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第1章 様々な出会いと別れ!
第34話 旅立ち前に家族でお菓子作り!
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ラリサとアニカが旅立つまで残り1日となった。以前から約束していたお菓子作りをしようと思っている。ベアトリスさんには、申し訳ないが次回になりそうだ。
今日も朝からアニカと小次郎と俺でトレーニングをして、いつも通りラリサが風呂を沸かし待ってくれている。
このいつもの情景が明日からはないと思うと寂しさが急に込み上げてくる。
風呂に入ってさっぱりする3人。
今日の予定だが、小次郎は午後から魔境に魔物を狩りに行くそうだ。
俺はラリサとアニカに今日は約束のお菓子作りをしようと提案した。
「覚えてくれてたのお父さん!?嬉しい」
「アニカも作る~何を作るの?」
2人がワクワクしながら聞いてくる。
「お客さんにも渡すからね。ちょっと大人なのお菓子を作るつもりだ。マドレーヌって言うんだけどね」
「まどれーぬ?聞いたことないです。 どんなお菓子か想像できません」
「アニカも聞いたことないの」
2人の頭が?になる。
「バターをふんだんに使った少し甘いお菓子。マドレーヌの由来は、巡礼者に対してマドレーヌという少女が帆立貝の形をしたお菓子を配ったのが始まりなんだよ。そこからマドレーヌと名前がついたらしい。今回配るラリサとアニカみたいだろ。それで、新しく名前をつけようと思って、こっちの言葉で姉妹を表すエルマーナを今回作るお菓子の名前にしようかなって。 あとお世話になるかわりに、ラリサとアニカが魔王城で拡めたらいいよ」
知らない場所に送り出すわけで、正直受け入れてもらえるか心配して何かできないかと考えていた拓哉。 最初は金品類か魔物の素材を提供しようと考えたが、少女が金品をお礼にするより可愛らしくかつ新しいお菓子ならすんなり受け入れられるのではと考えてマドレーヌを作ることにした。
「そんな由来があるのですね。しかも私とアニカの為に...お父さんありがとう!大好き」 「アニカもパパ大好き!エルマーナ(マドレーヌ)頑張って作れるようになるの」
2人は感動して抱きついてくる。ギュッと抱き返して頭を撫でる拓哉。
「早速作り始めようか。2人とも手を洗ってエプロンつけてな」
「は~い」と言う2人。
手を洗った3人はお菓子作りを始める。
「2人には全卵と砂糖をかき混ぜてもらうから白身と黄身が分離しないように混ぜるように」
殻を割るアニカは殻のカケラをボールに落としてしまう。
「パパ殻が入っちゃったの...難しい」
「箸に水をつけてくっつけるようにしたら、ほら取れた。最初は失敗するけど気にせずやりなさい」
「パパありがとうなの」
「ラリサは器用だね。料理の素質があるかもな」
「お父さんありがとう。将来は手伝えるようになりたいから」
ありがたいことを言ってくれるなと思う拓哉。
「それを満遍なくかき混ぜておいて」
2人仲良くかき混ぜる。
「次の作業がおいしくなるか不味くなるかのキーポイントだからよく聞いてな。ここに薄力粉とベーキングパウダーを混ぜるんだけど、ムラがあったり、勢いよく混ぜて気泡ができたらボソボソした生地になるからゆっくり丁寧に混ぜてな」
2人は丁寧に混ぜていく。
「トロトロしておもしろいの」
「おっ!いい具合になってきたな。さっきバターにレモンの皮を加えて溶かしておいたから加えていくぞ。熱いからムラができないように少しずつ加えいくから混ぜてな」
2人のボールに少しずつ加えて混ぜてもらう。
「意外にお菓子作りって大変なのですね。でもこうやってみんなで作るの凄く楽しいです」
「大変だけど誰かと作ると楽しいんだよな。あと誰かの為に作るようになれば、より楽しくなれるよ」
ラリサと拓哉が楽しそうに話をする。
「よし!この型に生地を流し込んであとは焼くだけだ。 やっていこう」
均等に生地を流し込んでオーブンに入れて焼き上がりを待つ。
「2人ともお疲れ様。 あとは10分待つだけだから手を洗ってジュースを用意しようか」
それから10分が経ちオーブンから出す。
「おっ!うまく出来上がってるな。膨らんだ生地を上にして、この網の上で冷ましたら完成だ」
「うわぁ~いい匂いがします。形もかわいいです」 「おいしそうなの。ほのかにレモンの香りがするの」
