電光のエルフライド 

暗室経路

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幕間 喧騒のエルフライド

第四話 演説

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 シャワーも浴び終わり、事務所に戻ってシノザキがアイロンがけしてくれた制服に袖を通して熱々のブラックコーヒーで一息ついていたころ。
 一人の見慣れない士官が部屋を訪れた。

 「報告します。あと、三十分ほどで電光中隊が到着します」

 「おう、そうか」

 俺とシノザキは立ち上がって、制服の上着を身に着ける。
 今から検査入院していた英雄たちの出迎え行事があるのだ。
 行事といっても、門で並んで出迎えするだけだが。

 基地を歩いていると、そこかしこで俺たちに気づいた兵士たちが立ち止まって敬礼してきた。
 敬礼をされたら敬礼で返さなければならない。
 町ゆく有名人スターが一般人にひっきりなしに握手を求められる、そんな感じだ。

 「全自動敬礼マシーンを開発したら幹部たちに売れると思わないか?」
 
 冗談めかしてシノザキにそう言うと、彼女は眉を寄せた。

 「……なんですか、それ?」

 「相手が敬礼してきたら自動で右手を持ち上げてくれる機械だ」

 「敬礼をかえさない幹部がたまにいるので、そういう人間に強制的に装着するのはよさそうですね」
 
 珍しくジョークで返してきたシノザキには少し驚いた。 
 彼女には幾度となくジョークを放ってきたが、

 「そうですか」

 「……はい?」 

 「よく、わかりません」

 という、携帯付属の人工知能みたいな返答しか返ってこなかったのに。
 そんな感想を浮かべながらも、正門前の出迎え場所に到着する。
 既に基地内の兵士が大勢集まっており、道路を挟むようにして立っている。
 そんな連中は俺とシノザキがやってくるのを見るなり、談笑をやめ、なんだか緊張したような表情を浮かべた。

 ……嫌われているわけでは無いよな?
 あからさまに開けられた先頭付近の列に行くと、穏健派の顔役たちがにこやかに出迎えてくれた。
 そんな顔役達は全員、穏健派という派閥名には似合わぬ強面揃いである。
 叔父さんが一番その名にふさわしい顔つきだ。
 
 「大尉、君の部隊の凱旋だ。何かおもうところはあるかね?」
 
 隣に並んでいた穏健派のトップの側近である少将に、話を振られた。
 こんな大物まで出迎えるのか、と内心驚きつつ返答する。

 「自分も門から出迎えられるところから始めたかったですね。そしたらワイングラスでも持ちながら登場したんですが」

 俺が冗談めかしながらそう言うと、シノザキが「コイツまじか」みたいな表情をうかべていた。
 こんな上の階級の人間に、ジョークを吐く皇国の軍人はあまり見かけない。

 だが、俺は俺なりに処世術を持っている。
 まじめな皇国人と世界から言われているが、実は縦社会の人間関係では恐縮しすぎたり、シノザキみたいに礼儀正しすぎる部下はあまり可愛がられないのだ。

 予想通り、少将は豪快に笑い、シノザキはホッとしたように息を吐いていた。。
 俺の年上に可愛がれる技術を侮ってもらっては困る。 

 「君は先に基地入りしたからな。気が利かなくてすまない」

 「いえ、おかげで少将殿の隣を陣取ることが出来ましたよ。今度めしでも奢ってくださいと言おうと思っていたんです」

 「はっはっは! そりゃ英雄の部隊にめしでも奢らんとバチが当たるわな。よし、今度手配しておこう」

 「楽しみです。当日は朝からメシを抜いておきますよ。その時は皇国の未来について、存分に語り合いましょう」

 「おー、それは楽しみだ。君は愉快な奴だな、実に気に入ったぞ」

 少将とそんな談笑をかわしていた時だった。
 正門前の警衛部隊が慌ただしくし始める。
 何人かが解放された門から外へと出て、交通規制を開始した。
 ……うん? 
 それを妨害しようとする輩が数名見えるな。
 
 見れば、門先には民間のプラカードを持った反戦団体や記者たちがたむろしていた。
 反戦団体は毎度のこといるので気にはならないが、問題は記者たちだった。
 英雄となった電光中隊が基地に帰ってくるのは民間に漏れていないはず。

 と、なると、なにやら正門前に兵士たちが集まってるのを見て、反戦団体の誰かが記者に連絡してのだろう。
 戦争辞めろ、横暴辞めろ!コールをする民間人たちをおいしげに撮影していた。
 
