36 / 203
第1章 様々な出会いと別れ!
第33話 旅立つラリサとアニカ!
しおりを挟む
18時
看板を出しに行くラリサとアニカ。
娘達の後から魔王一家が入ってくる。
「いらっしゃいませ」
「今日も世話になる拓哉」
「おいしいご飯よろしくお願いしますね拓哉さん」
「拓哉様こんばんはです」
魔王一家が拓哉に言う。
「今日は皆さまお揃いでしたか。ちょうどよかったです。 食事の後、少しご相談がありまして...聞いて頂けませんか?」
改まった様子で言う拓哉。
それを察した魔王が答える。
「構わんよ。こちらからも相談しようと思っていたことがあってな。 その時はラリサとアニカも同席してほしいのだよ」
すっかり「のぅ」を言わなくなった魔王様。家族から散々言われてやめたのだろう。
それにしてもラリサとアニカを交えて相談?なんだろうか?
ヴァレリーさんだし、悪いことはでないだろうから聞いてみよう。
「わかりました。食事後に軽いデザートでも用意しますので話し合いましょう」
そう言うとヴィクトリアとベアトリスは、デザートなにかしら楽しみねなどとウキウキしながら話している。
「本日は何を食べられますか?」
「前々から食べてみたかったのだが、魚介のスープパスタを人数分くれないか? あと今日は酒はないしでいい」
多分真剣な話になることを予想して、素面で話をしてくれるみたいだ。
「わかりました。少々お待ちください。 ラリサとアニカは皆さんにお茶を出しといて」
それを聞いた2人が「は~い」と言って厨房に行く。
魚介のスープパスタかぁ...具材はイカ エビ ホタテ アサリにしようかな。 ダメだ!急にホタテのバター醤油焼きが食べたくなった。パスタ作りながらホタテのバター醤油焼き作りますか。
「うひょ~うまそうだ。追加で牡蠣とサザエも焼いてしまった。いただきます」
ホタテうまっ!身がプリっと独特の歯応えに中はみずみずしい。牡蠣もプリプリで噛んだら旨味が溢れてくるな。この濃厚さと舌触り海のミルクと言われて当然だわ。 サザエも歯応えあるのに柔らかく、ほのかに磯の香りがして香ばしくこのなんとも言えない味がうまい。 我慢できずに1人で堪能してしまった...偶にはいいよね。 見つからないうちに片付けてと。
それからスープパスタを作りホールに持っていく。
「お待たせしました。 エビ・イカ・ホタテ・アサリを主な具としてトマトベースで仕上げた魚介のスープパスタです」
3人が目を輝かせながら、フォークとスプーンを取り食べ始める。
「普段食べるパスタとは全然別物だ。 魚介の旨みを含んだトマトスープと麺を絡めて食べると美味い」
「本当に魚介のいい香りがしますわ。このエビプリプリで、かすかな海の香りに甘さがあっておいしいわ。 アナタの言う通りスープと麺を絡めると最高ね」
「お父様お母様幸せな味がしますね。 エビもホタテもアサリもイカも普段食べるより新鮮で全然臭くないです。おいしい」
魔王一家がおいしそうに食べる。
「皆さん満足してくれてよかったですよ。臭みがないのは、保存方法や日が経ち過ぎてとか魚だと釣れた時の締め方とか調理法様々ありますね」
拓哉が色々な仮説を立てる。
「うむ。そんなにもあるのだな。これは帰ったら幹部を集め話し合う必要がある。 拓哉すまんが話し合いの結果、助力を求めるかもしれない」
「助けになるなら構いませんよ。できる範囲はご説明します」
常連様であり、お客さんで来たアドルフを助けてもらったり、ラリサに魔法を教えてもらったりと助けられているからな。 できる範囲ならアドバイスはしてあげたい。
「そろそろ食べ終わりそうですし、紅茶とデザート用意してきます」
厨房に向かう拓哉。
用意した紅茶やチョコケーキをテーブルに置き、食べ終わった食器などを下げて席に着く。
「お待たせしました。 ケーキでも食べながらゆっくり話しましょう」
そういうと待ってましたと言わんばかりに、女性陣が食べ始めた。 「あま~い」とか「おいしいです」とか夢中になってケーキを食べているので、拓哉は先にヴァレリーに昨日の話をし始めた。
「昨日ですが、王国の男爵を名乗る者が来まして、ここの権利を譲れと脅してきたんですよ。 最終的に精神破壊の魔道具を使ってきたのと護衛30人から襲われましたので、皆殺しにしましたが、アドルフさんは精神破壊をしていまして、ヴァレリーさんにどうにかしてもらえないかと」
事の顛末を話す拓哉。
「まさかそのようなことが! 遅かれ早かれどこかの国がくるとは思っていたがよくやってくれた。拓哉なら遅れはとらんだろうが、この先が心配だな。 アドルフに関しては聖魔法に長けた者に見せる所以、連れて帰らせてもらうがいいか?」
