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第5章 王女の学園生活
23 大会本戦
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予選を勝ち抜いた8人から優勝者を決める本戦が始まる。
私たちは組み合わせを確認するため、本線に進んだ全員で確認しに向かった。残りのクラスメイトたちは、直接観客席に向かって応援してくれることになっている。
「これは…初戦は同時に行われて別学年同士が当たるようになっているのね。わたくしの場合は、皆が勝ち進んだとなると…2回戦でイリーナと当たって最後にカトレアかスピカかしら?」
「そうね…」
私が組み合わせを見ながら呟いていると、イリーナはとある1箇所を見つめているようだった。
「わたくしの初戦の相手ってイリーナの…」
カトレアはイリーナが見ている先に気付いたようで、振り向きながら確認する。
「ええ、婚約者ですわ。アルトム様はサギッタ伯爵家に伝わる弓の名手ですの。」
「わたくしの相手も…イグニス侯爵家ですか。」
スピカの相手は、魔術の名門で魔力量に重さを置いているイグニス家の三男だった。リーファスが私の離宮にいた頃の魔術の教師を務めていたコーネリアの異母弟にあたる。
すると、第1試合開始のアナウンスが流れた。
「そろそろ時間みたいね。お互い行けるところまで行きましょうか。」
私たちはそれぞれの闘技場に向かい試合を行う。
私の初戦は問題なく勝つことができた。相手は槍を主体に戦うスタイルだったため、相性が良かったのもあったと思う。
試合が終わって歩いていると、ちょうどカトレアとスピカが歩いてくるのが見えた。
「2人ともお疲れ様。惜しかったわね。」
「全く歯が立ちませんでした…」
「ええ、わたくしも同じです…アルトム様の戦い方がとても上手でした。」
少し3人で話しているとアナウンスが聞こえてくる。どうやら第2試合がはじまるようだ。
時間になったため闘技場に上がる。イリーナもと丁度来たようで向き合った。
「ラティアーナと戦えるのを楽しみにしてましたわ。」
「こちらこそ。悔いのないように全力で戦いましょう。」
一言交わして位置に着く。
「それでは…はじめ!」
審判の合図とともに試合が始まった。
同時に私は身体強化を最大まで引き上げる。同時に周囲の魔力を収束させて、術式を構築しながらイリーナに斬りかかる。
私の剣による突きとイリーナの魔術の盾がぶつかって辺りに衝撃が起こった。
「流石の一撃ね。」
「ありがとう。でも…ここからよ。」
イリーナが盾で剣を受け止めている間に、左手に構築していた魔術を発動させた。
左手に魔術による炎を纏わせると、そのまま殴るつけて盾ごと吹き飛ばした。
「ラティアーナ正気!?」
イリーナは体勢を立て直しながらも驚きを隠せないようだった。観客や審判も驚いていて、ざわめく声が聞こえてくる。
「イリーナは強いわ。悔しいけど魔術戦で勝てるとは思わない。だからこそ…答えがこれよ。」
「魔術を完全な制御下におけば纏うことはできるけど…それでも熱による余波は受けるはず…」
私は驚くイリーナに対して微笑みを浮かべて、燃え続けている左手を見る。
魔力による盾や障壁は、魔力を含む物理的なものは通さない。しかし半透明なため当たり前だが光は通す。熱に関しても熱伝導は起きないため多少は軽減されるが、放射熱までは遮断されない。
そのため、炎による攻撃を防ぐ場合は水や風等で相殺させるか距離をとることが基本となる。
「炎熱魔術…炎とはつまり結果でしかなくて熱が大元の一部。自身が放つ熱の方向を制御下におけば問題ないのよ!」
私はイリーナに対してひたすら距離を詰める。
魔術による攻撃の中で、一番警戒が必要なものは広範囲を殲滅する系統だ。小さいものであれば斬ることができるが、範囲攻撃…それも常時発生するもの相手では、相性が悪すぎる。