 門内にいる兵士たちは無表情でそれを眺めていた。
 ヒートアップしていく民間人たちとは対照的だ。
 そんな様子を見ていて、自然に会話が終了した俺と少将だったが、

 「ああ ところで、例の報告書は大変か?」
 
 今思い出したようにそんな話題を口にした。
 ひいっ……雰囲気が変わった。
 これは早く報告書作れと催促しているのだ。
 くそっ、こんな時くらい仕事の話はやめてくれればいいのに。
 
 「お待たせして申し訳ありません。今日中には仕上げて提出する段取りを進めます」 

 「ああ、急かしているわけでは無いんだ。今日は出迎えだろう、部下をねぎらってやれ」

 「お心遣い、感謝いたします」

 「いやいや……それに、一人で作業していると聞く。昨日は事務所に泊まったそうじゃないか」
 
 ……誰がそんなことを話しているんだ?
 なんだ、監視されてるのか?
 叔父さんか?
 また、あのたぬき親父か?

 「いえ、作戦期間中に事前に進めておかなかった自分のミスです」

 「ああ、聞いたよ。実は用意してたけど、書式が違ったんだって?」

 うそお、むっちゃ俺の事情知ってるじゃん。
 興味津々かよ、くそ。

 「はい……軍のパソコンが持ち出せなかったので、苦肉の策でして」

 そう言い訳をすると、少将は正面を見据え、神妙な面持ちとなった。

 「当時、我々穏健派は主流派に締め付けられて十分な支援をしてやれなかった。そのことを我々幹部一同、大変悔いている」
 
 ほう、そうか。
 ……まあ、そうじゃなきゃ困る。
 俺ははっきり言って、穏健派を信用しちゃいない。
 使えるんなら猫の手でも借りる精神で、部下を演じているだけだ。
 軍が俺たちにした仕打ちを忘れろなんて言う方が無理だ。 
 少将はさらに言葉をつづけた。
 
 「だが、今は違う。微力ながら力は得た。奴らの好きにはさせん。何かあれば言ってくれ、今度は全力を尽くすと——」  

 「少将殿」

 俺は少将の言葉を遮った。
 実利の伴っていない宣言など、聞いていないのと同じだ。
 後悔をしている、そんなことを口にして罪の意識を薄めてもらっては困る。

 「続きは少将殿の奢りの席でゆっくりお聞きしますよ」

 少将は俺の言葉になんとも言えない表情でうなずいた。
 まあ、今は穏健派がそのことを悔いてることが分かっただけでも良しとしよう。 
 これからは多少なりとも、動きやすくはなることは確かだ。 
 そう思ったところで、列から冴えないおっさん幹部が現れ、マイク片手に道路上へと立った。 

 『みなさま、えー……お集まりいただきありがとうございます。昨今の情勢下からあまり大々的にやるわけにもいかず、ささやかですがこのような出迎え式を開かせていただきました。本日は、正門前、えー、その先には民間の領域でありますのでー』

 ようするに、冴えないおっさん幹部は外から見えるからあまり騒ぐな、という忠告をしていた。 
 まあ、そんな心配をしなくとも、並んでいる兵士たちは沈黙を保っている。
 英雄の凱旋がこれとは——まったくもって不可解な世の中だ。

 「到着しました!」

 道路上で交通整理する兵士が叫ぶように言った。
 笛の音が鳴り響き、出迎えにしては不釣り合いな重装備の装甲車が三台、交通整理に従ってゆっくりとその身を表した。
 ナンバー横のバンパー付近には、〝第104歩兵大隊〟と控えめに記載されている。
 警備で前後二台、中央の車が電光中隊だ。
 装甲車のぶ厚い装甲の内部には、パイロットとフルハタ達がいるはずだ。

 ——電光中隊の面々はその身をさらせない。
 エルフライドという兵器があるのは大々的に公表された。
 だが、パイロットが子どもだということは民間に公表されていない。
 知られれば……さすがに軍の風当たりが強くなりすぎるからだ。 

 顔もさらせない、英雄となった部隊の凱旋。
 なんとも、みすぼらしい出迎えだ。
 だが、そう思ったのも束の間——沈黙を保っていた兵士たちの咆哮がこだました。

 「英雄だ!! 真の英雄だ!!」

 「黒亜万歳!! 皇国万歳!!」
 
 下品な口笛を鳴らすものはいなかった。
 ただただ、はらわたが揺れるほどの歓声。
 この場所、この地域に万を超える人間がいたかと錯覚するほどの大声量だ。
 
 外にいた人間たちは反戦団体、記者、通行人に限らず、悲鳴を上げるほど驚いていた。
 おいおい——先ほどの幹部の話を聞いていたのか?
 呆れているだろうなと思い、視線を向けると。
 さっきの前説の幹部も、負けじととどろくような雄たけびをあげていた。

 ——それでいいのか?
 そう思ったのは本心ではない。

 これでいいのだ。

 昂っていた。
 そうだ、英雄とはこうでなくてはならない。
 おとなしいと言われている黒亜人がこれだけ熱狂する。

 くすぶっていた感情がメラメラと燃え上がっていた。
 それほどのことを成し遂げたのだと、初めて実感できるたような気がした。
 
 民間団体は急に狂ったように雄たけびをあげだした兵士たちに気圧されていた。
 記者たちも、呆然とした表情でカメラを持ったまま固まっていた。
 野次馬も、通行人も、全員が何がおきたかは分かっていない。

 門を通過した装甲車がゆっくりと入ってくる。
 俺たちが並ぶ道路上で車列を組んだまま一時停止した。
 そこで、少将が俺の背中を力強く叩いた。

 「大尉、行きたまえ」 
 
 少将の顔を見ると、興奮しているのか、赤くなっていた。

 「門から入ってくるのは叶わなかったが、ここから始めるというのはどうだ」

 意図を読み取った俺は、ふうと息を吐いてとなりに立っている副官に視線を向けた。

 「シノザキ、行くぞ」

 「ハイ」
 
 望み通り、演説してやるよ。
 シノザキを連れ立って装甲車の前へと歩いていく。
 すると、ご丁寧なことに先ほど前説をしていた冴えない幹部が走ってマイクを手渡してくる。
 それを見た兵士たちは、まるで威嚇するかのように歓声を強めた。
 全員顔を真っ赤にし、戦いの前を予感させるように拳を握りしめていた。

 もはや獣のようだった。

 俺は一人、マイクを受け取って、装甲車の上へとよじのぼった。
 馬鹿とけむりはなんとやらと言うからな。
 シノザキは装甲車横で控えるように安めの姿勢をとっていた。
 どうやら彼女は賢明のようだ。 
 
 「静かにしろッ!! 大尉が喋られるぞ!!」

 誰が発したのか。
 だが、暫くすると、周囲は静寂が支配していた。 
 待てをされたら待てるのが猟犬の特性だ。
 それが出来ない人間が門の外にいた。

 『はーんたい! はーんたい!』

 『軍事政権を許すな!』

 静かになったのを良いことに、拡声器で抗議活動を再開した。
 俺は装甲車上で振り返り、視線を外へと向ける

 「国民のみなさま、ご報告がございます」

 そう言うと、ほとんどの人間が聞き入るように拡声器を下げた。
 だが、空気の読めない一人の中年女性がなおも声を荒らげていた。
 俺は声がやむまでマイクを下げる挙動をする。
 それを、見た団体の代表か年老いたロマンスグレーの男が、中年女性から乱暴に拡声器を取り上げた。
 ロマンスグレーの男は、

 「聞いてやろうじゃねえか」
 
 そういった表情を浮かべていた。
 ——そう、それでいい。
 俺は再びマイクを持ち上げる。
 周囲には波打つように静寂が支配していた。
 
 「とある場所、とある時期に、とある出来事がございました。世では、陰謀論と言われている出来事です」

 拡声器ではなく、野次馬たちがその言葉に反応した。

 「何が陰謀論だクソ野郎!」

 「私たちを戦争に巻き込まないで!」

 だが、俺は構わず続ける。

 「それが本当にあった出来事かどうか、それは誰しもが判断できないでしょう。なんせ、政治家すら、よくわかっていません。それの証明が、安易なものでは無いからです。これから大事なことは、皆様自身が正しいと考えた道。これを突き進むことです。なんせ、世界は大きく変わってしまったのですから」

 さっきの野次馬の発言を皮切りに、徐々に喧噪が増していく。
 ——やれやれ、猟犬のがよっぽど可愛げがあるというのに、こいつらときたら。

 「ただ、一つ。確かなことがあります」
 
 俺はその言葉の後、わざとらしく周囲をきょろきょろと伺う動作をして、唇に人差し指を置いた。

 「これは内緒の話ですよ?」

 内緒の話、それはみんなが大好きなワードだ。
 それを証明するように、その場は何度目かの静寂が支配した。

 「ここにいる人間たち、我々も当初は懐疑的でした。末端から幹部に至るまで、得た情報は一般レベルでしかありませんでした。突然エイリアンが宇宙船に乗って表れて、各国の軍に攻撃を開始したというのですから。十万人いた兵士は、三千人に減りました。それも、一瞬ではありません、徐々に、です。一人、また一人と人が消えていった。信頼していた上司、嫌っていたいた同僚、可愛がっていた部下までもが、消えていった」

