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私は、リコリス様に遣える事をなりました(10話)

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☆嫌われ悪役令嬢に転生してしまった件☆

(悪役令嬢転生物)

(百合に注意)

☆10話☆

~アキラ様のメイドのセラ・クレマンの目線~

私の家系は、王族に遣える家系でした。

お父さんもお母さんもお姉ちゃんも優秀なメイドや執事でした。

でも私は、メイドとしての能力が未熟でアキラ様に迷惑をばかりかけていました。

そんな時に残酷無比の残忍なリコリス様に赤ワインをかけました。

私は、リコリス様に殺されるって思いました。

でもリコリス様は、笑って許してくれました。

アキラ様は、罪滅ぼしにリコリス様に遣える事を提案をしました。

私は、残忍なリコリス様に遣えたら惨く殺されるって思い断ろうっとしました。

でもリコリス様が他の令嬢を助けているのを見ました。

そしてリコリス様の優しさに触れて私は、リコリス様に遣える事を決めました。


「セラ、忘れ物は、ありませんか?」


リコリス様の屋敷に行く当日に私にリコリス様の屋敷に行く用意が済んだのか質問をしました。


「は、はい、用意は、終わっています」


私は、着替えなどの入れた鞄を握り締めて用意が終わっている事を緊張しながら返事をしました。


「くすっ、セラ、緊張する事は、ありません。

リコリスさんは、優しくて素敵な女の子です。

ですから家族ように気軽なく接しても大丈夫です。

ですからそんなに緊張する必要がありません」


アキラ様は、私の頬っぺたを触り優しく微笑みました。


「は、はい、解りました」


私は、緊張したように声を裏返して返事をしました。


「くす、セラに緊張するなって言っても無理ですよね。

自分らしくリコリスさんに遣えてみてください」


アキラ様は、私がガチガチにしている姿を見て仕方がなさそうに苦笑いを浮かべました。


「は、はい、解りました」


私は、アキラ様の言葉を聞いても緊張がとれなくてガチガチに緊張しながら返事をしました。

私は、アキラ様に連れられてリコリス様の屋敷に向かいました。

そしてアキラ様がリコリス様と話をつけてくれるのをリコリス様の部屋の外で待ちました。

私は、アキラ様が部屋に入って来る許可をもらい部屋の中に入りました。


「し、失礼します……

私の名前は、アキラ様のメイドをしているセラ・クレマンと申します。

この前は、迷惑をかけてすいませんでした」


私は、部屋に入ると慌てて緊張しなだから頭を下げて挨拶をしました。


「えっ、この前のメイドさん?

この前は、私の不注意のせいで迷惑をかけましたね。

アキラ様にお仕置きとかされませんでしたか?

アキラ様には、セラさんに罰を与えないようにお願いをしていましたが大丈夫でしたよね?」


リコリス様は、優しく微笑んで私の失敗をアキラ様に何かされていないのか心配しました。


「は、はい、大丈夫でした。

リコリス様のおかげでお仕置きをされずにすみました。

ありがとうございました。

それで、その……」


私は、リコリス様の優しさを感じて嬉しさとそんなリコリス様と接するのが恥ずかしくて顔を赤らめました。

頭を下げてリコリス様の気持ちのお礼を表しました。

そして言いにくいそうにおどおどとして俯きました。


「大丈夫ですよ。

セラさんのお願いでしたら何でも聞きますよ。

だから安心をしてゆっくりと話してくださいね」


リコリス様は、私の手を優しく握り締めて優しく微笑んでゆっくりと話してほしい事をお願いしました。


「そ、その……リコリス様の迷惑をかけた償いにしばらくリコリス様に遣えさせてください」


私は、断られるのが怖くて頭を下げて償いにリコリス様に遣えたい事をお願いしました。


「私にですか……?

残虐非道の悪女の令嬢の私に遣えても良いことがありませんよ」


リコリス様は、リコリス様に遣えても良いことがないって困ったように苦笑いを浮かべました。


「い、いえ、リコリス様は、残虐非道では、ありません!?

他の人がどう言おうが私は、リコリス様が素敵な方だと解っています。

ですからお願いします、しばらくリコリス様に遣えさせてください」


私は、リコリス様が優しいのを知っていました。

だからどうしてもリコリス様に遣えたくて頭を深々と下げて私に遣えたい事をお願いしました。


「リコリスさん、私からもお願いします。

セラをリコリスさんのメイドとして遣えさせてもらえませんか?