イリーナも私の意図に気付いたようで、魔術を連射しながら距離を取ろうとしてくるが、離されないように移動し続ける。さらに様々な場所を狙うことで盾の位置を誘導し、攻撃魔術の射線が通らないように気をつけた。
「だったらこれならどうかしら!」
イリーナは私との間に身体全てを覆うほどの盾を作って、後方に跳ぼうとする。
私はその瞬間、右手に持っていた剣を頭上に放り投げた。
「っ!?」
イリーナの意識が一瞬だけ頭上にある剣に向かった。私はその隙をついて左手に炎を纏ったまま、盾に叩きつける。
私の全力の拳はそれなりの威力が出たようで、盾ごとイリーナを後方に押しやった。
そして私はイリーナの足元から魔術による氷塊を生成して突き上げる。
「そこまで!ラティアーナさんの勝利です!」
試合が終わった後、決勝までは少し時間があったためイリーナと言葉を交わしていた。
「最後に攻撃やられたわね。ラティアーナの短剣を使った攻撃が浮かんで、気をとられてしまったわ。」
イリーナは私が短剣を使うときに、自身のところで戻ってくる魔術を刻んでいることを知っているうえに、実際に見たこともある。成功するかは賭けに近かったが、うまくいったようだった。
「正直なところ、イリーナを相手に闘技場のように障害物もなくて限られた範囲内で戦うとなると、かなり手が限られてくるわ。最後の魔術で魔力の大半を使い切ったし、あのまま戦っていればわたくしの負けね。」
「次は負けないわ。だから…このまま優勝まで行きなさい。」
私はこのまま決勝の会場に向かう。
もう一方の試合も終わったようで、アルトムが勝ち進んだようだった。
昼食を挟んで決勝の時刻となった。闘技場に上がるとお互いに挨拶を交わす。
「今日はよろしくお願いします。ラティアーナ様のことは父上からもイリーナ嬢からも聞いていましたので、戦うことができて光栄です。」
「こちらこそ、アルトム様とお会いできて光栄ですわ。…未来の義理のいとこになる予定ですもの。これからもよろしくお願いしますね。」
挨拶が終わるとそれぞれ所定の位置についた。
「それでは決勝戦となります。…試合開始!」
試合が始まるとお互いに武器を構える。私が剣でアルトムが弓だ。
「では参ります。」
アルトムは弓に魔力の矢を番えて、放ってくる。放たれた矢は、途中で複数に分裂し小さい矢の雨となって降り注いだ。
私は走りながら矢の範囲から逃れると、剣を抜いて斬りかかる。
アルトムは腰から柄を抜くと、魔力をながして魔力刃を伸ばして受け止める。
「魔力剣…実物は初めて見るわね。」
「対人戦以外では使い辛いですからね。けれど弓との相性はいいのですよ。」
魔力剣とは、柄に魔力を流すことで魔力の刃を生み出す剣だ。持ち運びがしやすく軽いため扱いやすいが、魔力が効かない相手には通用しない。
しかし対人戦ではかなり有効な武器となる。刃の形をある程度自在に変更できるため、即席の矢として扱えることも大きい。
何合か剣を打ち合うとお互いに距離をとった。
「なかなか戦い辛いわね…」
「そう言ってもらえると光栄ですね。」
魔力剣は、刃の部分の有無を切り替えることで、相手の武器をすり抜けるといった芸当ができる。
タイミングを失敗すると相手の武器を受け損なう危険はあるが、武器を打ち合う上では警戒する必要があるためとても厄介だった。
距離をとると弓による攻撃に晒される。ルールの関係で魔術具の矢が使えないため魔力矢のみだが、様々な形で襲ってきた。
(さてどうしましょうか。私の魔力も全快ではないから…あまり無茶はできないのよね。)
矢を回避しつつも打開する策を考える。
(矢単発の威力はそこまで高いわけじゃないわ。当たると有効打とみなされるから受けるわけには行かないけれど…私の魔力盾でも防げるはず。だったら!)
