主人公(ヒロイン)は、悪役令嬢を攻略をする

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エリック君とエリカちゃんの里帰り(257話)

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☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆

~第257話~

私は、エリカちゃんとエリック君と一緒にエリカちゃん達の育ての親のエマさんに会う為にアイディリク・ヴィリィヂュに来ています。

「相変わらず空気が美味しくて良い村ですね。
それに平和みたいで良かったです……」

私は、アイディリク・ヴィリィヂュを見渡しました。
空気が美味しくて良い村な事を知らせました。

乙女ゲームの聖フォルテ学園の続編の聖フォルテ学園2では、この村が滅んでエリカちゃんが魔族に捕らえられるストーリーになっていました。
だからそのイベントが発生していないみたいで良かったって安心をしました。
でも魔族襲撃イベントが起きない保証は、ありません。
だから気を引き締めないといけないって改めて思いました。

「相変わらず何もない村だよな。
街とは、大違いだよ」

エリック君は、頭に両手で当ててつまらなそうに村を見渡しながら歩きました。

「もうエリック君ったら……
エリカは、この村が好きですよ。
何だって産まれ育った村ですからです」

エリカちゃんは、エリック君の言葉を聞いてしかたがなさそうに苦笑いを浮かべました。
直ぐにニッコリと笑いこの村が好きな事を知らせました。

「お、俺だって別にこの村が嫌いとか言っていないぞ!
なんたって産まれ育った村だからな!」

エリック君は、エリカちゃんの言葉に張り合う様に両手を前で握り締めてこの村が産まれ育った村だから好きな事を知らせました。

「そうですね。
故郷は、良いですね……」

私は、前世で産まれ育った日本の事を思い出して懐かしそうに微笑みました。

「アンジュお姉ちゃんの故郷ってどんな所なのですか?」

エリカちゃんは、きょとんと首を傾げて私の故郷がどんな所なのか質問をしました。

「そうですね……
とても平和で素敵な場所でしたよ……」

私は、アンジュの子供時代の記憶がありました。
でも前世の記憶がありました。
だから前世で過ごしていた場所を思い出して懐かしそうに微笑みました。
そして前世で過ごしていた場所がどんなところなのか伝えました。

「とても素敵な場所なのですね……
エリカも1回アンジュお姉ちゃんの故郷に行ってみたいです……」

エリカちゃんは、私の故郷を聞いて自分の両手を握り締めて目をキラキラと輝かせました。
そして私の故郷に行ってみたいことをお願いしました。

「そうですね……
機会がありましたらエリカちゃんを私の故郷に連れて行ってあげたいですね……」

私は、エリカちゃんの目をキラキラと輝かせた表情を見て優しく微笑んでエリカちゃんの頭を優しく撫でました。
私の故郷にエリカちゃんを連れて行ってあげたい事を知らせました。

「約束ですよ、アンジュお姉ちゃん!」

エリカちゃんは、私の言葉を聞いてパーと明るい笑顔を浮かべました。
そして私の故郷に連れて行ってくれることをお願いしました。

「エリカだけずるいぞ!
俺もアンジュお姉ちゃんの故郷に行ってみたいぞ!」

エリック君が私とエリカちゃんの約束を聞いて私に間近に近寄りエリック君も私の故郷に行きたいことを目をキラキラと輝かせてお願いしました。

「良いですよ。
機会がありましたらエリック君も私の故郷に連れて行ってあげます」

私は、エリック君の目をキラキラと輝かせて私の故郷に行きたいってお願いする言葉を聞いてそんなお願いをするエリック君が可愛らしく思いました。
エリック君の頭を優しく撫でて機会がありましたら故郷に連れていく事を約束しました。

「約束だからな、アンジュお姉ちゃん!!」

エリック君は、目をキラキラと輝かせて私の故郷に連れていく事をお願いしました。

日本への行き方も解りませんでした。
だからたぶん無理だと思いました。
でもエリカちゃんとエリック君を日本に連れて行ってあげたくなりました。

しばらくするとエマさんの家の前に着きました。
私とエリカちゃんとエリカちゃんは、エマさんの家の中に入りリビングに向かいました。

「ただいま帰りました、エマお母さん」

エリカちゃんは、ニッコリと笑いエマさんにただいまの挨拶をしました。

「ただいま、エマお母ちゃん!!」

エリック君は、二って笑いエマさんにただいまの挨拶をしました。

「おかえりなさい、エリック、エリカ。
さぞ大変だったでしょうね……」

エマさんは、エリカちゃんとエリック君の2人を抱き締めて帰って来てくれたのが嬉しくて嬉し泣きをしました。
エマさんは、しばらくするとエリカちゃんとエリック君を離しました。

「お久しぶりです、エマさん。
この前は、お世話になりました」

私は、頭を下げてこの前に泊めてくれた事の感謝を伝えました。

「お久しぶりです、アンジュ様。
エリックとエリカを護ってくれてありがとうございました……」

エマさんは、頭を深々と下げてこれまでエリカちゃんとエリック君を護ってくれた感謝を表しました。

「いえ、日頃私もエリカちゃんとエリック君に助けてもらっています。
ですから私がエリック君とエリカちゃんに感謝を伝えたいほどです」

私は、ニッコリと笑いエリカちゃんとエリック君に助けてもらっているから感謝をしている事を知らせました。

「いえ、エリカ達の方こそアンジュお姉ちゃんに何回も命を助けてもらっています!?
アンジュお姉ちゃんは、エリカ達の命の恩人です!」

エリカちゃんは、慌てて私とエマさんの前に立って私が命の恩人な事を知らせました。

「そうだよ!
アンジュお姉ちゃんは、俺達の命の恩人だよ!」

エリック君も慌てて私とエマの前に立って私がエリック君達の命の恩人な事を知らせました。

「ありがとうございます、エリカちゃん、エリック君。
私は、エリック君とエリカちゃんの存在が今まで凄く救われたのですよ。
だからそのことは、忘れないでください」

私は、エリック君とエリカちゃんを優しく抱き締めてエリック君とエリカちゃんの存在が助けになっている事を知らせました。

「アンジュお姉ちゃん……」

エリカちゃんは、目を瞑り私を抱き締め返しました。

「アンジュお姉ちゃん……」

エリック君も私を抱き締め返しました。

私とエリカちゃんとエリック君は、しばらく抱き締めるとどちらともなく離れました。

「旅で疲れているでしょう。
宜しかったら今日は、私の家に泊まってください」

エマさんは、優しく微笑んでエマの家で泊まる事をお願いしました。

「ありがとうございます。
では、エマさんの言葉に甘えさせてもらいますね」

私は、ニッコリと笑いエマさんの家に泊まらせてもらう感謝の言葉を表しました。

でもこの後にエマさんからあんな提案をされると思ってもいませんでした。


ーTo Be Continuedー
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