 この場にいる連中もそれくらいは知っているのだろう。
 反論する者はいない。

 「家族からは軽蔑され、絶縁され、恋人からは見捨てられ、果ては世界までもが軍という組織を野蛮だと罵った」

 聞いていた兵士の中で、泣き出すものが出始めた。
 体のごつい男たちが震えていたのだ。
 泣くな、と頭を抱いて慰める兵士もまた、涙を流していた。
 それを門先の人間たちは呆然とした様子で眺めている。
 俺の言ったことが、真実だと認識したためだろうか。
 いや、人間てのはそこまで利口じゃない。
 どこまでいっても愚かで、間抜けで、理屈の通じないのが人間というものだ。
 俺自身、そうだからな。 

 「それでもなお、ここに残った。それはなぜか? 世界の惨状を知れば、残れば待っているのは死、のみだ。なのに軍に残った。それはなぜか? その時、我々の胸に去来した思い、それはなにか?」

 民間人と兵士との決定的違い、そんなものは存在しない。
 民間人でも命を捨てれるものはいるし、兵士でもしっぽ巻いて逃げる奴はいるだろう
 だが、俺たちはどうであろうか?
 逃げた九万七千人の兵士たちを、最後まで見送った三千人の兵士たち。
 その人間たちが何を思い、何を成そうとしたのか。

 我々がやらねば誰がやる?——違う。
 この国を最後まで守る?——馬鹿言うな。
 この世界を救いたい?——何様なんだよ。

 「敵がなんであろうと、クソどもに好きにさせてたまるか」

 突然、口調を変えての発言。
 それに絶句する者もいれば、何を思ったか、拳を握りしめる者もいた。
 
 真実とはありふれている。
 だから、それと遠ざかるのだ。
 組織を、人間を、過大評価するからそうなる。

 俺たちを敵視している人間たち。
 この世の全ての辞書から引いたような、独善的言動を繰り返すつまらないお前らに言うことは、たった一つだけだ。
 
 俺たちは勇敢だった。
 俺たちだけが勇敢だったのだ。

 そのメッセージに気づく者はおそらく——俺の眼下では少数に満たないだろう。
 下手したら誰もいないかもしれない。
 だが、俺は言葉をつづけた。

 「そして、我々だけが知っている確かなこともあります」

 俺はその言葉を最後に、兵士たちの方向へと向き直った。

 「お前ら、勝ったのはだれだ? 合衆国か? 黒亜か? いや、違うぞ。ましてや軍でもない——」

 軍でもないという言葉には、困惑した表情を浮かべたものは少なくなかった。
 しかし、これから吐く言葉を聞けば、理解してもらえるだろう。
 そう、勝ったのは、勝利をつかんだのは。

 「俺たちだ!!」

 この真なる意味が分かるのは、派閥闘争に明け暮れる軍隊の人間だけだ。
 
 まだ余力を残していたとは思えない。
 だが、あり得ないほどの雄たけびをあげる兵士たち。
 俺は装甲車から飛び降りて、身振り手振りで話を続ける。

 「世界は変わった!! 軍事的バランスは崩れ、均衡は乱れた!! 果ては新たに人類が得たくそったれな新兵器。かつてない波乱に満ちた世界が到来するだろう!! お前らは後悔することになる。軍に残ったことを後悔することにな。それも、一度や二度じゃない」
 
 そこで言葉を切った。
 周囲を見渡す。
 熱狂は途切れることなく、連綿と続いていた。
 それを確かめた俺は、うなずいて更なる言葉を吐く。
 
 「だがな、それに対処できるのは我々だけだ!! 一度は救った世界、今度も救ってやらねばケツの穴が小さいだろう!! 世界最強の合衆国が出来なかったことを俺たちは成し遂げたんだ!! これから我々が向かう先、果てなく絶望と葛藤に満ちた先にあるもの、それが分からない者には今日、俺が教えてやる。まだ苦悩しているものはそれを聞いて、今夜眠れ!!」

 俺は今日一番となる声量で——。

 「我々が向かう先、それは伝説だ!! どうしようもない大馬鹿連中がいたって歴史に刻んでやろうじゃねえか!!」 
 
 そう締めた。
 昂った俺は、マイクを地面に叩きつけ、兵士たちと共に雄たけびをあげた。
 兵士たちはこれ以上ない至上の喜びだというかのように手を振り上げていた。
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