「幸い魔境とあってすぐには派遣はされないと思いますし、死因も魔境の魔物にやられた扱いにはなるかと。 アドルフさんに関しては、こちらでどうしようもないのでよろしくお願いします」
「次もし何か来るようなら今回と同じで殺しても構わんが、俺に報告をしてくれ。いざとなれば魔王軍も加わり戦争するからな。アドルフは任せておけ。 それとこちらの相談だか...ヴィクトリアすまんが話してくれないか?」
まさかの戦争...当分はないにしろ。魔王様が後ろ盾にいるのは大きいな。 戦争とか市民が困るだけだし、なるべくはこちらで解決したいけどな。
「そちらの話は終わったかしらね。 拓哉さん災難でしたわね。いつでも言ってくださいね。バカな貴族なんて殲滅して差し上げますから。 あと相談なのだけど。拓哉さん、ラリサちゃんとアニカちゃんをうちに預けない?」
あちゃ~ヴィクトリアさんも予想していたが、戦闘狂でしたか。でもこれで国と事を構えても安心だしいいか。
気楽な拓哉であった。
それよりラリサとアニカを預ける?どういうことだ?
「えっと、預けるとはどういうことですか?」
「旦那から聞いたのだけど、ラリサちゃんには聖魔法の素質があって、アニカちゃんには獣人特有の素質があると聞いたわ。聖魔法に関しては聖魔法の使い手しか教えられないのよ。アニカちゃんも獣人特有の戦い方を学ぶ必要があるわ。それならうちで一人前になるまで面倒をみようと話し合ったのよ」
「そうだったのですね。 わざわざありがとうございます。確かに、ここにいては学べることは少なく2人の将来を狭めてしまいますね。 お願いしたいのですが、まずは2人の意見を聞いてからでお願いします」
2人の将来だからこそ、ちゃんと意見を聞きたい拓哉。
「確かにそうね。 ラリサちゃんとアニカちゃんはどうしたいかしら?」
「私はお父さんとずっと一緒がいいです。離れたくありません」 「アニカもパパと一緒がいいの」
2人が言う。
「ん~離れたくないのはわかるわ。だから毎日は無理でも私達と一緒に夕飯を食べにきましょう。 あとはラリサちゃんとアニカちゃん次第だわ。今まで通りでもいいし、強くなりたいならうちにきたらいい。選びなさい」
善意で言っていることであり強制ではない。だが今回に限らず、人生でいつか選択肢を迫られる時を見越してわざと「選びなさい」と強めの口調でヴィクトリアは言う。
悩み始めるラリサとアニカだが、やはりなかなか答えは出ない。
「俺は2人にはちゃんと学べるとこで学んでほしいと思う。学び終わってここに戻ってきたいなら歓迎するし、新たにやりたいことを見つけるなら全力で応援する。一生離れ離れになるわけじゃないんだから、2人には可能性を模索してほしいな。困ったらお父さんにいつでも相談しにきたらいいのだから」
拓哉の言葉を受けて、ラリサとアニカは悩んでいるのか言葉を発しなかった。
拓哉は何も言わず人数分のケーキを再度用意して厨房へ皿を洗いに行く。
洗い終わりホールに戻るとラリサとアニカが話し出す。
「お父さん決めました。ヴァレリーさんのところで学んできます」 「アニカもお姉ちゃんと頑張ってくるの」
さっきとは違い、目には曇りも無く、やる気に満ちた表情をしていた。
「そうか!わかった。 ヴァレリーさん ヴィクトリアさん ベアトリスさんご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします」
「任せとけ!立派な魔法師と戦闘士に育てあげてみせるからな」
「2人はとてもいい子よ。ちゃんと教養も身につけさせるし安心してください」
「拓哉様、ラリサちゃんとアニカちゃんは妹同然です。孤独にはさせませんから安心してください」
魔王一家が言う。
その後、いつラリサとアニカを受け入れてもらえるのかを話し合い2日後に決まった。
アドルフはその日の内に、ヴァレリーさんが連れて帰り、当分は魔王城で面倒を見て治り次第、刺客にやられないようヴァレリーさん直々に鍛え上げるそうだ。
アドルフさん死ぬんじゃないぞ。
看板を出しに行くラリサとアニカ。
娘達の後から魔王一家が入ってくる。
「いらっしゃいませ」
「今日も世話になる拓哉」
「おいしいご飯よろしくお願いしますね拓哉さん」
「拓哉様こんばんはです」
魔王一家が拓哉に言う。
「今日は皆さまお揃いでしたか。ちょうどよかったです。 食事の後、少しご相談がありまして...聞いて頂けませんか?」
改まった様子で言う拓哉。
それを察した魔王が答える。
「構わんよ。こちらからも相談しようと思っていたことがあってな。 その時はラリサとアニカも同席してほしいのだよ」
すっかり「のぅ」を言わなくなった魔王様。家族から散々言われてやめたのだろう。
それにしてもラリサとアニカを交えて相談?なんだろうか?