リコリスさんでしたらセラの事を安心をして任せる事ができるって信じています」


アキラ様は、甘いスマイルを浮かべてリコリス様の顔を真剣な表情でじっと見つめました。


「アキラ様、セラさん……

解りました……

セラさん、私のメイドとして遣えてください。

でもこれだけは、お願いします。

無理だけは、しないでください」


リコリス様は、無理をしない事を頭を下げてお願いしました。


「リコリス様……

解りました、リコリス様、約束します。

無理は、しません」


私は、真剣な表情でリコリス様を見つめて無理をしない事を約束しました。


「そうですか……

それでは、これからよろしくお願いします、セラさん」


リコリス様は、頭を下げて私にこれからの事をお願いしました。


「は、はい、これからよろしくお願いします、リコリス様」


私は、緊張したように体をガチガチにして慌てて頭を下げてこれからの事をお願いしました。


「それでは、リコリスさん、セラの事をよろしくお願いしますね」


アキラ様は、軽く頭を下げて私の事をリコリス様にお願いしました。


「はい、セラさんの事は、任せてください」


リコリス様は、優しく微笑んで私の事を任せてほしいお願いしました。


「それでは、セラ、リコリスさんに迷惑をかけないようにするのですよ」


アキラ様は、甘いスマイルを浮かべて優しく私を見つめました。


「は、はい、リコリス様に迷惑をかけないように頑張らせてもらいます」


私は、両手を前で握り締めて緊張しながらリコリス様に迷惑をかけないように頑張る事を知らせました。


「セラさん、そんなに緊張しなくて良いのですよ。

私がセラさんの妹と思って気軽なく接してくださいね」


リコリス様は、優しく微笑んでリコリス様を妹みたいに接してほしい事をお願いしました。


「リコリス様が妹だなんて恐れ多いです!?」


私は、あのリコリス様が妹になってくれるのが恐れ多いって思いました。

だから慌てて両手を振りました。


「セラさんは、私が妹だと嫌なのですか……?」


リコリス様は、不安そうに目をうるわせて上目遣いで私を見つめました。


「っ!?

い、いえ、嫌では、ありません!?

リコリス様が妹だなんて光栄すぎます!?」


私は、リコリス様が妹だと嫌なのかって質問を聞いて慌てて両手を振りリコリス様が妹で嫌でない事を知らせました。


「それならば良かったです……

それでは、改めてこれからよろしくお願いしますね、セラお姉ちゃん」


リコリス様は、悪戯っぽく微笑んで私の事をセラお姉ちゃんと呼びました。


「えっ!?

あ、あの……は、はい、よろしくお願いします、リコリス様」


私は、リコリス様にセラお姉ちゃんと呼ばれて慌てたようにおどおどとして控え目に微笑んでよろしくお願いしますって返事をしました。


「それでは、私は、この辺りで失礼します。

セラの事で何かありましたら気軽なく知らせてください」


アキラ様は、甘いスマイルを浮かべて私がリコリス様に迷惑をかけたら気軽なく知らせる事をお願いしました。


「わ、解りました、セラさんの事で何かありましたら知らさせてもらいます」


リコリス様は、私に何かあればアキラ様に知らせる事を約束しました。

アキラ様は、リコリス様の言葉を聞いて満足そうに微笑んで去って行きました。


「それでは、セラさん、着いてきてください」


リコリス様は、優しく微笑んでリコリス様に着いて来るのをお願いしました。


「は、はい、解りました」


私は、緊張しながら返事をしました。

私は、リコリス様の後を着いていくと1人のメイドの前に来ました。


「おや、リコリス様、こんなところにどうしたのですか?

それにそちらの方は、誰ですか?」


メイドは、私に気がついてきょとんと首を傾げて私の事を質問しました。


「こちらの方は、セラ・クレマンさんです。

アキラ様のメイドですが私の専属メイドとして働く事になりました。

アン、セラさんに仕事を教えてあげてください」


リコリス様は、頭を下げて私に仕事を教える事をお願いしました。


「……解りました、リコリス様がそう望むのでしたらセラにここの仕事を教えします」


アンさんは、私に納得がいかないようでしたがニッコリと笑い私に仕事を教える事を知らせました。


「ありがとうございます。

それでは、セラさんの事をよろしくお願いします、アン」


リコリス様は、頭を下げて私の事をアンさんにお願いしました。


「はい、セラの事を任せてください、リコリス様」


アンさんは、ニッコリと笑い私の事を任せてほしい事をお願いしました。


「それでは、セラさん、頑張ってください」


リコリス様は、私にニッコリと笑い仕事を頑張る事をお願いするとリコリス様が去って行きました。


「確かセラ・クレマンさんでしたね。

私は、メイド長とリコリス様の専属メイドをさせてもらっています、アン・ボネと申します。

解らない事がありましたら遠慮なく質問してくださいね」


アンさんは、優しく微笑んで解らない事が合ったら知らせるのをお願いしました。


「あ、ありがとうございます、アンさん」


私は、緊張しながら頭を下げてアンさんの気持ちに感謝を表しました。


「さ、さてと、頑張りますよ!」


私は、リコリス様やアンさんやアキラ様に迷惑をかけないって意気込みを表すように両手を前で強く握り締めました。


「きゃっ!?」


「わっ!?」


「ひゃーーー!?」


「きゃーーー!?」


「うぅ……びしょ濡れです……」


私は、料理をしたらお鍋を火で焦がして庭掃除をしたら転んで鉢植えや植木を壊して洗濯をしたら干す時にも転んで洗濯物を地面にぶちまけて床掃除をする時は、バケツを足で引っ掛けてバケツの水を床にぶちまけて頼まれた仕事をことごとく失敗をしました。


「リ、リコリス様、紅茶をお持ちしました……

キャッ!?

す、すいません、リコリス様、直ぐに片付けします!?」


私は、リコリス様の部屋に台車で紅茶とお菓子を持って来ると足を滑らせて紅茶とお菓子を床に落としました。

そして慌てて紅茶とお菓子を片付けようとしました。


「待ってください、セラさん。

1度、深呼吸をしてください」


リコリス様は、私の手を握り締めてじっと見つめて深呼吸をする事をお願いしました。


「えっ?

で、でも、早く片付けないといけません」


私は、何故リコリス様がそんなお願いをしたのか訳が解らないように戸惑いながらリコリス様を見つめました。


「良いから深呼吸をしてください。

これは、私からのお願いです」


リコリス様は、じっと私を見上げるように見つめて深呼吸をする事をお願いしました。


「わ、解りました……

すーー……はーー……すーー……はーー……」


私は、リコリス様がそんなお願いをするのに何か理由があると思い解りましたって返事をして何回か深呼吸をしました。


「……セラさん、落ち着きましたか?」


リコリス様は、私が深呼吸をしたのを見てじっと私を見つめて落ち着いたのか質問をしました。


「えっ……?

あ、あの……は、はい、落ち着きました……」


私は、リコリス様の質問を聞いて意味が解らなくて戸惑いながら落ち着いたって返事をしました。


「セラさん、まず何かする前に1回深呼吸をしてください。

早く何かするよりも落ち着いてする事が大事ですよ。

そうすれば失敗も減るはずです。

だから早くする必要がないのですよ。

自分のペースでゆっくりとしてください。

良いですね」


リコリス様は、私を安心をさせるように私の手を握り締めて優しく微笑みました。


「わ、解りました、リコリス様……」


私は、リコリス様の仕草にドキドキしながら恋する乙女のようにほんのり顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「よし、今日もメイドの仕事を頑張ります!

はっ、そ、そうでした。

仕事をする前に深呼吸です。

すーー……はーー……すーー……はーー……

あれ、なんだかいつもよりも周りが良く見えてる気がします……」


私は、リコリス様に言われた通りに仕事前に深呼吸をすると落ち着いて気がついていないような細かいところや危ない物が見えました。

私は、リコリス様の言った意味が理解できました。

そしてその日は、失敗をしませんでした。

それからしばらく失敗をする事がない日が続きました。

そんなある日にメイド長のアンさんが私に話し掛けました。


「仕事を頑張っているみたいですね。

リコリス様に何かアドバイスを貰いましたか?」


アンさんは、優しく微笑んで最近失敗がなくて頑張っているからリコリス様に何か言われたのか質問をしました。


「は、はい、仕事のアドバイスを貰いました」


私は、リコリス様にアドバイスをされた時の事を思い出して嬉しそうにニッコリと笑いました。


「やっぱりそうだったのですね……

実は、私も昔リコリスに仕事のアドバイスを貰いました。

それまでの私は、ダメダメな存在だったのですよ」


アンさんは、昔の事を思い出して懐かしそうに優しく微笑みました。


「そうだったのですね。

意外です……」


私は、アンさんの意外な1面にびっくりしてしみじみと呟きました。


「セラは、アキラ様のところにいつか戻るのですよね。

このままここに働いてほしいのですがそれは、セラにとって迷惑になりますよね?」


アンさんは、寂しそうに微笑んで私がアキラ様の元に戻るのか質問をしました。


「えっ……?

それは、その……」


私の心の中でこのまま一生リコリス様のメイドとして働きたいって気持ちがあるのに気がついて戸惑い言葉を詰まらせました。


「無理に答える必要がありませんよ。

人には、それぞれありますからね」


アンさんは、優しく微笑んで無理に答える必要がない事を知らせました。


「すいません、ありがとうございます、アンさん」


私は、頭を下げてアンさんの気持ちに感謝を表しました。


そう、私は、アキラ様のメイドです。

だからリコリス様にずっと遣えられないのは、解っています。

だからリコリス様に遣えられる時は、誠意を込めてリコリス様に遣えるって心に改めて決心しました。



ーTo Be Continuedー
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