39 / 203
第2章 日常の憩い亭
第36話 アロハな神様がきたよー! じじぃ何しにきた!?
しおりを挟む
ラリサとアニカが旅立ってから1週間が経った。 相変わらずお客さんはヴァレリーさんと師匠と偶にアドルフさんが来るくらいだ。
ヴァレリーさん曰く、ラリサとアニカは順調に成長しているようだ。 しかもエルマーナ(マドレーヌ)の効果もあり、魔王城の方々からも大歓迎されているらしい。常時ヴィクトリアさんかベアトリスさんが近くにいる現状、イジメもできないとは思うが。 まぁなんにせよ一安心だ。
18時
オープンの時間となり、看板を外に出しに行くのだが、最近はラリサとアニカの担当になっていたので、最初の3日間くらいは出し忘れたりしていた。
「ヴァレリーさんいらっしゃいませ。 今日は何にしますか?」
ヴァレリーは、お決まりの席があり、入店するとそこに陣取る。
「いつもと違う物をもらおう。 ビールとエダマメとカラアゲだな」
珍しい。いつもの日本酒じゃないのか。
「こっちはキンキンに冷えた黒ビールとソーセージを頼む」
師匠も珍しくビール。それも黒だ。
「わかりました。少々お待ちください」
厨房に向かう拓哉。
「お前もビールか。珍しいではないか」
ヴァレリーが小次郎に話しかける。ここ1週間で仲良くなった2人である。
「最近は少し暑くなってきたからな。偶にはキンキンに冷えたビールを呑みたくなる。それとな、黒ビールの香ばしい香りを味わいたくなるんだ」
そう。最近季節の変わり目になり、少し気温が上がったのである。 普段は冷酒に切り替えていた2人だが、今日は珍しくビールを注文していた。
「暑くなったと言えば、火乃国はそろそろ剣技大会が開催される季節ではないか?」
「あぁ~そのような大会もあったな。俺は剣鬼の位をもらった辺りから参加はしていないな。 懐かしい」
昔のことを振り返る小次郎。
そんな話をしていると拓哉が戻ってきた。
「お待たせ致しました。 ヴァレリーさんはビールと枝豆と唐揚げ。師匠は黒ビールとソーセージですね。追加があれば声かけてください」
「おう」と返事をして2人はビールとおつまみを食べる。
「ぷはぁ~偶に飲むビールはうまいな。枝豆も塩が効いててこの味がビールに合う」
「ぷはぁ~ヴァレリーこのソーセージもうまいぞ。皮はパリッと中は肉汁が溢れ出て、そこにキンキンのビールだ。ほれ食ってみろ」
小次郎は達人であり、それを認めているヴァレリーは小次郎の言葉使いに何も言わない。 寧ろ盟友が如くの仲に成りつつある。
「おっ!では...くぅ~お前に教えられたのが悔しいがうまい! 次は俺の番だ。このカラアゲを食ってみろ」
悔しかったのか唐揚げを薦めるヴァレリー。
「よし!試してやる...クソ。外はカリッと中は鶏の旨味が溢れてくる。やるな、ヴァレリー」
最近はこうしてお互いの好物を交換して笑い合っている。
拓哉はそれを見てまたやってるなと、ほくそ笑むのだった。
カランカラン
お客さんが入ってくる。
えっ...!っと固まる拓哉。 転生前に来るとは聞かされていたが、あまりにも突然過ぎる。 しかも何故かアロハシャツを着た神様だ。 なんでアロハやねんとツッコミを入れそうになる。
「神様...いらっしゃいませ。また急にどうして?」
「ほほほほ。神界から見ておったが、随分頑張っておるし、常連もできたみたいだからのぅ。様子を見にきたのじゃよ。あとはうまい飯を食いにきたのと制限されたスキルの解放をしにのぅ」
ちょっと待て待て! ヴァレリーさんと師匠が箸を持ったまま固まってるし、スキルの解放ってなんですか!?
