46 / 460
第3章 エスペルト王国の動乱
2 セプテンリオでの誓い
しおりを挟む
早朝、国の紋章が入った王族専用馬車に乗り込む。
向かう先は、グランバルド帝国との国境に一番近い国境都市、セプテンリオ伯爵領の領都。所要日数は約5日となる。
道中は、馬車の中に私とリーナ、周囲を馬に乗った近衛隊が囲んでいる。途中いくつかの街を経由し休憩や睡眠を街で取ることになる。
何度か繰り返して5日目の朝、予定通りであれば今日の夕方には到着予定だ。
「ついに今日着くわね、時間がとれたときにでもセプテンリオ領都を見て回りましょうか。」
「長かったですね。都市を歩くときはお供します。」
リーナと話していると水場の近くに来たため、一度休憩となる。私たちも馬車から降りてゆっくりする。
しばらくして走り出す時間になったため馬車に戻ろうとすると、急に周囲が慌ただしくなった。
「この感じは…襲撃かしら?護衛つきの王族を狙うなんて大胆よね。」
「本来王族の護衛はこの数倍いますから…この人数しか付けなかったのはラティアーナ様くらいですよ。でも態々狙うのはおかしいですよね。」
仮にこの襲撃が成功して、私を捕らえたり殺せたりしたとしても、犯人は無事ですまないだろう。
すると後ろから近づいてくる気配がしたので、リーナを引っ張って下がる。
「っ!?今の気付かれるとは、思わなかったぜ。」
「王女殿下!?今助けに…」
「あなたたちは、周囲の敵を捕らえなさい!こちらは問題ありません。」
近衛兵には、周囲から襲ってきている賊を対処してもらい、私は、今襲ってきた人に相対する。
「リーナはわたくしの後ろに…あなたの狙いはなんですか?正直に言えば、多少罪が軽くなるかも知れませんよ?」
「さてな!」
リーナが下がると同時に、相手はナイフを向けて襲ってきた。私はナイフを持った手を捕まえて、そのまま地面に相手を倒して抑えつける。相手を無力化する逮捕術だ。
「っ!?」
「その動き…不意打ちを専門にする暗殺者であれば頷けますね。けれど失敗した時点であなたの戦う場所ではなくなった。違いますか?」
暗殺者は悔しそうな顔をしたまま黙秘する。すると近衛兵たちが駆け寄ってきた。
「申し訳ございません。賊どもの捕縛に手間取りました。」
「丁度いいところね。この方たちは、おそらく雇われの暗殺者と思われます。わたくし個人で後ほど丁重にもてなしたいので、離宮にある牢へ捕らえます。近衛兵5名ほどで離宮まで連行できますか?」
「十分ですが、護衛がかなり薄くなります!危険が…。」
「目的地のすぐ近くまで来てますから大丈夫でしょう。お願いしますね。」
「はっ!」
護衛の半分をこの場に残して、馬車に乗り先に進む。
「彼等をどうするつもりなのですか?」
リーナの問いに私は答える。
「背後関係の確認が1つ、私的な諜報員が欲しいのが1つと言ったところね。気配を消すのは上手だったから。情報収集の要員が欲しいのよ。」
途中、襲撃があったものの無事に目的地であるセプテンリオに到着した。まずは、ここの領主に挨拶をする。
「これはラティアーナ王女殿下。ご機嫌うるわしゅうございます。」
「建国祭以来ですね、セプテンリオ伯爵。国軍に対する支援、感謝しますわ。」
「いえいえとんでもございません。殿下を始め国軍の皆様がいなければ、我が伯爵領に危険が及びますから。できる限りの支援はさせていただきます。」
その後も少しだけ言葉を交わしてから軍の方へ向かう。
セプテンリオ伯爵は、長年帝国との面しているだけのことはあり、軍事にも明るいようだった。そして、国境都市であるからこその、この土地の重要性を知っている。それだけでも信用に値するだろう。
「では、ご機嫌よう。」
伯爵に別れを告げて、軍の方に顔を出す。
名目上は私が頭になるため、集まった国軍に挨拶をするのが最初の仕事だ。
その場につくと、既に3000人が整列している。向かい合うようにして師団長とアドリアスが立っていた。
「ラティアーナ王女殿下。号令をお願いします。」
師団長の言葉を受けて、私は前に出た。
「わたくしは、ラティアーナ・エスペルト!此度のグランバルド帝国の動きを受け、皆には集まってもらいました。もしも帝国軍が国境を超えた場合は、ここにいる3000人で迎撃することになります。ここセプテンリオは、我がエスペルト王国にとって大事な場所であり、必ず護らなければなりません。各隊員たちよ!必ず護り抜きなさい!その上で必ず帰りなさい!以上!」
私の言葉に全員が敬礼で返した。
(今言ったのは、私にとっても言えることであり、誓いでもある。この王国を護るのは絶対、それだけじゃなくて国軍の隊員も失わせない。そのためにも私も全力を尽くす!)
