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第2章 日常の憩い亭
第54話 ドラゴンの共喰い!? 古龍様登場!
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最近、おもしろい場所を発見して千里眼で見るのにハマっている龍が1匹いた。
昼まで寝て過ごして腹が減ったら魔物を狩って昼飯を済ませる。 こんな生活を3000年以上続けている。
ある日、昼飯を済ませてまた寝ようと思った龍は、ある巨大な力を魔境の中腹付近で感じ、千里眼で様子を探る。
「ふむ、久しぶりの娯楽ならいいな」
最初は、数千年振りに暇が潰せればと思っていた龍だったが、そこに現れたのは、強い 料理が上手い 優しい あらゆる種族が集まると飽きさせない人間であった。
時には、うまそうな飯をまた食っているな~とか小さい子供に酷いことをする盗賊に怒ったりキマイラとの戦いでは、「そこだ~やれやれ」とスポーツを観戦する人のように白熱したりと楽しんでいた。
それから、季節が暖かくなると次第にその人間の店には大勢の客が訪れて、先日は焼肉パーティーなるものをしていた。
それを見ていた龍は。
「なんと羨ましい...俺もあのうまそうな飯が食いたい~それからもう1人は飽きた~。俺も食べにいくぞ」
我慢の限界に達した龍は、1500年振りに自分の領域から飛び立ったのであった。
憩い亭
「あ、あるじ、父様に近い力を持った者が空から近づいてくるんだよ」
桜花が、珍しく焦りながら言ってくる。
「父様ってことは、成人した神獣様並の力ってことか...悪意があるかないかわかるか?」
拓哉は、冷静沈着のお陰で焦る気配すら見せない。
「ここからだとよくわからないんだよ。 あともう少ししたら現れるよ」
「じゃあ、お客さんかもしれないから外で待ってみようか?」
家から出て外で待つ2人。
1分くらい経っただろうか。一瞬にして辺りが暗くなる。 見上げてみると、今までに見たことがない何倍も大きな龍が翼を広げて上空に居た。
「桜花、あれは確かにやばいかも」
存在感が圧倒的なのである。 普通ならその存在感だけで気を失うか、弱い者なら死んでしまうくらいにだ。 ちなみに、師匠もバルトも森に行ってるから、これはまずいかな!?と思う拓哉。
「あるじも僕も勝てる存在じゃないんだよ。 でも悪意はないみたいだよ」
マジか...ここに来て勝てない存在は初めてだな。 とりあえず、悪意がないだけよかった。 それにしても、ここへ何をしにきたんだろうか?
龍からの念話
『急に来てしまって申し訳ない。 降りてもいいだろうか?』
おっ!神様以来の念話だ。 驚いた。
『降りて来てもらうのは構いませんが、龍さんがあまりにも大きいので小さくなれませんか?』
そのまま降りてこられたら家も店も潰れてしまう。
『お~確かに! 今人化を使うから待っててくれ』
ピカ~と光ったと思ったら、凄まじい勢いで降りてくる影が見えた。 ドゴーンと音を立て地面にぶつかる。 辺りを砂埃が覆う。 暫くすると視界が晴れてぶつかったところを見ると大きく抉れていた。
「大丈夫ですか?」
そこには、浅黒く茶色い短髪の男が地面とキスをしていた。
「1500年振りの人化が地面とのキスとは...悲しくなるな。 迷惑かけて悪かった」
拓哉が、穴に手を伸ばして救出する。
「いや~助かった~。 すぐ穴は埋めるからな」
龍がそう言うと魔法を使ったのか。みるみるうちに地面が元通りになる。
「お~凄いですね。 それより、何をしにきたのですか?」
理由を尋ねる拓哉。
「俺は、古龍のグラデュースと言うんだが」
グラデュースが、千里眼で見ていたこと何故来たのかを拓哉と桜花に話した。
「まさか、覗かれてたなんて...それならもっと早く来て頂けたら良かったのに」
「うむ、行きたかったのだが、1500年誰とも会話をしてこなかったから、いきなり大勢の前は恥ずかしかったというか...なんというか」
顔を赤くしたイケメンがモジモジしだす。
恥ずかしがる龍ってなんだよ。イメージと違いすぎるわ!