「とりあえず席にお座りください。 神様が急にくるから2人が固まったままじゃないですか。 神様からちゃんと説明してくださいよ。 あと何を食べますか?」
神界だの、スキル解放だの全て聞かれて、めんどくさくなった拓哉は神様に丸投げする。
「ワシは神様じゃぞ。もっと敬わんか! ワシ以外の神なら消されとるぞぃ。 まぁ良いわ。ヴァレリーと小次郎じゃったか!?説明する所以戻ってこい」
あの~?他にも神様いるの? 知らないんですけど~!
そんなことはお構いなしに2人に説明し始める神様。
その前に、何故2人が神だと信じたかと言うと、2人は常人ではあり得ない域に達した達人であり、相手がどんだけ強くてもある程度の力量を測る事ができる。 だが神を見た時、瞬時に底知れぬ力を感じたからだ。ヴァレリーに至っては、初代教皇の数百万倍の神気を感じ取っていた。(現教皇に神気はありません)
2人は黙ったまま神様の話を聞く。 拓哉は冷静沈着で落ち着きを取り戻し、温くなったビールを下げて新しいビールを入れに行く。
戻ってみると、2人が頭を抱えていた。 ん?前にも見たような?あ!エルの時と同じだ。
静かにビールを2人の前に置く。 置いた瞬間、2人はビールを一気に飲み干して拓哉に迫る。
「拓哉様は使徒様でしょうか? 俺は失礼なことを言っていませんでしょうか?」
様付けで敬語になるヴァレリー。
「拓哉...早く言ってもらわないと困る。無礼を働いてからでは遅いのだから」
こっちは敬語ではないが焦る小次郎。
「2人とも落ち着いてください。確かに使命は言われましたが、使徒とは言われていませんし、正直大事にしたくないのです。 のんびりこの地で料理屋をしていたいのです。聖王国にも知られたくありませんから。 あとヴァレリーさんも師匠も普段通りに話してください」
2人には畏まってほしくないと拓哉が言う。
「すまんな。そう言ってもらえて助かるが、使命を言われた以上、拓哉は使徒という扱いになるからな。聖王国...とりあえず拓哉も理解はしているみたいだな。 このまま聖王国に知られるのはいかん。 小次郎わかっておるな」
「あぁ~弟子を売るなどしないわ。俺たちの胸の奥にしまっておこう。 にしてもまさか、別世界から来たとはな」
ヴァレリーも小次郎も拓哉を仲間だと思っている為、できる限りのことはしようと決めた。
「黙っているつもりはなかったのですが、突拍子もない話をするのもあれですし、2人を巻き込むわけにもいきませんから」
「まぁ確かに、急に言われても信じられん話ではあるな。 安心しろ!俺たちは無用な詮索はせんし、困ったらいつでも助けてやる」
そうヴァレリーが言うと小次郎も黙って頷いた。
拓哉は2人に感謝を述べ、こんなにも思ってくれる人がいることに感動するのだった。
「感傷に浸っているとこすまぬが、酒をくれんかのぅ。 からすみにへしこと日本酒はぬる燗にしとくれ」
せっかくの感動を邪魔して、更には詳しいじじぃ...いや神様だなと思う拓哉。
「心の声が聞こえとるぞ!じじぃとはなんじゃ! せっかく生き返らしてやったと言うのに」
あ!こいつ心読むんだったと思い出す拓哉。
「生き返らしてくれたことには感謝してますよ。 じじぃはすいませんでした。でもアロハシャツで来る神様なんか初めて見たので、威厳もへったくれもないじじぃかなと。 注文は了解しました。お待ちください」
「くぅ~減らず口を叩きおってからに! 慰安旅行帰りにわざわざ覗いてやろうというワシの優しさを無下にしよってからに。はよ持ってこんかい」
その様子をハラハラしながら見るヴァレリーと小次郎。