ヴァレリーさんだし、悪いことはでないだろうから聞いてみよう。
「わかりました。食事後に軽いデザートでも用意しますので話し合いましょう」
そう言うとヴィクトリアとベアトリスは、デザートなにかしら楽しみねなどとウキウキしながら話している。
「本日は何を食べられますか?」
「前々から食べてみたかったのだが、魚介のスープパスタを人数分くれないか? あと今日は酒はないしでいい」
多分真剣な話になることを予想して、素面で話をしてくれるみたいだ。
「わかりました。少々お待ちください。 ラリサとアニカは皆さんにお茶を出しといて」
それを聞いた2人が「は~い」と言って厨房に行く。
魚介のスープパスタかぁ...具材はイカ エビ ホタテ アサリにしようかな。 ダメだ!急にホタテのバター醤油焼きが食べたくなった。パスタ作りながらホタテのバター醤油焼き作りますか。
「うひょ~うまそうだ。追加で牡蠣とサザエも焼いてしまった。いただきます」
ホタテうまっ!身がプリっと独特の歯応えに中はみずみずしい。牡蠣もプリプリで噛んだら旨味が溢れてくるな。この濃厚さと舌触り海のミルクと言われて当然だわ。 サザエも歯応えあるのに柔らかく、ほのかに磯の香りがして香ばしくこのなんとも言えない味がうまい。 我慢できずに1人で堪能してしまった...偶にはいいよね。 見つからないうちに片付けてと。
それからスープパスタを作りホールに持っていく。
「お待たせしました。 エビ・イカ・ホタテ・アサリを主な具としてトマトベースで仕上げた魚介のスープパスタです」
3人が目を輝かせながら、フォークとスプーンを取り食べ始める。
「普段食べるパスタとは全然別物だ。 魚介の旨みを含んだトマトスープと麺を絡めて食べると美味い」
「本当に魚介のいい香りがしますわ。このエビプリプリで、かすかな海の香りに甘さがあっておいしいわ。 アナタの言う通りスープと麺を絡めると最高ね」
「お父様お母様幸せな味がしますね。 エビもホタテもアサリもイカも普段食べるより新鮮で全然臭くないです。おいしい」
魔王一家がおいしそうに食べる。
「皆さん満足してくれてよかったですよ。臭みがないのは、保存方法や日が経ち過ぎてとか魚だと釣れた時の締め方とか調理法様々ありますね」
拓哉が色々な仮説を立てる。
「うむ。そんなにもあるのだな。これは帰ったら幹部を集め話し合う必要がある。 拓哉すまんが話し合いの結果、助力を求めるかもしれない」
「助けになるなら構いませんよ。できる範囲はご説明します」
常連様であり、お客さんで来たアドルフを助けてもらったり、ラリサに魔法を教えてもらったりと助けられているからな。 できる範囲ならアドバイスはしてあげたい。
「そろそろ食べ終わりそうですし、紅茶とデザート用意してきます」
厨房に向かう拓哉。
用意した紅茶やチョコケーキをテーブルに置き、食べ終わった食器などを下げて席に着く。
「お待たせしました。 ケーキでも食べながらゆっくり話しましょう」
そういうと待ってましたと言わんばかりに、女性陣が食べ始めた。 「あま~い」とか「おいしいです」とか夢中になってケーキを食べているので、拓哉は先にヴァレリーに昨日の話をし始めた。
「昨日ですが、王国の男爵を名乗る者が来まして、ここの権利を譲れと脅してきたんですよ。 最終的に精神破壊の魔道具を使ってきたのと護衛30人から襲われましたので、皆殺しにしましたが、アドルフさんは精神破壊をしていまして、ヴァレリーさんにどうにかしてもらえないかと」
事の顛末を話す拓哉。
「まさかそのようなことが! 遅かれ早かれどこかの国がくるとは思っていたがよくやってくれた。拓哉なら遅れはとらんだろうが、この先が心配だな。 アドルフに関しては聖魔法に長けた者に見せる所以、連れて帰らせてもらうがいいか?」
「幸い魔境とあってすぐには派遣はされないと思いますし、死因も魔境の魔物にやられた扱いにはなるかと。 アドルフさんに関しては、こちらでどうしようもないのでよろしくお願いします」
