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第3章 魔国での一幕
第66話 進化し続ける料理長とヴァレリーの要らない一言!
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中央の料理が置いてあるテーブルに向かう拓哉達。
そこには、綺麗に飾り付けられた料理から骨がついた肉を丸々焼いたようなサバイバルな料理まで多種多様に用意されている。
拓哉達は、思い思いの料理を皿に盛り付けて自分達のテーブルに戻る。
「桜花の皿凄いな...前世で行った食べ放題のバイキングみたいになってるぞ。 そんなに色々乗せて味が混ざらないか?」
肉に野菜に魚に、色々な物を乗せて山盛りになっている皿を見て言う。
「大丈夫だよ。 あるじみたいに、そんな少しだったら、みんなに食べられてすぐ無くなっちゃうんだよ」
いやいや! 60分食べ放題の店じゃないんだし、マナーにうるさい貴族なんだから、そんな盛り付けないしすぐなくなるわけないだろと思う拓哉。
「ほら!周りを見てみろよ。 誰も桜花みたいに山盛りにしてるやついないだろ?」
周りを見渡しても、優雅にワインを呑んで談笑しているか、3品ずつくらいを皿に乗せてテーブルに持っていく人ばかりだ。
「あるじ、あそこにいる人見て」
桜花が指を差したところに居たのは、ライオンの顔をしたゴツい男だった。 筋肉で衣装がパツパツになり、今にも弾け飛びそうである。
そのライオンのような男は、中央テーブルに置かれている料理が乗ったデカい皿を持ち上げそのまま食べているのだ。
「あぁ~あれは、見ちゃいけないものだ。 絶対真似したらダメだぞ。 碌な大人にならないからな」
ありえない光景を目の当たりにして、呆れて物が言えなくなる拓哉。
それにしても、魔国に獣人がいるってどういうことなんだろう? もしかしたら、獣人の国があるのかもしれないな。まぁ、そんな国があるならラリサとアニカをいつか連れて行ってあげたいな。
真似したらダメだよと言う拓哉の問いに答える3人。
「僕は、あんなひどくないんだよ。 ひどいよあるじ」
いやいや、やってることは違うけど、似た者同士だろうと思う拓哉。
「アニカも、大丈夫なの! 将来は魅力たっぷりのお姉さんになるからあんなことはしないの」
アニカは、そのままかわいい系に育ちそうだけどなと思う拓哉だったが怒られそうで黙る。
「私は、もう大人ですからね。 無茶苦茶な食べ方はしませんし、マナーの悪いことはしません」
ラリサのナイフとフォークの使い方が成長してることを実感した。本当に少しずつ大人になっているんだなと思う拓哉。
「3人とも、そのまま成長してくれたらいいよ。 よく考えたら貴族でもないし、あの場所からどこかに行くわけでもないからさ。 さぁ、食べよっと」
周りに事情を知らない魔族が大勢いる為、魔境ではなくあの場所と言う拓哉。
そして、白ソースがかかったサラダとチキンのソテーのような物を食べる。
「うまいな! しかも、これシーザーサラダドレッシングだ。 マヨネーズの作り方とレモン汁の使い方を教えただけで作ったのか。ジュドー天才かよ。 それに、ソテーはオニオンソースか。 これも、玉ねぎのコクと甘みを残しつつ、白ワインの代わりにラム酒を使うことで魚醤の独特な風味を上手いこと隠しているな。 白ワインも醤油もない中でよくこれを作ったもんだな。 素直に感心するよ。 これは、俺も負けてられないな」
調味料がない中で、あれだけの料理を作ってきたジュドーを元々認めていたが、少し作り方や使い方をアドバイスしただけで、地球の料理と大差ない物を作ったジュドーに刺激を受けた拓哉。
「お父さん、この魚もおいしいですよ。 トマトの甘さがあって濃厚なバターの風味と香辛料の程よい辛さがなんとも言えなません」
ラリサがそう言ったので気になり一口もらう拓哉。
食べた瞬間、拓哉は額に手を当てる。
「マジか...バターの作り方も教えたけど、もう物にしてるな。 淡白でクセのない白身とバターのコクが効いたトマトソースを合わせるとは、隠し味にほんの少し魚醤も入ってるのか。 食材の組み合わせを見出す才能まであったのか。 料理長じゃなかったら修行をつけてやりたい人材だよ、まったく...」
最後の発言を、もしジュドーが近くで聞いていたら、すぐに退職を進言して拓哉の元に来ていただろう。
拓哉が感心しているとヴァレリーがやってくる。
「拓哉楽しんでいるか? 披露宴は、途中見苦しいとこを見せたが」
「はい! アドルフさんの見違えた姿に感心して綺麗な奥様と幸せそうな雰囲気を見ていると、こっちも自然と笑顔が溢れてしまいましたよ。 まぁいきなり殴りかかったのには驚きましたがね。 まぁ将来、自分もそうなると思うと娘を持った大変さがより明確になりました。 それと、料理長成長しましたね。 正直、弟子にしたいくらいの逸材ですよ」
「早く拓哉も結婚すればいいのではないか? 見た目もいいし、料理の腕も世界一だ。それに腕も立つしな。 いないなら紹介してやるぞ?才色兼備な女性をな。 それと娘か...俺もベアが男を連れてきたら殺すかもしれんな。 それよりも、ジュドーを弟子にか!あいつが聞いたら飛んで行くだろうな。 拓哉すまんがうちの大事な料理長だ。 そのことを本人には内緒にしてくれ」
結婚か! 確かに、横で支えてくれる女性がいる生活は憧れるな。っていてぇ~!
ラリサと桜花に両脇腹をつねられる拓哉。
「あるじに、結婚はまだ早いんだよ」
「お父さんは、女性の気持ちもわからないのですぐ離婚します。 まだまだ早いです」
「ちょっと、それはひどくないかな? 俺も優しい奥さんと幸せな結婚生活をしたいよ」
ラリサが、真っ黒なオーラを放ちながら話しだす。
「はぁ~本当にわかってないのですね。 もう知りません。もう好きにしてください。 それと、ヴァレリー様...あまりお父さんを誑かすようなこと言ってると許しませんよ」
それを聞いたヴァレリーは、「用事を思い出したのでな、これで失礼する」と言い残して逃げるように去って行った。
「ヴァレリーさん待ってくださいよ~」
その後、拓哉は真っ黒なオーラを両脇から感じながら食事をするのであった。
アニカは、我関せずという感じで好きな料理をいっぱい食べていた。
なんで2人はあんなに怒っているんだろう。
まだまだ結婚は出来なさそうな拓哉である。
そこには、綺麗に飾り付けられた料理から骨がついた肉を丸々焼いたようなサバイバルな料理まで多種多様に用意されている。
拓哉達は、思い思いの料理を皿に盛り付けて自分達のテーブルに戻る。
「桜花の皿凄いな...前世で行った食べ放題のバイキングみたいになってるぞ。 そんなに色々乗せて味が混ざらないか?」
肉に野菜に魚に、色々な物を乗せて山盛りになっている皿を見て言う。
「大丈夫だよ。 あるじみたいに、そんな少しだったら、みんなに食べられてすぐ無くなっちゃうんだよ」
いやいや! 60分食べ放題の店じゃないんだし、マナーにうるさい貴族なんだから、そんな盛り付けないしすぐなくなるわけないだろと思う拓哉。
「ほら!周りを見てみろよ。 誰も桜花みたいに山盛りにしてるやついないだろ?」
周りを見渡しても、優雅にワインを呑んで談笑しているか、3品ずつくらいを皿に乗せてテーブルに持っていく人ばかりだ。
「あるじ、あそこにいる人見て」
桜花が指を差したところに居たのは、ライオンの顔をしたゴツい男だった。 筋肉で衣装がパツパツになり、今にも弾け飛びそうである。
そのライオンのような男は、中央テーブルに置かれている料理が乗ったデカい皿を持ち上げそのまま食べているのだ。
「あぁ~あれは、見ちゃいけないものだ。 絶対真似したらダメだぞ。 碌な大人にならないからな」
ありえない光景を目の当たりにして、呆れて物が言えなくなる拓哉。
それにしても、魔国に獣人がいるってどういうことなんだろう? もしかしたら、獣人の国があるのかもしれないな。まぁ、そんな国があるならラリサとアニカをいつか連れて行ってあげたいな。
真似したらダメだよと言う拓哉の問いに答える3人。
「僕は、あんなひどくないんだよ。 ひどいよあるじ」
いやいや、やってることは違うけど、似た者同士だろうと思う拓哉。
「アニカも、大丈夫なの! 将来は魅力たっぷりのお姉さんになるからあんなことはしないの」
アニカは、そのままかわいい系に育ちそうだけどなと思う拓哉だったが怒られそうで黙る。
「私は、もう大人ですからね。 無茶苦茶な食べ方はしませんし、マナーの悪いことはしません」
ラリサのナイフとフォークの使い方が成長してることを実感した。本当に少しずつ大人になっているんだなと思う拓哉。
「3人とも、そのまま成長してくれたらいいよ。 よく考えたら貴族でもないし、あの場所からどこかに行くわけでもないからさ。 さぁ、食べよっと」
周りに事情を知らない魔族が大勢いる為、魔境ではなくあの場所と言う拓哉。
そして、白ソースがかかったサラダとチキンのソテーのような物を食べる。
