」
七輪に炭と着火剤を入れて火をつける。 アイテムボックスから火竜の肉と焼き肉のタレと皿と箸とフォークを取り出す。
火を付けているとゼーランが聞いてくる。
「炭はわかるのだが、さっきの液体はなんだ?」
「これですか? すぐに火が付くようにする着火剤という物です。 早く食べたいでしょ?」
着火剤を手に取りながら「ほ~」とか「こんな物があるのだな」とか言っている。
そうこうしていたら、炭が赤くなりいい感じになったのでお肉を焼き始める。
「綺麗な赤身の肉だな。 早く食いたい」
パチパチと炭が鳴り、いい匂いが漂ってくる。 新鮮なお肉の為、焼きすぎない程度でお皿に入れてゼーランに渡す。
「さぁ、どうぞ。そのタレに付けて食べてくださいね」
拓哉がそう言うとゼーランはすぐにタレにつけて食べ始める。
「うお~これはうまいぞ。 赤身でさっぱりしている。固くもなく口からスッ消えてなくなる。 それに、このタレと肉の旨味が混ざり合って更に食べたい欲求が増すな」
うまいうまいと皿に乗せた肉をすぐ食べ切ってしまう。 拓哉は、アイテムボックスから缶ビールを取り出してゼーランに渡す。
「その取手を引いたら開きますので、ググっと呑んじゃってください。 肉に合いますよ」
初めてみる缶ビールに戸惑いながらも、言われた通りに開けて呑み始める。
「ぷはぁ~うまい! まさか、酒だったとは...飲んだことない酒だが、この苦味と喉を通る瞬間のスッキリするような感覚に、呑んだ後のさっぱり感。それに冷えているのがいいな。 もう一杯くれないか?」
ほいほいと言う感じで、缶ビールと焼き肉を渡す拓哉。 そこにある人物がやってくる。
「うまそうなもん食ってんじゃねぇ~か。俺にもくれねぇ~か?」
拓哉とゼーランが、その人物を見ると昨日料理の皿を持ち上げて食べていた。ライオンの顔をした獣人であった。
盛大な結婚式から一夜明けて、朝5時から剣の素振りをしている。 何故、こんな早くから素振りをしているかというと、結婚式の食事中にラリサと桜花が不機嫌になってしまい、どう解決しようかと悩んでいたところに、ヴィクトリアさんが来て3人を連れて行ってしまった。 それにより、拓哉は久々に1人で過ごすことになり、やる事が無く早く寝てしまったせいか、朝早くに起きてしまい素振りをしているのだ。
昨日のことがあり無心になり切れない拓哉は、自然とため息が漏れる。
「はぁ~昨日の何が行けなかったんだろう? 俺はそんなに結婚ができない程、酷いのかな?」
額に手を当てながら独り言を話す拓哉。 そこにある男がやってきた。
「こんな朝早くに誰かいるのかとやってきたらまさか人間とはな。 そのバッジをつけているところを見ると魔王様の招待客か?」
急に話しかけられてパッと振り返ると、そこには昨日アドルフに殴りかかったヘルカの父ゼーランがいた。
「あなたは、ゼーランさんでしたっけ?」
「むむ? 何故私の名前を...あぁ、そう言えば、昨日魔王様が私の名前を言っていたのか。 君の言う通りゼーランだ。 君の名前はなんと言うのだ?」
「名乗らずに失礼しました。 私は、拓哉と言います。 先程の問いですが、ヴァレリーさんとは友人で今回の結婚式に招待して頂きました」
あれだけ激高したゼーランに対して、アドルフとヘルカに招待されたとは言い出せない拓哉。
「そうだったか。 魔王様をさん付けで呼ぶとは、ただの友人関係では無さそうだな。 深くは聞かんから安心してくれ。 にしても、ため息を吐いて独り言を言っていたみたいだがどうしたんだ?」
先程の拓哉のため息の原因を聞くゼーラン。
「えっ!?聞かれていたとは...お恥ずかしいです。 昨日こういうことがありまして...」
昨日起こったヴァレリーとラリサと桜花との一幕を説明する拓哉。
ゼーランは、真剣な顔で話を聞いてくれていた。 拓哉が話し終わると、ゼーランが座りながら話をしようと言ってくる。2人が腰を下ろすと、一呼吸してゼーランが話し始める。
「男女とは難しいものだ。 それから、ワシがその答えを伝えたところで、今の貴殿では困るか何を言ってるのかとなるはずだ。 いずれ時が経てば自ずと答えが見え決断せざるを得ない時がくるだろう。 その時に、ワシが言った困るか何を言っているのかと言う意味がわかるだろう。 今は、貴殿らしくしていればいい。 世界は広いまだ若いのだから色々見聞きし、幸せになる最善の答えを見つけるといい」