「グラデュースさん、これからは気にせず料理を食べに来てください。 まだ開店前なので、昼飯に食べようとした物しかないのですが食べて行きますか?」
「拓哉、グスン。なんて優しいヤツなんだ。 俺と拓哉は友人だ。 グラと呼んでくれ! 畏まった言葉も要らない」
1500年引き篭もっていたからなのか。 少し優しくされると心を許してすぐ泣いてしまう。 更には友達が居なかったのか距離の詰め方もおかしい。
「泣くなよ。 友達だろ? とりあえず、昼飯にしようか。 ずっと隠れてるシャーリーさんとビーチェさんも昼飯だから出ておいで」
下手に刺激をしても仕方がないので友達を受け入れる拓哉。
古龍の威圧でブルブル震えて、ずっと隠れていた精霊達。
オズオズと木の陰から姿を現す2人。
「ふぅ~凄く怖かったですよ」
「古龍様が来るとは思いませんでした」
シャーリーとビーチェが怯えながらも返事がをする。
「グラは悪い人ではないし、みんなと仲良くしたかったみたいだよ」
「シャーリーとビーチェだな。ずっと見てたぞ。 是非仲良くしてくれ。気軽にグラと呼んでほしい」
ずっと見ていたとか怖いから! ちょっとずつ人と慣れ親しんでもらう必要があるな。
「「グラ様、よろしくお願いします」」
2人が言うとグラデュースはうんうんと頷いている。
拓哉は、ビニールシートを敷き飲み物と昼飯で作ったホットドッグを出す。
「いい匂いがするが、これはなんだ?」
グラデュースが聞く。
「ホットドッグって言う食べ物で、パンにソーセージとカレー粉で炒めたキャベツ...こっちだとキャベットか!を挟んで、マスタードとケチャップをかけてある。 ちなみに、ソーセージの肉は地竜と火竜の合挽きなんだけど、龍同士の共食いみたくなるのかな?」
「種類が違うから大丈夫だ。そもそもアイツらはトカゲと変わらない。 存分に殺して食糧としたらいい」
古龍様が公認なら大丈夫だな。
「みんな! 食べましょう。 頂きます」
みんなが一斉にかぶりつく。
「夢にまでみた拓哉の料理...う、うまい!感無量だ。グスン...ひと噛みした時に、溢れ出る肉汁に生では味わえなかった肉の旨味! 俺はこれからも拓哉の料理を食うぞ~」
「あるじ、ソーセージがおいしいのは予想できたけど、カレー味のキャベツとよく合うんだよ。 ピリ辛のキャベツとソーセージとケチャップが最高だよ」
桜花の言葉にシャーリーも頷いて答える。
「ふわぁ...ここに住めるの幸せです。頬っぺたが落ちそうなくらいおいしいです。 火竜の赤身の肉々しい味に地竜の脂の甘さが程よく混ぜ合わされてパンにも凄く合います」
ビーチェが、いつも通り幸せな顔をして頷く。
「こんなパン料理があったのですね。 ソースはトマトともう一つのちょっと辛みがある黄色のが食べたことないですが、程よく味を調整してますね。 キャベットもシャキシャキしてこのカレー風味ですか?よく合いますよ」
「たまに食べるジャンクフードいいよな。それにしても皮もうまいな。 薄くてパリとしていて香ばしい。 1番はこの口いっぱいに広がる肉汁のうまさだけどな」
それから、1人3つずつ食べて無くなった。
「グラには足りなかったよな。 昼飯用だったのと来ると思ってなかったからごめんな」
申し訳なさそうに謝る拓哉。
「俺が勝手にこんな時間に来たのが悪いんだ。 夜はちゃんと客としてくるからそのソーセージと酒を用意しといてくれないか? 急に飛び出して来て、今は持ち金がないが金はちゃんと払う」
「ホットドッグは昼飯だから気にしなくていいよ。 夜はちゃんと貰うけどな」
「拓哉~グスン...優しいな」
泣きながら抱きつくグラデュース。
「抱きつくな~力強くて痛いんだよ」
痛いと言われてショボーンとするグラデュース。
「何をしょぼくれてるんだよ。 友達なら優しくして当たり前だからいちいち抱きついたり泣いたりしないの」
それを聞いたグラデュースは泣き止み、目を輝かせて拓哉を見る。