だが本当に怒っていたら瞬時に消されている。神様もどこか楽しんでいるのだ。 理由は普段からこのようなやり取りをしてくれる相手が少ないこと、拓哉の本心や性格を知っている為、本気で言ってはいないことがわかるからだ。
厨房から戻る拓哉。
「神様お待たせしました。 まさかこんな珍味を知っているとは思いませんでしたよ」
「ほほほほ。昔日本の神に連れられて行った先で食べたのじゃが、うまくてのぅ。ふむ...やはり、からすみに日本酒うまいのぅ。 この塩気にねっとりとした舌触りに濃厚な味、それを調和する日本酒...最高じゃわい」
そう言えば、俺の爺ちゃんも珍味好きだったな。 もし爺ちゃんが生きてたらこんな感じで通ってくれてるのかもな。
そう思っていると、心を読める神様は「ほほほほ」と笑いながらへしこを食べて日本酒を飲む。
「この独特な臭みと塩っ辛さが日本酒に合うのぅ。 あ!そうじゃった。ネットショッピングじゃが、日用品や店で使う道具なんかも買えるようにしておいたからのぅ」
なんだって~!?本当に日用品買えるようになってる。 シャンプーや石鹸やらなくなってきて自作しようとしていたしありがたい。
あとあれ作れるな。
「神様ありがとうございます。 凄く困ってたんですよ...いや~これで糸が買えるし焼き豚が作れますよ。 ワイバーンスープのラーメンを作りたかったんですよね」
ずっとラーメンを食べたかったが、糸を切らしており焼き豚ができなかったのだ。 普通は生活必需品を喜ぶのだが、拓哉は違っていた。
「ほほほ!そりゃよかったのじゃ」
「俺もらぁめんとやら食べたいぞ」
「俺にもらぁめんを食わせろ」
めちゃくちゃ食べたそうにする2人。
「わかりましたよ。近いうちに作りますから。今は他の食べたい物を注文してください」
3人は食べたい物やお酒を注文して、閉店まで呑むのだった。
ヴァレリーさん曰く、ラリサとアニカは順調に成長しているようだ。 しかもエルマーナ(マドレーヌ)の効果もあり、魔王城の方々からも大歓迎されているらしい。常時ヴィクトリアさんかベアトリスさんが近くにいる現状、イジメもできないとは思うが。 まぁなんにせよ一安心だ。
18時
オープンの時間となり、看板を外に出しに行くのだが、最近はラリサとアニカの担当になっていたので、最初の3日間くらいは出し忘れたりしていた。
「ヴァレリーさんいらっしゃいませ。 今日は何にしますか?」
ヴァレリーは、お決まりの席があり、入店するとそこに陣取る。
「いつもと違う物をもらおう。 ビールとエダマメとカラアゲだな」
珍しい。いつもの日本酒じゃないのか。
「こっちはキンキンに冷えた黒ビールとソーセージを頼む」
師匠も珍しくビール。それも黒だ。
「わかりました。少々お待ちください」
厨房に向かう拓哉。
「お前もビールか。珍しいではないか」
ヴァレリーが小次郎に話しかける。ここ1週間で仲良くなった2人である。
「最近は少し暑くなってきたからな。偶にはキンキンに冷えたビールを呑みたくなる。それとな、黒ビールの香ばしい香りを味わいたくなるんだ」
そう。最近季節の変わり目になり、少し気温が上がったのである。 普段は冷酒に切り替えていた2人だが、今日は珍しくビールを注文していた。
「暑くなったと言えば、火乃国はそろそろ剣技大会が開催される季節ではないか?」
「あぁ~そのような大会もあったな。俺は剣鬼の位をもらった辺りから参加はしていないな。 懐かしい」
昔のことを振り返る小次郎。
そんな話をしていると拓哉が戻ってきた。
「お待たせ致しました。 ヴァレリーさんはビールと枝豆と唐揚げ。師匠は黒ビールとソーセージですね。追加があれば声かけてください」