拓哉は、前半部分は分からないながらも、ゼーランの後半部分の言葉が刺さり、この世界をもっと知ってらないと行けないなと感じる。
「ゼーランさん、正直まだ私には分からないことばかりですが、いつか先程言っていただいた意味がわかる日がくるように努力したいと思います。 それより、ゼーランさん昨日のことは大丈夫ですか?こんな私が聞くのはおかしな話なのですが」
昨日の殴ったことについて聞く拓哉。
「あぁ、あれか!まずは、見苦しいとこを見せたな。頭では娘を祝福しないといけないのはわかっているんだが、どうしても可愛い娘が嫁に行くことを認められない自分がいるんだ。 あの後、魔王様からもお叱りを受けて娘と妻からも愛想を尽かされたのか、口すら聞いて貰えない始末なんだ...」
どういう心境だったのかと、あれから何があったか話してくれたゼーラン。
「私の娘は、まだ嫁に行く年齢ではないので、ゼーランさんの気持ちを完全には理解できません。ですが、魔王様と昨日話した時に自分の娘が嫁に行ったら、魔王様は相手を殺してしまうと言っていました。私も同じ気持ちになるかもしれません。少なからず父親とは大事な娘が、どこかへ行ってしまうのは寂しいって事です。でも、大事な娘だからこそゆっくりでいいので歩み寄ってあげましょうよ。アドルフさんも知り合いですが、決して悪い人ではないので今すぐにとは言いませんが、2人で話す時間をいつか作ってみるのもいいかもしれませんよ。それに、先程言っていた幸せになる最善の答えを娘さんが見つけたんじゃないでしょうか?」
拓哉も、ゼーランに対して真剣に答える。
ゼーランは、空を見上げながら話しだす。
「ぶははは、魔王様もそう言ったのか。 確かに、あの場の行動を叱っただけで、理由に対しては何も言われなかった。それに、幸せか...そうかもしれないな。ワシも意地になっていたのかもしれんな。婿殿に悪いことをしてしまった。今夜にでも、酒を呑みながら話してみるとする」
正面を向いたゼーランは、少し晴れやかな表情をしていた。そうしていると、ぐぅ~という大きな音が鳴る。
ゼーランは、恥ずかしそうに話す。
「いや~すまん!昨日から何も食ってないものでな」
「そうだったのですね。 もしよろしければ簡単な物ですが食べますか? こう見えても私は料理人なんですよ」
拓哉が、アイテムボックスから七輪を出しながら話す。
「おっ!そうなのか。 まさか料理人とはな。 剣を振っていたから貴族か冒険者かと思ったぞ。 是非、食べさせてくれ」
「では準備をしますね」
七輪に炭と着火剤を入れて火をつける。 アイテムボックスから火竜の肉と焼き肉のタレと皿と箸とフォークを取り出す。
火を付けているとゼーランが聞いてくる。
「炭はわかるのだが、さっきの液体はなんだ?」
「これですか? すぐに火が付くようにする着火剤という物です。 早く食べたいでしょ?」
着火剤を手に取りながら「ほ~」とか「こんな物があるのだな」とか言っている。
そうこうしていたら、炭が赤くなりいい感じになったのでお肉を焼き始める。
「綺麗な赤身の肉だな。 早く食いたい」
パチパチと炭が鳴り、いい匂いが漂ってくる。 新鮮なお肉の為、焼きすぎない程度でお皿に入れてゼーランに渡す。
「さぁ、どうぞ。そのタレに付けて食べてくださいね」
拓哉がそう言うとゼーランはすぐにタレにつけて食べ始める。
「うお~これはうまいぞ。 赤身でさっぱりしている。固くもなく口からスッ消えてなくなる。 それに、このタレと肉の旨味が混ざり合って更に食べたい欲求が増すな」
うまいうまいと皿に乗せた肉をすぐ食べ切ってしまう。 拓哉は、アイテムボックスから缶ビールを取り出してゼーランに渡す。
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初めてみる缶ビールに戸惑いながらも、言われた通りに開けて呑み始める。
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