2人も出来上がりを見て感想を言う。
「そろそろ冷めたかなぁぁ。味見してみよう」
それぞれが手に取り食べ始める。
「ふんわりしっとりしておいしいです。甘さ控えめと聞いて美味しいのかなと心配でしたが、バターの風味が効いていて誰でもおいしく食べれそうですね」
さすがラリサ!うちの食レポマスター。
「おいしいの~ふわふわで少しレモンの香りがして甘くて好きなの」
こっちはこっちでかわいい食レポだな。
「うん。これならお客さんに渡しても満足してもらえるよ。 2人ともよく頑張ったな。あとでレシピを作っておくから、2人でさらにアレンジしてみるといい」
そのあと我慢できずに、もう一つみんなで食べるのであった。
18時
看板を出しに行くラリサとアニカ。
今日は珍しくエルフのリーリヤさんに常連のヴァレリーさんに復活したアドルフさんと居候の小次郎が食事をしにきてくれた。
ラリサとアニカは早速、4人に今日作ったばかりのエルマーナ(マドレーヌ)を配った。
「おいしいわ。貴女たちが作ったの!?天才かしらこれはバター!?この風味たまらないわね」
「俺はあまり甘い物を食べないが、これはいいな。上品な味わいで柑橘の風味がいい!ラリサとアニカうまいぞ」
「こりゃ~すげ~な。ふわふわしててほのかに甘くて食べやすい。 貴族でも食ったやつはいないんじゃないか?」
「俺も普段お菓子は食べないが、これなら渋い茶にも合いそうだ。2人ともやるではないか」
みんながラリサとアニカを褒める。 満更でもない2人は照れた顔をしながら笑っていた。
成功してよかったなと思う拓哉であった。
それからアドルフには土下座で謝られて、気にしていないと伝えるも申し訳ないと何度も言われる場面があり、ヴァレリーには、このお菓子を向こうでラリサとアニカに作らせてほしいのと、働く人に配られる手筈を整えてほしいこと、それとこのお菓子を魔族領で拡めていいことも伝えた。 すべてを理解したヴァレリーは快く承諾してくれた。
リーリヤに聞いたのだが、サリアさんは向こうに帰って日夜ドリアを試行錯誤して、今まで以上に店は繁盛しているそうだ。
そのような近況の話やこれからの話をしながら夜は更けていった。
明日はとうとうラリサとアニカの旅立ちの日だ...
※マドレーヌの由来は5つ程ありますが今回は話の流れ上、上記の由来を採用しました。
今日も朝からアニカと小次郎と俺でトレーニングをして、いつも通りラリサが風呂を沸かし待ってくれている。
このいつもの情景が明日からはないと思うと寂しさが急に込み上げてくる。
風呂に入ってさっぱりする3人。
今日の予定だが、小次郎は午後から魔境に魔物を狩りに行くそうだ。
俺はラリサとアニカに今日は約束のお菓子作りをしようと提案した。
「覚えてくれてたのお父さん!?嬉しい」
「アニカも作る~何を作るの?」
2人がワクワクしながら聞いてくる。
「お客さんにも渡すからね。ちょっと大人なのお菓子を作るつもりだ。マドレーヌって言うんだけどね」
「まどれーぬ?聞いたことないです。 どんなお菓子か想像できません」
「アニカも聞いたことないの」
2人の頭が?になる。
「バターをふんだんに使った少し甘いお菓子。マドレーヌの由来は、巡礼者に対してマドレーヌという少女が帆立貝の形をしたお菓子を配ったのが始まりなんだよ。そこからマドレーヌと名前がついたらしい。今回配るラリサとアニカみたいだろ。それで、新しく名前をつけようと思って、こっちの言葉で姉妹を表すエルマーナを今回作るお菓子の名前にしようかなって。 あとお世話になるかわりに、ラリサとアニカが魔王城で拡めたらいいよ」
知らない場所に送り出すわけで、正直受け入れてもらえるか心配して何かできないかと考えていた拓哉。 最初は金品類か魔物の素材を提供しようと考えたが、少女が金品をお礼にするより可愛らしくかつ新しいお菓子ならすんなり受け入れられるのではと考えてマドレーヌを作ることにした。
「そんな由来があるのですね。しかも私とアニカの為に...お父さんありがとう!大好き」 「アニカもパパ大好き!エルマーナ(マドレーヌ)頑張って作れるようになるの」
2人は感動して抱きついてくる。ギュッと抱き返して頭を撫でる拓哉。
「早速作り始めようか。2人とも手を洗ってエプロンつけてな」
「は~い」と言う2人。
手を洗った3人はお菓子作りを始める。
