Wild Frontier

beck

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第一章

決意

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 ジェイコブの怪我は思ったよりもひどい状態だったのだが、魔法による治療の効果もあって、命に別条は無い状態まで回復した。

 ブリジットさんによると魔法での治療は万能ではなく、あくまで体が持っている『自然治癒ちゆ力の先取り』を行っているという事らしい。
 そのため魔法治療を連続して行っても一定以上の効果は出ず、結局は体本来の回復力を上げる事が最も重要という事であった。

 彼に関して言うと腕や足を中心に何か所か骨折していたようで、骨が完全に修復するにはやはり長い時間がかかるらしい。職人として復帰出来るのがいつになるのかは、術者のブリジットさんにも分からなかった。

 イアンの話ではジェイコブはホブゴブリンと相対して生還出来ただけでも奇跡と考えていて、特に落ち込んだ様子はないようだ。
 しかも彼は二日後くらいには松葉杖を突いて工房に入り、羊皮紙に制作物に関するメモを記したりして過ごしていた。
 また鍛造たんぞうは明らかに無理だったのだが、鋳造ちゅうぞうくらいなら出来る程度には回復している。

 その話を聞いたボルタも言葉にこそ出さなかったが、いくらか安心したようだ。





    ◆  ◇  ◇





 数日が過ぎたある日。

 村長が村人たちを集めた。
 村の中央の魔物対策本部があった場所だ。


 そこにちょっとした台を用意し、壇上だんじょうからこう宣言した。



「魔物撃退の祝勝会を兼ねて、来週末、今年の夏祭りを開催するぞぃ!!」



「おおおお~~!!」
 集まった村人から歓声が上がった。


 夏祭りは必ず行うという話は、結構前から聞いていた。
 元々娯楽の種類もあまり無く、特に辺境の開拓地という厳しい環境で生きて来た村人にとって、祭りはとても重要な行事である。

 更に今年は村の存亡を掛けた戦いを乗り切ったのだ。
 村人たちの祭りへの意気込みはとても高い。
 今までも村の防衛準備の合間に細々と準備をしていたが、そういった心配が全く無くなった今、村人たちは祭りの準備段階から既にお祭り騒ぎになっていた。

 俺も何か手伝えることは無いかと村長に申し出たのだが『村の英雄に手伝わせるなんてとんでもない!』と断られてしまった。
 ベァナも魔物襲撃以前から何度か村の集まりで外出していたが、最近は更に家を空ける事が多くなっていて、以前のように話せる機会が減っていた。

 しかしこれを好機と見て、暇を持て余した俺の相手をしてくれたのがニックだった。彼はとにかく俺が持つ地球での知識にとても興味があるらしく、毎日のように話をせがまれた。

 彼の理解力は姉のベァナに劣らず非常に高い。
 俺はこちらの世界でも通用しそうな地学、生物学、物理学、そして数学の知識について、彼が理解出来る段階から教えた。

 ただその内容については少し吟味ぎんみする必要があった。

 例えば物理で言うと重力加速度。
 この世界では、地球で使われていた約9.8m/s²という数値はおそらく使えない。

 こちらの世界で体を動かすようになった時、なぜか随分と体が軽く感じられていたのだが、それを当初はヒースの鍛えられた肉体によるものだと考えていた。

 ところが村の人々の生活を見ているうちに、別の可能性に気付いた。
 村人たちは自身の体格に見合わない、より強い力を発揮していたのだ。
 そしてそれは自分自身も例外では無く、自分の認識した重さと実際の重さとのずれが頻繁に起きていた。

 ただし、この世界の人類が地球人とほぼ同じ肉体を持っている事に疑いは無い。
 となると、それはこの星の重力が地球より小さいという可能性が考えられる。
 そういった事もあり教える内容はどちらかと言うと理論より、この世界でも観察出来そうな事実を中心に教えていた。

 また俺は逆に、ニックからこの世界の常識や基礎的な文字についても教えてもらう事にした。その事で、この時間は互いにとって有意義なものとなっていった。

 ただ、俺がニックに教える知識はこの世界の常識とはかけ離れている。
 その事について彼の母親であるブリジットさんがどう思っているのか心配になり、ある時思い切って聞いてみる事にした。

「ブリジットさん。私がニックに教えている事って、この世界だとかなり常識外れな事ばかりなのですが、内容的に大丈夫でしょうか?」

 すると彼女から返って来た答えは予想を遥かに超えたものだった。

「あら。そもそもこの世界の常識自体が常識外れみたいな感じだから、平気じゃない? 私としては勉強熱心なニックの相手をしてくれるだけで嬉しいわ」

 そう言えば魔法を使用する際のイメージもこの世界の常識を全て無視するような人だった事をすっかり失念していた。
 これで研究方面に意識が向いていたら革新的な魔導士になっていたのではないかと思われるが……
 ブリジットさんが座学をあまり好まない事は言動からしてほぼ確実であろう。
 ニックとベァナの研究熱心な所は、むしろ父に似たのかも知れない。

「それに妹弟子のティネがいつも言っていたのよね。この世界は分からない事だらけで、常識なんかすぐにくつがえされるって。私もそう思っているの」

 ブリジットさんが度々その名を出すティネという魔導士。
 この人の話は是非聞いてみたい。
 多分彼女もまた、この世界のことわりについて自分なりの方法で調べているに違いない。

「そんな事よりも祭りよ祭り! 楽しみよね!」

 さすがブリジットさんと言うべきか。
 楽しそうな話題を逃すことは無い。

「ええ、まぁ。でも五穀豊穣ごこくほうじょうを祈願するって事以外、何をやるのか全く知らないのですよね」
「あー、そっかー。ヒースさん、村に来てから魔物対策ばっかりだったものね……あれ、ベァナからは何も聞いてない?」
「何も」
「確かに言わないかも知れないわね……そしたらどこまで話そうかしら……」

 ブリジットさんは少し考えた末、独り言のようにこう始めた。

「……そうね。ヒースさんは村の知識なんて知らないから、事故防止の意味でも事前知識として必要ね!」

 事故防止って……そんなに危険な祭りなのか!?
 果物を投げ合うとか!?

「まず祭りについて、秋の収穫を祈願して行うというのはその通りなんだけど……古代の伝承が元になって始まった祭りらしいのね」

 ブリジットさんの話によるとこういう内容であった。


『昔、神が自ら作り出した人間の子孫に恋をし、その相手を指名しにえとして差し出すよう求めた事が何度もあった。その結果、神と人が結ばれる事も結ばれない事もあったのだが、どちらの場合でも最終的に人の世に豊穣がもたらされた。』


 まぁ多神教の逸話には人間との恋の話が良く登場するものだ。

「なるほど……ところで、この祭りの意義というのは?」
「恋が実っても実らなくても、気持ちを告げる事が実りの秋をもたらすって事ね!」

 つまり『実る』という言葉に掛けているのか……
 音が同じだとか語呂がいいという事で縁起物になるっていうのは、確かにどんな時代でも地域でも良く聞く話だ。

 しかしそうだとすると……

「もしかして……村の誰かが告白しないといけないんですか!?」

 なんという恐ろしい風習……

「そう考えるとびっくりするかも知れないけど、これってあくまで形式上の話なのよ。だから今までほとんどネタのような告白ばかりだったわね。例えば孫が自分のおばあちゃんに告白したりとか、女の子が同い年の女の子に告白したりとか。案山子かかしに告白した男の子も居たわ。あの年はかなり大受けだったわね!」

 本当に祭りの余興という感覚なのだろう。
 確かに笑える要素があったほうが確実に盛り上がる。

「ところが最近は結構本気っぽいのも多くてね……村のみんなはもう知ってるから敢えて言っちゃうんだけど……去年はショーンが神様役だったのね」

 今まで村人から聞いていた話が、この瞬間全て繋がった。
 そういう事だったのか。

「……ベァナを指名したんすね」
「そうなのよ。ショーン君がうちのベァナに好意を持ってくれてたのは結構有名な話だったから、昨年の祭りはある意味衝撃的だったわね」
「彼、真っ直ぐな所ありますからね……」
「そうなの。儀式では神役が杖を持ち、告白する相手の前でセリフを言いながら杖を差し出すの。OKなら杖を掴んで壇上に一緒に上がり、指名された人間役が頬にチュってするんだけど、昨年は……わかると思うけど、ごめんなさいで終わったわね」

 確かにネタならまだしも……
 それが本気だって事前に知ってたら、対応も慎重にならざるを得ないだろう。

 というか村中注目している中でよくそんな事が出来たな、ショーンよ。
 少なくともそういう面に限って言えば……明らかに俺より強い。

 きっと村最強の勇者だ。

「今年は更に心配な事があって……ベァナちゃんが女神役なのね」
「!?」

 なるほど。
 祭りが近づくにつれて村の用事が増えていたのは、そういう事だったのか。
 ベァナはお爺ちゃんとかに告白しそうな気がする。

「そして、これを話した事はベァナに絶対言わないで欲しいんですけど……」

 ブリジットさんの口からは信じられない言葉が発せられた。

「あの間違いなく、100%ヒースさんを指名するわ」


 は!?


「いやいやいや!! ありえなくないですか!?」


 彼女が俺に多少の好意を持ってくれているのは、いくら鈍感な俺でもはっきりわかった。俺の知らない知識を献身的に教えてくれたり、飽きもせず巡回に付き合ってくれたりもしている。

「そもそも自分、部外者っすよ!?」
「ええと……なんというか色々な事情があって……簡単に言うと去年ショーン君の申し出を受けなかった事に対して、彼女なりの理由が必要なの」
「そうなのですか……でも私は去年村に居なかったわけですし、私では理由にはならないのでは?」
「あのはお付き合いする男性に対して、ずっと自分なりの理想像を持っていたようなんです。そこには多分あの娘の父の影響もあると思います」

 ベァナの父、つまりブリジットさんの旦那さんは優秀な騎士だったと聞いている。

「あの娘の父……アランは騎士団内でも指折りの剣士でした。ある日城下で行われた剣術大会に娘を連れて行った事があるのですが、その大会で優勝した父の姿を見て、強い剣士への憧れが強くなったんじゃないかと思っています」

 ブリジットさんは昔を懐かしむように話を続けた。

「村には剣を上手に扱える人がいませんので、イアンさんが徴兵で軍に入った時にはちょっと彼に憧れていた感じはありましたね。まぁ当のイアンさんは騎士になるための修業でしばらく村には戻って来ませんでしたが」

 騎士になるための訓練についてはイアンから聞いていた。
 見習い兵の時点で貴族達が優秀過ぎて、まずそれに追いつくのが大変らしい。

「そんな中、ヒースさんがゴブリンからベァナを守ってくれた出来事は、彼女にとってかなり衝撃的な出来事だったらしいの。ベァナからは何度かヒースさんのお話を聞いているのですが……」
「例の芝居がかったお話ですか……」
「ああ、あれは村の人へのサービス精神の表れだと思ってください。あの娘、あれで結構気遣きづかい屋さんなんですよ?」

 彼女はそう言って微笑んだ。

「簡単に言うと、魔物から守ってくれたその人第一印象が、彼女の理想そのものだったそうなのです。まぁ私の娘なのでその点はとても同意出来ますけど!」

 この人はこうやって、反応に困る言葉をたまに投げかけてくる……

「でもそれは本当に最初の頃だけの話。若い頃の恋なんて見た目とかシチュエーションとかだけですぐに燃え上がって、そしてあっと言う間に冷めるもの。だから彼女がヒースさんを今でもしたっている本当の理由は別の所にあるの」

 自分自身の長所なんてあまり考えた事が無かった。
 特にこの世界の倫理観モラルですら全く理解出来ていない。
 ゆえ皆目かいもく見当も付かない。

「別の所ですか」
「ええ。彼女はこう言っていました。『私の話をこれだけ聞いて、理解してくれて、共感してくれた人は初めてだ』って」

 確かにベァナとは今まで色々な話をしてきた。
 元々はこの世界の知識を知りたいという個人的な要望から色々な事をたずねていただけだった。

 しかし話をしているうちに彼女の観察眼や考察力に興味が沸き、一方的に話を聞くだけでなく次第に意見を取り交わすようになっていった。
 彼女はこの世界の常識にとらわれず、実際に観察した事実から物事を推測しようとする思考の持ち主だった。
 特に植物全般に対する彼女の見識には目を見張るものがある。

 その思考法は科学文明で生きて来た俺にとっては常識だったが、この世界の人々にとっては奇異きいなものとして映るのかも知れない。

 それは科学発展の歴史を見ても明らかだ。
 地球が太陽の周りを回っていると論じただけで罪人扱いされてしまう、信じられないような時代さえあったのだ。

「きっと私の夫に似たのでしょうね。ヒースさんがお使いになっている書斎の本は全て夫が個人的に集めたものなのですが、本当は騎士ではなく学者になるつもりだったと話していました」

 ベァナやニックの知識への欲求はやはりお父さん譲りだったというわけか。


 しかしその思いを受け取れる資格は……多分俺には無い。


「ベァナが私を好いてくれるのはとても嬉しいのですが……私は……」

 俺が言いよどんでいると、その意をんで答えてくれた。

「ええ、色々な事を考えると多分そうなるんじゃないかとは思っていました。ですのでこれだけはお願いしたいのです」
「はい。私に出来る事であれば」
「どういう選択をしたとしても、ヒースさんのお考えをなるべく全て、あの娘にお伝えして欲しいのです」