「おう」と返事をして2人はビールとおつまみを食べる。
「ぷはぁ~偶に飲むビールはうまいな。枝豆も塩が効いててこの味がビールに合う」
「ぷはぁ~ヴァレリーこのソーセージもうまいぞ。皮はパリッと中は肉汁が溢れ出て、そこにキンキンのビールだ。ほれ食ってみろ」
小次郎は達人であり、それを認めているヴァレリーは小次郎の言葉使いに何も言わない。 寧ろ盟友が如くの仲に成りつつある。
「おっ!では...くぅ~お前に教えられたのが悔しいがうまい! 次は俺の番だ。このカラアゲを食ってみろ」
悔しかったのか唐揚げを薦めるヴァレリー。
「よし!試してやる...クソ。外はカリッと中は鶏の旨味が溢れてくる。やるな、ヴァレリー」
最近はこうしてお互いの好物を交換して笑い合っている。
拓哉はそれを見てまたやってるなと、ほくそ笑むのだった。
カランカラン
お客さんが入ってくる。
えっ...!っと固まる拓哉。 転生前に来るとは聞かされていたが、あまりにも突然過ぎる。 しかも何故かアロハシャツを着た神様だ。 なんでアロハやねんとツッコミを入れそうになる。
「神様...いらっしゃいませ。また急にどうして?」
「ほほほほ。神界から見ておったが、随分頑張っておるし、常連もできたみたいだからのぅ。様子を見にきたのじゃよ。あとはうまい飯を食いにきたのと制限されたスキルの解放をしにのぅ」
ちょっと待て待て! ヴァレリーさんと師匠が箸を持ったまま固まってるし、スキルの解放ってなんですか!?
「とりあえず席にお座りください。 神様が急にくるから2人が固まったままじゃないですか。 神様からちゃんと説明してくださいよ。 あと何を食べますか?」
神界だの、スキル解放だの全て聞かれて、めんどくさくなった拓哉は神様に丸投げする。
「ワシは神様じゃぞ。もっと敬わんか! ワシ以外の神なら消されとるぞぃ。 まぁ良いわ。ヴァレリーと小次郎じゃったか!?説明する所以戻ってこい」
あの~?他にも神様いるの? 知らないんですけど~!
そんなことはお構いなしに2人に説明し始める神様。
その前に、何故2人が神だと信じたかと言うと、2人は常人ではあり得ない域に達した達人であり、相手がどんだけ強くてもある程度の力量を測る事ができる。 だが神を見た時、瞬時に底知れぬ力を感じたからだ。ヴァレリーに至っては、初代教皇の数百万倍の神気を感じ取っていた。(現教皇に神気はありません)
2人は黙ったまま神様の話を聞く。 拓哉は冷静沈着で落ち着きを取り戻し、温くなったビールを下げて新しいビールを入れに行く。
戻ってみると、2人が頭を抱えていた。 ん?前にも見たような?あ!エルの時と同じだ。
静かにビールを2人の前に置く。 置いた瞬間、2人はビールを一気に飲み干して拓哉に迫る。
「拓哉様は使徒様でしょうか? 俺は失礼なことを言っていませんでしょうか?」
様付けで敬語になるヴァレリー。
「拓哉...早く言ってもらわないと困る。無礼を働いてからでは遅いのだから」
こっちは敬語ではないが焦る小次郎。
「2人とも落ち着いてください。確かに使命は言われましたが、使徒とは言われていませんし、正直大事にしたくないのです。 のんびりこの地で料理屋をしていたいのです。聖王国にも知られたくありませんから。 あとヴァレリーさんも師匠も普段通りに話してください」
2人には畏まってほしくないと拓哉が言う。
「すまんな。そう言ってもらえて助かるが、使命を言われた以上、拓哉は使徒という扱いになるからな。聖王国...とりあえず拓哉も理解はしているみたいだな。 このまま聖王国に知られるのはいかん。 小次郎わかっておるな」