「2人には全卵と砂糖をかき混ぜてもらうから白身と黄身が分離しないように混ぜるように」
殻を割るアニカは殻のカケラをボールに落としてしまう。
「パパ殻が入っちゃったの...難しい」
「箸に水をつけてくっつけるようにしたら、ほら取れた。最初は失敗するけど気にせずやりなさい」
「パパありがとうなの」
「ラリサは器用だね。料理の素質があるかもな」
「お父さんありがとう。将来は手伝えるようになりたいから」
ありがたいことを言ってくれるなと思う拓哉。
「それを満遍なくかき混ぜておいて」
2人仲良くかき混ぜる。
「次の作業がおいしくなるか不味くなるかのキーポイントだからよく聞いてな。ここに薄力粉とベーキングパウダーを混ぜるんだけど、ムラがあったり、勢いよく混ぜて気泡ができたらボソボソした生地になるからゆっくり丁寧に混ぜてな」
2人は丁寧に混ぜていく。
「トロトロしておもしろいの」
「おっ!いい具合になってきたな。さっきバターにレモンの皮を加えて溶かしておいたから加えていくぞ。熱いからムラができないように少しずつ加えいくから混ぜてな」
2人のボールに少しずつ加えて混ぜてもらう。
「意外にお菓子作りって大変なのですね。でもこうやってみんなで作るの凄く楽しいです」
「大変だけど誰かと作ると楽しいんだよな。あと誰かの為に作るようになれば、より楽しくなれるよ」
ラリサと拓哉が楽しそうに話をする。
「よし!この型に生地を流し込んであとは焼くだけだ。 やっていこう」
均等に生地を流し込んでオーブンに入れて焼き上がりを待つ。
「2人ともお疲れ様。 あとは10分待つだけだから手を洗ってジュースを用意しようか」
それから10分が経ちオーブンから出す。
「おっ!うまく出来上がってるな。膨らんだ生地を上にして、この網の上で冷ましたら完成だ」
「うわぁ~いい匂いがします。形もかわいいです」 「おいしそうなの。ほのかにレモンの香りがするの」
2人も出来上がりを見て感想を言う。
「そろそろ冷めたかなぁぁ。味見してみよう」
それぞれが手に取り食べ始める。
「ふんわりしっとりしておいしいです。甘さ控えめと聞いて美味しいのかなと心配でしたが、バターの風味が効いていて誰でもおいしく食べれそうですね」
さすがラリサ!うちの食レポマスター。
「おいしいの~ふわふわで少しレモンの香りがして甘くて好きなの」
こっちはこっちでかわいい食レポだな。
「うん。これならお客さんに渡しても満足してもらえるよ。 2人ともよく頑張ったな。あとでレシピを作っておくから、2人でさらにアレンジしてみるといい」
そのあと我慢できずに、もう一つみんなで食べるのであった。
18時
看板を出しに行くラリサとアニカ。
今日は珍しくエルフのリーリヤさんに常連のヴァレリーさんに復活したアドルフさんと居候の小次郎が食事をしにきてくれた。
ラリサとアニカは早速、4人に今日作ったばかりのエルマーナ(マドレーヌ)を配った。
「おいしいわ。貴女たちが作ったの!?天才かしらこれはバター!?この風味たまらないわね」
「俺はあまり甘い物を食べないが、これはいいな。上品な味わいで柑橘の風味がいい!ラリサとアニカうまいぞ」
「こりゃ~すげ~な。ふわふわしててほのかに甘くて食べやすい。 貴族でも食ったやつはいないんじゃないか?」
「俺も普段お菓子は食べないが、これなら渋い茶にも合いそうだ。2人ともやるではないか」
みんながラリサとアニカを褒める。 満更でもない2人は照れた顔をしながら笑っていた。
成功してよかったなと思う拓哉であった。
それからアドルフには土下座で謝られて、気にしていないと伝えるも申し訳ないと何度も言われる場面があり、ヴァレリーには、このお菓子を向こうでラリサとアニカに作らせてほしいのと、働く人に配られる手筈を整えてほしいこと、それとこのお菓子を魔族領で拡めていいことも伝えた。 すべてを理解したヴァレリーは快く承諾してくれた。
リーリヤに聞いたのだが、サリアさんは向こうに帰って日夜ドリアを試行錯誤して、今まで以上に店は繁盛しているそうだ。
そのような近況の話やこれからの話をしながら夜は更けていった。
明日はとうとうラリサとアニカの旅立ちの日だ...
※マドレーヌの由来は5つ程ありますが今回は話の流れ上、上記の由来を採用しました。
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