 ベァナは俺の恩人で、そして大切な友人だ。

「大丈夫です、元々そうするつもりでした。可能な限り、全部伝えようと思っています」

 ブリジットさんはそれを聞いて安心したようだ。

「そうよね。そういう誠実な所もベァナと私が気に入った理由ですしね!」

 彼女はそう言って『残っている家事を終わらせちゃいますねー』と言い残し立ち去っていった。

「……まぁ……嫌われていない、という受け止め方をしておけばいいよな」


 日暮れまではまだ時間がある。


 俺は散歩でもするような、軽い気持ちで外に出た。





    ◇  ◆  ◇





 もう今まで何度も見て来た村の風景のはずだった。

 見慣れた風景だと思っていたのに、次々と新しい発見があった。

 家の玄関横に置かれている、小さなかわいらしい花を咲かせた植木。
 ちょっとした道の脇に重ねられた、どこかの子供が積んだと思われる石の塔。
 束にまとめられ、軒先のきさきに吊るされている夏野菜。

 それらの存在に気付いたその時、これが本来の村の姿なのだと悟った。


 
 俺はこの村に来たその日の夜に、村に危機が迫っている事実を知った。
 そしてその日からついこの前まで、どうすれば魔物の脅威から村を守れるのかという視点でしか、村を見ていなかった。

 勿論、それだけ心に余裕が無かったという事なのだろう。
 俺は村をずっと見ていながら、村本来の姿を全く見れずにいたのだ。


 魔物の脅威きょういが去った今なら、ありのままの村の姿を見る事が出来る。


 ベァナに連れられ、初めてこの村を目にした、その瞬間の気持ち。



 それを思い出した事が引き金となり、俺は村のあらゆる場所に足を運び始めた。

 村の景色を少しでも多く、少しでも鮮明に目に焼き付けようとして。



 開拓者達によって切りひらかれ、厳しい自然との共存の上に出来た村。
 ところどころ小高い丘に囲まれながらも、南からの日差しの恩恵を十分受け取れる、穏やかな立地。

 丘の上からは、西から北にかけて白い頂をかんした美しい連峰を。
 南には様々な木々をようした小高い丘を。
 それらを遠くまで望む事が出来る山間の地。
 眼下には石と木で作られた素朴な家々が、思い思いの場所に散在している。

 そこに計画性など一切ない。
 ここを切り拓いた開拓者たちの、その瞬間の意志、感情、願いによって、この温かな村が形成されていったのだろう。


 俺が守ったのは結局の所、そうしたもの全てなのだ。


 それは俺にとって、とても誇らしい事だ。
 誇らしいはずなのに、心の片隅になぜか悲しい思いが残り続けている。
 この村は守れたのに、何か守れなかったものがあったような、そんな心残り。

 それが何であったのか。
 その時の俺には思い出せなかった。



 ただ俺を迎えてくれたこの村に対して、返せる恩はほぼ返せたと思う。

 そしてこの温かな村がずっと平穏なままであるために、俺が次にすべき事……

 それは……





 俺の存在により、村にわざわいが降りかからないようにする事だ。





    ◇  ◇  ◆





<太陽中心説(地動説)>
 ガリレオの裁判で有名な地動説であるが、本来は『太陽中心説Heliocentrism』という、『宇宙の中心は地球か、太陽か』を論じたものから始まったものである。
 地球が宇宙の中心ではないというアイデア自体はとても古く、ピタゴラス教団の一員のピロラオス(紀元前470年頃~前385年)によって唱えられたというのが最初であると言われている。彼は太陽でさえも別のもの(見えない炎)の周りを回っているという、銀河系を彷彿ほうふつとさせるような考え方を述べた。
 ピロラオスの考えは独創的ではあったが、あくまで想像上の産物だった。初めて科学的な論証を行ったのがサモスのアリスタルコス(紀元前310年~前230年頃)で、彼は月食を利用して月の外周を計算した。彼は月の外周を約14,000kmと計算したが、実際の月の外周が10,916kmである事を考えると、人工衛星も望遠鏡も無い古代にいてこれだけの値を導き出したというのは驚くべき事である。
 彼は更に月の上弦と下弦を利用して直角三角形を作り、太陽の位置を計算した。この方法は数学的に正しい方法ではあったが、月と太陽の離角(二つの天体が成す角の事)を87度と見積もってしまったため、彼は『太陽は月の20倍の遠さ』という結論に至った。もし彼が離角を89度50分という本来の値を使えたならば、太陽が月の約390倍の位置にあるという、正しい値を求められていた事であろう。
 しかしアリスタルコスが見誤ったこの約3度の差はその後1800年の間利用され続けた。そしてこの誤差こそが、より高い精度の望遠鏡が生まれるきっかけとなっていくのだった。
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仕事しながらなので大体土日に更新してます。
そしていつも眠いので誤字脱字大量にあるかも。ごめんなさぃぃ

現在プロットの大枠はほぼ終了し、各章ごとの詳細プロットを作成中です。
読んでいただいて本当にありがとうございます。

※ 11/20追記
年末に向けて本業が忙しく、ちょっと更新が滞るかも知れません。なるべく毎週一回は追加していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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