「次もし何か来るようなら今回と同じで殺しても構わんが、俺に報告をしてくれ。いざとなれば魔王軍も加わり戦争するからな。アドルフは任せておけ。 それとこちらの相談だか...ヴィクトリアすまんが話してくれないか?」
まさかの戦争...当分はないにしろ。魔王様が後ろ盾にいるのは大きいな。 戦争とか市民が困るだけだし、なるべくはこちらで解決したいけどな。
「そちらの話は終わったかしらね。 拓哉さん災難でしたわね。いつでも言ってくださいね。バカな貴族なんて殲滅して差し上げますから。 あと相談なのだけど。拓哉さん、ラリサちゃんとアニカちゃんをうちに預けない?」
あちゃ~ヴィクトリアさんも予想していたが、戦闘狂でしたか。でもこれで国と事を構えても安心だしいいか。
気楽な拓哉であった。
それよりラリサとアニカを預ける?どういうことだ?
「えっと、預けるとはどういうことですか?」
「旦那から聞いたのだけど、ラリサちゃんには聖魔法の素質があって、アニカちゃんには獣人特有の素質があると聞いたわ。聖魔法に関しては聖魔法の使い手しか教えられないのよ。アニカちゃんも獣人特有の戦い方を学ぶ必要があるわ。それならうちで一人前になるまで面倒をみようと話し合ったのよ」
「そうだったのですね。 わざわざありがとうございます。確かに、ここにいては学べることは少なく2人の将来を狭めてしまいますね。 お願いしたいのですが、まずは2人の意見を聞いてからでお願いします」
2人の将来だからこそ、ちゃんと意見を聞きたい拓哉。
「確かにそうね。 ラリサちゃんとアニカちゃんはどうしたいかしら?」
「私はお父さんとずっと一緒がいいです。離れたくありません」 「アニカもパパと一緒がいいの」
2人が言う。
「ん~離れたくないのはわかるわ。だから毎日は無理でも私達と一緒に夕飯を食べにきましょう。 あとはラリサちゃんとアニカちゃん次第だわ。今まで通りでもいいし、強くなりたいならうちにきたらいい。選びなさい」
善意で言っていることであり強制ではない。だが今回に限らず、人生でいつか選択肢を迫られる時を見越してわざと「選びなさい」と強めの口調でヴィクトリアは言う。
悩み始めるラリサとアニカだが、やはりなかなか答えは出ない。
「俺は2人にはちゃんと学べるとこで学んでほしいと思う。学び終わってここに戻ってきたいなら歓迎するし、新たにやりたいことを見つけるなら全力で応援する。一生離れ離れになるわけじゃないんだから、2人には可能性を模索してほしいな。困ったらお父さんにいつでも相談しにきたらいいのだから」
拓哉の言葉を受けて、ラリサとアニカは悩んでいるのか言葉を発しなかった。
拓哉は何も言わず人数分のケーキを再度用意して厨房へ皿を洗いに行く。
洗い終わりホールに戻るとラリサとアニカが話し出す。
「お父さん決めました。ヴァレリーさんのところで学んできます」 「アニカもお姉ちゃんと頑張ってくるの」
さっきとは違い、目には曇りも無く、やる気に満ちた表情をしていた。
「そうか!わかった。 ヴァレリーさん ヴィクトリアさん ベアトリスさんご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします」
「任せとけ!立派な魔法師と戦闘士に育てあげてみせるからな」
「2人はとてもいい子よ。ちゃんと教養も身につけさせるし安心してください」
「拓哉様、ラリサちゃんとアニカちゃんは妹同然です。孤独にはさせませんから安心してください」
魔王一家が言う。
その後、いつラリサとアニカを受け入れてもらえるのかを話し合い2日後に決まった。
アドルフはその日の内に、ヴァレリーさんが連れて帰り、当分は魔王城で面倒を見て治り次第、刺客にやられないようヴァレリーさん直々に鍛え上げるそうだ。
アドルフさん死ぬんじゃないぞ。
23
お気に入りに追加
3,740
あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる