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第11章 壊れかけのラメルシェル
23 別離
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「何の警報ですか!?」
カンカンと一定間隔で鳴り響く無機質な音。恐らくは何かを告げる警報だろうと問いかけるとアルケーノは厳しい顔で答える。
「これは敵軍の接近警報だ。砦で監視をしている者が見つけたのだろう」
「ドルバイド帝国の再侵攻……」
「っ!あと二日、せめて一日遅れてくれれば!」
此方の撤退と再侵攻が同時であれば殿を残すにしても比較的安全に撤退できただろう。しかし、敵軍がすくそこまで来ている今となっては撤退しているところを狙われかねない。
護衛がいても非戦闘員を狙われればひとたまりもなかった。
その時、部屋の扉がバタンと力強く開けられる。
「アルケーノ様報告です!ドルバイドの旗を掲げた部隊が5キロメートル先に出現。飛空船もいるようです。数は確認中!」
「総司令より命令です!現段階を持って拠点を破棄!最低限の殿を残し撤退作戦を開始するとのこと!」
伝令兵たちは立て続けにやってきて報告を告げると礼をして急いで去っていく。
アルケーノは外を一瞥した後、私たちのほうに視線を向けて口を開いた。
「もう時間はなさそうだな……紫陽殿、黒羽殿、ティア殿。三人はどうする?」
紫陽と黒羽は互いに見つめあうと悩む様子を見せる。
桜花皇国への帰路は見通しがたっていない。
南部戦線まで下がれば港があるため船を使う手もある。しかし、南部の海は陸地に沿う形で広範囲をミタナハル王国の船が包囲していた。
ドルバイド帝国に比べればましかもしれないが海を使って桜花皇国に帰るのは厳しいだろう。
「紫陽、私に付き合ってくれない?」
であるならと思いついたことを言ってみようと紫陽に問いかけてみた。
「急に改まってどうしたのですか?」
「アルケーノ様。脱出するにしても殿は必要ですよね?」
「ああ。殿部隊を結成することになる。編成はこれからだが、経験のある兵達を残すことになるだろう……」
アルケーノは言葉を濁しているが、要は戦えない大勢の人と未来のある若者やラメルシェル王国の戦力になる人を優先して守るということだ。
だから殿を務めるのは力がそれなりにある老兵が中心になると思われる。
その考え方は戦術として間違いではない。けれど、犠牲を前提とした作戦は私が最も嫌うものの一つでもある。
「私一人では厳しいので二人次第ですが……私たちに殿を任せてくれませんか?」
私の言葉に誰もがぽかんとした表情を浮かべた。
「ティア!気でも狂ったか!?三人で大勢の帝国兵を相手にするなんて正気じゃない!」
そして、一番復帰の早かった黒羽がおかしなものを見る目で私に言い寄ってくる。
「二人は桜花皇国に早く戻る必要がある。そうだよね?そして、そのためには帝国と戦うことも辞さないと」
「それはそうだが……」
「敵には飛空船がある。鹵獲すれば船よりも安全に海を渡れるはず」
せっかく敵が持ってきた飛空船だ。放置すれば危険だし壊すのはもったいない。
だからこそ、壊さずに奪い私たちが使えばいい。
「飛空船に辿り着くまで、それだけの大軍を相手にすると……いや、それだけじゃない。先の弓使いや勇者のような存在がいる可能性が高いのだぞ!?たとえ上手くいって、仮に船の中に入れたとして!私も紫陽も操縦などできない。船を動かせずに包囲されるのが落ちだ!」
「飛空船の操船方法は私が知っている。それに船の中にいる人に操縦させてもいい。勇者も対応策はあるから問題ない」
私の強い言葉に黒羽は「しかし……」と食い下がろうとする。けれど、そんな黒羽を紫陽は手で制して前に出た。
「客観的に見れば可能性としてはとても低く無謀でしょう。ですが、ティアさんであれば何とかする、と思っているのも確かです。賭けではないのですよね?」
「もちろん」
私の手が届く範囲で誰かを見殺しにすることは許せないし、何よりもう二度と死ぬわけにはいかない。
そのような意志を込めて頷くと紫陽はふっと笑みを浮かべた。
「でしたら私はティアを信じます」
「はぁ……だったら私も付き合うさ」
「二人ともありがとう」
紫陽に続いて黒羽も協力してくれることになった。その表情はどこか仕方がないと言いたげだった。
「わかった……紫陽殿、黒羽殿、ティア殿。申し訳ないがよろしくお願いする。だが、三人だけに殿を任せることはしない。こちらもやらねばならないこともあるし、一から十まで客人の力頼みというわけにはいかないからな。細かい話は下の広間で頼む」
アルケーノは姿勢を出さすと礼を告げたときよりも深く頭を下げるのだった。
そして、先に下に向かうと言って部屋を出て行く。
「俺たちはこのまま南部への護衛任務に付く。だからここでお別れだな……短い間だったが助かった。無事に生き残って欲しい」
「クリスさんこそ、全員で無事に南部に戻れることを願っています。他のみんなにもよろしくと伝えてください」
「お世話になりました。共に戦えてよかったと思います」
「皆の無事を祈る」
次に声をかけてきたのはクリスだった。
私や紫陽、黒羽も順に挨拶を返すと達者でなと言って部屋から出て行こうとする。
そして、私とのすれ違いざまに小さな声で「アイラのことは守るから安心してくれ」と呟いて部屋から出て行った。
「では私たちも下に向かいますね。アイラさん。監獄島で出会ってから今日まで、ありがとうございました。大変なこともありましたが楽しかったですし私も友人だと思っています」
「紫陽さん……私のほうこそありがとうございました。おかげで、こうして故郷に戻りお父様と話すことができました」
「私もアイラたちとの出会いは良かったと思っている。元気でな」
「黒羽さんこそ……お元気で」
紫陽と黒羽もアイラと言葉を交わす。
最後に手を伸ばし握手を交えると「では先に下に行っている」と言って紫陽と黒羽は歩いていった。
部屋に残ったのは私とアイラの二人だけになる。
「ティア……」
「アイラ泣かないでよ……別にもう二度と会えないわけじゃないんだから」
アイラの目には涙が浮かんでいる。けれど、泣かないように我慢しているのか手をぎゅっと力強く握っていた。
私はアイラの元へ近づくと手を伸ばして抱きしめる。すると、アイラも腕を背中に回してきた。
「私が囚われていた部屋にアイラが連れられたから3年くらい経つけど……一緒になってからは毎日一緒だったじゃない?」
「うん……」
アイラは私が生まれ変わってから最も長く接してきた友人になる。アイラにとって私は妹のような存在だったと思うが、私にとっても姉のように慕いつつも妹のようにも感じていた。
「私は今の家族を知らないから。だからアイラのことは家族みたいにも感じてた。同時に親友のようにも思ってた」
「私も……突然一人になって絶望に呑まれそうになって。でもティアがいたから頑張れた。最初はこの子を守らなきゃって、他の幼い子たちも守らないとって」
もしかしたらアイラにとっても守らないと意気込んでいたことは良かったのかもしれない。守られるだけでは心が折れていた可能性もゼロではなかった。
「大変なこともあったけど、この3年間は特に楽しかった。でもここでお別れ……私は私の道を。アイラはアイラの道を。それぞれが思い描く未来のためにね」
「わかってる。私はお父様を支えたい。ようやく帰ってきた、このラメルシェル王国を守って……かつて過ごした楽しい国にしたい」
アイラは涙目になりながらも、どこか気を張るような生き急ぐような雰囲気で抱きしめる腕に力を込めた。
部屋に入ってアイラを見た時に瞳が赤くなっていたのを思い出す。最初は再会した嬉しさか何か悲しいことでもあったのかと思っていた。
けれど、妙にテンションが高かったことを考えると何か悩んでいるのではないかと感じる。
「アイラ……きっと、この先辛いことがたくさんあると思う。理不尽に抗って何かを望んで掴み取るには、どんなに過酷でも乗り越えないといけないこともあると思うから。でもね?そんな時には周りの人に頼ってもいい。歩き続けるのが辛いなら休んでもいい。だけど……考えることだけは辞めちゃだめ」
「……考えること?」
「そう。これから、いくつもの決断を迫られるかもしれない。どれを選ぶのが正しいかなんて終わるまで分からないし、そもそも正解なんてないのかもしれない。それでも、自分で考えて決断しないと後悔する。選択の理由に他人を使ってはいけないよ」
私の言葉にアイラは「わかった……」と呟く。
しばらく抱きしめたままポタポタと肩に当たる感触を感じながらポンポンと背中を叩いた。
カンカンと一定間隔で鳴り響く無機質な音。恐らくは何かを告げる警報だろうと問いかけるとアルケーノは厳しい顔で答える。
「これは敵軍の接近警報だ。砦で監視をしている者が見つけたのだろう」
「ドルバイド帝国の再侵攻……」
「っ!あと二日、せめて一日遅れてくれれば!」
此方の撤退と再侵攻が同時であれば殿を残すにしても比較的安全に撤退できただろう。しかし、敵軍がすくそこまで来ている今となっては撤退しているところを狙われかねない。
護衛がいても非戦闘員を狙われればひとたまりもなかった。
その時、部屋の扉がバタンと力強く開けられる。
「アルケーノ様報告です!ドルバイドの旗を掲げた部隊が5キロメートル先に出現。飛空船もいるようです。数は確認中!」
「総司令より命令です!現段階を持って拠点を破棄!最低限の殿を残し撤退作戦を開始するとのこと!」
伝令兵たちは立て続けにやってきて報告を告げると礼をして急いで去っていく。
アルケーノは外を一瞥した後、私たちのほうに視線を向けて口を開いた。
「もう時間はなさそうだな……紫陽殿、黒羽殿、ティア殿。三人はどうする?」
紫陽と黒羽は互いに見つめあうと悩む様子を見せる。
桜花皇国への帰路は見通しがたっていない。
南部戦線まで下がれば港があるため船を使う手もある。しかし、南部の海は陸地に沿う形で広範囲をミタナハル王国の船が包囲していた。
ドルバイド帝国に比べればましかもしれないが海を使って桜花皇国に帰るのは厳しいだろう。
「紫陽、私に付き合ってくれない?」
であるならと思いついたことを言ってみようと紫陽に問いかけてみた。
「急に改まってどうしたのですか?」
「アルケーノ様。脱出するにしても殿は必要ですよね?」
「ああ。殿部隊を結成することになる。編成はこれからだが、経験のある兵達を残すことになるだろう……」
アルケーノは言葉を濁しているが、要は戦えない大勢の人と未来のある若者やラメルシェル王国の戦力になる人を優先して守るということだ。
だから殿を務めるのは力がそれなりにある老兵が中心になると思われる。
その考え方は戦術として間違いではない。けれど、犠牲を前提とした作戦は私が最も嫌うものの一つでもある。
「私一人では厳しいので二人次第ですが……私たちに殿を任せてくれませんか?」
私の言葉に誰もがぽかんとした表情を浮かべた。
「ティア!気でも狂ったか!?三人で大勢の帝国兵を相手にするなんて正気じゃない!」
そして、一番復帰の早かった黒羽がおかしなものを見る目で私に言い寄ってくる。
「二人は桜花皇国に早く戻る必要がある。そうだよね?そして、そのためには帝国と戦うことも辞さないと」
「それはそうだが……」
「敵には飛空船がある。鹵獲すれば船よりも安全に海を渡れるはず」
せっかく敵が持ってきた飛空船だ。放置すれば危険だし壊すのはもったいない。
だからこそ、壊さずに奪い私たちが使えばいい。
「飛空船に辿り着くまで、それだけの大軍を相手にすると……いや、それだけじゃない。先の弓使いや勇者のような存在がいる可能性が高いのだぞ!?たとえ上手くいって、仮に船の中に入れたとして!私も紫陽も操縦などできない。船を動かせずに包囲されるのが落ちだ!」
「飛空船の操船方法は私が知っている。それに船の中にいる人に操縦させてもいい。勇者も対応策はあるから問題ない」
私の強い言葉に黒羽は「しかし……」と食い下がろうとする。けれど、そんな黒羽を紫陽は手で制して前に出た。
「客観的に見れば可能性としてはとても低く無謀でしょう。ですが、ティアさんであれば何とかする、と思っているのも確かです。賭けではないのですよね?」
「もちろん」
私の手が届く範囲で誰かを見殺しにすることは許せないし、何よりもう二度と死ぬわけにはいかない。
そのような意志を込めて頷くと紫陽はふっと笑みを浮かべた。
「でしたら私はティアを信じます」
「はぁ……だったら私も付き合うさ」
「二人ともありがとう」
紫陽に続いて黒羽も協力してくれることになった。その表情はどこか仕方がないと言いたげだった。
「わかった……紫陽殿、黒羽殿、ティア殿。申し訳ないがよろしくお願いする。だが、三人だけに殿を任せることはしない。こちらもやらねばならないこともあるし、一から十まで客人の力頼みというわけにはいかないからな。細かい話は下の広間で頼む」
アルケーノは姿勢を出さすと礼を告げたときよりも深く頭を下げるのだった。
そして、先に下に向かうと言って部屋を出て行く。
「俺たちはこのまま南部への護衛任務に付く。だからここでお別れだな……短い間だったが助かった。無事に生き残って欲しい」
「クリスさんこそ、全員で無事に南部に戻れることを願っています。他のみんなにもよろしくと伝えてください」
「お世話になりました。共に戦えてよかったと思います」
「皆の無事を祈る」
次に声をかけてきたのはクリスだった。
私や紫陽、黒羽も順に挨拶を返すと達者でなと言って部屋から出て行こうとする。
そして、私とのすれ違いざまに小さな声で「アイラのことは守るから安心してくれ」と呟いて部屋から出て行った。
「では私たちも下に向かいますね。アイラさん。監獄島で出会ってから今日まで、ありがとうございました。大変なこともありましたが楽しかったですし私も友人だと思っています」
「紫陽さん……私のほうこそありがとうございました。おかげで、こうして故郷に戻りお父様と話すことができました」
「私もアイラたちとの出会いは良かったと思っている。元気でな」
「黒羽さんこそ……お元気で」
紫陽と黒羽もアイラと言葉を交わす。
最後に手を伸ばし握手を交えると「では先に下に行っている」と言って紫陽と黒羽は歩いていった。
部屋に残ったのは私とアイラの二人だけになる。
「ティア……」
「アイラ泣かないでよ……別にもう二度と会えないわけじゃないんだから」
アイラの目には涙が浮かんでいる。けれど、泣かないように我慢しているのか手をぎゅっと力強く握っていた。
私はアイラの元へ近づくと手を伸ばして抱きしめる。すると、アイラも腕を背中に回してきた。
「私が囚われていた部屋にアイラが連れられたから3年くらい経つけど……一緒になってからは毎日一緒だったじゃない?」
「うん……」
アイラは私が生まれ変わってから最も長く接してきた友人になる。アイラにとって私は妹のような存在だったと思うが、私にとっても姉のように慕いつつも妹のようにも感じていた。
「私は今の家族を知らないから。だからアイラのことは家族みたいにも感じてた。同時に親友のようにも思ってた」
「私も……突然一人になって絶望に呑まれそうになって。でもティアがいたから頑張れた。最初はこの子を守らなきゃって、他の幼い子たちも守らないとって」
もしかしたらアイラにとっても守らないと意気込んでいたことは良かったのかもしれない。守られるだけでは心が折れていた可能性もゼロではなかった。
「大変なこともあったけど、この3年間は特に楽しかった。でもここでお別れ……私は私の道を。アイラはアイラの道を。それぞれが思い描く未来のためにね」
「わかってる。私はお父様を支えたい。ようやく帰ってきた、このラメルシェル王国を守って……かつて過ごした楽しい国にしたい」
アイラは涙目になりながらも、どこか気を張るような生き急ぐような雰囲気で抱きしめる腕に力を込めた。
部屋に入ってアイラを見た時に瞳が赤くなっていたのを思い出す。最初は再会した嬉しさか何か悲しいことでもあったのかと思っていた。
けれど、妙にテンションが高かったことを考えると何か悩んでいるのではないかと感じる。
「アイラ……きっと、この先辛いことがたくさんあると思う。理不尽に抗って何かを望んで掴み取るには、どんなに過酷でも乗り越えないといけないこともあると思うから。でもね?そんな時には周りの人に頼ってもいい。歩き続けるのが辛いなら休んでもいい。だけど……考えることだけは辞めちゃだめ」
「……考えること?」
「そう。これから、いくつもの決断を迫られるかもしれない。どれを選ぶのが正しいかなんて終わるまで分からないし、そもそも正解なんてないのかもしれない。それでも、自分で考えて決断しないと後悔する。選択の理由に他人を使ってはいけないよ」
私の言葉にアイラは「わかった……」と呟く。
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