「うまいな! しかも、これシーザーサラダドレッシングだ。 マヨネーズの作り方とレモン汁の使い方を教えただけで作ったのか。ジュドー天才かよ。 それに、ソテーはオニオンソースか。 これも、玉ねぎのコクと甘みを残しつつ、白ワインの代わりにラム酒を使うことで魚醤の独特な風味を上手いこと隠しているな。 白ワインも醤油もない中でよくこれを作ったもんだな。 素直に感心するよ。 これは、俺も負けてられないな」
調味料がない中で、あれだけの料理を作ってきたジュドーを元々認めていたが、少し作り方や使い方をアドバイスしただけで、地球の料理と大差ない物を作ったジュドーに刺激を受けた拓哉。
「お父さん、この魚もおいしいですよ。 トマトの甘さがあって濃厚なバターの風味と香辛料の程よい辛さがなんとも言えなません」
ラリサがそう言ったので気になり一口もらう拓哉。
食べた瞬間、拓哉は額に手を当てる。
「マジか...バターの作り方も教えたけど、もう物にしてるな。 淡白でクセのない白身とバターのコクが効いたトマトソースを合わせるとは、隠し味にほんの少し魚醤も入ってるのか。 食材の組み合わせを見出す才能まであったのか。 料理長じゃなかったら修行をつけてやりたい人材だよ、まったく...」
最後の発言を、もしジュドーが近くで聞いていたら、すぐに退職を進言して拓哉の元に来ていただろう。
拓哉が感心しているとヴァレリーがやってくる。
「拓哉楽しんでいるか? 披露宴は、途中見苦しいとこを見せたが」
「はい! アドルフさんの見違えた姿に感心して綺麗な奥様と幸せそうな雰囲気を見ていると、こっちも自然と笑顔が溢れてしまいましたよ。 まぁいきなり殴りかかったのには驚きましたがね。 まぁ将来、自分もそうなると思うと娘を持った大変さがより明確になりました。 それと、料理長成長しましたね。 正直、弟子にしたいくらいの逸材ですよ」
「早く拓哉も結婚すればいいのではないか? 見た目もいいし、料理の腕も世界一だ。それに腕も立つしな。 いないなら紹介してやるぞ?才色兼備な女性をな。 それと娘か...俺もベアが男を連れてきたら殺すかもしれんな。 それよりも、ジュドーを弟子にか!あいつが聞いたら飛んで行くだろうな。 拓哉すまんがうちの大事な料理長だ。 そのことを本人には内緒にしてくれ」
結婚か! 確かに、横で支えてくれる女性がいる生活は憧れるな。っていてぇ~!
ラリサと桜花に両脇腹をつねられる拓哉。
「あるじに、結婚はまだ早いんだよ」
「お父さんは、女性の気持ちもわからないのですぐ離婚します。 まだまだ早いです」
「ちょっと、それはひどくないかな? 俺も優しい奥さんと幸せな結婚生活をしたいよ」
ラリサが、真っ黒なオーラを放ちながら話しだす。
「はぁ~本当にわかってないのですね。 もう知りません。もう好きにしてください。 それと、ヴァレリー様...あまりお父さんを誑かすようなこと言ってると許しませんよ」
それを聞いたヴァレリーは、「用事を思い出したのでな、これで失礼する」と言い残して逃げるように去って行った。
「ヴァレリーさん待ってくださいよ~」
その後、拓哉は真っ黒なオーラを両脇から感じながら食事をするのであった。
アニカは、我関せずという感じで好きな料理をいっぱい食べていた。
なんで2人はあんなに怒っているんだろう。
まだまだ結婚は出来なさそうな拓哉である。
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https://kakuyomu.jp/works/1177354054886816699
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