私は新たな誓いを心に秘める。
セプテンリオ伯爵領、国境付近で対グランバルド帝国の防衛戦の準備が整った。
向かう先は、グランバルド帝国との国境に一番近い国境都市、セプテンリオ伯爵領の領都。所要日数は約5日となる。
道中は、馬車の中に私とリーナ、周囲を馬に乗った近衛隊が囲んでいる。途中いくつかの街を経由し休憩や睡眠を街で取ることになる。
何度か繰り返して5日目の朝、予定通りであれば今日の夕方には到着予定だ。
「ついに今日着くわね、時間がとれたときにでもセプテンリオ領都を見て回りましょうか。」
「長かったですね。都市を歩くときはお供します。」
リーナと話していると水場の近くに来たため、一度休憩となる。私たちも馬車から降りてゆっくりする。
しばらくして走り出す時間になったため馬車に戻ろうとすると、急に周囲が慌ただしくなった。
「この感じは…襲撃かしら?護衛つきの王族を狙うなんて大胆よね。」
「本来王族の護衛はこの数倍いますから…この人数しか付けなかったのはラティアーナ様くらいですよ。でも態々狙うのはおかしいですよね。」
仮にこの襲撃が成功して、私を捕らえたり殺せたりしたとしても、犯人は無事ですまないだろう。
すると後ろから近づいてくる気配がしたので、リーナを引っ張って下がる。
「っ!?今の気付かれるとは、思わなかったぜ。」
「王女殿下!?今助けに…」
「あなたたちは、周囲の敵を捕らえなさい!こちらは問題ありません。」
近衛兵には、周囲から襲ってきている賊を対処してもらい、私は、今襲ってきた人に相対する。
「リーナはわたくしの後ろに…あなたの狙いはなんですか?正直に言えば、多少罪が軽くなるかも知れませんよ?」
「さてな!」
リーナが下がると同時に、相手はナイフを向けて襲ってきた。私はナイフを持った手を捕まえて、そのまま地面に相手を倒して抑えつける。相手を無力化する逮捕術だ。
「っ!?」
「その動き…不意打ちを専門にする暗殺者であれば頷けますね。けれど失敗した時点であなたの戦う場所ではなくなった。違いますか?」
暗殺者は悔しそうな顔をしたまま黙秘する。すると近衛兵たちが駆け寄ってきた。
「申し訳ございません。賊どもの捕縛に手間取りました。」
「丁度いいところね。この方たちは、おそらく雇われの暗殺者と思われます。わたくし個人で後ほど丁重にもてなしたいので、離宮にある牢へ捕らえます。近衛兵5名ほどで離宮まで連行できますか?」
「十分ですが、護衛がかなり薄くなります!危険が…。」
「目的地のすぐ近くまで来てますから大丈夫でしょう。お願いしますね。」
「はっ!」
護衛の半分をこの場に残して、馬車に乗り先に進む。
「彼等をどうするつもりなのですか?」
リーナの問いに私は答える。
「背後関係の確認が1つ、私的な諜報員が欲しいのが1つと言ったところね。気配を消すのは上手だったから。情報収集の要員が欲しいのよ。」
途中、襲撃があったものの無事に目的地であるセプテンリオに到着した。まずは、ここの領主に挨拶をする。
「これはラティアーナ王女殿下。ご機嫌うるわしゅうございます。」
「建国祭以来ですね、セプテンリオ伯爵。国軍に対する支援、感謝しますわ。」
「いえいえとんでもございません。殿下を始め国軍の皆様がいなければ、我が伯爵領に危険が及びますから。できる限りの支援はさせていただきます。」
その後も少しだけ言葉を交わしてから軍の方へ向かう。
セプテンリオ伯爵は、長年帝国との面しているだけのことはあり、軍事にも明るいようだった。そして、国境都市であるからこその、この土地の重要性を知っている。それだけでも信用に値するだろう。
「では、ご機嫌よう。」
伯爵に別れを告げて、軍の方に顔を出す。
名目上は私が頭になるため、集まった国軍に挨拶をするのが最初の仕事だ。
その場につくと、既に3000人が整列している。向かい合うようにして師団長とアドリアスが立っていた。
「ラティアーナ王女殿下。号令をお願いします。」
師団長の言葉を受けて、私は前に出た。
「わたくしは、ラティアーナ・エスペルト!此度のグランバルド帝国の動きを受け、皆には集まってもらいました。もしも帝国軍が国境を超えた場合は、ここにいる3000人で迎撃することになります。ここセプテンリオは、我がエスペルト王国にとって大事な場所であり、必ず護らなければなりません。各隊員たちよ!必ず護り抜きなさい!その上で必ず帰りなさい!以上!」
私の言葉に全員が敬礼で返した。
(今言ったのは、私にとっても言えることであり、誓いでもある。この王国を護るのは絶対、それだけじゃなくて国軍の隊員も失わせない。そのためにも私も全力を尽くす!)
私は新たな誓いを心に秘める。
セプテンリオ伯爵領、国境付近で対グランバルド帝国の防衛戦の準備が整った。
1
お気に入りに追加
80
あなたにおすすめの小説
わがまま姉のせいで8歳で大聖女になってしまいました
ぺきぺき
ファンタジー
ルロワ公爵家の三女として生まれたクリスローズは聖女の素質を持ち、6歳で教会で聖女の修行を始めた。幼いながらも修行に励み、周りに応援されながら頑張っていたある日突然、大聖女をしていた10歳上の姉が『妊娠したから大聖女をやめて結婚するわ』と宣言した。
大聖女資格があったのは、その時まだ8歳だったクリスローズだけで…。
ー---
全5章、最終話まで執筆済み。
第1章 6歳の聖女
第2章 8歳の大聖女
第3章 12歳の公爵令嬢
第4章 15歳の辺境聖女
第5章 17歳の愛し子
権力のあるわがまま女に振り回されながらも健気にがんばる女の子の話を書いた…はず。
おまけの後日談投稿します(6/26)。
番外編投稿します(12/30-1/1)。
作者の別作品『人たらしヒロインは無自覚で魔法学園を改革しています』の隣の国の昔のお話です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
追放された聖女の悠々自適な側室ライフ
白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」
平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。
そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。
そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。
「王太子殿下の仰せに従います」
(やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや)
表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。
今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。
マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃
聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる