主人公（ヒロイン）は、悪役令嬢を攻略をする

ねがぽじ

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山でもまたトラブル(200話)

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☆ヒロイン（主人公）は、悪役令嬢を攻略をする☆

～第200話～

私達は、山の中を歩きました。
山の中の景色が感動しながら周りを見渡しました。
私は、木の影に隠れている魔物に気がついていませんでした。

「はっ！？
アンジュ様、危ないです！？」

アイリスちゃんは、木の影に隠れていたケルベロスが私に襲いかかって来たのを見て慌てて私に覆い被さり私を庇いました。

「アンジュ！？」

アラン様も慌てて私を護ろうと近づきました。

「アンジュ！？」

ルイ様も慌てて私を護ろうとしました。

「アンジュお姉ちゃん！？」

エリカちゃんも慌てて私を護ろうとしました。

「アンジュ様！？」

ジュリーちゃんも慌てて私を護ろうとしました。

「アンジュお姉様！？」

アリス様も私を慌てて護ろうとして近づこうとして転びました。

「アンジュ様！？」

マリー様も慌てて私を護ろうとして近づこうとしました。

「アンジュお姉様！？」

イオン様も慌てて魔法を使い私を護ろうとしました。

「危ない、アンジュお姉ちゃん！？」

エリック君も慌てて私を護ろうとしました。
私は、いきなりケルベロスに襲いかかられてもう駄目だと思い体を強ばらせました。

「はーーー！！」

でもいきなり私の前に現れた男性が手のひらから黒色のビームを出してケルベロスを跡形なく吹っ飛ばしました。
私は、この男性を何処か出会った事がある様に思えました。
不思議と落ち着く様な懐かしい感じがしました。

「ルージュ、やっと出会えた！
お前にまた出会えるのを何千年も待ったんだぞ！！」

男性は、いきなり私に抱き着きました。
不思議と男性に抱き着かれるのが嫌でありませんでした。

「えっ、えっと……あの……」

私は、男性に抱き着かれてどうしたら良いのか解らずに戸惑いながら男性を見つめてほんのり顔を赤らめました。

「はっ！？
あ、あの、アンジュ様にいきなり抱き着かないでください！
あなたは、アンジュ様のなんなのですか！？」

アイリスちゃんは、私と男性のやり取りを見て慌てて男性から私を離して睨む様に男性を見つめました。

「ほーー……大天使エリザベスか、お前もこの世界に転生していたんだな……
転生してもルージュと仲良しなんだな……」

男性は、感心をした様にアイリスちゃんを見つめてアイリスちゃんを大天使エリザベスって呼びました。

「い、いったい何を言っているのですか……？」

アイリスちゃんは、男性の言っている意味が解らずに戸惑いながら男性を見つめました。

「俺の名前は、デミイリゴス。
邪神デミイリゴスって言ったら解るだろ」

デミイリゴスさんは、邪悪に微笑んで自分の事を邪神デミイリゴスだと伝えました。

「っ！？
アンジュから離れてください！！
邪神デミイリゴスって言ったら大天使ルージュ様を滅ぼした元凶ではないですか！？」

ルイ様は、慌ててデミイリゴスさんから護る様に私の前に立つとアイリスちゃん達も私をデミイリゴスさんから護る様に立ちました。
私は、どうしてもデミイリゴスが悪い人に見えなくてルイ様達の体を触りデミイリゴスさんの前に立ちました。

「ア、アンジュ様！？」

アイリスちゃんは、私の行動を見て慌てて大声を出して驚きました。

「あなたが邪神でも魔王でも関係ありません。
私は、あなたがどうしても悪い人に見えません。
そして先程は、助けてくれてありがとうございました」

私は、デミイリゴスさんをじっと見つめてデミイリゴスが邪神でも魔王でも関係がない事と悪い人に見えない事を知らせました。
そして頭を深々と下げて助けてくれた事の感謝を表しました。

「………ぷはははー！！
ルージュは、転生しても変わらないよな！」

デミイリゴスさんは、私の行動を見て大声を出して私が転生しても変わらない事を知らせました。

「え、えっと……私の名前は、ルージュでなくてアンジュです……」

私は、デミイリゴスの態度を見て戸惑い私の名前がアンジュだと知らせました。

「すまない、今は、アンジュだったな。
また近いうちに会う事もあるだろう。
またな、アンジュ」

デミイリゴスは、私のおでこにキスをして二って笑い去っていきました。

「「「「「「「「「あっ！？」」」」」」」」」

アイリスちゃん達は、デミイリゴスが私におでこにキスしたのを見て大声を出して驚きました。
嫉妬オーラ全開のどす黒いオーラを出しました。

私は、アイリスちゃん達が嫉妬オーラを出しているのに気がつきませんでした。

私は、デミイリゴスに始めて会ったのに不思議と昔から知っていた様な懐かしい様な感じがしました。
私達は、この後学園に戻り私達の旅行が終わりました。

この時の私は、学園に戻ってからも一騒動が起きると思ってもいませんでした。

ーTo Be Continuedー

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