「うむ、俺と拓哉は友人、友人だもんな。また夜来る」
そう言って空高くジャンプをして元の大きな龍になり飛び去っていく。
飛び去る姿を見つめながら、ここでの子供のような振る舞いについ笑ってしまう拓哉であった。
昼まで寝て過ごして腹が減ったら魔物を狩って昼飯を済ませる。 こんな生活を3000年以上続けている。
ある日、昼飯を済ませてまた寝ようと思った龍は、ある巨大な力を魔境の中腹付近で感じ、千里眼で様子を探る。
「ふむ、久しぶりの娯楽ならいいな」
最初は、数千年振りに暇が潰せればと思っていた龍だったが、そこに現れたのは、強い 料理が上手い 優しい あらゆる種族が集まると飽きさせない人間であった。
時には、うまそうな飯をまた食っているな~とか小さい子供に酷いことをする盗賊に怒ったりキマイラとの戦いでは、「そこだ~やれやれ」とスポーツを観戦する人のように白熱したりと楽しんでいた。
それから、季節が暖かくなると次第にその人間の店には大勢の客が訪れて、先日は焼肉パーティーなるものをしていた。
それを見ていた龍は。
「なんと羨ましい...俺もあのうまそうな飯が食いたい~それからもう1人は飽きた~。俺も食べにいくぞ」
我慢の限界に達した龍は、1500年振りに自分の領域から飛び立ったのであった。
憩い亭
「あ、あるじ、父様に近い力を持った者が空から近づいてくるんだよ」
桜花が、珍しく焦りながら言ってくる。
「父様ってことは、成人した神獣様並の力ってことか...悪意があるかないかわかるか?」
拓哉は、冷静沈着のお陰で焦る気配すら見せない。
「ここからだとよくわからないんだよ。 あともう少ししたら現れるよ」
「じゃあ、お客さんかもしれないから外で待ってみようか?」
家から出て外で待つ2人。
1分くらい経っただろうか。一瞬にして辺りが暗くなる。 見上げてみると、今までに見たことがない何倍も大きな龍が翼を広げて上空に居た。
「桜花、あれは確かにやばいかも」
存在感が圧倒的なのである。 普通ならその存在感だけで気を失うか、弱い者なら死んでしまうくらいにだ。 ちなみに、師匠もバルトも森に行ってるから、これはまずいかな!?と思う拓哉。
「あるじも僕も勝てる存在じゃないんだよ。 でも悪意はないみたいだよ」
マジか...ここに来て勝てない存在は初めてだな。 とりあえず、悪意がないだけよかった。 それにしても、ここへ何をしにきたんだろうか?
龍からの念話
『急に来てしまって申し訳ない。 降りてもいいだろうか?』
おっ!神様以来の念話だ。 驚いた。
『降りて来てもらうのは構いませんが、龍さんがあまりにも大きいので小さくなれませんか?』
そのまま降りてこられたら家も店も潰れてしまう。
『お~確かに! 今人化を使うから待っててくれ』
ピカ~と光ったと思ったら、凄まじい勢いで降りてくる影が見えた。 ドゴーンと音を立て地面にぶつかる。 辺りを砂埃が覆う。 暫くすると視界が晴れてぶつかったところを見ると大きく抉れていた。
「大丈夫ですか?」
そこには、浅黒く茶色い短髪の男が地面とキスをしていた。
「1500年振りの人化が地面とのキスとは...悲しくなるな。 迷惑かけて悪かった」
拓哉が、穴に手を伸ばして救出する。
「いや~助かった~。 すぐ穴は埋めるからな」
龍がそう言うと魔法を使ったのか。みるみるうちに地面が元通りになる。
「お~凄いですね。 それより、何をしにきたのですか?」
理由を尋ねる拓哉。
「俺は、古龍のグラデュースと言うんだが」
グラデュースが、千里眼で見ていたこと何故来たのかを拓哉と桜花に話した。
「まさか、覗かれてたなんて...それならもっと早く来て頂けたら良かったのに」
「うむ、行きたかったのだが、1500年誰とも会話をしてこなかったから、いきなり大勢の前は恥ずかしかったというか...なんというか」
顔を赤くしたイケメンがモジモジしだす。
恥ずかしがる龍ってなんだよ。イメージと違いすぎるわ!
「グラデュースさん、これからは気にせず料理を食べに来てください。 まだ開店前なので、昼飯に食べようとした物しかないのですが食べて行きますか?」
「拓哉、グスン。なんて優しいヤツなんだ。 俺と拓哉は友人だ。 グラと呼んでくれ! 畏まった言葉も要らない」
1500年引き篭もっていたからなのか。 少し優しくされると心を許してすぐ泣いてしまう。 更には友達が居なかったのか距離の詰め方もおかしい。
「泣くなよ。 友達だろ? とりあえず、昼飯にしようか。 ずっと隠れてるシャーリーさんとビーチェさんも昼飯だから出ておいで」
下手に刺激をしても仕方がないので友達を受け入れる拓哉。
古龍の威圧でブルブル震えて、ずっと隠れていた精霊達。
オズオズと木の陰から姿を現す2人。
「ふぅ~凄く怖かったですよ」
「古龍様が来るとは思いませんでした」
シャーリーとビーチェが怯えながらも返事がをする。
「グラは悪い人ではないし、みんなと仲良くしたかったみたいだよ」
「シャーリーとビーチェだな。ずっと見てたぞ。 是非仲良くしてくれ。気軽にグラと呼んでほしい」
ずっと見ていたとか怖いから! ちょっとずつ人と慣れ親しんでもらう必要があるな。
「「グラ様、よろしくお願いします」」
2人が言うとグラデュースはうんうんと頷いている。
拓哉は、ビニールシートを敷き飲み物と昼飯で作ったホットドッグを出す。
「いい匂いがするが、これはなんだ?」
グラデュースが聞く。
「ホットドッグって言う食べ物で、パンにソーセージとカレー粉で炒めたキャベツ...こっちだとキャベットか!を挟んで、マスタードとケチャップをかけてある。 ちなみに、ソーセージの肉は地竜と火竜の合挽きなんだけど、龍同士の共食いみたくなるのかな?」
「種類が違うから大丈夫だ。そもそもアイツらはトカゲと変わらない。 存分に殺して食糧としたらいい」
古龍様が公認なら大丈夫だな。
「みんな! 食べましょう。 頂きます」
みんなが一斉にかぶりつく。
「夢にまでみた拓哉の料理...う、うまい!感無量だ。グスン...ひと噛みした時に、溢れ出る肉汁に生では味わえなかった肉の旨味! 俺はこれからも拓哉の料理を食うぞ~」
「あるじ、ソーセージがおいしいのは予想できたけど、カレー味のキャベツとよく合うんだよ。 ピリ辛のキャベツとソーセージとケチャップが最高だよ」
桜花の言葉にシャーリーも頷いて答える。
「ふわぁ...ここに住めるの幸せです。頬っぺたが落ちそうなくらいおいしいです。 火竜の赤身の肉々しい味に地竜の脂の甘さが程よく混ぜ合わされてパンにも凄く合います」
ビーチェが、いつも通り幸せな顔をして頷く。
「こんなパン料理があったのですね。 ソースはトマトともう一つのちょっと辛みがある黄色のが食べたことないですが、程よく味を調整してますね。 キャベットもシャキシャキしてこのカレー風味ですか?よく合いますよ」
「たまに食べるジャンクフードいいよな。それにしても皮もうまいな。 薄くてパリとしていて香ばしい。 1番はこの口いっぱいに広がる肉汁のうまさだけどな」
それから、1人3つずつ食べて無くなった。
「グラには足りなかったよな。 昼飯用だったのと来ると思ってなかったからごめんな」
申し訳なさそうに謝る拓哉。
「俺が勝手にこんな時間に来たのが悪いんだ。 夜はちゃんと客としてくるからそのソーセージと酒を用意しといてくれないか? 急に飛び出して来て、今は持ち金がないが金はちゃんと払う」
「ホットドッグは昼飯だから気にしなくていいよ。 夜はちゃんと貰うけどな」
「拓哉~グスン...優しいな」
泣きながら抱きつくグラデュース。
「抱きつくな~力強くて痛いんだよ」
痛いと言われてショボーンとするグラデュース。
「何をしょぼくれてるんだよ。 友達なら優しくして当たり前だからいちいち抱きついたり泣いたりしないの」
それを聞いたグラデュースは泣き止み、目を輝かせて拓哉を見る。
「うむ、俺と拓哉は友人、友人だもんな。また夜来る」
そう言って空高くジャンプをして元の大きな龍になり飛び去っていく。
飛び去る姿を見つめながら、ここでの子供のような振る舞いについ笑ってしまう拓哉であった。
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