「あぁ~弟子を売るなどしないわ。俺たちの胸の奥にしまっておこう。 にしてもまさか、別世界から来たとはな」
ヴァレリーも小次郎も拓哉を仲間だと思っている為、できる限りのことはしようと決めた。
「黙っているつもりはなかったのですが、突拍子もない話をするのもあれですし、2人を巻き込むわけにもいきませんから」
「まぁ確かに、急に言われても信じられん話ではあるな。 安心しろ!俺たちは無用な詮索はせんし、困ったらいつでも助けてやる」
そうヴァレリーが言うと小次郎も黙って頷いた。
拓哉は2人に感謝を述べ、こんなにも思ってくれる人がいることに感動するのだった。
「感傷に浸っているとこすまぬが、酒をくれんかのぅ。 からすみにへしこと日本酒はぬる燗にしとくれ」
せっかくの感動を邪魔して、更には詳しいじじぃ...いや神様だなと思う拓哉。
「心の声が聞こえとるぞ!じじぃとはなんじゃ! せっかく生き返らしてやったと言うのに」
あ!こいつ心読むんだったと思い出す拓哉。
「生き返らしてくれたことには感謝してますよ。 じじぃはすいませんでした。でもアロハシャツで来る神様なんか初めて見たので、威厳もへったくれもないじじぃかなと。 注文は了解しました。お待ちください」
「くぅ~減らず口を叩きおってからに! 慰安旅行帰りにわざわざ覗いてやろうというワシの優しさを無下にしよってからに。はよ持ってこんかい」
その様子をハラハラしながら見るヴァレリーと小次郎。
だが本当に怒っていたら瞬時に消されている。神様もどこか楽しんでいるのだ。 理由は普段からこのようなやり取りをしてくれる相手が少ないこと、拓哉の本心や性格を知っている為、本気で言ってはいないことがわかるからだ。
厨房から戻る拓哉。
「神様お待たせしました。 まさかこんな珍味を知っているとは思いませんでしたよ」
「ほほほほ。昔日本の神に連れられて行った先で食べたのじゃが、うまくてのぅ。ふむ...やはり、からすみに日本酒うまいのぅ。 この塩気にねっとりとした舌触りに濃厚な味、それを調和する日本酒...最高じゃわい」
そう言えば、俺の爺ちゃんも珍味好きだったな。 もし爺ちゃんが生きてたらこんな感じで通ってくれてるのかもな。
そう思っていると、心を読める神様は「ほほほほ」と笑いながらへしこを食べて日本酒を飲む。
「この独特な臭みと塩っ辛さが日本酒に合うのぅ。 あ!そうじゃった。ネットショッピングじゃが、日用品や店で使う道具なんかも買えるようにしておいたからのぅ」
なんだって~!?本当に日用品買えるようになってる。 シャンプーや石鹸やらなくなってきて自作しようとしていたしありがたい。
あとあれ作れるな。
「神様ありがとうございます。 凄く困ってたんですよ...いや~これで糸が買えるし焼き豚が作れますよ。 ワイバーンスープのラーメンを作りたかったんですよね」
ずっとラーメンを食べたかったが、糸を切らしており焼き豚ができなかったのだ。 普通は生活必需品を喜ぶのだが、拓哉は違っていた。
「ほほほ!そりゃよかったのじゃ」
「俺もらぁめんとやら食べたいぞ」
「俺にもらぁめんを食わせろ」
めちゃくちゃ食べたそうにする2人。
「わかりましたよ。近いうちに作りますから。今は他の食べたい物を注文してください」
3人は食べたい物やお酒を注文して、閉店まで呑むのだった。
26
お気に入りに追加
3,744
あなたにおすすめの小説
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる