主人公（ヒロイン）は、悪役令嬢を攻略をする

ねがぽじ

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バレンタインでの出来事（イオンの場合）（326話）

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☆ヒロイン（主人公）は、悪役令嬢を攻略をする☆

（季節外れですがバレンタイン特集です）

～第326話～

～イオンの場合～

（この話は、イオンの視点です）

僕には、尊敬している人がいます。
名前は、アンジュ・メルシエお姉様です。
強くて優しくてあんな人がいるだなんて始めて知りました。
そして家族の愛を知らない僕に始めて教えてくれたのがアンジュお姉様でした。
気がつくとアンジュお姉様に姉以上の恋愛としてみる様になっていました。
そして今日は、バレンタインです。
アンジュお姉様が誰にチョコレートを渡すのかそして誰の事が好きなのかなって気になりました。

「あっ、イオン様、探しましたよ」

僕は、学園の中を歩いていると後ろから誰かに僕に話し掛けられました。
後ろを振り向くとアンジュお姉様が優しい笑顔を浮かべて立っていました。

「アンジュお姉様、どうかされたのですか？」

僕は、アンジュお姉様と出会ったのが嬉しくてニコニコ笑顔になりました。
アンジュお姉様に僕に何か用事なのか質問しました。

「今日は、バレンタインですのでイオン様にチョコレートを渡そうと思いました。
だから探していました。
今日中に出会えて良かったです。
良かったらチョコレートを食べて下さい」

アンジュお姉様は、僕にチョコレートを渡してくれました。
そしてチョコレートを食べてほしい事を知らせた。

「アンジュお姉様が僕にチョコレートをくれるのですか？
あ、ありがとうございます、アンジュお姉様。
でも僕なんかにチョコレートを渡しても良いのですか？」

僕は、アンジュお姉様からチョコレートが貰ったのが嬉しくてニッコリ笑いました。
チョコレートの感謝を伝えました。
チョコレートを渡す相手が僕で良いのか質問した。

「はい、もちろん構いませんよ。
私にとってイオン様は、大切な弟みたいな存在です。
ですからチョコレートを渡すのは、当たり前です」

アンジュお姉様は、優しく微笑みました。
僕が大切な弟だからチョコレートを渡すのが当たり前な事を知らせました。

「そうですか……
ありがとうございます、アンジュお姉様」

僕は、アンジュお姉様に大切な存在と言われて一瞬嬉しくなりました。
でもそれが家族の弟としてだと解りました。
恋愛感情として見られていないと解り切なくなりました。
僕は、つらそうなのを我慢して無理に微笑みました。
アンジュお姉様の気持ちの感謝を表しました。

「イオン様、どうかされたのですか？
イオン様が辛そうにしている様に感じました。
何か悩み事でもあるのですか？
それとも私がイオン様を傷付ける様な事を言いましたか？
それならばごめんなさい、イオン様……」

アンジュお姉様は、僕の反応を見てアンジュお姉様が僕を傷付けたと思いました。
僕を優しく抱き締めてくれました。
そして僕に謝りました。

「えっ！？
い、いえ、本当に何でもありません！？
気にしないで下さい！？」

アンジュお姉様が僕を優しく抱き締めて僕を傷付けた事を謝ったのを見て慌てて両手を振りました。
何でもないから気にしないでほしい事をお願いしました。

「そうですか……

私にとってイオン様の事が大切な事は、忘れないで下さい。
私に何か出来る事が合ったら教えて下さいね」

アンジュお姉様は、僕が誤魔化した事に気がついているみたいで親愛を込めて僕のおでこにキスをしました。
そして僕が大切な事を知らせました。

「ありがとうございます、アンジュお姉様……」

僕は、アンジュお姉様の気持ちが嬉しくて照れ笑いを浮かべて感謝を表しました。

アンジュお姉様が僕の事を弟みたいな存在で１人の男性として見られないのは、悲しかったです。
それでもアンジュお姉様の優しさに触れて僕の事を弟としてでも大切に思っていてくれるのが幸せだと思いました。
でもいつかアンジュお姉様に１人の男として見てもらえる様な素敵な男性になれる様に頑張ろうと思いました。

ーTo Be Continuedー

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