私は身体強化を最大まで引き上げて、アルトムに向かって一直線に跳躍した。
アルトムは分裂する矢を放ってくるが、矢の先端部分にのみ当たるように展開した魔術の盾によって弾く。
矢による攻撃を抜けて接近した瞬間、私は剣を振り上げる。アルトムも魔力剣で受け止めるが、同時に魔術を展開して雷撃を複数放った。
「試合終了!優勝はラティアーナさんの勝利!」
「…ラティアーナ様、おめでとうございます。届かなかったようですね。」
「こちらこそいい経験になったわ。わたくしも魔力をほとんど使い果たしました。最後の攻撃が通らなければ負けていたでしょう。…イリーナのこと、これからもよろしくお願いしますね。」
私が微笑みながら言うと、アルトムも微笑み返した。
「もちろんです。」
試合が全て終わり順位が発表される。上位4名は、学年末に行われる交流会の時に表彰されることになる予定だ。
闘技場から出るとAクラスの皆とベロニカ、ミモザが待ってくれていた。
「「「「優勝おめでとうございます。」」」」
皆から祝いの言葉を送られて、「ありがとう。」と返す。皆で話しながら寮に戻るのだった。
これにて、総合戦闘の大会が無事終了した。
私たちは組み合わせを確認するため、本線に進んだ全員で確認しに向かった。残りのクラスメイトたちは、直接観客席に向かって応援してくれることになっている。
「これは…初戦は同時に行われて別学年同士が当たるようになっているのね。わたくしの場合は、皆が勝ち進んだとなると…2回戦でイリーナと当たって最後にカトレアかスピカかしら?」
「そうね…」
私が組み合わせを見ながら呟いていると、イリーナはとある1箇所を見つめているようだった。
「わたくしの初戦の相手ってイリーナの…」
カトレアはイリーナが見ている先に気付いたようで、振り向きながら確認する。
「ええ、婚約者ですわ。アルトム様はサギッタ伯爵家に伝わる弓の名手ですの。」
「わたくしの相手も…イグニス侯爵家ですか。」
スピカの相手は、魔術の名門で魔力量に重さを置いているイグニス家の三男だった。リーファスが私の離宮にいた頃の魔術の教師を務めていたコーネリアの異母弟にあたる。
すると、第1試合開始のアナウンスが流れた。
「そろそろ時間みたいね。お互い行けるところまで行きましょうか。」
私たちはそれぞれの闘技場に向かい試合を行う。
私の初戦は問題なく勝つことができた。相手は槍を主体に戦うスタイルだったため、相性が良かったのもあったと思う。
試合が終わって歩いていると、ちょうどカトレアとスピカが歩いてくるのが見えた。
「2人ともお疲れ様。惜しかったわね。」
「全く歯が立ちませんでした…」
「ええ、わたくしも同じです…アルトム様の戦い方がとても上手でした。」
少し3人で話しているとアナウンスが聞こえてくる。どうやら第2試合がはじまるようだ。
時間になったため闘技場に上がる。イリーナもと丁度来たようで向き合った。
「ラティアーナと戦えるのを楽しみにしてましたわ。」
「こちらこそ。悔いのないように全力で戦いましょう。」
一言交わして位置に着く。
「それでは…はじめ!」
審判の合図とともに試合が始まった。
同時に私は身体強化を最大まで引き上げる。同時に周囲の魔力を収束させて、術式を構築しながらイリーナに斬りかかる。
私の剣による突きとイリーナの魔術の盾がぶつかって辺りに衝撃が起こった。
「流石の一撃ね。」
「ありがとう。でも…ここからよ。」
イリーナが盾で剣を受け止めている間に、左手に構築していた魔術を発動させた。
左手に魔術による炎を纏わせると、そのまま殴るつけて盾ごと吹き飛ばした。
「ラティアーナ正気!?」
イリーナは体勢を立て直しながらも驚きを隠せないようだった。観客や審判も驚いていて、ざわめく声が聞こえてくる。
「イリーナは強いわ。悔しいけど魔術戦で勝てるとは思わない。だからこそ…答えがこれよ。」
「魔術を完全な制御下におけば纏うことはできるけど…それでも熱による余波は受けるはず…」
私は驚くイリーナに対して微笑みを浮かべて、燃え続けている左手を見る。
魔力による盾や障壁は、魔力を含む物理的なものは通さない。しかし半透明なため当たり前だが光は通す。熱に関しても熱伝導は起きないため多少は軽減されるが、放射熱までは遮断されない。
そのため、炎による攻撃を防ぐ場合は水や風等で相殺させるか距離をとることが基本となる。
「炎熱魔術…炎とはつまり結果でしかなくて熱が大元の一部。自身が放つ熱の方向を制御下におけば問題ないのよ!」
私はイリーナに対してひたすら距離を詰める。
魔術による攻撃の中で、一番警戒が必要なものは広範囲を殲滅する系統だ。小さいものであれば斬ることができるが、範囲攻撃…それも常時発生するもの相手では、相性が悪すぎる。
イリーナも私の意図に気付いたようで、魔術を連射しながら距離を取ろうとしてくるが、離されないように移動し続ける。さらに様々な場所を狙うことで盾の位置を誘導し、攻撃魔術の射線が通らないように気をつけた。
「だったらこれならどうかしら!」
イリーナは私との間に身体全てを覆うほどの盾を作って、後方に跳ぼうとする。
私はその瞬間、右手に持っていた剣を頭上に放り投げた。
「っ!?」
イリーナの意識が一瞬だけ頭上にある剣に向かった。私はその隙をついて左手に炎を纏ったまま、盾に叩きつける。
私の全力の拳はそれなりの威力が出たようで、盾ごとイリーナを後方に押しやった。
そして私はイリーナの足元から魔術による氷塊を生成して突き上げる。
「そこまで!ラティアーナさんの勝利です!」
試合が終わった後、決勝までは少し時間があったためイリーナと言葉を交わしていた。
「最後に攻撃やられたわね。ラティアーナの短剣を使った攻撃が浮かんで、気をとられてしまったわ。」
イリーナは私が短剣を使うときに、自身のところで戻ってくる魔術を刻んでいることを知っているうえに、実際に見たこともある。成功するかは賭けに近かったが、うまくいったようだった。
「正直なところ、イリーナを相手に闘技場のように障害物もなくて限られた範囲内で戦うとなると、かなり手が限られてくるわ。最後の魔術で魔力の大半を使い切ったし、あのまま戦っていればわたくしの負けね。」
「次は負けないわ。だから…このまま優勝まで行きなさい。」
私はこのまま決勝の会場に向かう。
もう一方の試合も終わったようで、アルトムが勝ち進んだようだった。
昼食を挟んで決勝の時刻となった。闘技場に上がるとお互いに挨拶を交わす。
「今日はよろしくお願いします。ラティアーナ様のことは父上からもイリーナ嬢からも聞いていましたので、戦うことができて光栄です。」
「こちらこそ、アルトム様とお会いできて光栄ですわ。…未来の義理のいとこになる予定ですもの。これからもよろしくお願いしますね。」
挨拶が終わるとそれぞれ所定の位置についた。
「それでは決勝戦となります。…試合開始!」
試合が始まるとお互いに武器を構える。私が剣でアルトムが弓だ。
「では参ります。」
アルトムは弓に魔力の矢を番えて、放ってくる。放たれた矢は、途中で複数に分裂し小さい矢の雨となって降り注いだ。
私は走りながら矢の範囲から逃れると、剣を抜いて斬りかかる。
アルトムは腰から柄を抜くと、魔力をながして魔力刃を伸ばして受け止める。
「魔力剣…実物は初めて見るわね。」
「対人戦以外では使い辛いですからね。けれど弓との相性はいいのですよ。」
魔力剣とは、柄に魔力を流すことで魔力の刃を生み出す剣だ。持ち運びがしやすく軽いため扱いやすいが、魔力が効かない相手には通用しない。
しかし対人戦ではかなり有効な武器となる。刃の形をある程度自在に変更できるため、即席の矢として扱えることも大きい。
何合か剣を打ち合うとお互いに距離をとった。
「なかなか戦い辛いわね…」
「そう言ってもらえると光栄ですね。」
魔力剣は、刃の部分の有無を切り替えることで、相手の武器をすり抜けるといった芸当ができる。
タイミングを失敗すると相手の武器を受け損なう危険はあるが、武器を打ち合う上では警戒する必要があるためとても厄介だった。
距離をとると弓による攻撃に晒される。ルールの関係で魔術具の矢が使えないため魔力矢のみだが、様々な形で襲ってきた。
(さてどうしましょうか。私の魔力も全快ではないから…あまり無茶はできないのよね。)
矢を回避しつつも打開する策を考える。
(矢単発の威力はそこまで高いわけじゃないわ。当たると有効打とみなされるから受けるわけには行かないけれど…私の魔力盾でも防げるはず。だったら!)
私は身体強化を最大まで引き上げて、アルトムに向かって一直線に跳躍した。
アルトムは分裂する矢を放ってくるが、矢の先端部分にのみ当たるように展開した魔術の盾によって弾く。
矢による攻撃を抜けて接近した瞬間、私は剣を振り上げる。アルトムも魔力剣で受け止めるが、同時に魔術を展開して雷撃を複数放った。
「試合終了!優勝はラティアーナさんの勝利!」
「…ラティアーナ様、おめでとうございます。届かなかったようですね。」
「こちらこそいい経験になったわ。わたくしも魔力をほとんど使い果たしました。最後の攻撃が通らなければ負けていたでしょう。…イリーナのこと、これからもよろしくお願いしますね。」
私が微笑みながら言うと、アルトムも微笑み返した。
「もちろんです。」
試合が全て終わり順位が発表される。上位4名は、学年末に行われる交流会の時に表彰されることになる予定だ。
闘技場から出るとAクラスの皆とベロニカ、ミモザが待ってくれていた。
「「「「優勝おめでとうございます。」」」」
皆から祝いの言葉を送られて、「ありがとう。」と返す。皆で話しながら寮に戻るのだった。
これにて、総合戦闘の大会が無事終了した。
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